JP2543687B2 - 電子部品用包装テ−プの異常検出装置 - Google Patents

電子部品用包装テ−プの異常検出装置

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JP2543687B2
JP2543687B2 JP61286435A JP28643586A JP2543687B2 JP 2543687 B2 JP2543687 B2 JP 2543687B2 JP 61286435 A JP61286435 A JP 61286435A JP 28643586 A JP28643586 A JP 28643586A JP 2543687 B2 JP2543687 B2 JP 2543687B2
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optical sensor
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倫之 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はチップ抵抗器、トランジスタのような小型
の電子部品を包装する電子部品用包装テープの異常検出
装置に関する。
(従来の技術) 電子部品用包装テープは、図に示すようにやや厚手の
紙からなり、適当な間隔を置いて空所1が設けてあるキ
ャリヤテープ2と、その表裏面に貼り付けられる上テー
プ3と下テープ4とによって構成される。そして空所1
には、チップ抵抗器のような小型の電子部品5が収納さ
れるようにしてある。両テープ特に上テープ3は、たと
えば透明なポリエステルからなるフィルムが使用されて
いる。
このような包装テープによる電子部品の包装方法を第
6図によって説明すると、送られてくるキャリヤテープ
2の裏面に、まず最初に下テープ4を貼り付ける。その
貼付け個所はアイロン6によって加熱されて接着され
る。
そのあとキャリヤテープ2の空所1に電子部品5を詰
め込み、続いて表面に上テープ3を貼り付ける。その貼
付け個所はアイロン7によって加熱されて接着される。
このように両面にテープを貼り付けたあと、リール8に
巻き取られる。
ところでこのような包装に際し、キャリヤテープ2の
一方の側縁2Aと、上テープ3の側縁3Aとが、0.2〜0.3mm
以内の位置ずれを許容限度として貼り付けることが要求
される。これはユーザーが包装テープより電子部品を自
動的に取り出すとき、両側縁が一致していないと取り出
しミスが発生しやすいからである。
そのため従来では前記のようにリール8に巻き取った
あと、再びこれを巻き戻しつつ、両側縁の貼付け状況を
目で観察し、これによって貼り付けの異常を検出するよ
うにしている。
しかしこのような検出方法によると、目視によってい
るため検出精度にバラツキが生じるし、また前記した許
容限度内の微小な貼付け位置のずれまで正確に検出する
ことができない。のみならずひとたび異常を発見する
と、最初から貼付けをしなおす必要があり、極めて能率
が悪いといった欠点がある。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は電子部品を収納する空所をもつキャリヤテ
ープに、テープを貼り付けて包装テープとする場合に、
キャリヤテープに対する上テープの貼付けの異常を、高
精度にかつ確実に検出できるようにすることを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) この発明はスポット径の小さい反射型の光センサの2
個のそれぞれを、キャリヤテープの表面の、上テープの
幅に相当する間隔を隔てた上テープの貼付け領域の両側
縁部に光を投射する位置にあって、上テープに投射され
たときの反射光を受光しない角度に配置するとともに、
少なくとも一方の光センサが、キャリヤテープからの乱
反射光を受光したときに、上テープの貼付けを異常と判
定するようにしたことを特徴とする。
(実施例) この発明の実施例を図によって説明する。この発明に
したがいスポット径の小さい反射型の光センサ11,12が
用意される。これは内部に投受光器を備えており、投光
器からの光が被検出物に当ったときに、その反射光を受
光器が受光するように構成されてある。
各光センサ11,12からのスポット状の光は、キャリヤ
テープ2の幅方向に沿って、キャリヤテープ2の表面に
おける、上テープ3の貼付け設定領域の各側縁に当られ
ている。具体的には一方の光センサ11からの光Aは、キ
ャリヤテープ2の側縁2Aに接する個所に当てられてお
り、他方の光センサ12からの光Bは、側縁2Aから上テー
プ3の幅に相当する間隔を隔てた個所に当てられてい
る。
ところで上テープ3がポリエステル樹脂のように、鏡
面に近い表面であると、光センサからの投光による反射
光は、投射角と同じ角度の反射角で反射する。そのため
投射角が或る程度以上となるように光センサを傾斜させ
ておくと、その光センサは上テープ3からの反射光を、
ほとんど受光することがない。
しかし光センサからの光が上テープ3以外の個所、た
とえばキャリヤテープ2の表面に投射されたとすると、
キャリヤテープ2は上テープ3よりも非鏡面であるため
乱反射を起し、光センサの位置が同じであっても、その
乱反射光の一部をその光センサは受光するようになる。
第3図は上テープ3がキャリヤテープ2の貼付け設定
領域に正しく貼られている状態を示し、両側縁2A,3Aが
ともに一致(許容限度内のずれを含む。)している。こ
のときは両光A,Bは上テープ3の両側縁に当てられる。
このときは両光センサ11,12はともに反射光を受光す
ることがない。したがってこのときは上テープ3はキャ
リヤテープ2の許容貼付け領域に正しく貼られているこ
とが理解される。
しかし第4図のように上テープ3がキャリヤテープ2
の内側にずれて貼られたとする。すると光センサ12は上
テープ3に光を投射するにしても、光センサ11はキャリ
ヤテープ2の表面に投射するようになる。したがってこ
れからの乱反射光を光センサ11が受光する。
また第5図に示すように上テープ3が外側にずれて貼
られたときは、光センサ11は上テープ3に投光するが、
光センサ12はキャリヤテープ2に投光し、したがってこ
れからの乱反射光を受光する。
すなわち上テープ3が正しい位置に貼られていない場
合は、何れか一方の光センサは受光する。したがって光
センサの受光状態を知ることによって、上テープ3の貼
付け状態を確実に検出することができるようになる。そ
して光センサとして、その光スポットとして、その径が
検出精度に対応する程度に充分に小さいもの、たとえば
0.1mm以下のものを使用すれば、高精度に貼付け位置の
異常を検出することができる。
そして第6図に示すように、上テープ3を貼り付けた
以後で、リール8に巻き取るまでに光センサで検出する
ようにすれば、位置ずれの修正処置がすぐにとれるよう
になり、したがって連続した不良の発生はなくなって、
無駄が軽減される。
なおこの発明はエンボスケース付きテープなどのテー
ピングにも適用できる。
(発明の効果) 以上詳述したようにこの発明によれば、電子部品を包
装テープに包装するにあたり、上テープの貼付け異常を
迅速かつ確実に、しかも高精度に検出することができる
といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の実施例を示す断面図、第2図は同平
面図、第3図〜第5図は動作説明用の部分平面図、第6
図は包装テープの包装方法を説明するための側面図であ
る。 1……空所、2……キャリヤテープ、2A……側縁、3…
…上テープ、3A……側縁、4……下テープ、5……電子
部品、11,12……光センサ、A,B……光スポット、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品を収納する空所が適当な間隔を置
    いて設けてあるキャリヤテープの表面における、前記キ
    ャリヤテープの幅方向に沿って、上テープの幅に相当す
    る間隔を隔てた前記上テープの貼付け領域の両側縁部
    に、スポット径の小さい光を投射する反射型の光センサ
    の2個を備え、前記各光センサを、これから投射される
    光が前記上テープに投射されたときの反射光を受光しな
    い角度に配置するとともに、前記光センサの少なくとも
    一方が、前記キャリヤテープからの乱反射光を受光した
    ときに、前記上テープの貼付け位置を異常と判定するよ
    うにした電子部品用包装テープの異常検出装置。
JP61286435A 1986-12-01 1986-12-01 電子部品用包装テ−プの異常検出装置 Expired - Fee Related JP2543687B2 (ja)

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