JP2543326Y2 - 波形測定装置 - Google Patents

波形測定装置

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JP2543326Y2
JP2543326Y2 JP601191U JP601191U JP2543326Y2 JP 2543326 Y2 JP2543326 Y2 JP 2543326Y2 JP 601191 U JP601191 U JP 601191U JP 601191 U JP601191 U JP 601191U JP 2543326 Y2 JP2543326 Y2 JP 2543326Y2
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JP601191U
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修司 佐藤
由美子 山口
裕 青木
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は波形測定装置に係り、特
にスイッチ等のチャタリング時間の測定に使用する波形
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばスイッチのオン・オフ時に
発生するチャタリング(ばたつき)時間の測定は、オシ
ロスコープ等の波形観測装置により行なっていた。
【0003】図5は、従来の波形観測装置によるチャタ
リング時間の観測波形を示す図である。図5において、
20はオシロスコープのCRT(CATHODE RAY TUBE) 画
面、21はチャタリング波形を示している。
【0004】チャタリング波形21からのチャタリング
時間の測定は、通常測定者がオシロスコープに備えられ
たカーソル22a,22bをチャタリング開始点と終了
点に図示の如く合わせて、CRT画面20の右上隅に表
示されるカーソル間の変位時間△Tの表示22cを直読
することにより行なう。
【0005】オシロスコープにカーソル機能がない場合
には、CRT画面右下隅に表示されるオシロスコープの
水平レンジを示す表示23bと水平目盛り23aから、
測定者がチャタリング時間を読み取って測定する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、オシロ
スコープ等の従来の測定装置によれば、測定箇所をプロ
ーブであたり、観測波形に対してカーソルの位置を合わ
せたり、目盛りを読み取ったりしなければならない。こ
のため測定時間が長くかかり、特に後者の方法には熟練
が必要であるという問題があった。したがって、量産ラ
インでのスイッチの不良検査等に使用すると生産性を低
下させる欠点があった。
【0007】本考案は上述の欠点に鑑みてなされたもの
であって、短時間で容易にチャタリング時間の不良判定
等が行なえる波形測定装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。
【0009】上記の問題を解決するために本考案では、
図1に示すとおり、被測定波形を一定周期でサンプリン
グして時系列データを得るサンプリング手段1と、サン
プリング手段1の出力データが入力され、現在の入力デ
ータと前回の入力データとを比較し、両入力データの値
が異なるか否か検出する比較手段2と、比較手段2より
前記両入力データの値が異なる比較結果が所定回数連続
して取り出されたときにチャタリングと判定する判定手
段3とを有するよう構成した。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、サンプリング手段1は、
被測定波形を一定周期でサンプリングして時系列データ
を出力する。サンプリング手段1の出力データは比較手
段2に入力される。比較手段2は、現在と前回の入力デ
ータとを比較して、両入力データの値が異なるか否か検
出する。判定手段3は、比較手段2の比較結果が所定回
数連続して異なった場合に、チャタリング不良と判定す
る。
【0011】
【実施例】次に本考案の一実施例について説明する。図
2は、本考案の一実施例のブロック図である。同図中、
4はコンパレータ、5はマイクロコンピュータ、7は表
示装置を示す。
【0012】スイッチSWは一端をグランドに、他端を
抵抗Rを介して電源+Bに接続されている。これによ
り、スイッチSWのオン・オフによってハイ又はローの
信号がコンパレータ4に入力される。スイッチSWの出
力信号は切換時にチャタリングを発生することがある。
【0013】チャタリングを含むスイッチSWの出力信
号はコンパレータ4によりある基準電圧と比較されて2
値化信号となり、サンプリング手段であり、比較手段で
あり、判定手段でもあるマイクロコンピュータ5に入力
される。
【0014】マイクロコンピュータ5は、ROM(リー
ド・オンリ・メモリ)、RAM(ランダム・アクセス・
メモリ)、CPU(中央処理装置)、タイマ、インタフ
ェース等よりなり、入力されたコンパレータ出力信号に
所定の処理を行ない出力データを生成して出力する。マ
イクロコンピュータ5で生成された出力データは、表示
装置7に供給される。表示装置7は、例えば発光ダイオ
ード(LED)を点灯させて出力データを表示する。
【0015】次にマイクロコンピュータ5の処理動作に
ついて説明する。図3はマイクロコンピュータ5の処理
手順を示すフローチャートである。マイクロコンピュー
タ5は、タイマの生成する一定周期(例えば500μs
ec間隔)で図3に示す処理を繰り返し実行する。マイ
クロコンピュータ5には、初めに、変数M,Nの初期値
として夫々0が設定されている。
【0016】図3に示すように、マイクロコンピュータ
5はまずコンパレータ4の出力信号をデータとして入力
する(ステップ31)。次に、入力データを一周期前の
データと比較する(ステップ32)。入力データが前の
データと違っていれば、変数Nを初期化し(ステップ3
3)、入力データを前のデータとして保存し(ステップ
34)変数Nの値を1だけ増加させる(ステップ3
5)。入力データが前のデータと等しければステップ3
5を実行する。
【0017】次に、変数Nが基準値、例えば4と等しい
か比較する(ステップ36)。N=4ならば、変数Mを
初期化し(ステップ37)、変数Nの値を1だけ減じ
(ステップ38)、さらに変数Mの値を1だけ増加させ
る(ステップ39)。N≦3ならばステップ37,38
をジャンプしてステップ39を実行する。
【0018】次に、変数Mの値が基準値、例えば8と等
しいか比較する(ステップ40)。M=8ならば不良と
判定し(ステップ41)、表示装置7に不良を示す出力
データ、例えばハイレベルを出力する。M≦7ならば処
理手順は一周期終了し、500〔μsec〕間隔でさら
に初めから繰り返し実行される。
【0019】図4(A),(B)夫々はマイクロコンピ
ュータ5の入力データに対する変数M,Nの値を示すタ
イムチャートである。同図中、19a,19b夫々に
は、入力データがハイレベル(1)とローレベル(0)
を交互に繰り返す不安定領域を示している。以下、同図
について図3と共に説明する。
【0020】図4(A)中時刻t1 において、マイクロ
コンピュータ5はデータ0(ローレベル)を入力する
(ステップ31)。時刻t1 におけるデータは時刻t0
における初期値0と等しい(ステップ32)ので、ステ
ップ33,34を飛ばして変数Nの値を1増加させて1
に設定する(ステップ35)。
【0021】次に、変数Nの値を基準値4と比較し(ス
テップ36)、N<4なのでステップ37,38を飛ば
して変数Mの値を1増加させて1に設定する(ステップ
39)。そして、変数Mの値を基準値8と比較し(ステ
ップ40)、M<8なので処理を終了する。
【0022】さらに500〔μsec〕の間隔で時刻t
2 ,t3 においても同様の処理を行ない、変数M,Nの
値を夫々3に設定する。時刻t4 においては、変数Nを
1増加させて(ステップ35)、N=4となるので変数
Mの値を初期化し(ステップ36,37)、変数Nの値
を1減じて3に設定する(ステップ38)。そして、変
数Mの値を1増加させて1に設定し(ステップ39)、
基準値8と比較し(ステップ18)、M<8なので処理
を終了する。時刻t5 ,t6 においても同様の処理を行
なう。
【0023】一方、時刻t7 においては入力データは前
のデータと等しいので、変数Nを初期化する(ステップ
32,33)。そして、入力データを新たに前のデータ
として保存し(ステップ34)、変数Nの値を1増加さ
せて1に設定する(ステップ35)。N<4であるの
で、変数Mの値を1増加させてM=2に設定し(ステッ
プ36,39)、基準値8と比較し(ステップ40)、
M<8なので処理を終了する。
【0024】500〔μsec〕間隔で時刻t8
9 ,t10,t11,t12においても同様の処理を行な
い、変数M=7,N=1に設定する。さらに、時刻t13
においても同様の処理を行ない、変数N=1に(ステッ
プ35)、変数M=8に夫々設定する(ステップ3
9)。そして、Mの値を基準値8と比較し(ステップ4
0)、M=8なので不良判定を行ない(ステップ4
1)、不良データハイレベル(1)を出力する。
【0025】マイクロコンピュータ5が不良データを表
示装置7に出力すると、表示装置7はLEDを点灯し
て、測定者にチャタリング不良を知らせる。
【0026】一方、図4(B)中時刻t1 において、マ
イクロコンピュータ5はデータ1(ハイレベル)を入力
する(ステップ31)。時刻t1 におけるデータは時刻
0における初期値0と異なるので(ステップ32)、
変数Nを初期化し(ステップ33)、入力データを新た
に前のデータとして保存し(ステップ34)、変数Nの
値を1に選定する。このとき、N<4なので、変数Mの
値を1増加させてM=2に設定し(ステップ36,3
9)、基準値8と比較し(ステップ40)、M<8なの
で処理を終了する。
【0027】500〔μsec〕間隔で時刻t2
3 ,t4 ,t5 においてもさらに同様の処理を行な
い、変数M=5,N=1に設定する。
【0028】次に、時刻t6 において、入力データ1を
前のデータ1と比較し(ステップ32)、これが等しい
ので変数Nの値を1増加させて2に設定する(ステップ
35)。そして、N<4であるので変数Mの値を1増加
させて6に設定し(ステップ36,39)、基準値8と
比較し(ステップ40)、M<8なので処理を終了す
る。
【0029】時刻t7 においても同様の思慮を行ない、
M=7,N=3に設定する。そして時刻t8 において、
入力データが前のデータと等しいので変数Nの値を1増
加させて4に設定する(ステップ35)。ここで、N=
4となるので変数Mを初期化し(ステップ36,3
7)、Nの値を1減じて3に設定し(ステップ38)、
Mの値を1増加させて1に設定する(ステップ39)。
Mの値を基準値8と比較し(ステップ40)、M<8な
ので処理を終了する。
【0030】時刻t9 以降も同様の処理が行なわれ、M
=1,N=1に設定される。よって、コンパレータ4の
出力データが図4(B)に示す様なデータの時には、マ
イクロコンピュータ5は不良データを出力しない。
【0031】これにより、チャタリング時間の基準値と
の長短を比較して、チャタリング波形の良否判定を行な
うことが出来る。
【0032】上記のとおり本考案によれば、チャタリン
グ時間の測定を簡易的に行なうことが出来て、測定結果
をLEDのオン・オフにより表示することが出来る。よ
って、量産ラインでのチャタリングの良否判定を容易に
短時間で行なうことが出来て、生産性を損なうことがな
い。チャタリング時間の基準値は、ステップ40におけ
る変数Mの基準値を変えることにより変更することが出
来る。
【0033】なお、出力データの表示装置はLEDに限
るものではなく、その他の発光素子であっても良く、C
RT画面に「GOOD」,「NO GOOD」等の表示
を行なっても構わない。また、ブザー等によりアラーム
音として表示しても同様の効果を得ることが出来る。
【0034】また、スイッチのチャタリング時間の測定
に限らず、時間的に変化する波形が定常状態になったか
を検知することが出来る。
【0035】上記実施例では、マイクロコンピュータに
よりサンプリング手段,比較手段,判定手段を構成した
が、これらを回路的に構成しても構わない。
【0036】
【考案の効果】上述の如く本考案によれば、短時間で容
易にチャタリング時間の不良判定等の波形測定を行なえ
る特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の原理図である。
【図2】本考案の一実施例のブロック図である。
【図3】本考案の一実施例を構成するマイクロコンピュ
ータの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本考案の一実施例を構成するマイクロコンピュ
ータのタイムチャートである。
【図5】従来の波形観測装置によるチャタリング時間の
観測波形を示す図である。
【符号の説明】
1 サンプリング手段 2 比較手段 3 判定手段 4 コンパレータ 5 マイクロコンピュータ 7 表示装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定波形を一定周期でサンプリングし
    て時系列データを得るサンプリング手段と、該サンプリ
    ング手段の出力データが入力され、現在の入力データと
    前回の入力データとを比較し、両入力データの値が異な
    るか否か検出する比較手段と、該比較手段より前記両入
    力データの値が異なる比較結果が所定回数連続して取り
    出されたときにチャタリングと判定する判定手段とを有
    するよう構成した波形測定装置。
JP601191U 1991-02-14 1991-02-14 波形測定装置 Expired - Lifetime JP2543326Y2 (ja)

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JP601191U JP2543326Y2 (ja) 1991-02-14 1991-02-14 波形測定装置

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JP601191U JP2543326Y2 (ja) 1991-02-14 1991-02-14 波形測定装置

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JPH04102076U JPH04102076U (ja) 1992-09-03
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