JP2543889Y2 - 電磁リレー - Google Patents

電磁リレー

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JP2543889Y2
JP2543889Y2 JP11680990U JP11680990U JP2543889Y2 JP 2543889 Y2 JP2543889 Y2 JP 2543889Y2 JP 11680990 U JP11680990 U JP 11680990U JP 11680990 U JP11680990 U JP 11680990U JP 2543889 Y2 JP2543889 Y2 JP 2543889Y2
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JP
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armature
contact
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electromagnetic relay
movable contact
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JP11680990U
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明宏 皆藤
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電磁リレーに関し、特にヒンジばねを有する
フレクチャー型の電磁リレーに関する。
〔従来の技術〕
従来の電磁リレー、特にフレクチャー型の電磁リレー
は、ベース上に固定接点を植設し、鉄心やコイルおよび
ヨークを搭載する一方、ヒンジばねに一体化された可動
接点ばねとアーマチュアを取付けて構成される。
第3図はかかる従来の一例を示すフレクチャ型電磁リ
レーの分解斜視図である。
第3図に示すように、従来の電磁リレーは電気的絶縁
性をもつプラスチック性ベース1上に、コイル7が巻装
されたスプール9の中心を貫通する鉄心6の一端にカシ
メ固定されたL字形のヨーク10Aと、コイル7への通電
によって励磁された鉄心6に吸引されるアーマチュア11
と、このアーマチュア11を支持するヒンジばね12Aと、
アーマチュア11に連動し可動接点13を有する可動接点ば
ね14と、可動接点13に対向するブレーク側固定接点4を
備えたブレーク側固定端子5とメーク側固定接点2を備
えたメーク側固定接点3およびコイル7に接続されたコ
イル外部導出端子8とを有している。
かかる電磁リレーにおけるヨーク10Aとヒンジばね12A
の固定は、ヨーク10に設けたエンボス20をヒンジばね12
に設けたエンボス挿入用の穴19に挿入し、エンボス20を
機械的につぶすことにより固定している。この固定は一
般にカシメという手段により行っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した従来の電磁リレー、特にカシメ手段によりヨ
ークにヒンジばねを固定したフレクチャー型電磁リレー
は、アーマチュアがヒンジばねによってヨークに押し付
けられる力および押し付け力を制御するのが困難であ
る。この押し付け力は、電磁リレーの特性、特に復帰時
間等のような時間値に影響を及ぼしがちであり、アーマ
チュアの動きを疎外する要因のひとつであるため、自在
の制御が必要になるという欠点がある。
本考案の目的は、かかるヒンジばねによるアーマチュ
アの押し付け力を容易に制御し、特性を向上させるとと
もに品値を向上させることのできる電磁リレーを提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の電磁リレーは、コイルが巻装された鉄心と、
前記鉄心の一端に固着したL字形ヨークと、前記鉄心の
他端に対向し励磁された前記鉄心に吸引されるアーマチ
ュアと、前記アーマチュアの動作を支持するヒンジばね
と、可動接点を備え前記アーマチュアに連動する可動接
点ばねと、前記可動接点に対向するメーク側固定接点を
形成したメーク側固定端子および前記可動接点に対向す
るブレーク側固定接点を形成したブレーク側固定端子と
を備えた電磁リレーにおいて、前記L字形ヨークの一辺
に接する前記ヒンジばねの中央部に円形の治具挿入穴を
形成する一方、前記L字形ヨークの一辺の中央に且つ前
記ヒンジばねの前記治具挿入穴に合致する縦長の略円形
貫通穴を形成し、調整用治具により前記ヒンジばねを上
下に調整し、前記L字形ヨークの先端に係合する前記ア
ーマチュアの押し付け力を設定してから前記ヒンジばね
を前記L字形ヨークに溶接するように構成される。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示すフレクチャー型電磁
リレーの分解斜視図である。
第1図に示すように、本実施例は電気的絶縁性を有す
るベース1に、リベット型のメーク側接点2をカシメた
メーク側接点外部導出端子3と、リベット型のブレーク
側接点4をカシメたブレーク側接点外部導出端子5とを
圧入する。さらに鉄心6を内装してコイル7を巻装し且
つ一組のコイル外部導出端子8を形成したスプール9
と、鉄心6の一端に機械的,電気的且つ磁気的に係合し
略円形貫通穴17を形成したヨーク10と、アーマチュア11
を機械的且つ磁気的に係合保持するようにアーマチュア
11およびヨーク10に機械的に固持され且つ調整用治具15
を貫通させる円形治具挿入穴16を形成したヒンジばね12
と、アーマチュア11に機械的に固持され且つ、リベット
型の可動接点13を機械的にカシメた可動接点ばね14とか
ら構成されるフレクチャー型電磁ブロックをベース1上
に配置し固定する。
かかるヒンジばね12をヨーク10に固定し保持する際、
アーマチュア11がヒンジばね12によってヨーク10に押し
付けられる力および押し付け力を任意に制御するため、
調整用治具15が用いられる。
すなわち、このヒンジばね12によりアーマチュア11を
ヨーク10に押し付ける押し付け力が弱い場合は、リレー
としての所望の感動電圧が得られなくなるか、あるいは
ヨーク10に対して上向きの衝撃力が加わったときには、
アーマチュア11との接触位置がずれたりするという不具
合を生ずる。また、かかる押し付け力が強すぎると、ア
ーマチュア11(さらには、接点)の安定した回動が阻害
され、特に復帰時間等の時間値に影響を及ぼすため、極
端な寿命の低下を招くことになる。
第2図は第1図に示す電磁リレーの縦断面図である。
第2図に示すように、まず押し付け力調整用治具15を
ヒンジばね12の円形治具貫通穴16およびヨーク10の略円
形貫通穴17に挿入し、ヨーク10にヒンジばね12を接触さ
せつつ、矢印AあるいはB方向に上下させる。この調整
用治具15をA方向に動かせば、押し付け力が増加し、B
方向に移動すれば、押し付け力は減少する。
要するに、この押し付け力を徐々に増加、すなわちA
方向に調整用治具15を移動していくと、アーマチュア11
がヨーク10に押し付けられると同時に、アーマチュア11
自体のフリーとなっている先端も下がり始め、ブレーク
接点接触力が徐々に減少する。このことは、リレー特性
としてのブレーク接点接触力の微調整を可能にすること
を意味している。
かかる構造とすることにより、任意の押し付け力を得
てから、ヒンジばね12とヨーク10とを溶接部18にて機械
的に固定する。この際の固定には、抵抗溶接やレーザ溶
接等が用いられる。
〔考案の効果〕
以上、説明したように、本考案の電磁リレーは、ヒン
ジばねとヨークを任意の位置で固定可能なため、所望の
アーマチュアおよびヨークの押し付け力が得やすく、し
かも安定させることができるので、リレー特性の安定が
得られ、品質を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すフレクチャー型電磁リ
レーの分解斜視図、第2図は第1図に示す電磁リレーの
縦断面図、第3図は従来の一例を示すフレクチャー型電
磁リレーの分解斜視図である。 1…ベース、2…メーク側接点、3…メーク側接点外部
導出端子、4…ブレーク側端子、5…ブレーク側接点外
部導出端子、6…鉄心、7…コイル、8…コイル外部導
出端子、9…スプール、10…ヨーク、11…アーマチュ
ア、12…ヒンジばね、13…可動接点、14…可動接点ば
ね、15…調整用治具、16…治具挿入穴、17…略円形貫通
穴。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルが巻装された鉄心と、前記鉄心の一
    端に固着したL字形ヨークと、前記鉄心の他端に対向し
    励磁された前記鉄心に吸引されるアーマチュアと、前記
    アーマチュアの動作を支持するヒンジばねと、可動接点
    を備え前記アーマチュアに連動する可動接点ばねと、前
    記可動接点に対向するメーク側固定接点を形成したメー
    ク側固定端子および前記可動接点に対向するブレーク側
    固定接点を形成したブレーク側固定端子とを備えた電磁
    リレーにおいて、前記L字形ヨークの一辺に接する前記
    ヒンジばねの中央部に円形の治具挿入穴を形成する一
    方、前記L字形ヨークの一辺の中央に且つ前記ヒンジば
    ねの前記治具挿入穴に合致する縦長の略円形貫通穴を形
    成し、調整用治具により前記ヒンジばねを上下に調整
    し、前記L字形ヨークの先端に係合する前記アーマチュ
    アの押し付け力を設定してから前記ヒンジばねを前記L
    字形ヨークに溶接することを特徴とする電磁リレー。
JP11680990U 1990-11-07 1990-11-07 電磁リレー Expired - Lifetime JP2543889Y2 (ja)

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JPH0472529U JPH0472529U (ja) 1992-06-25
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