JPH08179312A - 液晶表示器 - Google Patents

液晶表示器

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Publication number
JPH08179312A
JPH08179312A JP6320594A JP32059494A JPH08179312A JP H08179312 A JPH08179312 A JP H08179312A JP 6320594 A JP6320594 A JP 6320594A JP 32059494 A JP32059494 A JP 32059494A JP H08179312 A JPH08179312 A JP H08179312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
light
crystal display
transparent body
polarizing plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6320594A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Takigawa
満 滝川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hosiden Corp filed Critical Hosiden Corp
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Publication of JPH08179312A publication Critical patent/JPH08179312A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易かつ安価な液晶表示器を提供する。 【構成】 光源18と、その光源18からの光が入射さ
れる偏光板16と、その偏光板16を通過した光が入射
される液晶セル15と、その液晶セル15を通過した光
を反射し、ほぼ直線偏光された反射光を生成する透明体
24とで液晶表示器を構成する。透明体24をブリュス
ターの法則を利用して検光子とし、従来検光子として必
要であった偏光板を不要とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液晶ディスプレイによ
り表示された内容を反射板で反射させ、その反射光によ
って液晶ディスプレイの表示内容を視認する構成とされ
た液晶表示器に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイから出射された光を反
射板で反射させ、液晶ディスプレイの表示内容をその反
射板に写し出すようにした構成は、プロンプタや車載
用、航空機用のヘッドアップディスプレイ等において採
用されている。図3はこのような構成を有する液晶表示
器の一例として、プロンプタの従来構造を示したもので
ある。
【0003】プロンプタは聴衆を見ながら目の前のハー
フミラーに写し出された原稿を見ることができるため、
目線を下にやることなく、スピーチ等を行えるものであ
り、図3Aに示すように、液晶ディスプレイ11が配さ
れた本体12と、その上方に支柱13を介して設けられ
たハーフミラー14とで構成される。液晶ディスプレイ
11は図3Bに示すように、一対の電極基板間に液晶材
料が封入されてなる液晶セル15と、その両面に配され
た偏光板16,17と、光源18及び駆動回路(図示せ
ず)とによって構成され、光源18から出射した光は偏
光子としての偏光板16によって直線偏光に変換されて
液晶セル15に入射し、液晶セル15を通過した光は所
定の偏光方向を有するもののみが検光子として作用する
偏光板17によって検出され、偏光板17から出射する
ものである。
【0004】ハーフミラー14にはその表面及び裏面の
双方での反射による2重像を防止すべく、図4に示すよ
うにその表面(液晶ディスプレイ11との対向面)に反
射膜14aが形成され、裏面には反射防止膜14bが形
成されている。なお、偏光板は損傷しやすいため、本体
12の上面にはガラス板等の透明カバー19が配設さ
れ、これにより上面側に位置する偏光板17が保護され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、液
晶ディスプレイ11にはそれぞれ偏光子、検光子として
作用する2枚の偏光板16,17が必要であり、さらに
外面側に位置する偏光板17を保護すべく、透明カバー
19を配設する必要があった。また、良好な視認性を得
るべく、ハーフミラー14には反射膜14a及び反射防
止膜14bのコーティング処理を施す必要があり、この
ような構成を有するプロンプタは比較的高価なものとな
っていた。
【0006】一方、ヘッドアップディスプレイとして例
えば自動車に液晶ディスプレイ等を搭載し、プロンプタ
と同様に反射を利用して目線を下にやることなく、例え
ば速度などの液晶ディスプレイの表示内容を前方に視認
できるようにしたものでは、液晶ディスプレイの耐久性
が重要な課題となり、特に温湿度環境に敏感な偏光板に
ついては、高価な材料を使用して耐環境性の向上を図っ
ており、この点でさらに高価なものとなっていた。
【0007】この発明の目的はこれら従来の問題点に鑑
み、簡易かつ安価な液晶表示器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、光源
と、その光源からの光が入射される偏光板と、その偏光
板を通過した光が入射される液晶セルと、その液晶セル
を通過した光を反射し、ほぼ直線偏光された反射光を生
成する透明体とによって液晶表示器が構成される。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図1を参照して説明す
る。図1はこの発明をプロンプタに適用した例を示した
ものである。この例では、液晶ディスプレイ21は図1
Bに示したように、検光子としての偏光板がないものと
され、この液晶ディスプレイ21が配された本体22の
上方には支柱23を介して例えばガラス板などの透明体
24が配される。
【0010】ガラスや水などの透明体における表面反射
において、偏光の生じる現象があり、例えば空気から屈
折率nの媒質に入射する光の入射角をiとすると(図2
参照)、tan i=nの時、反射光は完全な直線偏光
になることがブリュスターの法則として知られている。
この発明はこのブリュスターの法則を液晶表示器に利用
することを考えたものであり、つまり透明体24をブリ
ュスターの法則を利用して検光子とするものである。
【0011】光源18から出射した光は偏光板16によ
って直線偏光に変換されて液晶セル15に入射され、液
晶セル15を通過した光は透明体24によって反射さ
れ、直線偏光された反射光が生成される。従って、検光
子としての偏光板がなくとも、透明体24に液晶ディス
プレイ21により形成された絵や文字等の内容が写し出
される。なお、図1B中、矢印16aは偏光板16の偏
光軸の方向を示す。
【0012】透明体24として屈折率n=1.57のガ
ラスを用いると、上式における入射角i(ブリュスター
角)は57.5°となり、またポリカーボネート(n=
1.59)、アクリル(n=1.49)等の透明プラス
チック材料を用いると、入射角iはそれぞれ57.8
°、56.1°となるが、実用上はこれら角度に限定さ
れず、実験の結果いずれの材料においても図1Bにおけ
るθが10°〜80°の範囲において表示内容を視認す
ることができた。これはこのような角度範囲でも不完全
ながら直線偏光が生ずるためと考えられる。
【0013】なお、プロンプタや車載用のヘッドアップ
ディスプレイ等においては、反射板での光の反射角が2
0°〜70°位の範囲で使用できれば実用上充分であ
り、この発明による液晶表示器はこれらに充分使用する
ことができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
検光子としての偏光板が不要となり、これによりその損
傷を防止すべく、従来必要とした透明カバーも不要とな
るため、液晶表示器を簡易かつ安価に構成することがで
きる。特に、車載用のヘッドアップディスプレイ等のよ
うに、耐久性上、高価な偏光板を必要とするものでは、
偏光子用として偏光板を1枚使用するだけでよいため、
大幅にコストダウンを図ることができる。
【0015】また、液晶セルから出射した光は偏光板を
介すことなく、直接透明体に入射されて反射されるた
め、検光子として偏光板を用いる従来の液晶表示器に比
べ、反射光の輝度が上がり、よって優れた視認性を得る
ことができる。さらに、この発明は透明体の表面反射に
より生ずる偏光を利用するものであって偏光は裏面反射
では生じないため、透明体として単なるガラスやプラス
チック材料を用いればよく、反射膜や反射防止膜といっ
たコーティング処理は必要ないため、この点でも安価な
液晶表示器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aはこの発明の一実施例を示す正面図、BはA
の構成を説明するための図。
【図2】ブリュスターの法則を説明するための図。
【図3】Aは従来の液晶表示器を示す正面図、BはAの
構成を説明するための図。
【図4】ハーフミラーに施されたコーティング処理を説
明するための図。
【符号の説明】
15 液晶セル 16,17 偏光板 18 光源 24 透明体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 その光源からの光が入射される偏光板と、 その偏光板を通過した光が入射される液晶セルと、 その液晶セルを通過した光を反射し、ほぼ直線偏光され
    た反射光を生成する透明体とよりなることを特徴とする
    液晶表示器。
JP6320594A 1994-12-22 1994-12-22 液晶表示器 Pending JPH08179312A (ja)

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Effective date: 20040602