JP2544844Y2 - 網戸用戸車 - Google Patents

網戸用戸車

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JP2544844Y2
JP2544844Y2 JP4793991U JP4793991U JP2544844Y2 JP 2544844 Y2 JP2544844 Y2 JP 2544844Y2 JP 4793991 U JP4793991 U JP 4793991U JP 4793991 U JP4793991 U JP 4793991U JP 2544844 Y2 JP2544844 Y2 JP 2544844Y2
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昇 川淵
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立山アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、窓枠に嵌挿する網戸の
戸車に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な網戸は、上框の左右に上枠レー
ルと係合する係合片を取付け、下框の左右に下枠レール
の上を走行する戸車を取付けるものが一般的であって、
この場合、網戸に外れ止め装置を取付けるのが一般的で
ある。従来の網戸の外れ止め装置としては、竪框の上部
に外れ止めブロックを上下動可能に取付けるものを挙げ
ることができる。この外れ止め装置は、網戸を窓枠に嵌
める際にブロックを下降しておき、窓枠に嵌挿した後、
ブロックを上昇して離脱不能にするものである。(例え
ば実開昭53-153747 号公報)
【0003】又上框の上端部に補助部材をバネで上方へ
附勢しつつ上下動可能に嵌着し、該補助部材に上枠レー
ルに係合する左右一対の係合片を嵌着した外れ止め装置
を挙げることができる。この外れ止め装置は、係合片が
バネで浮き上げられ、係合片と戸車との間隔がレールか
ら外れない寸法になっているが、網戸を窓枠に嵌める際
に、バネの弾力に抗して係合片が上枠レールによって押
し下げられるため、網戸を上下動して成すケンドン方式
による嵌め方が可能である。(例えば実開昭52-55647号
公報)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】網戸は、障子に対して
補助的な役目を果たすものであるから、網戸枠の框には
薄形のものを使用してコストダウンを図ることが行われ
ており、そのため非常に軽量で浮き上がりやすく、又枠
組みが変型し易く、更に、網戸を開閉する際や強風を受
けた際に、窓枠から外れやすいという問題があった。従
来の外れ止め装置は網戸の浮き上がりや外れ止めの役目
を担っているが、前者外れ止め装置にあっては、網戸の
嵌脱毎に外れ止めブロックを上下動しなければならない
問題があるし、網戸が風雨によって振動すると、ブロッ
クの固定が緩む問題もあった。
【0005】後者外れ止め装置にあっては、網戸の浮き
上がりや外れ止めを強くすると、網戸の嵌脱が困難にな
るし、開閉抵抗も強くなると共に、円滑に開閉操作し得
なくなる問題がある。反対に網戸の嵌脱と開閉操作を容
易すると、網戸を開閉する力がバネの弾性力と相俟って
戸車が浮き上がってしまい、網戸が外れてしまうという
問題があった。本考案は、上記のような実情に鑑みてな
されたもので、網戸の外れを完全に防止しできて、しか
も網戸の嵌脱と開閉操作も円滑にできる網戸用戸車を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、戸車を網戸下框に取付ける固定板と、その室内側に
嵌挿しスプリングにて上昇方向に引張される摺動板、固
定板の上部に軸支しコイルバネにて室内側に揺動可能と
なり、摺動板に係止する揺動箱、及び揺動箱に上下動可
能に保持され、タイヤを軸支する車板より構成し、固定
板に軸支する揺動箱が、軸支ピンを中心にして揺動傾斜
してタイヤを浮上状態にし得るようにしたものである。
【0007】
【実施例】先ず網戸の構造を実施例の図面に基づいて説
明すると、網戸Aは上框Bの左右に窓枠Fの上枠レール
F1 に嵌まる係合ブロック9を取付け、下框Cの左右に
下枠レールF2 の上を走行する戸車1を取付けている。
そのうち、係合ブロック9は上部に、上枠レールF1 と
係合する係合溝19を開口し、該係合ブロック9の室外側
に取付片9aを垂設し、その取付片9aを上框BにビスS止
めするものである。又上框Bの上端に上記係合ブロック
9の上面に接する水平突片bを突設し、水平突片bにて
ブロック9の取付けを強固にすることが望ましい。
【0008】次に、本案戸車の構造を実施例の図面に基
づいて説明すると、戸車1は網戸下框Cに取付ける固定
板2と、固定板2の室内側に上下動可能に嵌挿され、ス
プリング6にて上昇方向に引張される摺動板3、固定板
2の上部に軸支し、摺動板3に係止する状態よりコイル
バネ16にて室内側に揺動可能となる揺動箱4、及び揺動
箱4に上下動可能に保持され、タイヤ15を軸支する車板
5より構成され、摺動板3の降下により揺動箱4の係止
が解除され、固定板2の軸支ピン17を中心として室内側
に揺動傾斜するものであり、揺動箱4を直立に復帰させ
ると自動的に固定されるものである。
【0009】戸車1を構成する固定板2は、左右の上部
に耳片21,21を突設し、両耳片21,21の外側より室内向
きに支持片22,22を突設すると共に、両耳片21,21にそ
の一部を室内側に切越した上向鈎片23,23を設け、且つ
支持片22,22の突設位置下方の固定板2に、固定板2の
一部を室内側に切越した内向鈎片24,24を相対設し、内
向鈎片24,24より外側の固定板2に貫通孔25,25を設
け、貫通孔25,25より下框Cに螺入するビスSにて取付
けるものである。
【0010】固定板2の室内側に保持する摺動板3は、
固定板2の内向鈎片24,24間に挿入可能となり、上向鈎
片23,23より下方において上下動可能となる主壁3aに、
固定板耳片21,21の上端まで突出する上片31,31を設
け、該上片31,31の上端より室内向きに押片32,32を突
設する一方、内向鈎片24,24より下方の主壁3a下端に、
押片32,32と相対する下片34,34を設け、下片34,34の
一部に突爪35,35を上向きに設けると共に、摺動板3の
下部に固定板2の上向鈎片23,23と相対する下向鈎片3
3,33を設け、固定板2の上向鈎片23,23と内向鈎片2
4,24に係止するまでの範囲内で上下動可能となり、下
向鈎片33,33と固定板2の上向鈎片23,23に、摺動板3
を上昇方向に引張するスプリング6を張架するものであ
る。
【0011】固定板2に軸支する揺動箱4は、室内壁4a
の左右に固定板2の両支持片22,22に重なる側壁4b,4b
を設け、室内壁4aの上端に天壁4cを、又下端の左右に摺
動板3の下片34,34に内接する弾力片44,44を設け、全
体が室外向きに開口する箱状をなし、且つ天壁4cの中央
部に切欠41を設け、弾力片44,44の先部を上向きに彎曲
し、その弾力片44,44に揺動箱下片34,34の突爪35,35
が挿入係止する挿入穴45,45を穿設すると共に、室内側
に内向溝43,43を相対設するものである。
【0012】揺動箱4の側壁4b,4bを固定板2の左右支
持片22,22に重なるように嵌挿し、側壁4b,4bの上部よ
り支持片22,22にピン17を挿通し、該ピン17を中心にし
て室内向きに揺動可能となるように枢支すると共に、ピ
ン17にコイルバネ16を嵌挿しておき、その一端を揺動箱
4に、他端を固定板2又は摺動板3に係止し、コイルバ
ネ16の弾力によって揺動箱4を開脚方向に附勢するもの
で、固定板2と平行する垂直状態において、弾力片44,
44の挿入穴45,45に摺動板3の下片突爪35,35が挿入係
止し、スプリング6に抗して摺動板3を下降すると係止
が解除され、天壁4cが支持片22,22に係止するまで揺動
するものである。
【0013】揺動箱4に上下調節可能に保持する車板5
は、揺動箱4の弾力片内向溝43,43間に挿入する垂直片
5aの上端に、揺動箱4の天壁4cと相対する水平片5bを設
け、垂直片5aの中央部にタイヤ15を片持に軸支し、垂直
片5aの水平片5bに調節ネジ8を共回り可能に取付けるも
ので、該調節ネジ8の首部8aを揺動箱天壁4cの切欠41に
挿入し、調節ネジ8の回動により上下し、垂直片5aの下
端が固定板2の下端より出没するものである。
【0014】図6の揺動箱4は、室内壁4aの中央上部に
ストッパー42を設け、該ストッパー42によって車板5の
上昇を制限すると共に、室内壁4aの中央下部に縦凹溝46
を設け、この縦凹溝46によって車板垂直片5aにタイヤ15
を片持支持している車軸7の頭部7aを案内することも可
能である。又揺動箱4の天壁幅dを側壁幅Dより小さく
するほど、揺動箱4の傾斜角θは大きくなるが、傾斜角
θは30〜40度程度が望ましい。
【0015】本案の戸車は上記構造であるから、戸車1
の固定板2を網戸Aの下框CにビスS止めして取付ける
一方、上框Bに従来通り係合ブロック9を取付けてお
く。この網戸Aを窓枠Fに嵌挿する場合、先ず下框Cに
取付けた本案戸車1の摺動板3をスプリング6に抗して
押し下げ、摺動板3に係止していた揺動箱4の係止を解
除すれば、揺動箱4はコイルバネ16の弾力によってピン
17を中心にして室内方向に揺動傾斜する。
【0016】揺動箱4が摺動板3に係止し、固定板2と
平行するよう垂直に固定されている時、揺動箱4とこれ
に取付けた車板5、及び車板5に軸支するタイヤ15は最
も下降状態にあるが、揺動箱4の係止を解除し、揺動箱
4が揺動傾斜すると、揺動箱4と車板5、及び車板5に
軸支するタイヤ15も傾斜するため、揺動箱4の傾斜に応
じてタイヤ15が上方に移行し、最下降状態より下枠レー
ル高さt以上に浮上することが望ましい。
【0017】戸車1の揺動箱4を室内方向に揺動傾斜
し、タイヤ15を浮上状態にした後、先ず上框Bに取付け
た係合ブロック9の係合溝19を上枠レールF1 に嵌込
み、傾斜状態にした戸車1のタイヤ15を下枠レールF2
に載せ、網戸Aをケンドン方式によって窓枠Fに仮嵌挿
する。次いで網戸Aの下部を室内側に押圧すれば、傾斜
状態にあった揺動箱4は摺動板3に係止して垂直に固定
される。揺動箱4が垂直に固定されると、タイヤ15は傾
斜時より下降するため、網戸Aを持ち上げたとしてもタ
イヤ15は下枠レールF2 から外れることがない。
【0018】揺動箱4を摺動板3に係止し、固定板2と
平行に固定する状態において、タイヤ15は下枠レールF
2 に沿って従来と同様に走行自在となる。網戸Aを窓枠
Fより取外すには、戸車1の摺動板3をスプリング6に
抗して押し下げ、揺動箱4の係止を解除すれば、揺動箱
4はコイルバネ16の弾力によって固定板2より開脚し、
その作用により網戸Aの下部が室外側に押出される。
【0019】
【考案の効果】本考案による戸車は、上記のとおり構成
されているので、次に記載する効果を奏する。固定板に
保持する摺動板をスプリングに抗して押し下げると、固
定板に軸支し摺動板に係止している摺動板が、コイルバ
ネの弾力によって固定板より室内側に揺動傾斜するの
で、その揺動箱の車板に軸支するタイヤも、揺動箱の傾
斜に応じて上方に移行し浮上する。その結果、網戸を簡
単にしかも容易に嵌挿することができる。
【0020】摺動板を傾斜してその車板に軸支するタイ
ヤを下枠レールに載せた後、網戸の下部を室内側に押圧
すれば、傾斜状態にあった揺動箱は簡単に摺動板に係止
し、固定板と平行に固定され、その揺動箱の車板に軸支
するタイヤが浮上状態より降下するため、網戸を持ち上
げたとしてもタイヤは下枠レールから外れることがなく
なる。本案の戸車は、揺動箱の傾斜時にのみ嵌脱可能と
なるので、網戸の離脱も阻止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案戸車を取付けた網戸の嵌込み例を示す窓枠
の一部縦断面図である。
【図2】本案戸車の構造を示す一部切欠正面図である。
【図3】の(A)(B)(C)摺動板の昇降例と揺動箱
の回動例を示す要部縦断面図である。
【図4】固定板の斜視図である。
【図5】摺動板の斜視図である。
【図6】揺動箱の斜視図である。
【図7】の(A)(B)車板の装着例を示す揺動箱の要
部縦断面図である。
【図8】揺動箱の軸支例を示す固定板の要部横断面図で
ある。
【図9】摺動板の嵌挿例を示す固定板の要部横断面図で
ある。
【図10】車板の装着例を示す揺動箱の要部横断面図で
ある。
【図11】本案戸車の主要構成部品の分解状態における
一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 戸車 2 固定板 3 摺動板 4 揺動箱 5 車板 6 スプリング 7 車軸 8 調節ネジ 9 係合ブロック 15 タイヤ、16 コイルバネ、17 ピン、19 係合溝 22 支持片、23 上向鈎片、24 内向鈎片 32 押片、33 下向鈎片、35 突爪 44 弾力片、45 挿入穴 A 網戸、B 上框、C 下框 F 窓枠、F 上枠レール、F2 下枠レール、S ビ
ス D 側壁幅、d 天壁幅、t 下枠レール高さ θ 揺動箱の傾斜角

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網戸上框(B)の室内側に上枠レール
    (F1)に対して係合する係合ブロック(9)を取付け、
    網戸下框(C)の室内側に下枠レール(F2)と係合する
    戸車(1)を取付ける網戸(A)において、前記戸車を
    網戸下框に取付ける固定板(2)と、その室内側に嵌挿
    しスプリング(6)にて上昇方向に引張される摺動板
    (3)、固定板の上部に軸支しコイルバネ(16)にて室
    内側に揺動可能となり、摺動板に係止する揺動箱
    (4)、及び揺動箱に上下動可能に保持され、タイヤ
    (15)を軸支する車板(5)より構成し、固定板の軸支
    部を中心として揺動傾斜する揺動箱によってタイヤを浮
    上状態にし得るようにしたことを特徴とする網戸用戸
    車。
JP4793991U 1991-05-27 1991-05-27 網戸用戸車 Expired - Lifetime JP2544844Y2 (ja)

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