JP2543753Y2 - 車両用洗浄装置 - Google Patents

車両用洗浄装置

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JP2543753Y2 JP1991025855U JP2585591U JP2543753Y2 JP 2543753 Y2 JP2543753 Y2 JP 2543753Y2 JP 1991025855 U JP1991025855 U JP 1991025855U JP 2585591 U JP2585591 U JP 2585591U JP 2543753 Y2 JP2543753 Y2 JP 2543753Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のラジエータ、エ
アコンディショナーのコンデンサ、ヘッドランプなどを
自動的に洗浄する車両用洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動車のラジエータ1及びエアコン
デイショナーのコンデンサ2は図6に示すように走行風
3又はエンジン4(又は電動機)より駆動するファン5
の風により冷却していた。なお図中6はファンシュラウ
ド、7はラジエータグリル、8はバンパーである。な
お、FRは車両前方を示す。
【0003】上記従来技術に類似する技術は例えば実開
昭62−54207号公報等に開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来例にあってはその走行風3又はファン5による風
でしか冷却していないため、高放熱量下で冷却性能が不
足することがある。また泥地走行をした際にはねた泥が
コンデンサ2又はラジエータ1のコアに付着して放熱性
能が極端に低下する欠点がある。(特に泥が乾燥すると
目詰まりを起こし、冷却不能となる。)
【0005】本考案はこのような従来の課題に着目して
されたもので、コンデンサ又はラジエータの目詰まり
を洗浄して放熱性能を向上させるようにした車両用洗浄
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案の請求項1記載のものは、走行風又はファン
によりラジエータ又はエアコンディショナーのコンデン
サを冷却する車両において、ラジエータ又はコンデンサ
洗浄水を噴射する噴射ノズルと、該噴射ノズルへ洗浄
水を送り込むポンプと、ラジエータ又はコンデンサの冷
却水温度を検知する水温検知センサと、ラジエータ又は
コンデンサを通過する風量を検知する通過風量センサ
と、前記各センサからの信号を入力すると共に前記噴射
ノズルに指令信号を出力するコントロールユニットと、
を設け、前記水温検知センサの検知温度が所定値以上の
場合及び前記通過風量センサの検知風量が所定値以下の
場合の両方又はいずれか一方の場合には、前記コントロ
ールユニットは前記噴射ノズルから洗浄水を噴射するよ
うに指令信号を出力し、この前記ポンプを介して前記
射ノズルから噴射される洗浄水により強制的にラジエー
タ又はコンデンサを洗浄・冷却することを特徴とするも
のである。また、請求項2記載のものは、前記ポンプと
噴射ノズルとの間に、ヘッドランプに洗浄水を噴射する
ヘッドランプ用噴射ノズルを切換バルブを介して設ける
と共に、ヘッドランプが点灯された場合の光量を検知し
て前記コントロールユニットに信号を出力する光量セン
サを設け、前記コントロールユニットは、ヘッドランプ
回路が閉成された状態で、前記光量センサの検知光量が
所定値以下の場合には、前記切換バルブを切り換えると
共に前記ヘッドランプ用噴射ノズルから洗浄水を噴射す
るように指令信号を出力し、この前記ポンプ及び前記切
換バルブを介して前記ヘッドランプ用噴射ノズルから噴
射される洗浄水により強制的にヘッドランプを洗浄する
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作 用】噴射ノズルは少なくともラジエータの冷却水
が所定値以上又はコンデンサの通過風量が所定値以
下のときには洗浄水を噴射し、この噴射ノズルから噴射
される洗浄水により強制的にラジエータ又はコンデンサ
洗浄・冷却する。これにより、冷却水温度上昇に基づ
くエンジンのオーバーヒート又は主として泥はねによる
ラジエータやコンデンサの冷却効率低下に基づくエンジ
ンのオーバーヒートが防止される。 また、請求項2にお
いては、前記作用に加えて、ヘッドランプの光量低下を
検知したときにヘッドランプ用噴射ノズルが洗浄水を噴
射し、ヘッドランプを洗浄する。これにより、エンジン
のオーバーヒート防止と共に、泥はねによるヘッドラン
プの照度低下が防止される。
【0008】
【実施例】図1に示すように、走行風又はファンにより
ラジエータ1及びエアコンディショナーのコンデンサ2
を冷却する車両において、ラジエータ1及びコンデンサ
2に洗浄水を噴射する噴射ノズル10を設け、又ヘッドラ
ンプ11に向かって洗浄水を噴射するヘッドランプ用噴射
ノズル12を設ける。前記噴射ノズル10,12は切換バルブ
13とポンプ14を介して洗浄水のリザーバータンク15に連
通する。
【0009】上記切換バルブ13を制御するコントロール
ユニット16にはラジエータ1の水温検知センサ20の出力
信号S1 とヘッドランプ用、自動用、手動用の3位置を
有する手動スイッチ21の出力信号S2 と目詰まり検出用
の通過風量Pのセンサ22の出力信号S3 、ヘッドランプ
11の光量センサ23の出力信号S4 と噴射ノズル10の噴射
圧力の検出センサ24の出力信号S5 を入力する。
【0010】なお、25はリザーバータンク15の液面警告
灯、26はラジエータ1の水温警告灯、27は目詰まり警告
灯である。
【0011】上記通過風量Pのセンサ22の特性は図2示
のように車速,ファン回転数によりあらかじめ設定され
た値の特性線PO より上の領域では噴射信号は出ず、下
の領域で噴射信号が出るものとする。
【0012】次に図3につきこの装置の動作を説明す
る。ステップQ1 でスタートし、ラジエータ1の冷却水
温Tが所定値TO 以上となるとステップQ2 はYesと
なり、水温検知センサ20の信号S1 によりコントロール
ユニット16がポンプ14と切換バルブ13を作動し、噴射ノ
ズル10はラジエータ1とコンデンサ2に水を送り、これ
らを冷却する。また上記ラジエータ1の冷却水温Tが所
定値TO 以下でステップQ2 がNOであってもラジエー
タ1又はコンデンサ2に泥が附着して通過風量Pが所定
値PO 以下になるとステップQ3 がYesとなり、通過
風量Pのセンサ22の出力信号S3 によりコントロールユ
ニット16がポンプ14と切換バルブ13を作動し、噴射ノズ
ル10はラジエータ1とコンデンサ2に水を送り、これら
に附着した泥を洗い落とす。
【0013】以上のような噴射ノズル10の作動を示すと
下表の通りである。
【0014】
【表1】
【0015】また、車速V,ファン回転数Nにより洗浄
水を噴射するか否かを判断するため、3次元マップは図
4に示す通りである。また、図5は前記センサ23,20,
22の自動制御フローを示すもので、ヘッドランプ11の点
灯時に泥はねによりヘッドランプ11の光量が所定値以下
低下したことを光量センサ23が検知したとき、これか
らの信号S4 によりコントロールユニット16は、切換バ
ルブ13を切り換えると共にポンプ14を作動させるので、
ヘッドランプ用噴射ノズル12から洗浄水を噴射してヘッ
ドランプ11を洗浄する。またラジエータ1内の冷却水温
度Tが所定値以上に上昇したことを水温検知センサ20が
検知したとき、これからの信号S1 によりコントロール
ユニット16は、切換バルブ13を切り換えると共にポンプ
14を作動させるので、噴射ノズル10から洗浄水を噴射し
てコンデンサ2とラジエータ1を洗浄・冷却する。また
通過風量センサ22が主として泥詰まりによりラジエータ
1とコンデンサ2を通過する通過風量Pが低下したこと
を検出したとき、これからの信号S3 により同様にして
噴射ノズル10から洗浄水を噴射してコンデンサ2とラジ
エータ1を洗浄・冷却する。その際の洗浄水の噴射状態
は検出センサ24の信号S5 により確認する。結果として
水温検知センサ20と通過風量センサ22の何れかの信号S
1 ,S3 でオア回路30を通して切換バルブ13及び噴射ノ
ズル10は作動する。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ラジエー
の冷却水温度が高くなり過ぎたり、ラジエータやコン
デンサが目詰まりした場合に、洗浄水を高圧で噴射し
て、これらを効果的に洗浄・冷却できるので、従来より
も確実にエンジンのオーバーヒートを防止することがで
きる。 また、請求項2記載のものにおいては、追加コス
トをあまり増大させることなく、さらに泥はねによるヘ
ッドランプの照度低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の概略を示す説明図である。
【図2】その通過風量Pのセンサの特性を示すグラフで
ある。
【図3】本考案の動作のフロー図である。
【図4】車速及びファン回転数により水を噴射するか否
かを判断するための3次元マップ図である。
【図5】センサの自動制御フローを示す図である。
【図6】従来の装置の説明図である。
【符号の説明】
1 ラジエータ 2 コンデンサ 5 ファン 10 噴射ノズル12 ヘッドランプ用噴射ノズル 13 切換バルブ14 ポンプ 16 コントロールユニット 20 水温検知センサ 22 通過風量センサ 23 光量センサ T 冷却水温度 P 通過風量

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行風又はファンによりラジエータ又は
    エアコンディショナーのコンデンサを冷却するようにし
    た車両において、ラジエータ又はコンデンサに洗浄水を
    噴射する噴射ノズルと、該噴射ノズルへ洗浄水を送り込
    むポンプと、ラジエータ又はコンデンサの冷却水温度を
    検知する水温検知センサと、ラジエータ又はコンデンサ
    を通過する風量を検知する通過風量センサと、前記各セ
    ンサからの信号を入力すると共に前記噴射ノズルに指令
    信号を出力するコントロールユニットと、を設け、前記
    水温検知センサの検知温度が所定値以上の場合及び前記
    通過風量センサの検知風量が所定値以下の場合の両方又
    はいずれか一方の場合には、前記コントロールユニット
    は前記噴射ノズルから洗浄水を噴射するように指令信号
    を出力し、この前記ポンプを介して前記噴射ノズルから
    噴射される洗浄水により強制的にラジエータ又はコンデ
    ンサを洗浄・冷却することを特徴とする車両用洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ポンプと噴射ノズルとの間に、ヘッ
    ドランプに洗浄水を噴射するヘッドランプ用噴射ノズル
    を切換バルブを介して設けると共に、ヘッドランプが点
    灯された場合の光量を検知して前記コントロールユニッ
    トに信号を出力する光量センサを設け、前記コントロー
    ルユニットは、ヘッドランプ回路が閉成された状態で、
    前記光量センサの検知光量が所定値以下の場合には、前
    記切換バルブを切り換えると共に前記ヘッドランプ用噴
    射ノズルから洗浄水を噴射するように指令信号を出力
    し、この前記ポンプ及び前記切換バルブを介して前記ヘ
    ッドランプ用噴射ノズルから噴射される洗浄水により強
    制的にヘッドランプを洗浄することを特徴とする請求項
    1記載の車両用洗浄装置。
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