JPH0410887Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0410887Y2
JPH0410887Y2 JP1987008598U JP859887U JPH0410887Y2 JP H0410887 Y2 JPH0410887 Y2 JP H0410887Y2 JP 1987008598 U JP1987008598 U JP 1987008598U JP 859887 U JP859887 U JP 859887U JP H0410887 Y2 JPH0410887 Y2 JP H0410887Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter paper
filter element
filter
fold
circumference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987008598U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63118919U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987008598U priority Critical patent/JPH0410887Y2/ja
Publication of JPS63118919U publication Critical patent/JPS63118919U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0410887Y2 publication Critical patent/JPH0410887Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、一枚の濾紙を蛇腹状に折曲するとと
もに扇状に周回し、その内周部を内方枠体で固定
するとともに、外周部を外方枠体に固定し、濾過
流体を前記濾紙の中心軸方向に通過させるように
したフイルタエレメントに関する。
《従来の技術》 この種のいわゆる扇形フイルタエレメントは、
例えば内燃機関のエアクリーナに用いられ、外気
をフイルタエレメントの濾紙に通過させることに
より濾過を行ない、浄化空気を機関本体へと供給
するようになつている。
ところで、従来の扇形フイルタエレメントA
は、第4図に示すように、蛇腹状に折曲した濾紙
Bを扇状に周回して環状としたものが用いられて
おり、空気は前記濾紙Bを中心軸方向(図中紙面
直角方向)に通過されるようになつている。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、係る従来のフイルタエレメント
Aにあつては、濾紙Bが単に扇状に折曲されてい
た関係上、該濾紙Bの山折および谷折の各稜線C
は内周部が外周部に向かつて放射状となつてい
た。このため、互いに隣接する稜線C間の間隔
は、内周部と外周部との間で大きく異なり、外周
部に行くにしたがつて徐々に広くなる。従つて、
濾紙Bの蛇腹折り部分の傾斜角は、内周部と外周
部との間で異なり、外周部が内周部よりも傾斜角
が小さくなり、内周部側で最適な角度に設定した
としても外周側ではムダが生じる。特に、濾紙B
の内、外周差が大きいほどこの傾向は大きくな
り、それ以上の濾紙Bの面積の増大を図ることが
できなくなつてしまうという問題点があつた。
そこで本考案は、濾紙の蛇腹折り部分の傾斜角
を内周部および外周部でほぼ等しくすることによ
り、濾紙面積の増大、つまり濾過機能の更なる増
大を図るようにしたフイルタエレメントを提供す
ることを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 上記の目的を達成するために、本考案のフイル
タエレメントにあつては、一枚の濾紙を蛇腹状に
折曲するとともに扇状に周回し、その内周部を内
方枠体で固定するとともに、外周部を外方枠体に
固定し、濾過流体を前記濾紙の中心軸方向に通過
させるようにしたフイルタエレメントにおいて、
扇状濾紙の山折または谷折の稜線を、内周部と外
周部との間で周方向に複数回以上折曲げてジグザ
グ状とし、このジグザグ状に折曲された稜線は、
互いに隣接するもの同士の間隔を内、外周間に亘
つてほぼ同一となるように構成してある。
《作用》 以上の構成により本考案のフイルタエレメント
にあつては、稜線を周方向に折曲させて互いに隣
接する稜線間の間隔をほぼ同一にしたので、蛇腹
折り部分の傾斜角は内周部から外周部に至る間で
ほぼ等しくすることができ、これにより蛇腹折り
の傾斜角を内周部から外周部まで一様に形成する
ことができるため、濾過面積の大幅な増大を図る
ことができるようになる。
《実施例》 以下本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案の一実施例を示すフイルタエレ
メント1で、このフイルタエレメント1は一枚の
濾紙3を一旦蛇腹状に折曲した後、これを扇状に
周回して環状にしており、この内周部は内方枠体
5で固定されるとともに、外周部は外方枠体7で
固定されるようになつている。なお、同図で濾紙
3を蛇腹状に折曲した際の山折部分の稜線Rを示
しており、この稜線R間に設けられるべき谷折部
分の稜線は稜線R間にあるが、図の複雑化を避け
るために省略してある。
ここで、本実施例にあつては、前記稜線Rをd1
径からd2径の内周部分では径方向を放射状に指向
させ、このd2径部分を頂点としてd2からd3径間は
周方向で図中右方向に直線状に折曲し、d1径部分
からd3径部分の間で1つの山形部M1を設けるよ
うにしている。同様に、次のd3径からd5径との間
でもd4径部分を頂点としてもう1つの山形部M3
を折曲し、さらにd5径からd7径との間でもd6
径部分を頂点としてさらに山形部分M3を折曲し、
これら各山形部M1,M2,M3により前記稜線R
は半径方向にジグザグ状に形成されている。な
お、d1>d2>d3>d4>d5>d6>d7で、d1は濾紙3
の内周径、d7は濾紙3の外周径である。
そして、このようにジグザク状に折曲された稜
線Rは、互いに隣接するもの同士の間隔aを内周
部から外周部に亘つてほぼ同一にしてある。なお
このとき、互いに隣接する稜線Rが濾紙3の内周
および外周で交わるときの円弧長さl1,l2,は、
該濾紙3の全内周長L1および全外周長L2に対し
てl1/l2=L1/L2となつている。
かかる構成を具えたフイルタエレメント1は、
例えば第2図に示すように、内燃機関のエアクリ
ーナ12に用いられる。すなわち、該エアクリー
ナ12は容器14とカバー16とで構成される環
状のクリーナーケース18内に、前記フイルタエ
レメント1が収納されることにより形成されてい
る。前記カバー16の周縁には空気取入口20が
形成されるとともに、前記容器14の底部中央に
は供給口22が形成され、この供給口22は図外
のキヤブレタに連通されている。前記カバー16
の中央部は下方に凹設され、その中央部に固定ボ
ルト24を挿通するボス部26が設けられるとと
もに、容器14には前記固定ボルト24のステー
28が付設され、このステー28のボルト挿通孔
28aから上方に向かつて挿入された前記固定ボ
ルト24に前記ボス部26を挿通し、蝶ナツト3
0を前記固定ボルト24に螺合して締付けること
により、容器14とカバー16の固定が行なわれ
るようになつている。
一方、前記フイルタエレメント1の濾紙3は、
中心側に向けて上方に傾斜してその端縁を内、外
枠体5,7に埋設され、フイルタエレメント1を
ケース12に装着した際、濾紙3と容器14とカ
バー16との内周面とで、濾紙3の上下のほぼ三
角形断面の環状の空間が隔成され、この空間を空
気が流通するため、エアクリーナの全高を小さく
できるようになつている。
そして、前記内方枠体5の内周からは前記固定
ボルト24に挿通される内方フランジ5aが一体
成形により設けられるとともに、前記外方枠体7
の外周からは外方フランジ7aが一体成形により
設けられている。
そして、前記内方フランジ5aは、固定ボルト
24に挿通して前記ボス部26と前記ステー28
間に位置させるとともに、前記外方フランジ7a
を容器14とカバー16の各々の周縁部間に位置
させて、前記蝶ナツト30を締付けることにより
内方フランジ5はボス部26とステー28間に、
外方フランジ7aは容器14の周縁とカバー16
の周縁間に各々押圧的に挟着されて固定されるよ
うになつている。
以上の構成により、本実施例のフイルタエレメ
ント1は、クリーナーケース18の空気取入口2
0を有する上部と、供給口22を有する下部を機
密性をもつて隔成する。従つて、空気取入口20
からエアクリーナケース18内に導入された空気
は、漏れを生ずることなく確実に濾紙3を通過
し、そして、濾過された空気は供給口22からキ
ヤブレタへと供給される。
ところで、本実施例では、フイルタエレメント
1の濾紙3は各稜線Rに複数回折曲することで、
山形部M1,M2,M3を形成し、隣接する稜線R
間の間隔aを内、外周に亘つてほぼ同一としたの
で、これら稜線Rを形成する蛇腹折り部分は第3
図に示すように、その傾斜角θを内周部から外周
部まで一様に形成することができる。
従つて、円筒状濾過体の軸方向に空気が流入し
空気は湾曲することなくフイルタエレメントを通
過しフイルタエレメントとを通過するときの通過
抵抗の増大を起こさずに行なわれるに十分な最大
限の傾斜角θに設定しておくことにより、濾紙3
の面積は大幅に増大することになり、ひいては濾
過機能の著しい向上が図られることになる。
例えば、濾紙3の内径を80πmm(d1=40mm)、外
径を200πmm(d7=100mm)とした場合、従来のフ
イルタエレメントに対して本実施例のものでは、
約1.6倍の濾紙3の面積を取ることができる。
なお、本実施例では、稜線Rに設けられる山形
部M1,M2,M3を3つ設けた場合を示したが、
これに限ることなく2つもしくは4つ以上の山形
部を設けるようにしたものでもよい。
《考案の効果》 以上説明したように本考案のフイルタエレメン
トにあつては、扇状濾紙の山折または谷折の稜線
を、内周部と外周部との間で周方向に複数回以上
折曲げてジグザグ状とし、このジグザグ状に折曲
された稜線は、互いに隣接するもの同士の間隔を
内、外周間に亘つてほぼ同一としたので、該稜線
間の蛇腹折り部分の傾斜角を、流体通過が行なわ
れるに十分な最大限の角度をもつて内周部から外
周部まで一様にできるため、濾紙の有効面積を大
幅に増大することができ、また濾紙がダストで目
詰りしたとき濾紙を通過する圧力で濾紙同士が接
触することなく濾紙の折山の間隔を保持すること
ができる。従つて、濾過機能が著しく向上するこ
とになり、ひいてはフイルタエレメントの小型化
などを達成することができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフイルタエレメントの一実施
例を示す要部平面図、第2図は本考案のフイルタ
エレメントの取付状態を示す断面図、第3図は第
1図中−線からの拡大断面図、第4図は従来
のフイルタエレメントの要部平面図である。 1……フイルタエレメント、3……濾紙、R…
…稜線、M1,M2,M3……山形部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一枚の濾紙を蛇腹状に折曲するとともに扇状に
    周回し、その内周部を内方枠体で固定するととも
    に、外周部を外方枠体に固定し、濾過流体を前記
    濾紙の中心軸方向に通過させるようにしたフイル
    タエレメントにおいて、扇状濾紙の山折または谷
    折の稜線を、内周部と外周部との間で周方向に複
    数回以上折曲げてジグザグ状とし、このジグザグ
    状に折曲された稜線は、互いに隣接するもの同士
    の間隔を内、外周間に亘つてほぼ同一にしたこと
    を特徴とするフイルタエレメント。
JP1987008598U 1987-01-26 1987-01-26 Expired JPH0410887Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987008598U JPH0410887Y2 (ja) 1987-01-26 1987-01-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987008598U JPH0410887Y2 (ja) 1987-01-26 1987-01-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63118919U JPS63118919U (ja) 1988-08-01
JPH0410887Y2 true JPH0410887Y2 (ja) 1992-03-18

Family

ID=30793124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987008598U Expired JPH0410887Y2 (ja) 1987-01-26 1987-01-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0410887Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2517262B2 (ja) * 1987-02-28 1996-07-24 株式会社 土屋製作所 環状笠形の濾過エレメント

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63118919U (ja) 1988-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4151095A (en) Pleated fluid filter
JPH0135700B2 (ja)
US2731108A (en) Pleated paper filter element
JPH0410887Y2 (ja)
JPH0122465B2 (ja)
JPS6323944Y2 (ja)
JPH0288B2 (ja)
JPS6229050Y2 (ja)
JPS6240666Y2 (ja)
JP2564666Y2 (ja) 濾過エレメント
JPH0626325Y2 (ja) フィルタエレメント
JPS6126611Y2 (ja)
JPH042288B2 (ja)
JPH0722669B2 (ja) ろ過エレメント
JPH031048B2 (ja)
JP2557561Y2 (ja) 濾過エレメント
JPS62110722A (ja) 内燃機関用空気清浄器
JPS6279827A (ja) エア−クリ−ナエレメント
JPH025130B2 (ja)
JPH027687B2 (ja)
JPS635124B2 (ja)
JP2521713Y2 (ja) エアクリーナ
JPH039765Y2 (ja)
JPH0244831Y2 (ja)
JPH0135209Y2 (ja)