JP3135973U - 外柵付墓石用門柱収納庫 - Google Patents

Abstract

【課題】
本考案は墓石の外柵に於いて墓参スペースを狭くすることなく墓参用品の収納スペースを設置できるようにする。
【解決手段】
本考案は外柵付き墓石のデザインとして設置されることの多い門柱に収納を組み込むことによって、墓参スペースに影響を与えることなく収納スペースを確保できる。
【選択図】図１

Description

本考案は、一般に外柵と呼ばれる、納骨部分と墓参スペースを持つ土台付き墓石に於いて、外柵前部に設置される門柱の内部に空間を作り壁面の一部に扉を設け収納機能を持たせたことを特徴とする収納庫付門柱に関する。

従来より、墓参時にはローソク、線香、掃除具など種々の物品を携帯するが、この持参の手間を省くために墓石用の収納庫が利用されている。この収納庫は石材にて製作された箱状物に開閉扉を設けたものであるが、墓参スペースに設置されることが多く、複数人での墓参時の障害になっていた。

従来からの外柵付墓石広さは様々だが後半分程度が墓石本体、前側が墓参スペースという構造が一般的である。清掃道具や墓参用品収納用の収納庫はこの墓参スペースに設置されることが多く、あまり広いとは言えない墓参スペースをより狭くする原因となっていた、本考案は収納庫を墓参スペースを狭くすることなく設置することを目的として考案された物である。

本考案は外柵付き墓石に設置されることの多い墓石前部の門柱の内部に空間を設け収納スペースとし、その側面または前部に開閉可能な扉を組み込み、収納機能を持たせた門柱を提供する。これにより墓石全体のデザインに大きな変更を加えることなく収納庫を設置、墓参スペースを確保し問題点を解決している。

上述の様にデザイン的によくある部分に収納庫を組み込むことによって、外観に大きな変更を加えることなく収納庫を設置できる。これにより狭い墓地であっても墓参スペースの有効利用が出来、法要など大勢での墓参が容易になる、また外柵墓石の広さにも依るが車いすでの墓参も可能になる。さらに墓石構造やデザインに影響を与えにくい部分の改良のため墓石建立後の改良としての設置も可能である。

外柵付墓石のよくあるデザインで墓石正面入り口左右に門柱を設置している物があるが、この門柱を板状の石の組み合わせで上から見た状態でコの字になるように固定する。コの字の開口部に開閉用の扉を付け、上部にフタとなる部材を固着する。この際扉のくる開口部の向きは墓石の建立場所やデザインを考慮し側面もしくは正面を向ける。また門柱収納庫自体のデザインは墓石のデザインに合わせいろいろな形に応用できる。

以下、添付図面に従って実施例を説明する。本考案は形状やデザインはいろいろな応用が可能なため基本的な立方体にて説明する。基部となる台石1には扉の回転軸となるa1が入り且つ回転する直径の穴Ｂ１を空ける、この際穴の深さはa1の部分の長さ（高さ）より3ｍｍ〜5ｍｍ短くする。台石1の上部に壁石３，４，５をコの字に組み合わせ固定する。扉石２を台石1の穴b1合わせ取り付け、天井石７を上から被せ壁石と固着する、天井石７には扉２のa２が入るように台石１と同じように穴ｂ２をあける。扉を閉めた際風などで開かないよう開き止石8を穴b3にいれる。又使用状況によっては棚石６を入れることも出来る。

本考案設置した墓石の例を示す斜視図 本考案の主要部分のみの斜視図 本考案の主要部分の透視図 本考案の主要部分の分解図

符号の説明

１，台石
２，扉石
３，壁石
４，壁石
５，壁石
６，棚石
７，天井石
８，扉開き止め石
a１,扉回転軸
a２,扉回転軸
ｂ１,扉軸穴
ｂ２,扉軸穴

Claims (6)

1. 一般に外柵と呼ばれる、納骨部分と墓参スペースを持つ土台付き墓石に於いて、外柵前部に設置される門柱の内部に空間を作り壁面の一部に扉を設け収納機能を持たせたことを特徴とする収納庫付門柱。
2. 請求項１に於いて開閉可能な扉を墓石正面に設けたことを特徴とする収納庫付門柱。
3. 請求項１に於いて開閉可能な扉を墓石側面に設けたことを特徴とする収納庫付門柱。
4. 請求項１に於いて開閉可能な扉に開き戸を用いたことを特徴とする収納庫付門柱。
5. 請求項１に於いて開閉可能な扉に引き戸を用いたことを特徴とする収納庫付門柱。
6. 請求項１に於いて外観のデザインに曲面を持たせたことを特徴とする収納庫付門柱。