JPH0738588Y2 - 全天候型墓石用灯明台 - Google Patents

全天候型墓石用灯明台

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JPH0738588Y2
JPH0738588Y2 JP11802090U JP11802090U JPH0738588Y2 JP H0738588 Y2 JPH0738588 Y2 JP H0738588Y2 JP 11802090 U JP11802090 U JP 11802090U JP 11802090 U JP11802090 U JP 11802090U JP H0738588 Y2 JPH0738588 Y2 JP H0738588Y2
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wall
candle
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太 長友
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 この考案は、あらゆる天候下において蝋燭の火が消える
ことがない墓石用灯明台に関する。
(2)従来の技術 従来、墓石用の蝋燭立には、風により蝋燭の火が消える
のを防ぐため次のものがある。
イ 透明円筒カバー付の蝋燭立 本品は、肉厚円盤状の陶器燭台に蝋燭を立て、その全体
を上下面が解放された透明円筒カバーで覆ったものであ
る。蝋燭の火は風により消えないが降雨により消える。
ロ 円錐傘を蝶着した透明円筒カバー付の蝋燭立 本品は、円盤状の金属燭台上の蝋燭の長さにわたり周囲
を金属円筒格子で囲み、さらにその外側を小空気孔付の
金属円錐傘を蝶着した透明円筒カバーで囲んだものであ
る。中の蝋燭の火は、風雨により消えないが蝋燭点火後
に金属円錐傘が熱くなり触れると火傷する。また金属円
筒格子により中の蝋燭の火が見えにくいので灯明具とし
て違和感がある。
ハ 立体の前面以外を壁とする灯明台 この方式は、昔からあるもので前面から石材をくりぬい
た空洞へ蝋燭立と線香立を入れるものである。多少の効
果はあるが風雨の回り込みがあるので特に風により蝋燭
の火が消えやすい。
(3)考案が解決しようとする課題 次の点の実現を課題としている。
第一、いかなる天候条件下においても蝋燭の火が消えな
いこと。
第二、風がある時、灯明台の中の蝋燭の火から線香に点
火できること。
第三、風がある時、灯明台の中の蝋燭に効果的に点火で
きること。
(4)課題を解決するための手段 風が主に水平方向に移動する性質を利用し、(3)考案
が解決しようとする課題、の第一に記載の目的達成のた
め最も基本的な手段として次による。
「立方体空間において、その前面を蝶番8により片開が
可能な透明板装着扉7により、その背面を背面壁3によ
り、その左右側面を左側面壁1及び右側面壁2により、
その底面を底面壁4により、その上面を空気穴9付きの
天井壁5により、それぞれ覆うことにより蝋燭室10を構
成し、さらに同蝋燭室10の天井壁5の上方空間を全面に
わたり僅少高さで、その左右側面及び上面を外体壁11に
より覆うことにより給排気空間12を形成し、同給排気空
間12の全面及び背面を開放する構造形状の全天候型墓石
用灯明台。」とする。
(3)考案が解決しようとする課題、の第二に記載の目
的達成のため次の二種類の構造形状による。
種類その一は、「上記の全天候型墓石用灯明台の左側面
壁1又は右側面壁2に蝋燭室10の上部空間へ通じる穴13
をあけ、同穴に脱着可能な蓋14を取付ける構造形状のも
の。」 種類その二は、「上記の全天候型墓石用灯明台につい
て、天井壁5の後方部約半分及び空気穴9を残し、前方
部約半分に点火穴19を設けた改天井壁15を使用し、小さ
い穴を無数にあけたり、或いは仏具にふさわしい図案を
刳り抜いて前記の小さい穴を無数にあけたことと同じ程
度に通気可能とした前通気壁17を蝶番18により扉枠6の
上部横枠に蝶着することにより給排気空間12の前面を覆
い、さらに前通気壁17と同様に通気可能とした後通気壁
16により給排気空間12の後面を覆う構造形状のもの。」 (3)考案が解決しようとする課題、の第三に記載する
目的達成のため、次の構造による。
「本考案の全ての全天候型墓石用灯明台について、蝋燭
室10の内壁にマッチの摩擦板21が脱着できる薄枠20を添
設する構造のもの。」 (5)作用 請求項1についての作用次のとおり。
蝋燭室10は、透明板装着扉7を閉めると閉塞され、空気
穴9及び給排気空間12を介してのみ外部へ通気する。ま
た空気穴9は、蝋燭の燃焼のための給排気をつかさど
る。
請求項2についての作用次のとおり。
蓋14を開けると穴13と蝋燭室10が通じ、線香を挿入点火
できる。
請求項3についての作用次のとおり。
前通気壁17を手前に引くとそれが開き、点火穴19が現れ
るので線香を挿入点火できる。
請求項4についての作用次のとおり。
透明板装着扉7を少し開けて、マッチ棒のみ指先に持つ
て手首をいれ、蝋燭室10内の摩擦板21で発火する。
(6)実施例 図面に従い説明する。本考案は石材・陶器・コンクリー
ト系・アルミ及び青銅等の金属又はその組合せにより製
作する。
請求項1について第1図により説明する。
左側面壁1・右側面壁2・背面壁3・底面壁4・天井壁
5及び外体壁11を一体に製作する。
蝋燭室10の前面に扉枠6を接着し、それに蝶番8により
透明板装着扉7を取付ける。以上で完成する。
請求項2について第2図により説明する。
請求項1の製作過程で左右側面壁1又は2に蓋14付き穴
13を設けるのみで完成する。
請求項3について第3図及び第4図により説明する。
左側面壁1・右側面壁2・背面壁3・底面壁4・改天井
壁15及び外体壁11を一体に製作する。
次に蝋燭室10の前面に扉枠6を接着し、それに蝶番8に
より透明板装着扉7を取付ける。
さらに給排気空間12の背面に後通気壁16を固着し、前面
に蝶番18により前通気壁17を扉枠6の上部横枠に蝶着す
る。
以上で完成する。
請求項4について説明する。
例えば左側面壁1の内側前部分の目立たないところに薄
板20を接着添設し、それに摩擦板21をスライド式に取つ
け取り外し可能とする。
(7)考案の効果 本考案は上述のとおり構成されるので次に記載の効果が
ある。
請求項1について、透明板装着扉7を閉めた状態におい
て、自然風は給排気空間12を水平に通り抜けるが、その
過程で極く僅かの風が空気穴9より蝋燭室10に侵入する
のみで、実験結果強風時でも内部の蝋燭の火は消えな
い。
内部の蝋燭に点火する場合、又その火から線香に火をつ
ける場合には透明板装着扉7を小開きにし、風の淀みを
みてタイミング良く行なえば可成の効果がある。
請求項2について、強風時でも蓋14を開け穴13から線香
を挿入し内部の蝋燭の火から線香に点火できる。
請求項3について、改天井壁15は空気穴9のほか点火穴
19があり開放空間が多いが、後通気壁16及び前通気壁17
が設備されるため、給排気空間12内を吹き抜ける風は極
めて低減されるので蝋燭室10の蝋燭の火は格段に消えな
い効果がある。線香には、前通気壁17を下開きし点火穴
19から線香を入れ点火できる。
請求項4について、風の影響から蝋燭室内の蝋燭への点
火効果を高めるもので請求項1.2.及び3に共通する。
マッチ棒1本を指先に持ち透明板装着扉7を小開きのう
え蝋燭室10内の摩擦板21で点火し、そのまま蝋燭に点火
できるから効果的である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の斜視図、第2図は本考案の側面壁の他
の実施例を示す側面図、第3図は本考案の天井壁(5)
の他の実施例である改天井壁15の上面における本考案の
水平断面図、第4図は本考案の天井壁(5)の他の実施
例である改天井壁15を使用し、さらに本考案の給排気空
間(12)の前面及び後面に前通気壁及び後通気壁を添設
した本考案の側面図である。 1……左側面壁 2……右側面壁 3……背面壁 4……底面壁 5……天井壁 6……扉枠 7……透明板装着扉 8……蝶番 9……空気穴 10……蝋燭室 11……外体壁 12……給排気空間 13……穴 14……蓋 15……改天井壁 16……後通気壁 17……前通気壁 18……蝶番 19……点火穴 20……薄枠 21……摩擦板

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直方体空間において、その前面を蝶番
    (8)により片開が可能な透明板装着扉(7)により、
    その背面を背面壁(3)により、その左右側面を左側面
    壁(1)及び右側面壁(2)により、その底面を底面壁
    (4)により、その上面を空気穴(9)付きの天井壁
    (5)により、それぞれ覆うことにより蝋燭室(10)を
    構成し、さらに同蝋燭室(10)の天井壁(5)の上方空
    間を全面にわたり僅少高さで、その左右側面及び上面を
    外体壁(11)により覆うことにより給排気空間(12)を
    形成し、同給排気空間(12)の前面及び背面を開放する
    構造形状の全天候型墓石用灯明台。
  2. 【請求項2】左側面壁(1)又は右側面壁(2)に蝋燭
    室(10)の上部空間へ通じる穴(13)をあけ、同穴に脱
    着可能な蓋(14)を設けた請求項1の全天候型墓石用灯
    明台。
  3. 【請求項3】請求項1の天井壁(5)及び給排気空間
    (12)の背面及び前面を次のとおりにした全天候型墓石
    用灯明台。 イ.天井壁(5)の後方部約半分及び空気穴(9)を残
    し、前方部約半分に点火穴(19)を設けた改天井壁(1
    5)を使用する。 ロ.給排気空間(12)の背面に通気可能な後通気壁(1
    6)を固着し、前面に蝶番(18)により前通気壁(17)
    を扉枠(6)の上部横枠に蝶着する。
  4. 【請求項4】蝋燭室(10)の内壁にマッチの摩擦板(2
    1)が脱着できる薄枠(20)を添設した請求項1から3
    までの全天候型墓石用灯明台。
JP11802090U 1990-01-01 1990-11-09 全天候型墓石用灯明台 Expired - Lifetime JPH0738588Y2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-14 1990-01-01
JP1490 1990-01-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0475063U JPH0475063U (ja) 1992-06-30
JPH0738588Y2 true JPH0738588Y2 (ja) 1995-09-06

Family

ID=33542717

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JP11802090U Expired - Lifetime JPH0738588Y2 (ja) 1990-01-01 1990-11-09 全天候型墓石用灯明台

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JP7244928B2 (ja) * 2020-04-15 2023-03-23 有限会社河野石材店 ヒンジを支持する支持装置とその支持装置を固定する固定部材を有する固定装置

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JPH0475063U (ja) 1992-06-30

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