JP3091871U - 墓前用香炉 - Google Patents

墓前用香炉

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JP3091871U JP2002005650U JP2002005650U JP3091871U JP 3091871 U JP3091871 U JP 3091871U JP 2002005650 U JP2002005650 U JP 2002005650U JP 2002005650 U JP2002005650 U JP 2002005650U JP 3091871 U JP3091871 U JP 3091871U
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孝行 木島
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株式会社キジマ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の墓前用の香炉の素材は石材など製作さ
れているので重く、さらに加工も手間が掛かるのでコス
ト高であったが、アルミ素材による鋳造手段を採用する
ことで、曲面を有する美しい炉を形成し、かつ大量生産
によるコスト軽減が図れる機能的にして安価な墓前用の
香炉を提供する。 【解決手段】 アルミなどの金属素材により鋳造成形す
る香炉1であって、炉体2の平面及び側面形状は矩形と
し、正面及び背面形状は両サイドに膨らみをもつ炉体2
の上部は解放口3を成し、下部両サイドには脚部10を
一体形成した前記炉体2の前面には大きな開口窓4を設
け、後部の壁面5には多数の通気孔6を施して成る下部
位の底部7に開口穴9を設け、その開口穴9には別途形
成した線香受け皿11をセットした下部位に、別途形成
して成る灰皿14を組み合わせた香炉1を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、風雨などに晒される墓地において、曲面加工による美しさと機能性 を成すものとして、金属素材による鋳造手段を採用することで量産化を容易にし て安価に提供できる墓前用の香炉に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、屋外の墓前に配置される香炉は、風雨に遭っても大切な線香が消え たりせず、また見た目にも趣の高い備品として専用の香炉が配置されているのを 見かけるが、最近はご先祖に対する心からの供養はもとより、お参りする身内自 身の気持ちの現れとして多く見受けられるようになっている。その目的とする墓 前用の香炉や公知公開される技術も数多く出されている。また一般的に多く見ら れる墓前用の香炉の形態は、板状に加工した石材を用いて形成した箱状の容体の 上部に神社・仏閣様の屋根を組み合わせた香炉の前部に開口穴を設けたタイプな どがあり、その容体の内部に火を付けた線香を置くことで、風雨に晒されても線 香の火が消えにくいことを目的とした香炉である。
【0003】 他方、公知公開される技術における香炉の一例を示すと、特開平10−963 39に開示される技術があり、この技術における香炉も素材は石材であり、その 構成は一定の大きさの石材の上部からくり抜いて成る石材容器の縁に通風口を設 け、さらに、その石材容器の側面下方には灰皿引き出し口兼用通風口を設けた前 記の灰皿の上部位に、線香を置く線香置き網を位置した石材容器の開口部に、同 じ石材による蓋を組み合わせた香炉である。使用する時は、石材の蓋を取り除い てから、火を付けた線香を前記の線香置き網の上に載せたうえで、再び石材の蓋 をする香炉の技術である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
以上のような香炉や公開技術が提供され、風雨に晒されても線香の火が消えに くいなど一定の効果はある。しかし外観的な美しさはもとより、素材による加工 コストや使用時における使い易さ、手入れなどにおいて以下に示すような不便や 欠点がある香炉の技術である。
【0005】 まず従来の香炉を形成する素材は、墓石に合わせるためかいずれも石材を採用 したタイプであるので重く、また加工作業の多くは手造りの工程が欠かせないの で、コスト高になることは避けられなかった。また石の素材上において、曲面加 工は難しく、さらに仕上げの方法として漆を塗ったり他の塗装による装飾仕上げ も素材的に無理であり、最近のように多様な葬儀なども行われる中にあって、個 性的で美しく、かつ室内の仏壇の前に置いても違和感のない趣ある香炉を求める ニーズにも応えられるものではなかった。
【0006】 加えて、公知公開される特開平10−96339による香炉は、形成素材も石 材であり、またその容体は石の固まりの上部をくり抜いて成るものであるため、 手彫りはもとより機械彫りでも難しくコスト高となるもので、量産化には不向き な素材である。加えてその上部開口部には重い石材の蓋を組み合わせた形により 、お参りする度に線香を供えるには、一々重い石材の蓋を上げ下ししなければな らず、力の弱い女性や高齢者では線香一つ供えるにも大変である。さらに、蓋面 には食べ物などの供物は置けるが、縁がないため強い風など吹いた場合は転げて 落ちるなどの欠点があり、また内部の線香置き網に線香を載せても、線香の煙は 石材容器の上縁一部に設けた通風口と下部の灰皿部分の隙間から出す方法である ため、見た目にも美しく線香の煙を立ち昇らせられないなど、外観形状と合わせ て趣と品格ある香炉とは言えないものであり、ましてや室内の仏壇前に対応でき るような品格ある香炉の技術ではなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上のような従来の香炉がもつ不便や欠点を解消した見た目にも美し く、かつ機能的にして製造も安価にできる墓前用の香炉を提供するものであり、 その構成は香炉本体はもとより線香受け皿や灰皿などの組み合わせ備品いずれも アルミを原料とする金属素材で鋳造成形するものとし、まず、炉体の両サイドは ゆるやかな円弧状を成す形とし、その上部は大きな解放口を成し、かつその下部 両側には脚部を一体形成して成る前記炉体の前面側には大きな開口窓を、後部の 壁面には通気孔を多数施した前記解放口に、別途に形成した水抜き穴付き供物皿 蓋を組み合わせ、さらに前記炉体の底部に設けた開口穴には、別途に形成した小 穴付き線香受け皿をセットするとともに、その下部に別体の灰皿を組み合わせて 成る墓前用香炉を構成する。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案による香炉1は、アルミ素材による鋳造形成されるので、石材では難し かったなめらかな曲面加工も容易であり、また素材による軽さはもとより厚みも 薄くすることが可能で、かつ量産化も容易で安価なコストで提供できる香炉1で ある。さらに炉体1の前面に設けた開口窓4は大きく、かつその背面には数多く の通気孔6を施しているので線香Aを供えるにも容易であり、また煙は大きな開 口窓4や後部の通気孔6より自然な形で立ち昇らせることができる構成である。
【0009】 加えて、炉体1の上部開放口3には、両端を反せた美しい縁15及び水抜き穴 16を有する供物皿蓋17を組み合わせているので、蓋の機能はもとより供えた 食べ物などが転がり落ちる心配もなく、また水抜き穴16により雨水も素早く排 出することができる。
【0010】 さらに 炉体1の底部7に設けた開口穴9には、多数の小穴12や支持突部1 3を設けた線香受け皿11をセットし、かつその下部には単独の灰皿14を位置 させる構成であるので、線香受け皿11及び灰皿14いずれも出し入れして洗浄 ができること合わせて、燃えた線香Aの灰は前記した線香受け皿11に設けた小 穴12を経て下部に位置した灰皿14に落ちるので、風などにより灰が周囲に飛 散することなく簡単に始末できる機能的にして扱い易く、かつ外観的にも美しい 香炉1を形成する。
【0011】 図4に示す他の線香受け皿11aは、矩形の縁枠21による開口底面22の左 右に保持ピン23付き基板24を二本取り付けて網板25を組み合わせた線香受 け皿11aを形成するので、前記網板25面に突き出た保持ピン23に束ねたま まの線香Aを差し込んで立てられ、また寝かせても消えないことに加えて、一方 は線香Aを他方にはロウソクBを立てることも可能である。
【0012】 図5に示すロウソク立て26は、逆水滴状を成すカバー体27全面に大きな楕 円窓28と小さい通気孔6を施した内部に、保持ピン付23き基板24を取り付 けているので、曲面を有する本案の香炉1にマッチする外観形状であり、また楕 円窓28大きいので線香Aの火を付け易く、さらにカバー体27で覆われるので 雨を防ぐことでロウソクBの炎が消えにくい構造である。
【0013】
【実施例】
本考案の実施例における香炉を図1に示す斜視図と図2に示す香炉の側面図及 び図3に示す香炉の拡大縦断面図と図4の他の線香受け皿を示す一部分解斜視図 と図5のロウソク立てを示す一部欠損した斜視図を参照して説明する。
【0014】 この考案における香炉1は、全てアルミ素材により鋳造されて成るものとし、 まず香炉1を形成する炉体2の平面及び側面形状は矩形とし、正面及び背面形状 は、両サイドがなめらかな膨らみをもつ炉体2を形成した上部は開放口3を成し 、かつ炉体2の前面側には大きく開けた略楕円状の開口窓4を設け、他方、後部 側の壁面5は複数個の通気孔6,6を施した前記炉体2の底部7に支持突起8付 き開口穴9を形成した両サイド下部に、一定の高さの脚部10を有する炉体2を 一体に鋳造形成する。
【0015】 次に、前記炉体2の底部7に形成した開口穴9には、別体に形成される線香受 け皿11として、底面に多数の小穴12を設けた中ほどに、束ねたままの線香A を寝かせて置く、浅い支持突部13を一定間隔に二本設けて成る線香受け皿11 をセットし、かつ、その下部空間部には別体形成した灰皿14を位置させる。
【0016】 さらに前記炉体2を形成する上部の開放口3には、前記炉体2を覆う大きさで 、周囲に浅い縁15を形成した四隅に水抜き穴16を設けた、別途形成して成る 供物皿蓋17で前記開放口3を塞いで後に、両側に設けたネジ穴18を介して、 炉体2と供物皿蓋17をネジ19留めして本考案による香炉1を構成する。以上 のような香炉1を形成するが、その構成における前記開口窓4は大きく開けてい るので、その上部に突き出した庇20を設けるとさらによい。
【0017】 以上のような実施例であるが、その中における他の線香受け皿11aの実施例 を図4に示す。この線香受け皿11aは矩形の縁枠21による線香受け皿11a の開口底面22の左右に保持ピン23付き基板24を二本取り付けて後、網板2 5を組み合わせて成る線香受け皿11aを構成する。
【0018】 香炉1は以上のようにアルミ鋳造されるが、その香炉1に組み合わせる専用備 品として、図5に示すロウソク立て26を同じアルミ素材により鋳造する。その 構成は逆水滴状を成すカバー体27の前面部に、ほぼ同じ形状を成す楕円窓28 と通気孔6を設けた下部に、末広がり状の台座29を一体形成して成る前記台座 29の内側に、左右に掛け渡した基板24の中央にロウソクBを差し込める保持 ピン23を取り付けたロウソク立て26を構成する。
【0019】 この考案における香炉1は以上のような構成であるが、その素材は軽くて加工 しやすいアルミ鋳造によるものであるが、これ以外にアルミ合金でもよいし、鉄 素材や他の金属素材によるものでも差し支えない。また炉体2の両側は見た目に も美しい膨らみを形成したデザインであるが、必ずしも無くても構わない。さら に鋳造により成形される香炉1は、仕上げは磨きを掛けて素材感を出してもよい が、さらに本物の石材風や漆塗り仕上げ、他の色による装飾塗装等を施しても差 し支えず、いずれも特に限定するものではない。
【0020】
【考案の効果】 本考案における墓前用香炉は以上のような構成であるので、次に示すような長 所や効果を提供する。 まず、この考案による香炉を形成する素材は、アルミなどの金属を型を用いて 鋳造成形したことが特徴であるので、従来の石材に比べて曲面を有する外観的に も美しい形態の香炉を形成できる。また構成的には炉体の上部には両側を反らせ た美しい縁と水抜き穴を有する供物皿蓋を組み合わせているので、蓋が風雨を防 ぐこともとより、供える食べ物などの供物台としての機能も有し、かつ水抜き穴 により雨水をスムーズに排出できる。加えて内部の底部には別体の線香受け皿が セットされ、その下部には灰皿を組み合わせているので、火を付けた線香を置く のも容易で、かつ小穴を通して落ちた灰は下の灰皿で受け止めるので、雨で線香 が消えたり風により灰が周囲に飛散して汚す心配はない。また図4に示す線香受 け皿は、網板面に二本の保持ピンを形成するので、線香を立てて保持できるとと もにロウソクも立てられる。
【0021】 加えて、線香の煙は大きな開口窓や後部の通気孔から自然な形で美しく立ち昇 らせることができ、また線香の燃えている姿も美しく見せることができる香炉で ある。さらに、アルミ素材の特徴から磨いても美しいが、石材風や漆塗り仕上げ 、その他の塗装を施すのも容易であるので、外観形状のオリジナル性はもとより 様々な塗装仕上げも可能であるため、最近の個性的な葬儀を求める時代に合った 趣ある香炉を提供することができる。合わせて品格のある形態であるので、屋外 の墓前のみならず室内の仏壇前に置いても違和感のない香炉を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における香炉の実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】香炉の実施例を示す左側面図である。
【図3】香炉の実施例を示す拡大縦断面図である。
【図4】他の線香受け皿を示す一部分解斜視図である。
【図5】香炉の関連備品となるロウソク立てを示す一部
欠損斜視図である。
【符号の説明】
1・・・香炉 2・・・炉体 4・・・開口窓 10・・脚部 11・・線香受け皿 11a・線香受け皿 14・・灰皿 17・・供物皿蓋 23・・保持ピン 25・・網板 26・・ロウソク立て 27・・カバー体 28・・楕円窓 29・・台座 A・・・線香 B・・・ロウソク

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 香炉は金属で形成されるものとし、炉体
    の上部は開放口を成し、下部両側に脚部を設けた前記炉
    体内部の底部に、一定の大きさの開口部を設けた前記炉
    体の前面に大きな開口窓を設け、後部の壁面には複数個
    の通気孔を施した炉体を一体形成して成る前記炉体の開
    放口に、別途形成した水抜き穴付き供物皿蓋を組み合わ
    せ、底部に設けた開口穴には別途に形成される、底面に
    多数の小穴と支持突部を設けた線香受け皿をセットした
    下部位に、別途に形成した灰皿を位置組み合わせた構成
    を特徴とする墓前用香炉。
  2. 【請求項2】 底部の開口穴にセットする線香受け皿
    が、縁枠で形成される開口底面に、保持ピン付き基板を
    任意個数取り付けた上部に網板を組み合わせて成る請求
    項1に記載する墓前用香炉。
  3. 【請求項3】 逆水滴状を成すカバー体の前面に楕円窓
    を開口した下部に台座を設け、該台座の内側に保持ピン
    付き基板を取り付けたロウソク立てを組み合わせて成る
    請求項1〜請求項2のいずれか一つの項に記載する墓前
    用香炉。
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