JP2543527Y2 - エアクリーナ用フィルタエレメント - Google Patents

エアクリーナ用フィルタエレメント

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JP2543527Y2
JP2543527Y2 JP1583291U JP1583291U JP2543527Y2 JP 2543527 Y2 JP2543527 Y2 JP 2543527Y2 JP 1583291 U JP1583291 U JP 1583291U JP 1583291 U JP1583291 U JP 1583291U JP 2543527 Y2 JP2543527 Y2 JP 2543527Y2
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JP
Japan
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end plate
closed end
synthetic resin
air cleaner
filter element
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卓己 福島
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Tokyo Roki Co Ltd
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Tokyo Roki Co Ltd
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エアクリーナのエレ
メントの閉塞端板の中心部にセンターボルトを通し蝶ナ
ットでエレメントを締め付け保持するエアクリーナ用エ
レメントに関し、特に、その軽量化に関する技術であ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジンの吸気系に用いられる
エアクリーナのうち、フィルタエレメントをエアクリー
ナの軸方向に配置されるセンターボルトで固定する構造
のものが知られている。この構造では、エレメントの閉
塞端板の中心部にセンタ―ボルトを通し、その端部に蝶
ナットを螺着して、これを締め付けてエレメントが保持
されている。ところが、この構造では、閉塞端板は、エ
レメントを蝶ナットで締め付け保持するのに耐える強度
を要するため、エレメントの開口上部端板と閉塞下部端
板が金属板となっており、以下の問題が生じていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】すなわち、上記した従
来構造では、フィルタエレメントの開口端板と閉塞端板
が金属製であるため、重量が重く軽量化の妨げとなり、
また、特に大型車用フィルタエレメントは、エレメント
の重量が重いためエレメントの掃除や取り替え等のエレ
メントのメンテナンス性に問題があり、最近の自動車の
燃料消費の節減などの要求に逆行するものであった。こ
のような問題に対して端版を合成樹脂に代えることも検
討されているが、端版を単に合成樹脂に代替すると、セ
ンタ―ボルト締め付け構造のものでは、その強度が得ら
れない。
【0004】この考案は、以上の問題を解決するもので
あってフィルタエレメントの開口上部端板を合成樹脂と
し閉塞端板の強度を要する中央部だけを金属板とし他の
部分は合成樹脂とした、軽量化されたエレメントを提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この考案は、じぐざぐ状に折り込まれた濾過部材の
上部を閉鎖する開口端板と、前記濾過部材の下部を閉鎖
する閉塞端板と、前記閉塞端板の中心部にセンターボル
トを通し蝶ナットで締め付け保持するエアクリーナ用フ
ィルタエレメントにおいて、前記開口端板を合成樹脂と
し、前記閉塞端板は、前記フィルタエレメントの端部に
設けられる合成樹脂製のリング状部と、このリング状部
に外周縁が埋設された状態で一体成形され、その中央を
閉止する金属板とを備え、前記金属板の前記埋設部分に
複数の貫通孔を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】以上の構成によれば、エアクリーナのセンター
ボルトを通してエレメントを蝶ナットで締め付け保持す
る閉塞端板は、強度を要する部分だけを金属板とし、こ
れ以外の部分を合成樹脂としたため、エアクリ―ナを軽
くすることが可能になる。
【0007】
【実施例】図1、図2(a)(b)は、この考案にかか
るエアクリ―ナの一実施例を示している。図1において
1は、外気を取り入れる吸入管で、吸入管1はケース本
体3の側面に固定されている。2は清浄になった空気を
図示しないエンジンの吸入管へ接続する出口管、4はカ
バーで中心部にセンターボルト5を通し蝶ナット6で締
め付けられケース本体3に保持される。
【0008】7はエレメント支持ブラケットで出口管2
に上端が固着されている。8はエレメントで閉塞板14
の中心部にセンターボルト5を通し蝶ナット15でケー
ス本体3の上面にパッキン11を介して押圧されてお
り、上端に設けられた開口12から清浄化された空気を
排出する。前記エレメント8は濾過部材9を有してお
り、この濾過部材9は、不織布等を一定のピッチでじぐ
ざく状に折曲した山折,谷折部有し、これを内部に穴あ
き内筒10を配置して環状に組み立てている。
【0009】濾過部材9の上端側には、合成樹脂製の開
口端板13が配置され、この開口端板13の上面には、
二色成形などによりソフトパッキン11が一体に形成さ
れている。濾過部材9の下部には閉塞端板14が設けら
れている。この閉塞端板14は、中央部を金属板14a
とし、この金属板14aの外周が合成樹脂製のリング状
部14bとなっている。この金属板14aの外周縁部
は、濾過部材9の下端に設けられたリング状部14bに
埋設されている。
【0010】金属板14aとリング状部14bとは、一
体成形により結合されるものであって、この結合の強度
を確保するために、金属板14aの埋設部分には、複数
の貫通孔14cが設けられていて、この部分にリング状
部14bを形成する際に樹脂が流れ込んで、これらの結
合を強化している。
【0011】以上の構成のフィルタエレメントは、図1
に示すように円筒状のケース本体3内に収装されカバー
4で覆われ、吸入管1からダストを含んだ外気を吸入し
エレメント8の濾過部材9で濾過し、清浄となった空気
が開口12から出口管2を通してエンジンに吸入され
る。
【0012】この場合、本考案では、エレメント8の濾
過部材9の上部に設けられる開口端板13が合成樹脂で
あるとともに、濾過部材9の下部に設けられる閉塞端板
14の一部が合成樹脂になっているので、エレメント8
を軽量化することができる。また、閉塞端板14は、濾
過部材9の幅とほぼ同長さの部分が合成樹脂製のリング
状部14bであって、このリング状部14bに金属板1
4aの外周縁が埋設された状態で一体成形されているの
で、金属板14aの中心にセンタ―ボルト5を挿入し
て、センタ―ボルト5に蝶ナット15を螺着してこれを
締め付けても、締め付けられるのは金属板14aの部分
なので十分な強度を有している。
【0013】
【考案の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この考案に係るエアクリーナ用フィルタエレメント
は、濾過部材の上部開口端板を合成樹脂とし、下部閉塞
端板の強度を要する中央部を金属板としてその外周縁を
合成樹脂の内部に埋込み保持し、この埋め込まれた部分
に金属と合成樹脂の一体性を確保する貫通孔を設けてい
るので、センタ―ボルトによる締め付け強度を確保しつ
つ、軽量化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるエアクリーナの側面図である。
【図2】(a)同エアクリーナのエレメントの部分断面
図である。(b)同エアクリーナのエレメントの下部平
面図である。
【符号の説明】 3 ケース本体 4 カバー 8 エレメント 14 閉塞端板 14a 金属板 14b リング状部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 じぐざぐ状に折り込まれた濾過部材の上
    部を閉鎖する開口端板と、前記濾過部材の下部を閉鎖す
    る閉塞端板と、前記閉塞端板の中心部にセンターボルト
    を通し蝶ナットで締め付け保持するエアクリーナ用フィ
    ルタエレメントにおいて、前記開口端板を合成樹脂と
    し、前記閉塞端板は、前記フィルタエレメントの端部に
    設けられる合成樹脂製のリング状部と、このリング状部
    に外周縁が埋設された状態で一体成形され、その中央を
    閉止する金属板とを備え、前記金属板の前記埋設部分に
    複数の貫通孔を設けたことを特徴とするエアクリーナ用
    フィルタエレメント。
JP1583291U 1991-02-25 1991-02-25 エアクリーナ用フィルタエレメント Expired - Lifetime JP2543527Y2 (ja)

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