JP3142343U - 骨つぼ安置室を有する墓石 - Google Patents

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Abstract

【課題】納骨された故人の骨つぼを下部の納骨室に納骨したままでなく、安置している骨つぼを参拝者が直接見て拝めるようにする骨つぼ安置室を有する墓石を提供する。
【解決手段】墓石を原点である五輪塔型或いは角柱型の和墓とし、当該墓石の上台石に骨つぼ安置室を設けると共に、当該骨つぼ安置室には開閉自在の扉を設け、安置している骨つぼを、参拝者が容易に直接に見ながら拝めるようにすること。
【選択図】図1

Description

本考案は、墓石の改良に関するものである。
従来より、下部の納骨室とか地下納骨室を設けた墓石は周知である。しかし、これらの納骨室を有する墓石は○○家の墓とか代々墓と呼称される代々の合祀墓であって、納骨されている小坪を納骨後に参拝者が見ることができる構造にはなっていなかった。一方個人の墓についても下部台石に設けた納骨室に納骨されていたが、当該構造の納骨室においても納骨室を開放し現れた骨つぼを直接に拝むことはできなかった。
近年、従来の単なる陶磁器製の骨つぼと異なり、模様を付した骨つぼ、或いは仏を敬い慈しむことを表現した仏画、梵字、経典等を表現した非常に優美な骨つぼが市販されている。この骨つぼを故人が生前に選んで購入するという営業システムも近年においては盛んになっており、当該骨つぼは仏を敬い慈しむことを表現した仏画、梵字、経典等を表現していることから、納骨後においても、参拝時には納骨室を開放して、その骨つぼを直接見ることにより故人を偲びたいという問題が浮上していた。
五輪塔は供養塔として多く建立されているが、五輪塔=供養塔と言うのは墓相家の思想であり、地輪、水輪、火輪、風輪、空輪の五大を宇宙の生成要素と説く仏教思想に基づいて平安時代に創始されたもので、五輪塔は装飾ができないため、簡素であり、多くの武士によって建立されたものであり、元々は堂の落成や仏像開眼時の供養を目的の一つとしていたが、鎌倉時代以降、先亡者の供養や墓標として建立されるようになったといわれ、いわば墓標の原点ともいえるものである。
位牌と戒名が中国から伝わり、その影響から位牌型の板碑や今日の墓石に誓い角柱型のお墓が造られるようになったと言われている。江戸時代になると檀家制度が確立して、先祖に対する供養や葬儀、墓など仏事が生活の中に定着し、今日の墓に対する日本人の価値観が定着していったのは丁度この時代からだと言われている。角柱型の和型墓石は伝統的な墓石である。日本の墓地の多くはこの和型であり、一番上に家名或いは戒名等を彫る竿石、次いで上台石、中台石、そして一番下に芝石(下台石)といわれる敷石を置いた四段構造(和型四段構造)、あるいは敷石を置かない三段構造(和型三段構造)が基本構造である。
解決しようとする問題点は、納骨された故人の骨つぼを下部の納骨室に納骨したままでなく、安置している骨つぼを参拝者が直接見て拝めるようにすることである。
本考案は、墓石を原点である五輪塔型或いは角柱型の和墓とし、当該墓石の上台石に骨つぼ安置室を設けると共に、当該骨つぼ安置室には開閉自在の扉を設け、安置している骨つぼを、参拝者が容易に直接に見ながら拝めるようにすること、これらが課題を解決するための手段である。
五輪塔型又は角柱型の和墓等の上台石に、前面の一部から下部にかけて空間部を形成し、当該空間部を骨つぼ安置室とすると共に、骨つぼ安置室には開閉自在の観音開き構造の扉を設けてなる骨つぼ安置室を有する墓石であり、更には、 前記五輪塔型墓石において、観音扉の押え板表面に戒名を記してなる請求項1の骨つぼ安置室を有する墓石であるから、従来は、骨つぼが故人が生前に選んだ仏を敬い慈しむことを表現した仏画、梵字、経典等を表現している骨つぼであっても、墓石下部の納骨室とか地下納骨室に納骨されており、参拝者が骨つぼを見ながら故人を偲ぶということはできなかったが、本考案では上台石に骨つぼ安置室を設け、当該安置質には観音扉を設けているので、参拝者は容易に骨つぼを見ることかでき、故人を偲び参拝することができる。しかも上台石に安置室を設けているので、参拝者が蹲踞の姿勢、即ちしゃがんで拝む際には概ね目の高さの位置に骨つぼがあり、見易い位置となっている。また観音扉は落し込み型の押え板を採用しているので、お年寄りとか婦女子にも容易に開け閉めすることができる。また本実施例の1としては五輪塔型の墓石としているが、五輪塔のお墓を建立すると特別な修行をしなくても仏様になれて浄土へ往生できるといわれているように、五輪塔を建立し供養することで、功徳を積む。その功徳を亡き人の幸せ(浄土往生)のために回向する。亡き人はそれによって私たちを幸せにしてくれる、これが五輪塔のそしてお墓の意味であり、また故人が生前に選んでおいた骨つぼが納骨後においても参拝者から見えること、しかもその骨つぼに仏様を敬う心が表れ、即ち大日如来像などを表現しておれば、五輪塔は即身成仏を完成した姿であり、更に阿弥陀仏の働きは大日如来の働きでもあることから浄土へ往生できるということである等、極めて顕著なる効果を有するものである。
本考案は、五輪塔型又は角柱型の和墓等の上台石に、前面の一部から下部にかけて空間部を形成し、当該空間部を骨つぼ安置室とすると共に、骨つぼ安置室には開閉自在の観音開き構造の扉を設けてなる骨つぼ安置室を有する墓石であり、更には、前記五輪塔型墓石において、観音扉の押え板表面に戒名を記してなる請求項1の骨つぼ安置室を有する墓石を呈せんとするものである。
1は五輪塔型の墓石であり、上から空輪2、風輪3、火輪4、水輪5、地輪6となっている。空輪2と風輪3は一石にて成形し、その他の火輪4、水輪5、地輪6はそれぞれ三石に分けて成形される。上台石7の前面の一部から下面にかけて略逆L字上にくり貫いて空間部を形成し、当該空間部を骨つぼ安置室8としている。
骨つぼ安置室8には、開閉自在に観音扉10を設けている。当該観音扉10は通常墓石の納骨室等に用いられる観音扉構造でよく、図3に示すように骨つぼ安置室8の天井下面の左右と、それに相対した、下台石11の上面に枢支部13を設け、当該枢支部13を支点にそれぞれの扉9、9が外方向に擺動し開くように構成している。18は骨つぼである。
12は観音扉10の押え板で、骨つぼ安置室天井の中央前方下面に当該押え板12が遊嵌し得るやや深い角穴14を設け、当該角穴14に相対する下台石の上面にも同じく角穴15を設けている。この角穴15は上の角穴14より浅くしている。押え方法としては、観音扉10を閉めて、押え板12の上端を上の角穴14に差込み、次いで押え板12の下端を下の角穴15にあてがい、当該下端を下の角穴15に落し込んで観音扉10を押えるように構成している。
押え板12の表面には、戒名を記している。これは五輪塔の地輪6の前面に記すことも可能であるが、五輪塔10には梵字のみが好ましい。
角柱型の和墓16においては、上台石17の前面の一部から下面にかけて略逆L字上にくり貫いて空間部を形成し、当該空間部を骨つぼ安置室8としている。観音扉10の構成については、五輪塔型墓石1の場合と同じである。
五輪塔型又は角柱型の和墓等の上台石7に、前面の一部から下部にかけて空間部を形成し、当該空間部を骨つぼ安置室8とすると共に、骨つぼ安置室8には開閉自在の観音開き構造の扉10を設けてなる骨つぼ安置室を有する墓石であり、更には、前記五輪塔型墓石において、観音扉10の押え板12表面に戒名を記してなる請求項1の骨つぼ安置室を有する墓石であるから、従来は、骨つぼが故人が生前に選んだ仏を敬い慈しむことを表現した仏画、梵字、経典等を表現している骨つぼであっても、墓石下部の納骨室とか地下納骨室に納骨されており、参拝者が骨つぼを見ながら故人を偲ぶということはできなかったが、本考案では上台石に骨つぼ安置室を設け、当該安置質には観音扉を設けているので、参拝者は容易に骨つぼを見ることかでき、故人を偲び参拝することができる。しかも上台石に安置室を設けているので、参拝者が蹲踞の姿勢、即ちしゃがんで拝む際には概ね目の高さの位置に骨つぼがあり、見易い位置となっている。また観音扉は落し込み型の押え板を採用しているので、お年寄りとか婦女子にも容易に開け閉めすることができる。また本実施例の1としては五輪塔型の墓石としているが、五輪塔のお墓を建立すると特別な修行をしなくても仏様になれて浄土へ往生できるといわれているように、五輪塔を建立し供養することで、功徳を積む。その功徳を亡き人の幸せ(浄土往生)のために回向する。亡き人はそれによって私たちを幸せにしてくれる、これが五輪塔のそしてお墓の意味であり、また故人が生前に選んでおいた骨つぼが納骨後においても参拝者から見えること、しかもその骨つぼに仏様を敬う心が表れ、即ち大日如来像などを表現しておれば、五輪塔は即身成仏を完成した姿であり、更に阿弥陀仏の働きは大日如来の働きでもあることから浄土へ往生できるということである。また現在では、石の加工技術も進み、昔の手加工で造っていた時代から見ると五輪塔型でも普通の角柱型の墓標との価格差もなくなっている等、製造面においても容易であり、産業上での利用可能性は極めて大きいものがある。
五輪塔型墓墓石の斜視図 角柱型和墓の正面図 上台石部分の断側面図
符号の説明
1 五輪塔型墓石
2 空輪
3 風輪
4 火輪
5 水輪
6 地輪
7 上台石
8 骨つぼ安置室
9 扉
10 観音扉
11 下台石
12 押え板
13 枢支部
14 上角孔
15 下角孔
16 和墓
17 和墓の上台石
18 骨つぼ

Claims (2)

  1. 五輪塔型又は角柱型の和墓等の上台石に、前面の一部から下部にかけて空間部を形成し、当該空間部を骨つぼ安置室とすると共に、骨つぼ安置室には開閉自在の観音開き構造の扉を設けてなる骨つぼ安置室を有する墓石。
  2. 前記五輪塔型墓石において、観音扉の押え板表面に戒名を記してなる請求項1の骨つぼ安置室を有する墓石。
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