JP3135829U - 墓所用燈明空間付羽目石 - Google Patents

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Abstract

【課題】墓所にてお参りをする人の利便性を向上させる。
【解決手段】墓所に使用する石材の構成部材のうち、上部に他の部材を積み上げ可能で、なおかつ垂直面のうち長さ方向の面積より小さい面積のうち1面が小口とできる面を持つ羽目石において、これの小口一面Aと、これと連続する両側面B,Eを一般的な燈篭構成部材の火袋のように細工及び内部空間Cを造作することにより、羽目石の囲いの機能と燈明を燈す空間を併せ持つという特徴をもった燈明空間付羽目石である。
【選択図】図2

Description

本考案は墓所における燈明を供える空間の配置構成に関する。
墓所に設置する燈篭は一般的に墓所前側の入り口付近に設置するのが一般的である。これまでは比較的間口の狭い墓所でも燈明を燈すため高さ1m、幅0.4mほどの石燈篭が必要であった。また入り口に門柱を設置し、その上面に大きな地輪石、竿石のない小型置き燈篭を設置しても門柱の体積分は狭くなってしまっていた。また、前記のように狭い墓所ではお参り中に灯篭の角部に頭をぶつけケガをしたという事例もある。本考案は前記石燈篭同様に主に墓所の前側入り口付近の羽目石に実施することを前提としている。これは石燈篭や門柱を廃し人の有効移動範囲を広げ、本考案を実施した羽目石の空間に供えた燈明が積極的に墓所入り口付近を照らし出し、入り口付近の段差などをより安全に出入りしてもらうための補助とすることの両立を図るものであるからである。これは本考案の実施における最良の結果であり、お参りする人の立場に即したものである。よって本考案による燈明が照らす範囲は人に極力安全に墓参りをしてもらうための実用本位の考案であり、下記文献とは使用形態の実態が異なるものである。
実用新案登録第3099135号(U3099135)
以下の説明は〔図1〕の墓所の形態における一例である。墓所は多種多様な形態があるため、〔図1〕を本考案を実施するための代表例とした。
考案が解決しようとする課題
墓所入り口に上記燈篭類及び門柱などの立体を設置すると、間口方向の人の移動できる有効寸法は燈篭の寸法分及び門柱の大きさの分だけ必然的に狭くならざるを得なくなる。
このため特に狭い墓所にあっては墓参りの際に燈篭にぶつかりケガをするケースもあり、接触した際の不用意な力の入力による倒壊、あるいは故意による倒壊、地震等の自然災害により倒壊してしまう可能性が拭いきれない。
また倒壊した燈篭部材は破損する可能性があり再使用できない場合がある。
課題を解決するための手段
狭い墓地では燈篭を設置しないことが最高の手段であるが、燈篭を備えたいという施主の要望は圧倒的に多いのが現状である。
この要望に応えるため燈篭という独立した物体や置き灯篭を設置することも可能な門柱は無くとも、燈明を供える事を可能にする方法が本考案である。
〔図1〕からなる墓所の場合には、墓所3方を囲うための外柵1a,〜4cのうち、機能性と見栄えが両立する羽目石1a,1bに燈明を供えられる内部空間を提供する。
考案の効果
外柵の羽目石1a,1bの小口部Aが燈篭の火袋の役割を担うため、独立した燈篭や門柱は不用となり間口方向の有効スペースは格段に広くなる。
そして前記石燈篭に接触してケガをすることもなくなり、また外部入力による燈篭の倒壊の心配は皆無である。
また、掃除等する際も燈篭が無いため手早くでき、見た目にもこれまでに無いほど非常にすっきりとした外観になる。
結果として墓所の総部材体積も減らすことが可能である。
前記燈篭をなくすと、これに変わるものが必要である。これに変わるものとは本考案であり、実施する際の製作の容易性、そして機能性と見栄えを両立できるのは羽目石の端部垂直方向の3面である。
このうち最低1面を燈明空間に手を差し込む小窓とし、残り2面に格子などの細工を施すことにより、見た人が燈篭の変体型であると認識できる形態であることが重要である。
また、供えられた燈明の光が独立した燈篭の様に墓所の全周囲を照らすことが最善であるが、本考案は後面が石材の壁であるため照らし出すことは不可能である。
しかし燈明を供えるための空間が前記石燈篭のように誰の目にも明瞭に存在を確認することができ、これを用いて迷うことなく燈明を供えられれば燈篭の変体型であることの意味を持つ。
また、燈篭に燈す燈明は墓碑前部に燈す宗教色の強い燈明ではないため、夕暮れ時に墓参りをする機会の多いお盆の時期以外は飾りとしての意味合いが強い。たとえその時期でも周囲が真っ暗になってから墓参りをする人はほとんどいないと考えられる。
よって独立した燈篭同様、本考案は日中において飾りであるが階段等段差のある墓所前側入り口付近に本考案の羽目を設置すれば夕暮れの墓参の際、自然光を補い足元を照らす効果も期待でき、こと狭い墓所においては有効な形態である。
また広い墓所においても本考案を採用することにより、デザイン的に新しいものを創造することが可能になり、たとえば本考案と共に独立した燈篭を墓所内部等に設置することも意匠面と利便性を備えた新しい形態となりうる。
〔図1〕の墓所形態においては、〔図2〕面Aに格子の細工例Fを施す。これを正面とし、右側面Bに内部空間Cに燈明を供えるための小窓加工例Dを設ける。
Dの反対側〔図3〕E面に細工例Gを施す。
なお、内部空間Cを加工するのは最終工程である。このとき各面の細工等の深さは、後に行う下部からの穴あけ加工により破損しない深さにする事が求められる。
以上各面に細工等の加工を施すことにより見た人がここに燈明を供えられる と理解することが次第に可能になる。
各面の細工が終了したら細工が破損しない範囲まで下部から内部空間を作るための穴あけ加工をする。このとき〔0023〕後半部の記述が施されていれば、細工部分を破損することは無い。大まかに不要部分を取り去ったら細工部分の空隙部は空隙になるまで削り込み、表裏の細工全体の形を整える。
下部から空間の穴を開けるのは細工の厚みを均一にするためである。小窓加工例Dからでは作業は非常に困難である。
下部からの内部空間Cを作り細工の厚みが揃ったら、別の石材にて上げ底の意味を兼ねたフタKを挿入し、モルタル等Jにて隙間を充填しKを固定する。
Jが十分に乾燥し強度が確保できたら3a、3bの上部にモルタルまたは石材用接着剤にて据え付ける。また1a,1bは3a、3bの上部に積みあがるだけでなく、必要に応じ4a、4bの上部に直接積み上げることも可能である。
他の実施形態
また、意匠的に1aの全高があり、下部から内部空間の加工が非常に困難な場合やさらに、異なる種類の石材や使用する素材等に変化を持たせたいときは、考案部分を独立させた〔図7〕5の形態をした立体を〔図11〕2にはめ込むことで燈明を供える空間を確保することが可能である。
このとき2においては9の寸法分と、間口・奥行き・高さ方向に必要最低限の目地寸法を足した寸法分の抜き取り加工を事前にする必要がある。
5においても〔0021〜0026〕と同様に加工するが、下部の穴はそのままの状態にて9の形態の完成とする。これは2の面Lを燈明を供えるための空間の床面とすることができるためである。
本図はすべて〔0003〕をふまえた間口・奥行きが比較的狭い墓所を想定した図である。
〔図1〕の実線部が本考案の請求範囲であり、基本的に1cを除く破線部の部材の上に実線部の燈明空間付羽目石が積みあがる構造である。
なお3cは3a、3bからの接続部材であり構造上必要であるが、図面上では符号のみ表示し省略した。
本考案の実施図面で、形態をわかりやすくするため右前方からの斜視図である。 1aの拡大右斜視図である。 1aの拡大左斜視図である。 1aの拡大右側面図である。 1aの拡大正面図である。 〔図4〕H−Haの拡大断面図である。 2に挿入する立体9の拡大右斜視図である。 9の拡大正面図である。 9の拡大左側面図である。 9の拡大右側面図である。〔図11〕9を2に挿入前の右斜視図である。 9を2に挿入後の右斜視図である 〔図12〕の拡大断面図である。
符号の説明
1a 燈明空間付羽目石 左
1b 燈明空間付羽目石 右
1c 羽目石 後
2 燈明空間を備えた立体を挿入したい部材例
3a ナラシ石 左
3b ナラシ石 右
3c ナラシ石 後
4a 腰石 左
4b 腰石 右
4c 腰石 後
5 階段
6 階段と納骨室の仕切り石
7 拝石
8 芝台
9 燈明空間を備えた立体例
A 1a小口
B 1a右側面
C 1aの燈明用内部空間
D 1aの小窓加工例
E 1aの左側面
F Aの細工例
G 1aの左側面の細工例
H−Ha 1a断面線
I 1aの内部空間後部壁面
J モルタル等
K フタ
L 9を挿入するために切り取った部分の床面
M 9の内部空間後面
N 9の燈明用内部空間
O 9の内部空間制作及び細工加工のために空けた空隙
P 9の正面の細工例
Q 9の左側面の細工例
R 9の内部空間左内壁
S−Sa 2に9を挿入後の断面線
T モルタル等

Claims (8)

  1. 墓所に使用する石材の構成部材のうち、上部に他の部材を積み上げ可能で、なおかつ垂直面のうち長さ方向の面積より小さい面積のうち1面が小口とできる面を持つ羽目石において、これの小口一面Aと、これと連続する両側面B,Eを一般的な燈篭構成部材の火袋のように細工及び内部空間Cを造作することにより、羽目石の囲いの機能と燈明を燈す空間を併せ持つという特徴をもった燈明空間付羽目石である。
  2. 〔請求項1〕を実施する際、燈篭の火袋状に加工する3面のうち最低1面が燈明を燈すため手を差し込める小窓Dをもつ形態とし、他2面A,Eは細工例F、Gを施す等により細工ごし等に燈明を目視できる特徴を持つ燈明空間付羽目石である。
  3. 〔請求項1、2〕の特徴をあわせて実施する際、空間の高さ方向の配置に自由度をもたせた燈明空間付羽目石である。
  4. 〔請求項1、2、3〕の特徴を実施する際、3面それぞれの向きはその墓所の設計段階において決定することができ、特に手を差込むための小窓の位置は本考案を実施する羽目石の向きによって自由に位置が決められるという特徴を持つ燈明空間付羽目石である。
  5. 〔請求項1、2、3、4〕に付随し、設置位置は〔図1〕の様に最上段とは限らず、施工条件・墓所全体の意匠、施主の意向等で3a、3b、3cが必要ない場合、1aと4a,1bと4bが直接接合できる特徴を持つ燈明空間付羽目石である。
  6. 考案を実施した羽目石に1a、3a,4aもしくは1a,4aの合計の全高と必要な全長、そして必要な厚みをもたせる場合は、破線部を用いず直接設置する位置に取り付けることができる特徴を持つ燈明空間付羽目石である。
  7. 〔請求項1、2、3、4、6〕を実施する石材の長さは、燈明が墓所の前部を照らすことを前提としたことに基づいた長さとし、設計の段階において前記を踏まえた長さに設定することができる特徴を持つ燈明空間付羽目石である。
  8. 〔請求項1、2、3、4〕をふまえた〔請求項6〕の実施、さらに別種類の石材にて燈明を供える空間をもつ立体を作りたい場合、および石材ではなく他の素材にて燈明を供える空間を提供する際は、燈明を供える内部空間をもった立体例〔図7〕9等を挿入したい部材例2等にはめ込む形態をとることで燈明を供える空間Nを提供することができる燈明空間付羽目石である。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013023824A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Kawano Sekizaiten Kk 墓石の外柵における燈明台装置

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