JP2544460Y2 - 座席用床取付金具 - Google Patents
座席用床取付金具Info
- Publication number
- JP2544460Y2 JP2544460Y2 JP1990116224U JP11622490U JP2544460Y2 JP 2544460 Y2 JP2544460 Y2 JP 2544460Y2 JP 1990116224 U JP1990116224 U JP 1990116224U JP 11622490 U JP11622490 U JP 11622490U JP 2544460 Y2 JP2544460 Y2 JP 2544460Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- plunger
- seat
- mounting bracket
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、航空機、船舶又は車両等に構成する座席に
係り、特に座席を航空機、船舶等の機体又は船内床面上
に固定するための座席用床取付金具に関するものであ
る。
係り、特に座席を航空機、船舶等の機体又は船内床面上
に固定するための座席用床取付金具に関するものであ
る。
従来から航空機等の座席は、第8図乃至第11図に示す
ように、機体の床面上に配設されている床側レール8
(第6図及び第7図に示す)に、その後脚51の下端部に
固設した床取付金具52を嵌合させ、所望位置において固
定されていた。この床取付金具52は、本体55の底部に床
側レール8に嵌合する掛止部53を、また上部に座席後脚
51を固設するボディ部54を形設して成るものであり、ガ
タ止め防止用に床側レール8上面を押圧するコ字形状ア
ーム56を本体55にピン57で上下揺動自在に取り付けて使
用するものである。また、このアーム56は、アーム中央
部56aに前後方向へ締緩されることができる締付ボルト5
8を螺着し、該締付ボルト58の先端58aを本体55の後部に
形成した斜面55aに当接させた状態でこの締付ボルト58
を回転させることにより、ピン57を中心にしてアーム56
を回動させ、その下面を上記床側レール8上面に押圧
し、その押圧力により床側レール8に後脚51を固定する
ものである。
ように、機体の床面上に配設されている床側レール8
(第6図及び第7図に示す)に、その後脚51の下端部に
固設した床取付金具52を嵌合させ、所望位置において固
定されていた。この床取付金具52は、本体55の底部に床
側レール8に嵌合する掛止部53を、また上部に座席後脚
51を固設するボディ部54を形設して成るものであり、ガ
タ止め防止用に床側レール8上面を押圧するコ字形状ア
ーム56を本体55にピン57で上下揺動自在に取り付けて使
用するものである。また、このアーム56は、アーム中央
部56aに前後方向へ締緩されることができる締付ボルト5
8を螺着し、該締付ボルト58の先端58aを本体55の後部に
形成した斜面55aに当接させた状態でこの締付ボルト58
を回転させることにより、ピン57を中心にしてアーム56
を回動させ、その下面を上記床側レール8上面に押圧
し、その押圧力により床側レール8に後脚51を固定する
ものである。
特に、床側レール8に対する床取付金具52の移動を防
止するため、床側レール8に形成した位置決め孔8bにプ
ランジャ59を嵌入する構造に成っている。このプランジ
ャ59、本体55と一体成形されたプランジャガイド55b
に、該プランジャ59を上下動自在に嵌装し、上記プラン
ジャガイド55bに穿設した孔内に装着した係止ピン60を
コイルバネ61により押圧し、その先端によって保持され
るものである。
止するため、床側レール8に形成した位置決め孔8bにプ
ランジャ59を嵌入する構造に成っている。このプランジ
ャ59、本体55と一体成形されたプランジャガイド55b
に、該プランジャ59を上下動自在に嵌装し、上記プラン
ジャガイド55bに穿設した孔内に装着した係止ピン60を
コイルバネ61により押圧し、その先端によって保持され
るものである。
しかし、この従来の座席用床取付金具52では、プラン
ジャ59が単にコイルバネ61が押出する係止ピン60によっ
て保持されているだけのものであるため、航空機の振動
によってプランジャ59がプランジャガイド55bから浮き
上がり、座席の取り付けにガタが生じやすく、最悪の場
合は、座席が床側レール8から外れるという問題を有し
ていた。
ジャ59が単にコイルバネ61が押出する係止ピン60によっ
て保持されているだけのものであるため、航空機の振動
によってプランジャ59がプランジャガイド55bから浮き
上がり、座席の取り付けにガタが生じやすく、最悪の場
合は、座席が床側レール8から外れるという問題を有し
ていた。
また、このプランジャ59の浮き上がりを防止するため
に、第12図乃至第15図に示すように、別部品のクランプ
61を付設する構造もあるが、このクランプ61は、プラン
ジャ59の上部を前方から押圧固定するものであって、そ
の底部に床側レール8に嵌合する掛止部62を、上部にプ
ランジャ59を押圧固定する嵌合枠63を形成する構造に成
っている。しかし、このクランプ61は、床取付金具52自
体も小さい部品であるために、取扱いが煩雑であると共
に、床側レール8への取付作業も困難であるという問題
も併有していた。
に、第12図乃至第15図に示すように、別部品のクランプ
61を付設する構造もあるが、このクランプ61は、プラン
ジャ59の上部を前方から押圧固定するものであって、そ
の底部に床側レール8に嵌合する掛止部62を、上部にプ
ランジャ59を押圧固定する嵌合枠63を形成する構造に成
っている。しかし、このクランプ61は、床取付金具52自
体も小さい部品であるために、取扱いが煩雑であると共
に、床側レール8への取付作業も困難であるという問題
も併有していた。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、
航空機の機体内における床側レールの構造を変えること
なく、床取付金具の部品点数を減少して部品の紛失、付
け忘れを防止すると共に、ガタ止めの操作をすると同時
にプランジャの浮き上がりを防止することができる座席
用床取付金具を提供することを目的とするものである。
航空機の機体内における床側レールの構造を変えること
なく、床取付金具の部品点数を減少して部品の紛失、付
け忘れを防止すると共に、ガタ止めの操作をすると同時
にプランジャの浮き上がりを防止することができる座席
用床取付金具を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本考案に係る座席用床取
付金具は、本体とアームとプランジャを有する座席用床
取付金具であって、上記本体は、前部に略円柱状のプラ
ンジャガイドを、後部に内側へ傾斜すガイド斜面を、ま
た上部には座席脚を固定するためのボディ部を、更に底
部には床側レールに嵌合する円板状の掛止部をそれぞれ
形設して成るものであり、上記アームは、前記本体を囲
むように形成した略四角状の部材であり、前部にプラン
ジャ押圧バーを形成すると共に、後部に螺子部を構成し
て成り、側部に透設した長孔状ガイド溝に前記本体に貫
通したピンの突出端を摺動自在に挿通し、上記螺子部に
構成した締付ボルトを締緩することによりアーム自体を
本体に対し前後方向へ移動させ得るように構成したもの
であり、上記プランジャは、床側レールの位置決め孔に
嵌入する大きさの外径を有すると共に、後縁上下向に貫
通するガイド溝を穿設した略筒状に成り、上記本体のプ
ランジャガイドに対して上下動自在に嵌装したものであ
ることを要旨とするものである。
付金具は、本体とアームとプランジャを有する座席用床
取付金具であって、上記本体は、前部に略円柱状のプラ
ンジャガイドを、後部に内側へ傾斜すガイド斜面を、ま
た上部には座席脚を固定するためのボディ部を、更に底
部には床側レールに嵌合する円板状の掛止部をそれぞれ
形設して成るものであり、上記アームは、前記本体を囲
むように形成した略四角状の部材であり、前部にプラン
ジャ押圧バーを形成すると共に、後部に螺子部を構成し
て成り、側部に透設した長孔状ガイド溝に前記本体に貫
通したピンの突出端を摺動自在に挿通し、上記螺子部に
構成した締付ボルトを締緩することによりアーム自体を
本体に対し前後方向へ移動させ得るように構成したもの
であり、上記プランジャは、床側レールの位置決め孔に
嵌入する大きさの外径を有すると共に、後縁上下向に貫
通するガイド溝を穿設した略筒状に成り、上記本体のプ
ランジャガイドに対して上下動自在に嵌装したものであ
ることを要旨とするものである。
また、上記ピンの端面とアーム側面に、合わせマーク
を刻印することもできる。
を刻印することもできる。
上記構成によれば、アーム後部の螺子部に構成した締
付ボルトを締緩すると、該締付ボルトの先端がガイド斜
面に当接した状態で螺子部を前後方向へ移動させること
ができる。また、締付ボルトは、これを緊締するに従っ
てその先端がガイド斜面に添って下降するため、アーム
自体を上記ピンを回転中心にして下方へ回動させ、その
下面を上記床側レール上面に押圧し、その押圧力により
床側レールに床取付金具を固定することができる。この
時、アーム前部のプランジャ押圧バーがプランジャの上
部に係合し、該プランジャの上方への抜け止めをする。
付ボルトを締緩すると、該締付ボルトの先端がガイド斜
面に当接した状態で螺子部を前後方向へ移動させること
ができる。また、締付ボルトは、これを緊締するに従っ
てその先端がガイド斜面に添って下降するため、アーム
自体を上記ピンを回転中心にして下方へ回動させ、その
下面を上記床側レール上面に押圧し、その押圧力により
床側レールに床取付金具を固定することができる。この
時、アーム前部のプランジャ押圧バーがプランジャの上
部に係合し、該プランジャの上方への抜け止めをする。
一方、締付ボルトを緩めるとアームがガイド溝の範囲
内で摺動可能となり、その下面が床側レール上面から外
れ、同時にプランジャ押圧バーがプランジャ上部から外
れ、床側レールの位置決め孔から抜出可能に成る。
内で摺動可能となり、その下面が床側レール上面から外
れ、同時にプランジャ押圧バーがプランジャ上部から外
れ、床側レールの位置決め孔から抜出可能に成る。
尚、合わせマークを用いて、ピンとガイド溝が正しい
位置にないことを目視検査することにより、床取付金具
が床側レールに対して正しく取り付けられていないこと
を確認することができる。
位置にないことを目視検査することにより、床取付金具
が床側レールに対して正しく取り付けられていないこと
を確認することができる。
以下、本考案に係る座席用床取付金具の実施例を図面
に従って説明する。
に従って説明する。
第1図は、本考案に係る座席用床取付金具を構成した
航空機用座席を示すものである。
航空機用座席を示すものである。
図面において、1は、航空機の乗客用座席である。こ
の座席1は、前後ビーム(図示していない)上にシート
ボトム2を載置固定すると共に、後部にリクライニング
装置を介してシートバック3を傾倒自在に構成して成る
ものである。この前後ビームの前部には前脚4を、後部
には後脚5を構成してある。この前後脚4,5の下端部に
横部材6を配して前後脚4,5を相互に固定する。
の座席1は、前後ビーム(図示していない)上にシート
ボトム2を載置固定すると共に、後部にリクライニング
装置を介してシートバック3を傾倒自在に構成して成る
ものである。この前後ビームの前部には前脚4を、後部
には後脚5を構成してある。この前後脚4,5の下端部に
横部材6を配して前後脚4,5を相互に固定する。
第2図乃至第5図は、本考案に係る座席の床取付取付
金具を示すものである。
金具を示すものである。
7は、上記座席1の後脚5の下端部5aに固着して座席
1を床面上に固定するための座席用床取付金具である。
この床取付金具7は、後脚5側に対する固定手段と床側
レール8側に対する固定手段を併有しており、夫々に対
する嵌合部分を後脚5及び床側レール8に嵌合させ、ワ
ンタッチで座席1を床面上に固定することができるよう
にしたものであり、固定前に座席1を前後方向へ自在に
スライドさせて座席1の固定位置の調整を行うことがで
きるように構成されている。
1を床面上に固定するための座席用床取付金具である。
この床取付金具7は、後脚5側に対する固定手段と床側
レール8側に対する固定手段を併有しており、夫々に対
する嵌合部分を後脚5及び床側レール8に嵌合させ、ワ
ンタッチで座席1を床面上に固定することができるよう
にしたものであり、固定前に座席1を前後方向へ自在に
スライドさせて座席1の固定位置の調整を行うことがで
きるように構成されている。
9は、この床取付金具7の本体であり、該本体9の前
部には、後述するプランジャ14を嵌装する略円柱状のプ
ランジャガイド15を一体的に形設してある。10は、本体
9の後部に形設した内側へ傾斜するガイド斜面であり、
本実施例では、上部へ除々に突き出るように形成してあ
る。本体9の上部に上記後脚5の下端部5aに嵌まり合
い、その抜止孔5bに係合して上方への抜け止めをする係
合孔を穿設したボディ部11にボルト12を挿通して取り付
ける。本体9の底部には、上面に溝8aと該溝8a中にあっ
て適宜間隔で穿設した円形状の位置決め孔8b,8b‥を形
成して成る床側レール8に嵌合する略円板状の掛止部1
3,13を前後方向へ一対形設してある。
部には、後述するプランジャ14を嵌装する略円柱状のプ
ランジャガイド15を一体的に形設してある。10は、本体
9の後部に形設した内側へ傾斜するガイド斜面であり、
本実施例では、上部へ除々に突き出るように形成してあ
る。本体9の上部に上記後脚5の下端部5aに嵌まり合
い、その抜止孔5bに係合して上方への抜け止めをする係
合孔を穿設したボディ部11にボルト12を挿通して取り付
ける。本体9の底部には、上面に溝8aと該溝8a中にあっ
て適宜間隔で穿設した円形状の位置決め孔8b,8b‥を形
成して成る床側レール8に嵌合する略円板状の掛止部1
3,13を前後方向へ一対形設してある。
16はアームであり、このアーム16は、本体9を囲むよ
うに形成した略四角状の部材の両側には前後方向に長円
形状のガイド溝17,17を透設し、該ガイド溝17,17に上記
本体9に横方向へ貫通したピン18の突出端に対し摺動自
在に嵌合させたものである。このアーム16の後部には螺
子部19を構成すると共に、該螺子部19には締付ボルト20
を螺着し、該ボルト20の先端部20aを上記本体9のガイ
ド斜面10に当接させ、該締付ボルト20を締緩させること
によりアーム16自体を本体9に対して前後方向へ移動さ
せ得るように成る。また、該締付ボルト20の先端部20a
が本体9のガイド斜面10にそって上下方向へ移動するた
め、ピン18を中心にしてアーム16の螺子部19側を上下に
回動させ、その下面を上記床側レール8上面に押圧し、
その押圧力により床側レール8に床取付金具7を固定す
ることができるように成っている。
うに形成した略四角状の部材の両側には前後方向に長円
形状のガイド溝17,17を透設し、該ガイド溝17,17に上記
本体9に横方向へ貫通したピン18の突出端に対し摺動自
在に嵌合させたものである。このアーム16の後部には螺
子部19を構成すると共に、該螺子部19には締付ボルト20
を螺着し、該ボルト20の先端部20aを上記本体9のガイ
ド斜面10に当接させ、該締付ボルト20を締緩させること
によりアーム16自体を本体9に対して前後方向へ移動さ
せ得るように成る。また、該締付ボルト20の先端部20a
が本体9のガイド斜面10にそって上下方向へ移動するた
め、ピン18を中心にしてアーム16の螺子部19側を上下に
回動させ、その下面を上記床側レール8上面に押圧し、
その押圧力により床側レール8に床取付金具7を固定す
ることができるように成っている。
プランジャ14は、第6図に示すように、床側レール8
に形成した位置決め孔8b,8b‥に嵌合して床取付金具7
の前後移動を規制するためのものであり、床側レール8
の位置決め孔8b,8b‥に嵌入する大きさの外径を有する
と共に、後縁上下向に貫通するガイド溝14aを穿設した
略筒状に成り、上記本体9のプランジャガイド15に対し
て上下動自在に嵌装したものである。このプランジャ14
は、その上部にアーム16前後移動に伴ってそのプランジ
ャ押圧バー16aが係合する構造に成るものであり、適宜
アーム16の螺子部19に構成した締付ボルト20を締緩させ
ることにより掛け止め、又は掛け外すことができるよう
に成っている。
に形成した位置決め孔8b,8b‥に嵌合して床取付金具7
の前後移動を規制するためのものであり、床側レール8
の位置決め孔8b,8b‥に嵌入する大きさの外径を有する
と共に、後縁上下向に貫通するガイド溝14aを穿設した
略筒状に成り、上記本体9のプランジャガイド15に対し
て上下動自在に嵌装したものである。このプランジャ14
は、その上部にアーム16前後移動に伴ってそのプランジ
ャ押圧バー16aが係合する構造に成るものであり、適宜
アーム16の螺子部19に構成した締付ボルト20を締緩させ
ることにより掛け止め、又は掛け外すことができるよう
に成っている。
次に、本考案に係る座席用床取付金具の使用方法を説
明する。
明する。
先ず、螺子部19の締付ボルト20を十分に回転させて緩
め、アーム16を前方へずらす。なお、この移動距離はガ
イド溝17の長さによって決定される。そして、該アーム
16前部に形成したプランジャ押圧バー16aによって押圧
固定されていたプランジャ14を解放し、これを持ち上げ
た状態で床取付金具7を床側レール8に対して、座席1
を移動させる。
め、アーム16を前方へずらす。なお、この移動距離はガ
イド溝17の長さによって決定される。そして、該アーム
16前部に形成したプランジャ押圧バー16aによって押圧
固定されていたプランジャ14を解放し、これを持ち上げ
た状態で床取付金具7を床側レール8に対して、座席1
を移動させる。
次に、所定位置に座席を固定する場合は、第6図及び
第7図に示すように、先ず床側レール8に対して、プラ
ンジャ14を所定位置の位置決め孔8bに嵌合し、同時に螺
子部19の締付ボルト20を回転させて締め付けると、アー
ム16が後方へ移動し、同時にプランジャ14の上面にアー
ム16前部のプランジャ押圧バー16aが位置する。そして
更に締付ボルト20を締め付けると床側レール8に対する
床取付金具7をピン18を中心にしてアーム16下面を上記
床側レール8上面に押圧し、その押圧力により床側レー
ル8に後脚5を固定することができる。
第7図に示すように、先ず床側レール8に対して、プラ
ンジャ14を所定位置の位置決め孔8bに嵌合し、同時に螺
子部19の締付ボルト20を回転させて締め付けると、アー
ム16が後方へ移動し、同時にプランジャ14の上面にアー
ム16前部のプランジャ押圧バー16aが位置する。そして
更に締付ボルト20を締め付けると床側レール8に対する
床取付金具7をピン18を中心にしてアーム16下面を上記
床側レール8上面に押圧し、その押圧力により床側レー
ル8に後脚5を固定することができる。
なお、プランジャ14が充分に下がっていないと、螺子
部19を締めても、アーム16がプランジャ14の側方に当接
してしまい、ピン18がガイド溝17の端部に位置しないた
め、正しく取り付けてないことを確認することができ
る。
部19を締めても、アーム16がプランジャ14の側方に当接
してしまい、ピン18がガイド溝17の端部に位置しないた
め、正しく取り付けてないことを確認することができ
る。
また、第2図に示すように、ピン18の端面と、アーム
16の側面に合わせマーク21を付けておくこともできる。
このように構成すれば、ピン18とガイド溝17が正しい位
置にないことを目視検査することにより床取付金具7が
床に対して正しく取り付けられていないことを確認する
ことができ、更に床側レール8に対する座席1の取り付
けを迅速かつ確実に行うことができる。
16の側面に合わせマーク21を付けておくこともできる。
このように構成すれば、ピン18とガイド溝17が正しい位
置にないことを目視検査することにより床取付金具7が
床に対して正しく取り付けられていないことを確認する
ことができ、更に床側レール8に対する座席1の取り付
けを迅速かつ確実に行うことができる。
本考案に係る座席用床取付金具は、以上のように構成
したから、座席を航空機の機体内床面上に設置する場
合、1回の螺子部締付作業で、床取付金具のガタ止めと
プランジャの浮き上がりを防止することができるため、
作業を迅速かつ確実に行うことができる。
したから、座席を航空機の機体内床面上に設置する場
合、1回の螺子部締付作業で、床取付金具のガタ止めと
プランジャの浮き上がりを防止することができるため、
作業を迅速かつ確実に行うことができる。
また、ピンの端面及びアーム側面に合わせマークを付
けておけば、ピンとガイド溝が正しい位置にないことを
目視検査することにより床取付金具が床に対して正しく
取り付けられていないことを確認することができると共
に、床取付金具が一体部品であるため部品の紛失がな
く、座席の安全性と使用性能を高めることができる等、
本考案実施後の実用的効果が極めて大きい。
けておけば、ピンとガイド溝が正しい位置にないことを
目視検査することにより床取付金具が床に対して正しく
取り付けられていないことを確認することができると共
に、床取付金具が一体部品であるため部品の紛失がな
く、座席の安全性と使用性能を高めることができる等、
本考案実施後の実用的効果が極めて大きい。
第1図は本考案に係る座席用床取付金具を具備した航空
機用座席の側面図、 第2図は床取付金具を示す正面図、 第3図は同じく側面図、 第4図は同じく平面図、 第5図は同じく底面図、 第6図は床側レールを示す平面図、 第7図は第6図VII−VII線断面図、 第8図は従来の床取付金具を示す正面図、 第9図は同じく側面図、 第10図は同じく平面図、 第11図は同じく底面図、 第12図はクランプを示す正面図、 第13図は同じく平面図、 第14図は同じく側面図、 第15図は床取付金具にクランプを取り付けた状態を示す
正面図である。 7…床取付金具、8…床側レール 9…本体、10…ガイド斜面 11…ボディ部、13…掛止部 14…プランジャ、15…プランジャガイド 16…アーム、16a…プランジャ押圧バー 17…ガイド溝、18…ピン 19…螺子部、21…合わせマーク
機用座席の側面図、 第2図は床取付金具を示す正面図、 第3図は同じく側面図、 第4図は同じく平面図、 第5図は同じく底面図、 第6図は床側レールを示す平面図、 第7図は第6図VII−VII線断面図、 第8図は従来の床取付金具を示す正面図、 第9図は同じく側面図、 第10図は同じく平面図、 第11図は同じく底面図、 第12図はクランプを示す正面図、 第13図は同じく平面図、 第14図は同じく側面図、 第15図は床取付金具にクランプを取り付けた状態を示す
正面図である。 7…床取付金具、8…床側レール 9…本体、10…ガイド斜面 11…ボディ部、13…掛止部 14…プランジャ、15…プランジャガイド 16…アーム、16a…プランジャ押圧バー 17…ガイド溝、18…ピン 19…螺子部、21…合わせマーク
Claims (2)
- 【請求項1】本体とアームとプランジャを有する座席用
床取付金具であって、 上記本体は、前部に略円柱状のプランジャガイドを、後
部に内側へ傾斜すガイド斜面を、また上部には座席脚を
固定するためのボディ部を、更に底部には床側レールに
嵌合する円板状の掛止部をそれぞれ形設して成るもので
あり、 上記アームは、前記本体を囲むように形成した略四角状
の部材であり、前部にプランジャ押圧バーを形成すると
共に、後部に螺子部を構成して成り、側部に透設した長
孔状ガイド溝に前記本体に貫通したピンの突出端を摺動
自在に挿通し、上記螺子部に構成した締付ボルトを締緩
することによりアーム自体を本体に対し前後方向へ移動
させ得るように構成したものであり、 上記プランジャは、床側レールの位置決め孔に嵌入する
大きさの外径を有すると共に、後縁上下向に貫通するガ
イド溝を穿設した略筒状に成り、上記本体のプランジャ
ガイドに対して上下動自在に嵌装したものであることを
特徴とする 座席用床取付金具。 - 【請求項2】上記ピンの端面とアーム側面に、合わせマ
ークを刻印したことを特徴とする請求項1記載の 座席用床取付金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990116224U JP2544460Y2 (ja) | 1990-11-07 | 1990-11-07 | 座席用床取付金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990116224U JP2544460Y2 (ja) | 1990-11-07 | 1990-11-07 | 座席用床取付金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0472031U JPH0472031U (ja) | 1992-06-25 |
JP2544460Y2 true JP2544460Y2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=31864046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990116224U Expired - Lifetime JP2544460Y2 (ja) | 1990-11-07 | 1990-11-07 | 座席用床取付金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544460Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020046793A (ko) * | 2000-12-15 | 2002-06-21 | 이계안 | 버스용 시트 장착구조 |
JP3660631B2 (ja) * | 2002-02-04 | 2005-06-15 | 小糸工業株式会社 | 航空機用シートの取付構造 |
DE202004015211U1 (de) * | 2004-09-28 | 2004-12-02 | Allsafe Jungfalk Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum Festlegen eines Gegenstandes an einer Schiene |
JP5165592B2 (ja) * | 2006-01-30 | 2013-03-21 | ビー イー エアロスペイス,インク. | 振動防止式軌道固定具 |
IT1390898B1 (it) * | 2008-08-04 | 2011-10-19 | Salani | Sistema meccanico di fissaggio rapido per poltrone da trasporto passeggeri per velivoli dell'aviazione civile |
-
1990
- 1990-11-07 JP JP1990116224U patent/JP2544460Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0472031U (ja) | 1992-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0523098U (ja) | シヤシダイナモメータ上の自動車運転用ロボツト | |
JPS6124116Y2 (ja) | ||
JP2544460Y2 (ja) | 座席用床取付金具 | |
GB2235937A (en) | Fence post support | |
KR200486174Y1 (ko) | 자동차 생산 라인 도어 행거의 도어 어태치먼트 록킹 장치 | |
KR20210114019A (ko) | 좌석 가구 섀시 | |
JPH0345715Y2 (ja) | ||
JP2500410Y2 (ja) | 釣竿受け | |
JPS6025982Y2 (ja) | ミシンの補助テ−ブル取付装置 | |
JP3483605B2 (ja) | 角度切りカッタ | |
JPS6041141Y2 (ja) | 机の高低調節装置 | |
JPH0711110Y2 (ja) | フォークリフトのアタッチメント取付構造 | |
JPS5828023Y2 (ja) | 杭打ち機におけるリ−ダ受台の取付装置 | |
JPS6137312Y2 (ja) | ||
JPS621275Y2 (ja) | ||
JPH0119648Y2 (ja) | ||
JPH01119537U (ja) | ||
JPH0310053Y2 (ja) | ||
JPH0333447Y2 (ja) | ||
JPS624561Y2 (ja) | ||
JPS5853607Y2 (ja) | 油圧制御レバ−の案内位置決め装置 | |
JPS6315300Y2 (ja) | ||
JPH0173510U (ja) | ||
JPH0713298U (ja) | 便座ボックス設置構造 | |
JP2585048B2 (ja) | パレット締結装置 |