JP7244928B2 - ヒンジを支持する支持装置とその支持装置を固定する固定部材を有する固定装置 - Google Patents

ヒンジを支持する支持装置とその支持装置を固定する固定部材を有する固定装置 Download PDF

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Description

本発明は、ヒンジを支持する支持装置とその支持装置を固定する固定部材を有する固定装置に関するものである。すなわち、石材に、物をいれる空間を有する開口部を構築したときに、その開口部を開閉する扉である開閉部材と、その開閉部材を支持する支持部材と、その支持部材を固定するための固定部材を有する固定装置に関するものである。特に、墓石を囲んで配置される石材製の構築物である外柵に配置されている空間を有する開口部を塞ぐ扉である開閉部材のヒンジを支持する支持装置と、その支持装置を固定する固定部材を有する固定装置に関するものである。
従来は、墓石を囲んで配置される石材製の構築物である外柵に、墓参に使用する物品を収納するための内部空間を設けたものが存在していた。この内部空間に墓参に必要な線香、ローソクなどを収納することができた。しかしながら、その内部空間ごみや埃の進入又は蜂の巣を作るといった問題が起こることにより、これを防ぐ必要に迫られることになった。
そこで本願発明者は、特開2018-62795号において、「墓所設備において燈明を配置するために墓所設備に設けた空所と、上記空所に燈明を配置するために空所を囲む閉塞面と、上記閉塞面に形成した開閉手段と、上記燈明に着火するために開閉手段に制限的に形成した着火口と、上記着火口を開閉する開閉部材とを具える」という手段を講じた発明が開示されている。
これは、例えば、上記公報における段落「0030」および図6に開示されているように、「空所21の開口に固定されるフレーム34と、空所21を開閉する空所開閉体35とを有している。空所開閉体35はフレーム34に納まる大きさの板状に形成されるとともに、フレーム34に軸支されるヒンジ軸39aを中心に回転するように設けられた、ヒンジ軸39aの軸受け部39bを一側辺に有している。なお、ヒンジ軸39aは軸受け39cに取り付けられ、軸受け部39bと共にヒンジ部39を構成する。」というものである。
しかしながら、ヒンジ軸39aと、軸受け部39bとのクリアランスが大きすぎるとその回転軸であるヒンジ軸39aと軸受け部39bが一直線上にないため空所開閉体35が傾斜した状態で開閉する場合がある。このとき、空所21の開口部とその空所開閉体35の位置合わせが必要となり、現場においての加工性に問題が生じる場合がある。
また、図示しないが、石材製の開閉扉に回転軸となる凸部を開閉扉の上下に回転軸として構成すると共に、その開閉扉の回転軸としての上述の凸部が嵌合する凹部を空所の入り口の上下に配置するということもできる。しかしながら、凹部を構成する上部の部材と下部の部材を独立して構成しそれらを開口部に取り付けると共に、開閉扉の回転軸としての凸部を、その凹部に取りつける必要がある。その場合、独立した上部部材と下部部材を、空所の入り口の上下に配置するときに、その凹部に、開閉扉の回転軸としての上述の凸部を嵌合するように取り付けるが、それらの位置あわせを現場においてすることは施工性において問題がある。
そこで、市販されているヒンジを使用することができれば、現場においての加工性の問題が生じないものの、市販されているヒンジを、石材である空所の入り口に固定する場合に問題が生じる場合がある。
すなわち、金属製のヒンジを石材に固定する方法として接着剤を使用する場合があるが、金属と石材との温度による収縮率の相違から、長年の使用により、金属と石材とが剥離する場合があり、長期にわたって使用する石材類においては適当ではない。
特開2018-62795号公報
本発明は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、ヒンジを支持する支持装置とその支持装置を固定する固定部材を有する固定装置を提供することである。
前記の課題を解決するために、第1観点の固定装置は、底部である石材類の底面と、底面に隣接する壁である石材類の壁面と、壁面に隣接すると共に前記底面と隣接する壁である石材類の第2壁面と、第2壁面に開口する開口部を閉塞する開閉部を開閉可能に支えるためのヒンジ部を支持する支持部材と、支持部材を固定するための石材類の固定部材と、を有し、固定部材は、支持部材とともに底部である底面に接着すると共に、壁面と接着することで前記支持部材を固定するというものである。
また、第2観点の固定装置は、第1観点において、支持部材は、底面に接する脚部と、脚部から立設するように配置されたヒンジ取り付け部と、固定部材は、底部である石材類の底面に配置する底部と、を有し、底部に、へこみとなる凹部と、をさらに有し、凹部に、脚部を配置するというものである。
また、第3観点の固定装置は、脚部に、孔となる孔部を配置し、孔部を介して底部である底面と凹部とを接着するというものである。
また、第4観点の固定装置は、固定部材を固定するための補助部材を有し、補助部材は、前記固定部材に載置すると共に、前記壁面に接着するというものである。
また、第5観点の開閉装置は、開閉部と、開閉部を支えるためのヒンジ部と、ヒンジ部を支持する第1観点から、第4観点の固定装置を有するというものである。
本発明は以上のように構成され、かつ、作用するものであるから、ヒンジを支持する支持装置とその支持装置を固定する固定部材を有する固定装置を提供することができる。
開閉部を備えた墓所設備の全体図である。 開閉部が開いた状態を示した外柵の概念図である。 開閉部が閉じた状態の外柵の内部の状態を示した概念図である。 開閉部が開いた状態の外柵の内部の状態を示した概念図である。 第1実施例の開閉装置の分解斜視図である。 開閉部が開いた状態の外柵の内部の状態を示した概念図である。 開閉部が開いた状態の外柵の内部の状態を示した正面図である。 第2実施例の開閉装置の分解斜視図である。 開閉部が開いた状態の外柵の内部の状態を示した斜視図である。 第3実施例の開閉装置の分解斜視図である。 開閉部が閉じた状態を示した外柵の概念図である。 開閉部が閉じた状態の外柵の内部の状態を示した斜視図である。 第4実施例の開閉装置の分解斜視図である。 第5実施例の開閉装置の分解斜視図である。
墓所設備950において、外柵960に、開閉部180を有する場合において、その開閉部180をヒンジ部100が支え、そのヒンジ部100を本実施例の固定装置10が支持するというものである(図1から5参照)。
以下、図示の実施形態を参照して本実施例の固定装置10について説明する。本実施例の固定装置10は、支持部材20と、固定部材50と、を有するものである。支持部材20は、ヒンジ部100を支持するためのものであり、そのヒンジ部100は、開閉部180を開閉可能に支えるというものである(図3参照)。
また、開閉部180は、空間である空所300を閉塞するためのものであり、いわばその空所300を閉じる扉として機能するものである。また、開閉装置900は、後述する開口部370を閉塞する開閉部180と、その開閉部180を支えるためのヒンジ部100と、そのヒンジ部100を、上述あるいは、後述するいずれかの支持部材と、いずれかの固定部材とを有するものである。
尚、空所300は、少なくとも底部である底面310と、その底面310と隣接すると共に空所300の壁である壁面350と、その壁面350および底面310と、隣接するように配置されている共に、壁である第2壁面360とを有する空間である。この空所300は石材類をくりぬいて作成することができ、底面310と、壁面350と、第2壁面360は石材類で構成されている。ここで、石材類とは、花崗岩・閃緑岩・斑レイ岩・安山岩・玄武岩および、結晶質石灰岩の大理石が含まれる。また大理石には、人造大理石あるいは人工大理石も含まれる趣旨である。なお、第3壁面390、390は、説明のため、取り外した状態で図示している(図3参照)。
また、この空所300は、例えば、石材製の構築物である外柵に設けることもできるがこれに限られず、例えば、石材類で構成されている、集団の納骨堂、または、ホテルやバーなどで使用され、石材類で構成されている物入にも適用することができる。もっともこれに限られないことは言うまでもない。
また、第2壁面360は、開口する開口部370を有し、その開口部370を、上述のその開閉部180が閉塞し、その開閉部180をヒンジ部100によって開閉可能に塞ぐというものである。なお開閉部180に円形の開口部181を設けることも好ましい。
このように、固定装置10における支持部材20は、開閉部180を支えるヒンジ部100を取り付けるためのものであり、ヒンジ部100を介してその開閉部180を支持するというものである。
本実施例の支持部材20は、平板状の部材を屈曲させるように加工したL字状を呈するものであり、その支持部材20は、脚部21と、その脚部21から立設するように配置し、ヒンジ部100を取り付けるためのヒンジ取り付け部25と、を有するものである。この支持部材20は、ステンレス又は、アルミニウムなどの金属性が好ましい。
また、脚部21は、後述する固定部50に配置するためのものであり、貫通する孔となる孔部22を有することも好ましい。この孔部22についてはさらに後述する。
また、ヒンジ取り付け部25は文字通り、ヒンジであるヒンジ部100を取り付けるためのものであり、ヒンジ取り付け部25にボルトを取り付けるボルト孔26を1以上有している。本実施例のヒンジ取り付け部25は、2箇所のボルト孔26、26を有している。またそのヒンジ部100は、扉となる、開閉部180を取り付けることができる。尚これらについてはさらに後述する。
また、固定部材50は、ほぼ直方体形状を呈するものである。従って、空所300における底部である底面310と接するとともにその空所300の壁である壁面350と接する。すなわち、固定部材50は、底面である底面部51と側面である側面部55とを有し、上述のとおり底面部51は、底面310と接し、側面部55は、壁面350と接するというものである。また、固定部材50は、上面である上面部53を有する。また、固定部材50は、上述の石材類で構成されている。
また、底面部51に、脚部21を配置するためのへこみである凹部52を有する。この凹部52の溝形状および溝の深さは、脚部21の形状および厚みと同様に構成することが好ましく、脚部21を凹部52に配置し、上述の空所300に配置した場合に、固定部材50における底面部51との間に挟みこむようにその脚部21を配置することができる。
本実施例においては、脚部21の長手方向に配置した一辺部21aと凹部52の一辺52aが、平行かつ面一になるように配置されている(図5参照)。しかしながらこれに限定されるものではない。
従って、脚部21を凹部52に配置した状態で、底面部51を空所300における底面310に配置し、底面部51と底面310とを、石材用の接着剤で接着し固定することにより、その脚部21を固定部材50と底面310とで挟み込んで固定することができる。また、側面部55と空所300の壁である壁面350とを、石材用の接着剤で接着し固定する。これにより固定装置10を石材類の空所300内に確実に配置することができる。
なお、従来は、金属製の支持部材20と石材類からなる底面部51を、接着剤等で固定する場合はその耐久性に難があり、長年の使用によりそれらが剥離する場合がある。また、空所300における底面310に図示しないボルト穴をあけ、図示しないボルトを使用することにより脚部21を固定する場合が考えられる。しかしながら、そのボルト孔に水分が侵入し、結氷することによりその底面310が、割れてしまうという問題があったが、本実施例の固定装置10は、その取り付けに際し、空所300内を加工することがないのでその問題が解消されることになる。なお、石材類を接着する接着剤は例えば、株式会社オーシカ製のセレクティEP4800H、あるいは、コニシ株式会社製のボンドEK270または、セメダイン株式会社製のEP1000が好ましく、いずれもエポキシ樹脂系接着剤の接着剤が好ましい。
またさらに、上述の通り,脚部21に貫通する孔となる孔部22を有する場合において、脚部21を凹部52に配置した状態で、底面部51を空所300における底面310に配置し、石材用の接着剤で接着し固定すると、その接着剤が、孔部22に入り込むことによって、さらに上述の石材類である、底面部51と、底面310とをその接着剤が直接接着することになり、さらに強固に、脚部21を固定することができる。
また、補助部材80をさらに使用することができる。補助部材80は直方体形状を有し、固定部材50上に載置するとともに接着するものである。この場合、補助部材80の底面である補助底面81と側面である補助側面85とを有し、補助底面81は、上面部53に接するように配置すると共に、補助側面85は、壁面350と接するように配置する。また、補助部材80は上述の石材類で構成されている。
従って、図3、4に示すように、脚部21を凹部52に配置し、底面部51を空所300における底面310に配置した状態で、補助部材80を固定部材50に載置すると共に、補助部材80を空所300の壁である壁面350に石材用の接着剤で接着して固定する。これにより、支持部材20を空所300においてさらに強固に固定することができる。
尚、上記の場合に、蝶番であるヒンジ部100を取り付けるために、ヒンジ取り付け部25は、空所300における第2壁面360に面するように配置する。これにより、開口部370を塞ぐための開閉部180を取り付けるヒンジ部100を配置するのに、適切な位置取りをすることができる。
上述の構成の固定装置10を使用して、ヒンジ部100を取り付ける方法について説明する。上記のとおり固定装置10は、支持部材20と、固定部材50とを有しており、支持部材20における脚部21を、固定部材50における凹部52に配置する。
この場合、あらかじめ凹部52のへこみの深さと脚部21の厚みを同一としているために、底面部51と脚部21が面一となるように構成されている。また、この状態で、底面部51と底面310とを接着すると共に、側面部55と壁面350とをさらに接着する。これらの接着には上述の接着剤を用いることが好ましい。この場合上記のとおり、凹部52の形状を、脚部21の形状に倣うように構成すると共にその凹部52の方向も、脚部21をその凹部52に配置した場合に、ヒンジ取り付け部25が、開口部370を有する第2壁面360に向くように構成されているので、ヒンジ取り付け部25にヒンジ100を取り付けるのに際して好適である。
このようにして空所300において、いわゆる隠し蝶番であるヒンジ100を使用することができる。またこのヒンジ100に、開閉部180を取り付けることができる。ヒンジ100は、ヒンジ100の一端に配置されている一端プレート110と他端に配置されている他端プレート120を有し、軸部104で開閉可能に接続されている。また、一端プレート110にボルト孔111を有し(図4参照)、ヒンジ取り付け部25とボルトで連結する。
また、他端プレート120を、取付金具150を介して開閉部180と連結する。開閉部180は、開口部370と同様の形状にすることで、その開口部370を塞ぐことができる。
また、第2実施例の固定装置12は、第2支持部材200と、固定部材50とを有するものである。固定部材50は、第1実施例の固定装置10と同一であるので、その説明を省略する。
第2実施例の固定装置12における第2支持部材200は、上述の支持部材20と同一の構成である支持部210と、後述するスライド金具250を取り付けるスライド金具取付部220とを有し、それらは一体として構成されている。支持部210は、L字状を呈するものであり、その支持部210は、脚部201と、その脚部201から立設するように配置されたヒンジ取り付け部205と、を有するものである。また脚部201に貫通する孔となる孔部22を有する。これは、上述の、脚部21に配置した孔部22と同様のものであり、その脚部201を凹部52に配置した状態で、底面部51を空所300における底面310に配置し、石材用の接着剤で接着し固定すると、その接着剤が、孔部22に入り込むことによって、上述の石材類である、底面部51と、底面310とをその接着剤が直接接着することになり、さらに強固に、脚部201を固定することができるというものである。
また、第2実施例の第2支持部材200においては、脚部201の長手方向に配置した一辺部201aと凹部52の一辺52aが、平行かつ面一になるように配置されている(図8参照)。しかしながらこれに限定されるものではない。
スライド金具取付部220は、支持部210の側面211から、延設するように配置され、支持部210に対して、垂直に折り曲げるように配置されている。また、支持部210におけるヒンジ取り付け部205において、ヒンジ100を取り付ける際のボルト孔となる孔205aを2か所、上下に直線上に並べて配置している。また、スライド金具取付部220においても、スライド金具250を取り付ける際のボルト孔となる孔220aを2か所、上下に直線上に並べて配置している。
また、第2支持部材200におけるスライド金具取付部220に取り付けるスライド金具250は、平板状の部材をL字状に屈曲させるように構成したものであり、接続部251と受け部252とプレート253を有するものである。
また、接続部251に、上述のスライド金具取付部220と接続するための長孔となる長孔部251aを上下に2か所有し、ボルトで、上述のスライド金具取付部220における2か所の孔220aとボルトで、上下にスライド可能に接続することができる。
一方で、空所300は、その空所300の天井に相当する天井部380をさらに有し、スライド金具取付部220におけるプレート253を介してボルトBで接続した受け部252は、その天井部380を支えるように配置する。これにより、スライド金具250は、その天井部380の高さに応じて、上述のボルトBと、長孔251aにより調整可能であり、それらにより、底面310と天井部380との間のいわばツッパリ棒の役割を果たすことができる。
なお、いわゆる隠し蝶番であるヒンジ100を使用し、取付金具150を介して開閉部180と連結する開閉部180は、開口部370と同様の形状にすることで、その開口部370を塞ぐことができることは第1実施例と同様であるので、同様の符号を付しその説明を省略することがある。
第3実施例の固定装置13は、第3支持部材600と、第3固定部材630とを有するものである。また、第3支持部材600は、後述する天井支持部650を取り付ける支持金具取付部620とを有し、それらは一体として構成されている。第3支持部600は、L字状を呈するものであり、その第3支持部600は、第3脚部601と、その第3脚部601から立設するように配置された第3ヒンジ取り付け部605と、を有するものである。また第3脚部601に貫通する孔となる孔部601aおよび長孔601bを複数有する。これについては後述する。
また、支持金具取付部620に、公知のターンバックル670を取り付ける取り付け部622を設けるとともに、第3脚部601においても、公知のターンバックル670を取り付けるターンバックル取り付け部602を有し、その公知のターンバックル670を取り付けている。これにより開閉部180が比較的大重量であっても支えることができる。また、支持金具取付部620は、2か所のボルト孔620aを有し、後述する第1部材651におけるボルト孔651bをボルトで接続される。
また、第3支持部材600は、第3ヒンジ取り付け部605とボルトで接続され、その天井部380を支える天井支持部650を有する。天井支持部650は、第1部材651と第2部材652とを有し、その第2部材652がスライド移動可能なように、長孔652aを2か所有し、第1部材651の2か所有する孔部651aとそれぞれ水平方向に、移動可能に接続されている。この天井支持部650は、底面310と天井部380との間のいわばツッパリ棒の役割を果たすことができるともに、押さえ部653は、図示しない壁面を支持することができる。
また、第3支持部材600における第3ヒンジ取り付け部605は、ヒンジ100と接続するというものである。第3ヒンジ取り付け部605は、ヒンジ100と接続する際のボルト孔となる孔605aを4か所、上下に直線上に並べて配置している。なお、このヒンジ100は、いわゆる隠し蝶番であり、取付金具150を介して開閉部180と連結する。開閉部180は、開口部370と同様の形状にすることで、その開口部370を塞ぐことができることは第1実施例と同様であるので、同様の符号を付しその説明を省略することがある。
第3固定部材630は、ほぼ直方体形状を呈するものである。従って、空所300における底部である底面310と接するとともにその空所300の壁である壁面350と接する。すなわち、第3固定部材630は、底面である第3底面部631と側面である第3側面部635とを有し、上述のとおり第3底面部631は、底面310と接し、側面部635は、第3壁面350と接するというものである。また、第3固定部材630は、上面である第3上面部633を有する。また、第3固定部材630は、上述の石材類で構成されている。
また上述の第3脚部601に貫通する複数の孔となる孔部601aおよび長孔601bは、脚部21に配置した孔部22と同様の効果を有するものであり、その第3脚部601を凹部632に配置した状態で、底面部631を空所300における底面310に配置し、石材用の接着剤で接着し固定すると、その接着剤が、孔部601aおよび長孔601bに入り込むことによって、さらに石材類である底面部631と、底面310とをその接着剤が、直接接着することになり、さらに強固に、第3脚部601を固定することができるというものである。
また、外柵960に、開閉部181を有する場合において、その開閉部181を蝶番である第2ヒンジ部102’が支え、その第2ヒンジ部102’を第4実施例の固定装置14が支持するというものである(図11から14参照)。
以下、図示の実施形態を参照して第4実施例の固定装置14について説明する。第4実施例の固定装置14は、第4支持部材820と、第4固定部材850と、を有するものである。第4支持部材820は、第2ヒンジ部102’を支持するためのものであり、その第2ヒンジ部102’は、開閉部181を開閉可能に支えるというものである。
また、開閉部181は、空間である空所300を閉塞するためのものであり、いわばその空所300を閉じる扉として機能するものである。また、開閉装置910は、後述する開口部370を閉塞する開閉部181と、その開閉部181を支えるための第2ヒンジ部102’と、その第2ヒンジ部102’を支持する上述の第4支持部材820と、第4固定部材850と、を有するものである。
第4支持部材820は、L字状を呈し、第4脚部821と、その第4脚部821から立設するように配置する第2ヒンジ部102’を取り付けるための第4ヒンジ取り付け部825と、を有するものである。この第4支持部材820は、ステンレス又アルミニウムなどの金属性が好ましい。
また、第4脚部821は、第4固定部材850に配置するためのものであり、貫通する孔となる第4孔部822を有することも好ましい。第4孔部822は、上述の孔部22と同様の効果を生じる。
また、第4ヒンジ取り付け部825は、文字通り、ヒンジである第2ヒンジ部102’を取り付けるためのものであり、第4ヒンジ取り付け部825にボルトを取り付けるボルト孔826を1以上有している。第4実施例の第4ヒンジ取り付け部825は、4箇所のボルト孔826を有している。またその第2ヒンジ部102’は、扉となる、開閉部181を取り付けることができる。尚これらについてはさらに後述する。
また、第4固定部材850は、ほぼ直方体形状を呈するものである。従って、空所300における底部である底面310と接するとともにその空所300の壁である壁面350と接する。すなわち、第4固定部材850は、底面である底面部851と側面である側面部855とを有し、上述のとおり底面部851は、底面310と接し、側面部855は、壁面350と接するというものである。また、第4固定部材850は、上述の石材類で構成されている。
また、底面部851から側面部855にかけて、第4脚部821および第4ヒンジ取り付け部825を配置するための凹みである第4凹部852を有する。この第4凹部852の溝の深さは、第4脚部821および第4ヒンジ取り付け部825の厚みと同様に構成することが好ましく、第4脚部821および第4ヒンジ取り付け部825を、第4凹部852に配置し、かつ 空所300に、その第4支持部材820と、第4固定部材850とを有する第4実施例の固定装置14を配置し、接着した場合に、第4固定部材850における第4脚部821および、第4ヒンジ取り付け部825を、空所300における底面310および壁面350と、の間に挟みこむようにその第4支持部材820を配置することができる。なお、またさらに、第4脚部821に貫通する孔となる孔部822については上記のとおりであり、底面部851と、底面310とをその接着剤が直接接着することになり、さらに強固に、第4脚部821を固定することができる。
なお、第2ヒンジ部102’は、ヒンジ羽103’を有し、軸部104’で開閉可能に開閉部181に接続されている。ヒンジ羽103’は、4箇所のボルト孔103a'と、上述の4箇所のボルト孔826を介して第4ヒンジ取り付け部825と接続することができる。
また、第5実施例の固定装置15は、第5支持部材920と、第4固定部材850とを有する。第4固定部材850は、上述の第4実施例の固定装置14の第4固定部材850と同一であるので説明を省略する。また、第5支持部材920は第4実施例の第4支持部材820に、上述のヒンジ羽103’を一体化したヒンジ羽103″を有するものであり、同様の符号を付しその説明を省略する。
このように、上述のいずれかの固定装置を用いることで、例えば、空所における石材類にアンカーボルトを挿入するための穴を加工することで生じる以下の問題を解決することができる。すなわち、アンカーボルトによって、ヒンジを支持する場合において、アンカーボルトは穴の部分に挿入したそのアンカーボルトの一部が広がることで保持するものである。しかしながら、その穴に圧力がかかる状態のまま外部からの衝撃があった場合、この圧力が逃げようとしてその穴を穿った石材を破損させる恐れを排除することができないという問題がある。また、穴の内部に水分が侵入した場合寒冷地では凍結膨張により更に圧力がかかり、破損のリスクを高める問題がある。これらの問題を上記の通り解決することもできる。
10 固定装置
12 第2実施例の固定装置
13 第3実施例の固定装置
14 第4実施例の固定装置
15 第5実施例の固定装置
20 支持部材
21 脚部
22 孔部
25 ヒンジ取り付け部
50 固定部材
100 ヒンジ部
102 第2ヒンジ部
180 開閉部
181 開口部
300 空所
310 底面
350 壁面
360 第2壁面
370 開口部
380 天井部
390 第3壁面
600 第3支持部材
630 第3固定部材
820 第4支持部材
850 第4固定部材
900 開閉装置
920 第5支持部材

Claims (4)

  1. 底部である石材類の底面と、前記底面に隣接する壁である石材類の壁面と、前記壁面に隣接すると共に前記底面と隣接する壁である石材類の第2壁面と、前記第2壁面に開口する開口部を閉塞する開閉部を開閉可能に支えるためのヒンジ部を支持する支持部材と、
    前記支持部材を固定するための石材類の固定部材と、を有し、
    前記支持部材は、前記底面に接する脚部と、
    前記脚部から立設するように配置されたヒンジ取り付け部と、
    前記固定部材は、前記底部である石材類の底面に配置する底面部と、を有し、
    前記底面部に、へこみとなる凹部と、をさらに有し、
    前記凹部に、前記脚部を配置して当該脚部を前記固定部材と前記底面との間に挟みこみ、
    前記底面部と前記底面とを、接着すると共に、前記固定部材と前記壁面とを、接着することで前記支持部材を固定する固定装置。
  2. 前記脚部に、孔となる孔部を配置し、前記孔部を介して前記底部である底面と前記凹部とを接着する請求項1記載の固定装置。
  3. 前記固定部材を固定するための補助部材を有し、
    前記補助部材は、前記固定部材に載置すると共に、前記壁面に接着する請求項1または2に記載の固定装置。
  4. 前記開閉部と、
    前記開閉部を支えるためのヒンジ部と、
    前記ヒンジ部を支持する請求項1から3のいずれかに記載の固定装置と、を有する開閉装置。
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