JP2543633Y2 - レーザ加工機 - Google Patents
レーザ加工機Info
- Publication number
- JP2543633Y2 JP2543633Y2 JP1992000120U JP12092U JP2543633Y2 JP 2543633 Y2 JP2543633 Y2 JP 2543633Y2 JP 1992000120 U JP1992000120 U JP 1992000120U JP 12092 U JP12092 U JP 12092U JP 2543633 Y2 JP2543633 Y2 JP 2543633Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- axis direction
- pad
- laser
- laser processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、レーザ加工機に係
り、更に詳細には、リポジショニング装置を備えたレー
ザ加工機に関する。
り、更に詳細には、リポジショニング装置を備えたレー
ザ加工機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ワークをワークテーブルに支持し
てＸ軸方向へ移動せしめると共に、加工ヘッドをＹ軸方
向へ移動せしめるレーザ加工機はすでによく知られてい
る。このレーザ加工機において、Ｙ軸方向へ延伸して形
成された加工溝を有したカッティングプレートが設けら
れている。そして、ワークをＸ軸方向へ移動せしめワー
クの所望位置を加工溝に位置決めし、加工ヘッドをＹ軸
方向へ移動せしめることによってワークにレーザ加工が
行なわれている。なお、ワークが長尺の場合にワークの
クランプ替えが行なわれるが、その際は、リポジショニ
ング装置により一時ワークを押え付けてクランプ替えが
行なわれている。
てＸ軸方向へ移動せしめると共に、加工ヘッドをＹ軸方
向へ移動せしめるレーザ加工機はすでによく知られてい
る。このレーザ加工機において、Ｙ軸方向へ延伸して形
成された加工溝を有したカッティングプレートが設けら
れている。そして、ワークをＸ軸方向へ移動せしめワー
クの所望位置を加工溝に位置決めし、加工ヘッドをＹ軸
方向へ移動せしめることによってワークにレーザ加工が
行なわれている。なお、ワークが長尺の場合にワークの
クランプ替えが行なわれるが、その際は、リポジショニ
ング装置により一時ワークを押え付けてクランプ替えが
行なわれている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のレーザ加工機にては、リポジショニングの位置はワ
ーク移動方向の直線上に限られているため、この直線上
に加工が集中していると、リポジショニング装置の押え
パットが加工穴に入り、ワークの押えが効かなくなると
いう問題があった。
来のレーザ加工機にては、リポジショニングの位置はワ
ーク移動方向の直線上に限られているため、この直線上
に加工が集中していると、リポジショニング装置の押え
パットが加工穴に入り、ワークの押えが効かなくなると
いう問題があった。
【０００４】この考案の目的は、上記問題点を改善する
ため、リポジショニング装置の押えパットの押え位置を
移動させて、守備範囲を広げ作業性の向上を図ったレー
ザ加工機を提供することにある。
ため、リポジショニング装置の押えパットの押え位置を
移動させて、守備範囲を広げ作業性の向上を図ったレー
ザ加工機を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、ワークをワークテーブルに支持してＸ
軸方向へ移動せしめると共に、加工ヘッドをＹ軸方向へ
移動せしめるレーザ加工機にして、前記加工ヘッドに隣
接して上下方向へ移動自在であると共に、左右方向へ移
動自在又は回動自在な先端にワークを押える押えパット
を備えたリポジショニング装置を設けてレーザ加工機を
構成した。
に、この考案は、ワークをワークテーブルに支持してＸ
軸方向へ移動せしめると共に、加工ヘッドをＹ軸方向へ
移動せしめるレーザ加工機にして、前記加工ヘッドに隣
接して上下方向へ移動自在であると共に、左右方向へ移
動自在又は回動自在な先端にワークを押える押えパット
を備えたリポジショニング装置を設けてレーザ加工機を
構成した。
【０００６】
【作用】この考案のレーザ加工機を採用することによ
り、ワークをＸ軸方向へ移動させると共に加工ヘッドを
Ｙ軸方向へ移動させてレーザ加工を行なうレーザ加工機
において、前記加工ヘッドに隣接して設けたリポジショ
ニング装置の押えパットを上下方向へ移動自在であると
共に、左右方向へ移動自在又は回動自在とした。而し
て、長尺のワークを加工する時にクランク替えを行なう
が、直線上に加工が集中していて加工穴に押えパットが
入り込む際は、押えパットを適宜に移動させてワークを
押え付けてクランプ替えが行なわれる。
り、ワークをＸ軸方向へ移動させると共に加工ヘッドを
Ｙ軸方向へ移動させてレーザ加工を行なうレーザ加工機
において、前記加工ヘッドに隣接して設けたリポジショ
ニング装置の押えパットを上下方向へ移動自在であると
共に、左右方向へ移動自在又は回動自在とした。而し
て、長尺のワークを加工する時にクランク替えを行なう
が、直線上に加工が集中していて加工穴に押えパットが
入り込む際は、押えパットを適宜に移動させてワークを
押え付けてクランプ替えが行なわれる。
【０００７】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【０００８】図２および図３を参照するに、レーザ加工
機１はＣ型形状のフレーム３を備えており、このフレー
ム３の上部フレーム３Ｕには図示省略のすでに公知であ
る駆動モータにより回転されるボールねじ５がＹ軸方向
に延伸して支承されている。このボールねじ５にはＹ軸
方向へ移動自在にＹ軸キャレッジ７が螺合されている。
このＹ軸キャレッジ７には加工ヘッド８が設けられてお
り、この加工ヘッド８の先端（下端）にはレーザノズル
９が設けられていると共に、レーザビームＬＢを折曲げ
るベンドミラー１１およびレーザビームＬＢを集光せし
める集光レンズ１３を備えている。
機１はＣ型形状のフレーム３を備えており、このフレー
ム３の上部フレーム３Ｕには図示省略のすでに公知であ
る駆動モータにより回転されるボールねじ５がＹ軸方向
に延伸して支承されている。このボールねじ５にはＹ軸
方向へ移動自在にＹ軸キャレッジ７が螺合されている。
このＹ軸キャレッジ７には加工ヘッド８が設けられてお
り、この加工ヘッド８の先端（下端）にはレーザノズル
９が設けられていると共に、レーザビームＬＢを折曲げ
るベンドミラー１１およびレーザビームＬＢを集光せし
める集光レンズ１３を備えている。
【０００９】また、前記上部フレーム３Ｕの一側である
後側内にはベンドミラー１５が備えられている。さら
に、上部フレーム３Ｕの例えば左側には図示省略のレー
ザ発振器が設けられている。
後側内にはベンドミラー１５が備えられている。さら
に、上部フレーム３Ｕの例えば左側には図示省略のレー
ザ発振器が設けられている。
【００１０】上記構成により、図示省略のレーザ発振器
で発振されたレーザビームＬＢはベンドミラー１５，１
１で折曲げられて集光レンズ１３で集光される。この集
光レンズ１３で集光されたレーザビームＬＢはレーザノ
ズル９から下方へ照射されることになる。
で発振されたレーザビームＬＢはベンドミラー１５，１
１で折曲げられて集光レンズ１３で集光される。この集
光レンズ１３で集光されたレーザビームＬＢはレーザノ
ズル９から下方へ照射されることになる。
【００１１】前記フレーム３の下部フレーム３Ｄ上には
平板状のワークテーブル１７Ｒ，１７Ｌが設けられてお
り、このワークテーブル１７Ｒ，１７Ｌ間には四角形状
のカッティングプレート１９が設けられている。このカ
ッティングプレート１９にはＹ軸方向へ延伸した加工溝
２１が形成されている。前記ワークテーブル１７Ｒ，１
７上には複数の回転自在な支持ボール２３が支承されて
いる。
平板状のワークテーブル１７Ｒ，１７Ｌが設けられてお
り、このワークテーブル１７Ｒ，１７Ｌ間には四角形状
のカッティングプレート１９が設けられている。このカ
ッティングプレート１９にはＹ軸方向へ延伸した加工溝
２１が形成されている。前記ワークテーブル１７Ｒ，１
７上には複数の回転自在な支持ボール２３が支承されて
いる。
【００１２】前記ワークテーブル１７Ｒ，１７Ｌの後側
にはＸ軸方向へ延伸したキャレッジベース２５が設けら
れており、このキャレッジベース２５にはすでに公知の
駆動モータ，ボールねじなどによってＸ軸方向へ移動自
在なキャレッジ２７が設けられている。このキャレッジ
２７にはワークＷをクランプする複数のワーククランプ
２９が備えられている。
にはＸ軸方向へ延伸したキャレッジベース２５が設けら
れており、このキャレッジベース２５にはすでに公知の
駆動モータ，ボールねじなどによってＸ軸方向へ移動自
在なキャレッジ２７が設けられている。このキャレッジ
２７にはワークＷをクランプする複数のワーククランプ
２９が備えられている。
【００１３】上記構成により、ワークＷがワークテーブ
ル１７Ｒ上に搬入されてきて、ワークＷの一辺がワーク
クランプ２９にクランプされると共に、ワークＷはワー
クテーブル１７Ｒに支承された複数の支持ボール２３上
に支持される。次いで、キャレッジ２７をＸ軸方向の左
方向へ移動せしめてワークＷの所望位置がカッティング
プレート１９の加工溝に位置決めされる。また加工ヘッ
ド８がＹ軸方向に移動し、レーザ発振器から発振された
レーザビームＬＢがベンドミラー１５，１１で折曲げら
れ、集光レンズ１３を経てレーザノズル９から照射され
てワークＷにレーザ加工が行なわれることになる。
ル１７Ｒ上に搬入されてきて、ワークＷの一辺がワーク
クランプ２９にクランプされると共に、ワークＷはワー
クテーブル１７Ｒに支承された複数の支持ボール２３上
に支持される。次いで、キャレッジ２７をＸ軸方向の左
方向へ移動せしめてワークＷの所望位置がカッティング
プレート１９の加工溝に位置決めされる。また加工ヘッ
ド８がＹ軸方向に移動し、レーザ発振器から発振された
レーザビームＬＢがベンドミラー１５，１１で折曲げら
れ、集光レンズ１３を経てレーザノズル９から照射され
てワークＷにレーザ加工が行なわれることになる。
【００１４】前記加工ヘッド８のＸ軸方向の例えば両側
には押えパット３１を備えたリポジショニング装置３３
が設けられ、押えパット３１は図３に示されているごと
く回動自在となっている。このため、図３の図中に示さ
れているＰ−Ｐ線で示すリポジ位置とＲ−Ｒ線で示され
ているリポジ位置とに押えパット３１は回動自在とな
り、例えば、Ｐ−Ｐ線上に加工穴が多く押えパット３１
が加工穴に入り込みワークＷを押え付けることが不能と
なった場合には、押えパット３１を回動させＲ−Ｒ線の
位置へ移動させてワークを押え付けてクランプ替えを行
なう押えパット３１はＰ−Ｐ線とＲ−Ｒ線との間であれ
ばどの位置でも回動可能である。
には押えパット３１を備えたリポジショニング装置３３
が設けられ、押えパット３１は図３に示されているごと
く回動自在となっている。このため、図３の図中に示さ
れているＰ−Ｐ線で示すリポジ位置とＲ−Ｒ線で示され
ているリポジ位置とに押えパット３１は回動自在とな
り、例えば、Ｐ−Ｐ線上に加工穴が多く押えパット３１
が加工穴に入り込みワークＷを押え付けることが不能と
なった場合には、押えパット３１を回動させＲ−Ｒ線の
位置へ移動させてワークを押え付けてクランプ替えを行
なう押えパット３１はＰ−Ｐ線とＲ−Ｒ線との間であれ
ばどの位置でも回動可能である。
【００１５】リポジショニング装置３３について、更に
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【００１６】図１を参照するに、Ｙ軸キャレッジ７の両
側（図１には片側のみ示す）にリポジショニング装置３
３の基台３５が適宜手段により固定されている。この基
台３５にベアリング３７を介して回動軸３９が装着さ
れ、回動軸３９の上端にはアーム４１を形成したプレー
ト４３が一体的に設けられている。そして、回動軸３９
の軸芯にはスプライン溝が形成された穴４５が貫通され
ている。この穴４５にはスプラインを形成した軸４７が
挿通され、軸４７の上端は流体シリンダ４９のピストン
ロッド５１に連結され、軸４７の下端にはアーム５３が
結合されていて、このアーム５３の先端下面に押えパッ
ト３１が装着されている。
側（図１には片側のみ示す）にリポジショニング装置３
３の基台３５が適宜手段により固定されている。この基
台３５にベアリング３７を介して回動軸３９が装着さ
れ、回動軸３９の上端にはアーム４１を形成したプレー
ト４３が一体的に設けられている。そして、回動軸３９
の軸芯にはスプライン溝が形成された穴４５が貫通され
ている。この穴４５にはスプラインを形成した軸４７が
挿通され、軸４７の上端は流体シリンダ４９のピストン
ロッド５１に連結され、軸４７の下端にはアーム５３が
結合されていて、このアーム５３の先端下面に押えパッ
ト３１が装着されている。
【００１７】なお、前記流体シリンダ４９は前記プレー
ト４３上に立設した台５５上に固定されている。また、
前記プレート４３に一体的に形成されたアーム４１は、
図示を省略したがＹ軸キャレッジ７よりブラケット等に
回動自在に基端を支承された流体シリンダ５７のピスト
ンロッド５９に係合したホール６１にピン６３を介して
連結されている。
ト４３上に立設した台５５上に固定されている。また、
前記プレート４３に一体的に形成されたアーム４１は、
図示を省略したがＹ軸キャレッジ７よりブラケット等に
回動自在に基端を支承された流体シリンダ５７のピスト
ンロッド５９に係合したホール６１にピン６３を介して
連結されている。
【００１８】上記構成により、流体シリンダ４９を作動
させるとピストンロッド５１は上下に移動し、ピストン
ロッド５１に連結されたスプライン付の軸４７は回動軸
３９内を上下に移動して押えパット３１を備えたアーム
５３を上下動させる。すなわち、流体シリンダ４９のピ
ストンロッド５１を下降させることにより押えパット３
１にてワークＷを押し付けることができる。
させるとピストンロッド５１は上下に移動し、ピストン
ロッド５１に連結されたスプライン付の軸４７は回動軸
３９内を上下に移動して押えパット３１を備えたアーム
５３を上下動させる。すなわち、流体シリンダ４９のピ
ストンロッド５１を下降させることにより押えパット３
１にてワークＷを押し付けることができる。
【００１９】また、流体シリンダ５７を作動させるとピ
ストンロッド５９は伸縮し、アーム４１を備えたプレー
ト４３と一体的に設けられた回動軸３９を回動させる。
回動軸３９が回動するとスプライン係合された軸４７は
回動し、アーム５３に備えた押えパット３１は、図３に
示されているごとく例えば９０度回転する。
ストンロッド５９は伸縮し、アーム４１を備えたプレー
ト４３と一体的に設けられた回動軸３９を回動させる。
回動軸３９が回動するとスプライン係合された軸４７は
回動し、アーム５３に備えた押えパット３１は、図３に
示されているごとく例えば９０度回転する。
【００２０】上述したごとく、押えパット３１を回動さ
せることによりリポジ位置を変更することができ、押え
位置の守備範囲を広げ作業性の向上を図ることができ
る。
せることによりリポジ位置を変更することができ、押え
位置の守備範囲を広げ作業性の向上を図ることができ
る。
【００２１】なお、この考案は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。例えば、本実施例で
は押えパット３１を回動させて押え位置を移動させた
が、直線運動にて押えパットを移動させる構成でも可能
である。
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。例えば、本実施例で
は押えパット３１を回動させて押え位置を移動させた
が、直線運動にて押えパットを移動させる構成でも可能
である。
【００２２】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この考案によれば、実用新案登録請求の範囲
に記載されたとおりの構成であるから、ワークをクラン
プ替えする時に、加工済の穴内に押えパットが入り込み
押えが効かなくなるような場合には、押えパットの位置
を移行することにより、リポジ位置を変更することがで
き、押え位置の守備範囲を広げ作業性の向上を図ること
ができる。
るように、この考案によれば、実用新案登録請求の範囲
に記載されたとおりの構成であるから、ワークをクラン
プ替えする時に、加工済の穴内に押えパットが入り込み
押えが効かなくなるような場合には、押えパットの位置
を移行することにより、リポジ位置を変更することがで
き、押え位置の守備範囲を広げ作業性の向上を図ること
ができる。
【図１】この考案の主要部であるリポジショニング装置
の一部断面を含む斜視説明図である。
の一部断面を含む斜視説明図である。
【図２】この考案を実施した一実施例のレーザ加工機の
斜視図である。
斜視図である。
【図３】図１における平面図である。
１ レーザ加工機 ８ 加工ヘッド １７Ｒ，１７Ｌ ワークテーブル ３１ 押えパット ３３ リポジショニング装置
Claims (1)
- 【請求項１】 ワークをワークテーブルに支持してＸ軸
方向へ移動せしめると共に、加工ヘッドをＹ軸方向へ移
動せしめるレーザ加工機にして、前記加工ヘッドに隣接
して上下方向へ移動自在であると共に、左右方向へ移動
自在又は回動自在な先端にワークを押える押えパットを
備えたリポジショニング装置を設けてなることを特徴と
するレーザ加工機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992000120U JP2543633Y2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | レーザ加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992000120U JP2543633Y2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | レーザ加工機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0553785U JPH0553785U (ja) | 1993-07-20 |
| JP2543633Y2 true JP2543633Y2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=11465186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992000120U Expired - Lifetime JP2543633Y2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | レーザ加工機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2543633Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-07 JP JP1992000120U patent/JP2543633Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0553785U (ja) | 1993-07-20 |
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