JP2544703Y2 - 炉壁用耐熱繊維ブロックの支持金具 - Google Patents

炉壁用耐熱繊維ブロックの支持金具

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JP2544703Y2
JP2544703Y2 JP3102293U JP3102293U JP2544703Y2 JP 2544703 Y2 JP2544703 Y2 JP 2544703Y2 JP 3102293 U JP3102293 U JP 3102293U JP 3102293 U JP3102293 U JP 3102293U JP 2544703 Y2 JP2544703 Y2 JP 2544703Y2
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JP
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block
heat
furnace wall
fiber block
resistant fiber
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秀雄 田中
進一 森
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Nichias Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、灼熱炉、加熱炉、熱処
理炉等の工業炉の炉壁構造に用いられる炉壁用耐熱繊維
ブロックの支持金具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の如き工業炉の炉壁構造とし
て、セラミックファイバー、アルミナファイバー、シリ
カファイバー等の無機質耐熱繊維で形成したブランケッ
トを積層し、その積層ブロックに取り付け用支持金具を
内蔵し、炉壁である鉄皮にあらかじめ設けてあるアンカ
ーボルトに前記積層ブロックの支持金具を挿通させ、ナ
ットで締め付けて支持する手段(内付け手段)が知られ
ている。この積層ブロックの内付け構造については、そ
の一例として特公昭62−48154号公報に開示され
ている。
【0003】前記内付け手段に対し、鉄皮を省いてアン
グル材等のフレームに積層ブロックを直接支持する手段
(外付け手段)も知られている。
【0004】図6に、積層ブロックの外付け手段の一例
を示している。同図において、Aは耐熱繊維ブランケッ
ト1を積層したブロック(縦、横、高さ約300mm)、
2はダンボール等の当て板、3は緊縛用テープ、Bはブ
ロックに内蔵された支持金具である。この支持金具Bは
コ字形の受座部材4と、その両脚部分に固定された串部
材5と、前記受座部材4の上板部分に設けたボルト6と
から成り、前記ブランケット1はそれに突き差された串
部材5で保持されており、ボルト6はブロックの上面に
突出している。Cは積層ブロックが取り付けられる炉側
のアングル形フレームである。
【0005】積層ブロックAのフレームCへの支持作業
は、積層ブロックAを把持し、支持金具側のボルト6を
フレームCの取り付け用穴7と対向する位置に合わせ、
そこでボルト6を穴7に挿通させ、ナットをかけて締め
付けることによって行われる。このあと、緊縛用テープ
3と当て板2を取り除くことにより、圧縮されていた繊
維ブランケットの復元力でブロック相互間の隙間は塞が
れる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記積層ブロックAを
フレームCに支持させる外付け施工にあっては、支持金
具側のボルト6をフレームCの穴7に向い合わせる際、
積層ブロック全体を前後左右に動かして行う位置合わせ
に手数がかかり、作業性が非常に悪い。
【0007】また、前記外付け用積層ブロックは、支持
金具側のボルトがブロック上面に突出しているので、積
層ブロックの梱包が非常にやりにくく、また梱包が大型
となる不具合がある。
【0008】
【考案の目的】本考案は、外付け用積層ブロック支持ボ
ルトのフレーム穴への位置合わせを容易に行うことがで
き、かつコンパクトに梱包することができる炉壁用耐熱
繊維ブロックの支持金具を提供することを主たる目的と
している。また、本考案の他の目的は、外付け用と内付
け用の双方に使用できる炉壁用耐熱繊維ブロックの支持
金具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、炉壁用耐熱繊
維ブロックに内蔵されるブロック支持金具において、前
記支持金具の構成部材として繊維ブロック表面に突出し
ている受座部材に、一方向に摺動自在なスライダー部材
を設け、このスライダー部材にブロック支持用ボルト部
材を固定したことを要旨としている。
【0010】
【作用】上記構成によれば、ブロック支持用ボルト部材
は、スライダー部材を介して繊維ブロックの一方向に対
して摺動自在とされているので、繊維ブロックを動かさ
ないでも、繊維ブロック支持フレームの穴への位置合わ
せが容易にできる。また、前記ボルト部材を固定してい
るスライダー部材を受座部材から取り外すと、梱包に邪
魔なボルト部材が無くなるので、コンパクトに梱包する
ことができる。また、スライダー部材を取り外した後の
支持金具は、前記特公昭62−48154号の内付け用
支持金具に使用可能となる。
【0011】
【実施例】図1および図2に、本考案の一実施例を示
す。図3〜図5は、繊維積層ブロックの外付け作業工程
を示したものである。なお、図1〜図2中、図6と同一
または類似する部材には同じ符号が付されている。図1
および図5において、Aは繊維積層ブロック、1は繊維
ブランケットである。Bは支持金具、4は受座部材、5
は串部材であり、本考案では前記受座部材4にスライダ
ー部材8が受座部材4の長手方向(X−X方向)に摺動
自在に配設され、さらにスライダー部材8には前記受座
部材4の長手方向に直交する幅方向(Y−Y方向)に沿
うガイド用長穴8aが形成され、このガイド用長穴8a
に沿ってボルト部材9が摺動自在に設けられている。1
0,11はスライダー部材にボルト部材を摺動自在に支
持させるためにスライダー部材の表側および裏側でボル
トに固定したナット(またはスピードクリップ)と座板
である。12はスライダー部材8の摺動位置規制用スト
ッパー用ネジ部材で、後記する際に取り外しができる。
また、前記実施例では、スライダー部材8は受座部材4
の長手方向の一端側から抜け出し自在にされている。さ
らにまた、前記受座部材4には前記ネジ部材12のネジ
穴4aのほかに、支持金具をブロック内付け手段に使用
するための工具挿入穴4bが設けられている。
【0012】次に前記積層ブロックAの外付け施工を説
明する。まず、図3に示すように、積層ブロックAをフ
レームCの下側で把持し、ボルト部材9に補助ガイド管
Dを嵌め込ませ、この補助ガイド管Dを介してボルト部
材9をX−X方向およびY−Y方向に動かし、図4に示
すように、ガイド管DをフレームCの穴7に挿入し、そ
のあとガイド管Dを引き抜き、ボルト部材9をフレーム
Cの穴7に残し、次に図5に示すように、ボルト9にナ
ット13をかけて締め付けることにより、積層ブロック
AはフレームCに支持される。
【0013】上記の如く、積層ブロックAを動かさない
でも、ブロック支持ボルト部材9を(X−X)方向およ
び(Y−Y)方向の二次元方向に自在に動かすことがで
きるから、フレームCの穴7への位置合わせは容易とな
る。
【0014】なお、前記補助ガイド管Dの使用によれ
ば、ボルト部材9を直接フレーム穴に挿入させる場合に
較べて、作業性をさらに向上させることができるが、ガ
イド管は必ずしも必要なものではない。
【0015】また、スライダー部材8にボルト部材9を
固定して、(X−X)方向のみに摺動自在にした構成で
あっても、ブロックAを動かさずに、ボルト部材9を容
易にフレーム穴に挿入させることができる。
【0016】しかして、前記支持金具の構成によれば、
スライダー部材8を取り外し、図2の形態とすれば、こ
れをブロックの内付け用支持金具として使用可能とな
る。
【0017】
【考案の効果】以上、詳述したように、本考案によれ
ば、繊維ブロック支持ボルト部材をスライダー部材を介
して支持金具に対して一方向に摺動自在に構成したの
で、ボルト部材のフレーム穴への位置合わせを容易に
し、ブロック外付け作業を大幅に向上させることができ
る。また、前記スライダー部材の取り外しにより、ブロ
ック梱包のコンパクト化が図れると共に、ブロック内付
け施工の支持金具として使用できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す炉壁用耐熱繊維ブロッ
クの支持金具の斜視図である。
【図2】繊維ブロック支持金具の一部の斜視図である。
【図3】繊維ブロックの外付け施工の作業工程図であ
る。
【図4】繊維ブロックの外付け施工の作業工程図であ
る。
【図5】繊維ブロックの外付け施工の作業工程図であ
る。
【図6】従来の炉壁用耐熱繊維ブロックの支持金具の斜
視図である。
【符号の説明】
A 耐熱繊維ブロック 1 繊維ブランケット 2 当て板 3 緊縛用テープ B ブロック支持金具 4 受座部材 5 串部材 6 ボルト C フレーム 7 ボルト穴 8 スライダー部材 8a ガイド用長穴 9 ボルト部材 10 ナット 11 座板 12 ストッパー用ネジ部材 13 固定用ナット

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱繊維ブロックに内蔵されるブロック
    支持金具において、前記支持金具の構成部材として繊維
    ブロック表面に突出している受座部材に、一方向に摺動
    自在なスライダー部材を設け、このスライダー部材にブ
    ロック支持用ボルト部材を固定したことを特徴とする炉
    壁用耐熱繊維ブロックの支持金具。
  2. 【請求項2】 前記ボルト部材に嵌挿自在なガイド管を
    組み付けてなる請求項1に記載の炉壁用耐熱繊維ブロッ
    クの支持金具。
JP3102293U 1993-05-17 1993-05-17 炉壁用耐熱繊維ブロックの支持金具 Expired - Lifetime JP2544703Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0684296U JPH0684296U (ja) 1994-12-02
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101429675B1 (ko) * 2012-08-08 2014-08-13 주식회사 리배산업 가열로의 천정용 단열 블록 및 가열로의 천정 조립체
KR101673842B1 (ko) * 2016-02-29 2016-11-07 주식회사 모간 모듈화된 고온 내화 시스템
KR101673843B1 (ko) * 2016-02-29 2016-11-07 주식회사 모간 모듈화된 고온 내화 시스템 시공 방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101429675B1 (ko) * 2012-08-08 2014-08-13 주식회사 리배산업 가열로의 천정용 단열 블록 및 가열로의 천정 조립체
KR101673842B1 (ko) * 2016-02-29 2016-11-07 주식회사 모간 모듈화된 고온 내화 시스템
KR101673843B1 (ko) * 2016-02-29 2016-11-07 주식회사 모간 모듈화된 고온 내화 시스템 시공 방법

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Publication number Publication date
JPH0684296U (ja) 1994-12-02

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