JP2543452B2 - 仏 壇 - Google Patents

仏 壇

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JP2543452B2
JP2543452B2 JP3330089A JP33008991A JP2543452B2 JP 2543452 B2 JP2543452 B2 JP 2543452B2 JP 3330089 A JP3330089 A JP 3330089A JP 33008991 A JP33008991 A JP 33008991A JP 2543452 B2 JP2543452 B2 JP 2543452B2
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altar
buddhist
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buddhist altar
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▲泰▼造 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は仏像、掛軸、位牌等を祀
る仏壇に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5に示すように、従来の仏壇
61は、前面が扉15,17により開閉される仏壇箱6
2と、該仏壇箱62の内部に階段状に設けられた下段1
8、上段20及び上々段21と、該上々段21の上に載
置された荘厳63とから構成されている。この荘厳63
は、左右の脇部24と前方へせり出した中央の主部25
とからなる須弥段64と、該須弥段64の後縁の右端か
ら左端にかけて立設された四本の後列柱27と、該須弥
段64の中程の右端から左端にかけて立設された六本の
中列柱28と、該須弥段64の主部25の前寄りに立設
された二本の前列柱29と、これら三列の柱の上端に支
えられた屋根30とからなっている。特に、脇部24に
おいては後列柱27と中列柱28の二列が間隔をおいて
並んでいることから、該脇部24はその間隔以上の奥行
きを有し、従って、脇部24の前縁は主部25の前縁と
大差がない位、前方にせり出して位置している。
【0003】さて、荘厳63の中央二本の後列柱27の
間に立設された主壁37には本尊仏の尊影の掛軸が掛け
られ、また、須弥段64の主部25には本尊仏の仏像が
安置される。中央二本の中列柱28にはその掛軸や仏像
を見映え良くするための装飾体38が取り付けられてい
る。また、左右各二本の後列柱27の直ぐ後方に位置す
る仏壇箱62の背壁7には脇立(菩薩)の尊影の掛軸が
掛けられ、また、脇部24には脇立の仏像が安置され
る。これらの後列柱27にはその掛軸を見映え良く装飾
するための装飾体38が取り付けられている。そして、
須弥段64、上々段21、上段20及び下段18には、
本尊仏及び脇立に供養するための御仏器、茶湯器、花立
て等の仏具が載置され、仏壇の上部には、瓔珞、輪灯、
燈龍等の仏具が吊り下げられる。このように、従来の仏
壇は専ら本尊仏と脇立とを中心として構成されており、
先祖の法名が書かれた掛軸(以下、「法名軸」という)
を掛けたり位牌を安置したりすることを想定した設計は
なされていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現実の仏壇の
使用においては、図4に示すように、先祖の法名軸45
を掛けたり位牌46を安置したりすることが慣習的に行
われており、前記設計との矛盾から、次のような問題が
生まれていた。
【0005】(1) 法名軸45を掛けようとすると、その
掛け場所は事実上、仏壇箱62の側壁39のうち中柱1
0より前方の前半部分に限られる。中柱10より後方の
後半部分は、前記脇部24の前方へのせり出しにより、
ほとんどスペースがないからである。そして、側壁39
の前半部分に掛けた法名軸は、その周囲又は前方が剥き
出しになって、本来掛けるべきでない場所に掛けたよう
な違和感があり、しかも目につき過ぎるため、あまり見
映えが良くなかった。
【0006】(2) 法名軸が特に大きい場合には、前記側
壁39の前半部分からはみ出たり、あまりに見映えが悪
くなったりするため、実際は掛けることができず、丸め
たまま下段18に載置したり、仏壇61を載せている敷
台に収納したりするしかなかった。
【0007】(3) 先祖の位牌46を安置しようとする
と、その安置場所は上々段21、上段20及び下段18
のうち前記仏具の間に作ったスペースとなる。しかし、
そこに位牌46を安置すると、前記(1) と同様の違和感
が生じるとともに毎日、仏具を出し入れするときに、位
牌46が邪魔になってやりにくくなったり、位牌46や
仏具を誤って倒して傷をつけたり周りを汚したりするお
それがあった。
【0008】本発明の目的は、側壁の内面に対して何の
違和感もなく安心して、法名軸を掛けたり位牌を安置し
たりすることができ、また、従来良くなかった法名軸の
見映えを良くし、また、仏具の出し入れの際に、位牌や
仏具を誤って倒して傷をつけたり、周りを汚したりする
失敗を防止又は軽減することができる仏壇を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の仏壇は、仏壇箱の主側壁の内側に該
主側壁と平行して副側壁を設け、該主側壁と副側壁との
間に生じた間隙を利用して法名軸を掛けられるように
し、該副側壁に形成した取付穴に前記法名軸を装飾する
ための装飾枠を取り付けたことを特徴とする。 また、請
求項2記載の仏壇は、左右の脇部と前方にせり出した中
央の主部とからなる須弥段と、該須弥段の脇部及び主部
に立設された柱と、該柱の上端に支えられた屋根とを含
む荘厳が、仏壇箱の内部に載置された仏壇において、前
記須弥段の脇部には該脇部の後縁に前記柱としての一列
の後列柱のみを立設して、該脇部の前縁を該後列柱付近
まで後退させ、該後退により前記仏壇箱の側壁の内面の
スペースを後方へ増加させ、該側壁の内面の増加したス
ペースに法名軸を装飾するための装飾枠を取り付けたこ
とを特徴とする。ここで、「装飾枠」は、少なくとも法
名軸の周囲又は前面周縁部の前方に位置し得る枠を備え
ていればよく、法名軸を掛けるための掛止具は装飾枠と
一体でも別体でもよい。装飾枠の形状は、例えば隅丸長
方形が一般的であるが、楕円形や菱形でもよく、また、
枠の一部が切れたものも含む。
【0010】また、請求項3記載の仏壇は、請求項1又
は2記載の仏壇において、前記装飾枠に、位牌を安置す
るための安置棚を組合わせて設けたことを特徴とする。
ここで、「安置棚」は、少なくとも位牌を安置できる大
きさがあればよく、その形状は適宜決定できる。また、
安置棚は装飾枠と一体でも別体でもよい。また、実際の
使用においては安置棚に位牌以外の仏具を載置してもか
まわない。なお、「位牌」は、くり出しを含むものとす
る。
【0011】
【作用】請求項1記載の仏壇によれば、副側壁の取付穴
に装飾枠を取り付けたことにより、法名軸の掛け場所が
明確に特定される。また、この装飾枠により、法名軸の
前面周縁部の前方が囲まれて装飾される。さらに、副側
壁と主側壁との間に生じた間隙を利用して法名軸を掛け
るので、その法名軸が特に大きい場合であっても、間隙
に収めることができるとともに、その法名軸の一部が装
飾枠を通して見える、また、法名軸の前面が装飾枠より
奥まって、位置する。 請求項2記載の仏壇によれば、側
壁の内面に装飾枠を取り付けたことにより、法名軸の掛
け場所が明確に特定される。また、この装飾枠により、
法名軸の周囲が囲まれて装飾される。さらに、脇部の前
縁を後退させ、側壁の内面のスペースを後方へ増加さ
せ、該増加したスペースに装飾枠を取り付けたので、法
名軸を仏壇の奥部に掛けることができる。
【0012】上記作用に加え、請求項3記載の仏壇によ
れば、前記装飾枠に、位牌を安置するための安置棚を組
合わせて設けたことにより、該安置棚が位牌の安置場所
として明確に特定される。また、この場所に安置した位
牌は、仏具を出し入れするときにあまり邪魔にならな
い。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した仏壇の第一実施例
について、図1及び図2を参照して説明する。本実施例
の仏壇1は、前面が扉15,17により開閉される仏壇
箱2と、該仏壇箱2の内部に階段状に設けられた下段1
8、上段20及び上々段21と、該上々段21の上に載
置された荘厳22と、仏壇箱2の側壁9,13の内面に
設けられた装飾枠32及び安置棚34とから構成されて
おり、これら各部を順に詳述する。
【0014】前記仏壇箱2は、図示しない台の上に載置
されている。この仏壇箱2の底板をなす厚い下台3の上
面の四隅には、左右の前支柱4と左右の後支柱5とが立
設されている。左右の後支柱5の対向する側面には保持
溝6が凹設され、該保持溝6には板状の背壁7がその左
右縁部を嵌合されて保持されている。左右の後支柱5の
前面と左右の前支柱4の後面には各々保持溝8が凹設さ
れ、これらの保持溝8には一対の板状の主側壁9がその
前後縁部を嵌合されて保持されている。
【0015】前記左右の主側壁9のほぼ中央部におい
て、その内側面に接するように略円柱状の中柱10が立
設され、これらの中柱10の内側寄りの背面には各々係
止溝11が凹設されている。そして、前記主側壁9の内
側には該主側壁9と平行して一対の副側壁13が配設さ
れ、該副側壁13の前縁部は前記係止溝11に嵌合され
て保持されるとともに、該副側壁13の後縁部は前記背
壁7に接着固定されている。従って、これらの副側壁1
3は中柱10の内面と略面一になり、また副側壁13の
外面と主側壁9の内面との間には間隙36が生じるよう
になっている。また、前記前支柱4の内側には、略円柱
状の前柱12が立設されている。
【0016】前記前支柱4の外側面には、図2に示すよ
うに、外蝶番14を介して二つ折り扉15が開閉可能に
軸支されている。また、前支柱4の前面には内蝶番16
を介して二つ折り内扉17が開閉可能に軸支されてい
る。また、前支柱4と後支柱5の上端部には図示しない
天板が被さるように配設されている。
【0017】前記下段18、上段20及び上々段21
は、前記下台3の上方に階段状に設けられている。ま
ず、下段18は平板状に形成され、該下段18と下台3
との間には図示しない中央引出しが設けられるようにな
っている。また、下段18の上面奥には図示しない上部
引出しを有する支台19が設けられている。この支台1
9の上面には平板状の上段20が設けられ、該上段20
の上面にも平板状の上々段21が設けられている。
【0018】前記荘厳22は上々段21の上面に載置さ
れている。この荘厳22の底部には台座23が設けら
れ、該台座23の上部には左右の脇部24より中央の主
部25が前方にせり出した平板状の須弥段26が形成さ
れている。この須弥段26の後縁の右端から左端にかけ
ては六本の後列柱27が立設され、須弥段26の主部2
5の中程には四本の中列柱28が立設され、同じく主部
25の前寄りには二本の前列柱29が立設されている。
【0019】すなわち、図4及び図5の従来例と比べる
と、本実施例では従来例の中列柱28のうちの左右端の
二本が省かれることにより、脇部24においては後列柱
27のみが存在するようになっているため、該脇部24
の奥行きが従来例より小さく形成されている。従って、
脇部24の前縁は主部25の前縁より大きく奥へ後退
し、該脇部24の前方の空間が広く取れるとともに、側
壁9,13の内面のスぺースが後方へ増加している。ま
た、中央二本の中列柱28及び左右各二本の後列柱27
には掛軸や仏像を見映え良くするための装飾体38が取
り付けられている。これらの三列の柱27,28,29
の上端には屋根30が取着されている。
【0020】前記装飾枠32は、仏壇1の左右の副側壁
13の内面に設けられている。すなわち、装飾枠32は
上辺が隅丸になった縦長長方形状の切れ目のない枠体で
構成され、その内周の背面側には係止凸条33が突設さ
れている。そして、左右の副側壁13には前記係止凸条
33と略同一形状の取付穴31が形成され、該取付穴3
1の内縁に前記係止凸条33が圧入されることにより、
装飾枠32は通常の使用時には外れない程度に着脱可能
に取り付けられている。この装飾枠32の下部には仏壇
箱2の内側に水平に突出する安置棚34が一体に併設さ
れ、該安置棚34には位牌46が安置されるようになっ
ている。
【0021】なお、この安置棚34は前記須弥段26の
脇部24の前方の広い空間を利用して、比較的幅広に突
出している。また、この安置棚34は該須弥段26より
低い位置に配されている。また、装飾枠32の上端位置
に対応する前記主側壁9の内面には掛止突起35が突設
され、該掛止突起35に法名軸45の吊紐が掛けられる
ようになっている。
【0022】前述した本実施例の仏壇箱2、各載置段1
8,20,21及び荘厳22は桧材等の木材や合成樹脂
材により形成され、各部品は凸部又は凹部を備えるとと
もにほぞ組みされており、分解して掃除することが可能
になっている。また、仏壇1の表面には漆又は合成樹脂
塗料が塗られ、さらにその一部には金箔が貼着されてい
る。
【0023】以上のように構成された仏壇1内部には、
各種の仏像が安置され、また、仏具が載置される。すな
わち、荘厳22の中央二本の後列柱27の間に立設され
る主壁37には本尊仏の尊影の掛軸が掛けられ、また、
須弥段26の主部25には本尊仏の仏像が安置される場
合もある。同じく脇部24の背壁7には脇立の尊影の掛
軸が掛けられ、また脇部24には脇立の仏像が安置され
る場合もある。そして同じく須弥段26の前部には、本
尊仏や脇立に供養するための仏飯器や茶湯器が供えられ
る。また、上々段21には金レンゲ等の装飾品、上段2
0には香炉や高杯、下段18には花立て等の仏具が、各
々載置される。さらに、仏壇1の上部には、輪灯、瓔
珞、燈龍等が吊り下げられる。
【0024】また、副側壁13の内面に装飾枠32を設
けたことにより、該装飾枠32に囲まれた主側壁9の内
面が法名軸45の掛け場所として明確に特定される。従
って、法名軸45をこの主側壁9の内面に対して何の違
和感もなく安心して掛けることができる。また、この装
飾枠32により、法名軸45の前面周縁部の前方が囲ま
れて装飾されるので、法名軸45の見映えが良くなる。
特に、本実施例では副側壁13と主側壁9との間に生じ
た間隙36を利用して法名軸45を掛けるので、その法
名軸45が特に大きい場合であっても、荘厳22や中柱
10に干渉させることなく前記間隙36に収めることが
できるとともに、その法名軸45の一部が装飾枠32を
通して見えるだけなので、大きい法名軸45を掛けたこ
とによる違和感も生じない。また、法名軸45の前面が
装飾枠32より奥まって位置するので、奥行感のある豪
華な外観が得られる。さらに、本実施例では、副側壁1
3、すなわち側壁の後半部分に装飾枠32を設けたの
で、法名軸45をその掛け場所としてふさわしい仏壇1
の奥部に掛けることができる。
【0025】また、副側壁13の内面に安置棚34を設
けたことにより、該安置棚34が位牌46の安置場所と
して明確に特定される。従って、先祖の法名が書かれた
位牌46をこの安置棚34に対して何の違和感もなく安
心して安置することができる。また、この場所に安置し
た位牌46は、仏具を出し入れするときにあまり邪魔に
ならないので、その際に位牌46や仏具を誤って倒して
傷をつけたり、周りを汚したりする失敗を防止又は軽減
することができる。また、下段18、上段20又は上々
段21のスペースがそこに位牌46を安置しない分だけ
広くなるので、仏具の配置が楽になり、掃除もし易くな
る。また、本実施例では、安置棚34を須弥段26より
低い位置に設けたので、位牌46を本尊仏より低く安置
することができ、本尊仏を最高位に安置する仏壇本来の
様式を損なうこともない。
【0026】また、前記副側壁13は内面が中柱10の
内面と略面一になるように配設されているので、中柱1
0の後方部が中柱10によりさえぎられることがなくな
り、手ものばしやすい。従って、安置棚34への位牌4
6の出し入れ、須弥段26及び上々段21の左右端部へ
の仏具の出し入れが容易となり、さらに掃除がし易くな
る。
【0027】図3に示す第二実施例は、副側壁がないこ
と、装飾枠32はその中央部が開口していないこと、側
壁39には取付穴を貫設せずに装飾枠32が直接取着さ
れていることの点においてのみ第一実施例と相違する。
本実施例の仏壇41によれば、副側壁のない仏壇箱42
にも装飾枠32を取着して、法名軸45を掛けたり位牌
を安置することができる。その他の作用効果は第一実施
例と同様である。
【0028】
【0029】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れず、例えば以下のように発明の趣旨から逸脱しない範
囲で任意に変更して具体化することもできる。 (1)安置棚は須弥段よりも低い位置であることに限定
されず、須弥段と同じ位置や須弥段よりも高い位置に設
けてもよい。 (2)中柱の後方に副側壁を有する仏壇においても、中
柱の前方の主側壁に装飾枠や安置棚を設けてもよい。 (3)中柱のある仏壇に限定されず、中柱はなくてもよ
い。 (4)塗仏壇に限定されず、唐木仏壇や合成樹脂の仏壇
でもよく、また、各種大きさの仏壇にも具体化できる。 (5)例えば屋根のない荘厳からなる仏壇、敷台のない
仏壇あるいは上々段のない仏壇その他各種形式の仏壇に
も具体化することができる。 (6)後列柱、中列柱及び前列柱については、特に本数
の限定はない。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の仏壇によれば、副側壁に
装飾枠を取り付けたことにより、法名軸の掛け場所が明
確に特定され、法名軸を側壁の内面に対して何の違和感
もなく安心して掛けることができる。また、この装飾枠
により法名軸が装飾されるので、法名軸の見映えが良く
なる。さらに、副側壁と主側壁との間に生じた間隙を利
用して法名軸を掛けるので、その法名軸が特に大きい場
合であっても、間隙に収めることができるとともに、そ
の法名軸の一部が装飾枠を通して見えるだけなので、大
きい法名軸を掛けたことによる違和感も生じない。ま
た、法名軸の前面が装飾枠より奥まって位置するので、
奥行感のある豪華な外観が得られる。請求項2記載の仏
壇によれば、側壁の内面に装飾枠を取り付けたことによ
り、法名軸の掛け場所が明確に特定される。また、この
装飾枠により、法名軸の周囲が囲まれて装飾枠されるの
で、法名軸の見映えが良くなる。さらに、脇部の前縁を
後退させ、側壁の内面のスペースを後方へ増加させ、該
増加したスペースに装飾枠を取り付けたので、法名軸を
その掛け場所としてふさわしい仏壇の奥部に掛けること
ができる。
【0031】上記効果に加え、請求項3記載の仏壇によ
れば、位牌を、装飾枠に組合わせて設けた安置棚に対し
て何の違和感もなく安心して安置することができる。ま
た、仏具の出し入れの際に、位牌や仏具を誤って倒して
傷をつけたり、周りを汚したりする失敗を防止又は軽減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第一実施例を一部破断して
示す斜視図である。
【図2】同じく要部の横断面図である。
【図3】第二実施例を一部破断して示す斜視図である。
【図4】従来例を一部破断して示す斜視図である。
【図5】同じく要部の横断面図である。
【符号の説明】
1 仏壇 2 仏壇箱 9 主側壁 13 副側壁 32 装飾枠 34 安置棚 41 仏壇 45 法名軸 46 位牌 51 仏壇

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仏壇箱の主側壁の内側に該主側壁と平行
    して副側壁を設け、該主側壁と副側壁との間に生じた間
    隔を利用して法名軸を掛けられるようにし、該副側壁に
    形成した取付穴に前記法名軸を装飾するための装飾枠を
    取り付けたことを特徴とする仏壇。
  2. 【請求項2】 左右の脇部と前方にせり出した中央の主
    部とからなる須弥段と、該須弥段の脇部及び主部に立設
    された柱と、該柱の上端に支えられた屋根とを含む荘厳
    が、仏壇箱の内部に載置された仏壇において、 前記須弥段の脇部には該脇部の後縁に前記柱としての一
    列の後列柱のみを立設して、該脇部の前縁を該後列柱付
    近まで後退させ、該後退により前記仏壇箱の側壁の内面
    のスペースを後方へ増加させ、該側壁の内面の増加した
    スペースに法名軸を装飾するための装飾枠を取り付けた
    ことを特徴とする仏壇。
  3. 【請求項3】 前記装飾枠に、位牌を安置するための安
    置棚を組合わせて設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の仏壇。
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JPS63171479A (ja) * 1987-01-08 1988-07-15 Mitsubishi Electric Corp 磁気デイスク装置

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