JP3064742U - 水 鉢 - Google Patents

水 鉢

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JP3064742U
JP3064742U JP1999004138U JP413899U JP3064742U JP 3064742 U JP3064742 U JP 3064742U JP 1999004138 U JP1999004138 U JP 1999004138U JP 413899 U JP413899 U JP 413899U JP 3064742 U JP3064742 U JP 3064742U
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water basin
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JP1999004138U
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Inventor
諭志 太田
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国際石材株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観形状を変えることなく軽量化でき、1人
で安全に移動させることができ、子々孫々にまで墓の建
立者の顔形を知らせることができる水鉢を提供する。 【解決手段】 水鉢本体10は、墓石100 の前面に設置
する石材であって、墓石100 の前面に設置したときに、
外部から見えない背面部分から内部にかけて、空洞部分
11が形成されている。この水鉢本体10の空洞部11
に、表裏面が防水防湿加工されており、建立者の顔が映
された写真22が取り付けられている。そして、空洞部
11が、容積比で全体の50%以上を占め、水鉢本体1
0の前面から空洞部11までの厚さが、2〜4cmであ
り、水鉢本体10の左右側面から空洞部11までの厚さ
が、2〜4cmである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、水鉢に関する。ところで、墓は、墓石や納骨棺の他に、水鉢や花立 て、香炉、境界石、外柵、墓誌、植木など基本的に必要な付属品から構成されて いる。本考案は、墓を構成する基本的に必要な付属品の一つである水鉢に関する 。
【0002】
【従来の技術】
図6は墓の側面図である。図7は墓の正面図である。図6〜7において、符号 100 は墓石を示している。墓石100 は、下台101 、上台102 および棹石103 から 構成されている。墓石100 の下台101 の内部には、空洞部が形成されており、こ の下台101 の地面の下には、納骨室110 が設けられている。この納骨室110 には 、納骨棺111 が納められている。この納骨棺111 は、通常、コンクリート製の石 棺であり、1平方メートルくらいの大きさであり、その内部に、5〜6個の骨壷 112 を埋葬できるようになっている。
【0003】 そして、墓石100 の下台101 の前面には、水鉢121 が配設されている。水鉢12 1 は、花崗岩や玄武岩、推積岩などの石を素材とした石材であり、その上面には 、水を入れるための凹状の水入れ部Wが形成されている。仏教では、穢れを清め 、故人の渇きをいやすために、水鉢121 を設けるのが慣習である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、水鉢121 は、その水入れ部Wに水を入れて、穢れを清め、故人の渇 きをいやすためだけのものではない。すなわち、墓が合祀墓の場合には、新たな 故人の遺骨を納めるときに、水鉢121 を移動させ、新たな故人の遺骨が入れられ た骨壷112 を、納骨棺111 に納める必要がある。従来の水鉢121 は、例えば幅9 寸(約27cm)のものであれば、その重量は約70kgもの重さとなる。このため、水 鉢121 を安全に移動させるには、通常、少なくとも2人の男性の力が必要であり 、一人では到底水鉢121 を安全に動かすことができない。かと云って、水鉢121 の外観の基本形状はほぼ決まっているので、水鉢121 の重量を減らすために、外 観表面の一部を大きく切削して、軽量化するわけにいかないという問題がある。 また、棹石103 に墓の建立者の氏名が彫刻されているので、棹石103 を見れば 墓石100 の建立者の氏名を知ることができるが、建立者の顔形を知ることはでき ない。墓を建立する人達のうち、自分の顔形を子々孫々にまで、残したいと願う 建立者が最近増加している。
【0005】 本考案はかかる事情に鑑み、外観形状を変えることなく軽量化でき、1人で安 全に移動させることができ、子々孫々にまで墓の建立者の顔形を知らせることが できる水鉢を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の水鉢は、墓石の前面に設置する石材であって、墓石の前面に設置す る石材であって、前記墓石の前面に設置したときに、外部から見えない背面部分 から内部にかけて、空洞部分が形成されたことを特徴とする。 請求項2の水鉢は、請求項1記載の考案において、前記空洞部分に、表裏面が 防水防湿加工されており、建立者の顔が映された写真が取り付けられたことを特 徴とする。 請求項3の水鉢は、請求項1または2記載の考案において、前記空洞部分が、 容積比で全体の50%以上を占め、前面から前記空洞部分までの厚さが、2〜4 cmであり、左右側面から前記空洞部分までのそれぞれの厚さが、2〜4cmである ことを特徴とする。
【0007】
【考案の実施の形態】
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。 図1は墓石100 の前面に設置された、本実施形態の水鉢1の側面図である。図 2は墓石100 の前面に設置された、本実施形態の水鉢1の正面図である。図3は 墓石100 の前面に設置された、本実施形態の水鉢1の平面図である。図4は図1 のIV−IV線矢視図である。図5は図4のV−V線矢視断面図である。図1〜5に 示すように、本実施形態の水鉢1は、水鉢本体10と写真入り額縁20とから構 成されたものである。
【0008】 まず、水鉢本体10を説明する。 水鉢本体10は、墓石100 の前面に設置する石材製の水鉢である。水鉢本体1 0の上面には、水を入れるための水入れ部Wが形成されている。 なお、水鉢本体10の素材は、花崗岩や玄武岩、推積岩など種々の石材を選択 しうる。 さらになお、水鉢本体10の外観形状は、大阪型、神戸型、京都型、神従型等 の水鉢と同様の形状であればよく、特に制限はない。 さらになお、水鉢本体10の前面に、般若心経や家紋、製造のシリアルNo. 等 を彫刻しておくと、防犯対策となり好適である。
【0009】 この水鉢本体10は、従来の水鉢120 と異なり、内部に空洞部11が形成され ている。この空洞部11は、前記墓石100 の前に水鉢本体10を設置したときに 、外部から見えない背面部分から内部にかけて形成されている。水鉢本体10は 、空洞部11が形成されている分だけ、重量が軽くなるのである。しかも、この 空洞部11は、容量比で50%以上を占める。したがって、水鉢本体10の重量 は、空洞部11を形成しない従来の水鉢120 に比べて、50%未満となるのであ る。 なお、水鉢本体10に空洞部11を形成させるには、例えば、人工ダイヤが埋 め込まれた刃物を備えた穴あけ機械等を使用すればよい。 さらになお、水鉢本体10を製造するときに、墓石100 の前面に既に設置され ている古い水鉢を加工してもよいし、新規に加工してもよい。
【0010】 さらに、水鉢本体10の前面から空洞部11までの厚さ、すなわち前面厚さは 、2〜4cmである。また、水鉢本体10の左右側面から空洞部11までのそれぞ れの厚さ、すなわち側面厚さは、2〜4cmである。 もし、前記前面厚さおよび側面厚さが2cm未満の場合には、空洞部11の形成 が困難であるとともに、強度が不足するという不具合が生じることがある。 さもなくばもし、前記前面厚さおよび側面厚さが4cmを超えた場合には、水鉢 本体10の重量を50%までに軽くすることができなくなり、一人で移動させる ことができないという不具合が生じることがある。 このため、空洞部11を、容量比で全体の50%以上とし、前面厚さを2〜4 cmとし、側面厚さを2〜4cmとした場合、水鉢本体10を軽量化することができ 、しかも、頑強にできるという効果を奏する。 なお、図では水鉢本体10の底面部は形成されていないが、形成してもよい。
【0011】 したがって、水鉢本体10は、外観形状を変えることなく軽量化でき、1人で 安全に移動させることができるという効果を奏する。
【0012】 つぎに、写真入り額縁20を説明する。 写真入り額縁20は、水鉢本体10の空洞部11に取り付けられている。この 写真入り額縁20は、額縁21に、墓の建立者の顔形が映された写真22が納め られたものである。この写真22の表裏面は、例えばラミネート加工による防水 防湿加工されている。このため、写真22の腐敗を防止することができ、子々孫 々にまで墓の建立者の顔形を知らせることができるという効果を奏する。
【0013】 なお、写真22に映された顔形は、ゴルフ等の趣味を行っているときや家族団 欒のときの笑っている顔形が好適であり、子孫が写真22を見たときに、写真2 2に映っている墓の建立者が子孫に、微笑みかけたような気にさせることができ る。
【0014】 つぎに、本実施形態の水鉢1の作用効果を説明する。 新たな故人の遺骨を墓石100 の下の納骨棺111 に納めるときには、本実施形態 の水鉢1を移動させる必要がある。本実施形態の水鉢1は、軽いので、1人で安 全に移動させることができるという効果を奏する。 なお、道路工事等の公共事業による強制移転のとき、墓地の場所を変更すると き、個人墓や夫婦墓等を1つにまとめて新たな合祀墓を建立するときなどであっ ても、本実施形態の水鉢1は軽いので、1人で安全に移動できるのである。
【0015】 故人の遺骨を納骨棺111 に納める儀式を行う者は、通常喪主であり、墓の建立 者の子孫である。そして、この儀式は葬儀の参列者に見守られながら取り行なわ れる。このため、本実施形態の水鉢1を移動させると、喪主や参列者は、水鉢本 体10の空洞部11に取り付けられた写真入り額縁20の写真22を見ることが できる。このため、喪主や参列者は、墓の建立者の顔形を知ることができるとい う効果を奏する。
【0016】 喪主や参列者は、故人が、故人の祖先である墓の建立者に見守られているとい う安心感を抱くことができるのである。最後に、本実施形態の水鉢1を再び、水 鉢本体10の前面に設置し、納骨の儀式を終える。本実施形態の水鉢1は軽いの で、1人で安全に移動させることができるという効果を奏する。
【0017】 上記のごとく、本実施形態の水鉢1によれば、外観形状を変えることなく軽量 化でき、1人で安全に移動させることができ、子々孫々にまで墓の建立者の顔形 を知らせることができるという効果を奏する。
【0018】
【考案の効果】
請求項1の水鉢によれば、外観形状を変えることなく軽量化でき、1人で安全 に移動させることができる。 請求項2の水鉢によれば、写真の腐敗を防止することができ、子々孫々にまで 墓の建立者の顔形を知らせることができる。 請求項3の水鉢によれば、軽量化することができ、しかも、頑強である。
【図面の簡単な説明】
【図1】墓石100 の前面に設置された、本実施形態の水
鉢1の側面図である。
【図2】墓石100 の前面に設置された、本実施形態の水
鉢1の正面図である。
【図3】墓石100 の前面に設置された、本実施形態の水
鉢1の平面図である。
【図4】図1のIV−IV線矢視図である。
【図5】図4のV−V線矢視断面図である。
【図6】墓の側面図である。
【図7】墓の正面図である。
【符号の説明】
10 水鉢本体 11 空洞部 20 写真入り額縁 21 額縁 22 写真

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】墓石の前面に設置する石材であって、前記
    墓石の前面に設置したときに、外部から見えない背面部
    分から内部にかけて、空洞部分が形成されたことを特徴
    とする水鉢。
  2. 【請求項2】前記空洞部分に、表裏面が防水防湿加工さ
    れており、建立者の顔が映された写真が取り付けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の水鉢。
  3. 【請求項3】前記空洞部分が、容積比で全体の50%以
    上を占め、前面から前記空洞部分までの厚さが、2〜4
    cmであり、左右側面から前記空洞部分までのそれぞれの
    厚さが、2〜4cmであることを特徴とする請求項1また
    は2記載の水鉢。
JP1999004138U 1999-06-10 1999-06-10 水 鉢 Expired - Lifetime JP3064742U (ja)

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