JP2543273Y2 - 光ディスクプレーヤのトラッキングサーボ回路 - Google Patents

光ディスクプレーヤのトラッキングサーボ回路

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JP2543273Y2
JP2543273Y2 JP9409291U JP9409291U JP2543273Y2 JP 2543273 Y2 JP2543273 Y2 JP 2543273Y2 JP 9409291 U JP9409291 U JP 9409291U JP 9409291 U JP9409291 U JP 9409291U JP 2543273 Y2 JP2543273 Y2 JP 2543273Y2
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tracking
pulse
tracking servo
jump
servo circuit
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茂 沖田
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は光ディスクプレーヤの
トラッキングサーボ回路に係わり、特に、ポーズ、スチ
ル、マニアルサーチ、マルチスピード等において、トラ
ックジャンプ直後の整定を良好にするトラッキングサー
ボ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザディスクを再生する光ディスクプ
レーヤにおけるポーズ、スチル、マニアルサーチ、マル
チスピード等の動作では、レーザスポットを隣接トラッ
クへジャンプさせるトラックジャンプが連続して行われ
る。
【0003】そのような従来のトラッキングサーボ回路
の例を図2に示す。図に示すように、光ピックアップか
ら得られるトラッキングエラー信号は抵抗R1を介して
演算増幅器1の反転入力端子に入力され、また、トラッ
キングロジック回路4に入力される。演算増幅器1の非
反転入力端子はグランドに接続され、出力端子はインピ
ーダンスZ2を介して反転入力端子に接続されている。
【0004】演算増幅器1の出力端子はまた抵抗R3と
抵抗R4の直列回路を介して演算増幅器2の反転入力端
子に接続されている。さらに、抵抗R3と抵抗R4の接
続点はコンデンサC1とアナログスイッチS1の直列回
路によりグランドに接続されている。定電流源I1およ
びI2は夫々アナログスイッチS2およびS3を介して
抵抗R5の一端に接続され、抵抗R5の他端は演算増幅
器2の反転入力端子に接続されている。
【0005】演算増幅器2の非反転入力端子はグランド
に接続され、演算増幅器2の出力端子はトラッキングコ
イル3と抵抗R6との直列回路を介してグランドに接続
されている。トラッキングコイル3と抵抗R6との接続
点Bは抵抗R7とコンデンサC2との並列回路を介して
演算増幅器2の反転入力端子に接続されている。
【0006】トラッキングロジック回路4はトラッキン
グエラー信号の他にジャンプ信号が入力されアナログス
イッチS2およびS3をオンオフさせる。
【0007】上記構成において、レーザディスクの再生
状態では、トラッキングロジック回路4はアナログスイ
ッチS2およびS3を開き、また、アナログスイッチS
1も開かれ、トラッキングサーボがオンの状態となって
いる。
【0008】トラッキングエラー信号は抵抗R1とイン
ピーダンスZ2のインピーダンス比で反転増幅され、さ
らに、抵抗R3と抵抗R4の直列回路の抵抗と抵抗R7
の抵抗比で反転増幅されて接続点Bに現れるようにトラ
ッキングコイル3に電流が供給される。なお、コンデン
サC2は位相補償のために設けられている。トラッキン
グコイル3は磁界中に配置されており、それと一体の対
物レンズを動かしてレーザスポットを信号ピット列に追
従させる。
【0009】また、図示していないスライダサーボ回路
はトラッキングコイル電流に比例する接続点Bの電圧の
直流成分が減少するようにスライダモータを駆動し、ス
ライダモータは光ピックアップのレーザスポットが信号
のピット列を追従できるように光ピックアップの載置さ
れたスライダをディスク外周に向けて送る。
【0010】ポーズ、スチル等のトラックジャンプを繰
返すモードでは、ジャンプ期間中アナログスイッチS1
を閉じてトラッキングサーボゲインが下げられ、図3
(a)に示すように、A点にパルス状のジャンプ信号が
出力される。トラッキングロジック回路4はジャンプ信
号が入力されるとアナログスイッチS2およびS3を前
後して閉じ、トラッキングコイル3に逆向きの電流を前
後して供給する。図3(b)に示すトラッキングコイル
電流に比例するB点の電圧はTの期間の正逆電圧パルス
が現れる。
【0011】このようなパルス状のトラッキングコイル
電流により、ゲインの低下したトラッキングサーボはレ
ーザスポットを隣接するトラックへジャンプさせる。ジ
ャンプ終了後はアナログスイッチS1が開かれてトラッ
キングサーボがかけられ、信号の再生が行われる。図3
(c)はジャンプ期間中にC点のトラッキングエラー信
号が大きく変動することを示している。
【0012】
【考案が解決しようとする問題点】上記した従来のトラ
ッキングサーボ回路では、ジャンプ終了後アナログスイ
ッチS1を開きトラッキングサーボを急激にもとの高い
ゲインに戻すため収束がスムーズに行われず整定時間が
長くなるという問題があった。
【0013】また、定電流源I1およびI2はトラック
サーチ時のブレーキ電流源としても用いられている。ト
ラックサーチ時にはスライダモータにより光ピックアッ
プを所定速度で送りながらトラッキングサーボのオンオ
フが繰り返される。
【0014】トラッキングオフ期間では対物レンズは弾
力支持の中立位置を中心とする正弦波振動を行ってお
り、対物レンズの振動を収束させるように定電流源I1
またはI2を信号源とするブレーキ電流がトラッキング
コイル3に流される。トラッキングエラー信号の周波数
の低下によりトラッキングサーボオフ期間の終了点が検
出され、トラッキングサーボがオンとされる。
【0015】このように、定電流源I1およびI2がト
ラックサーチ時のブレーキ電流源として用いられている
ため、ジャンプ中のトラッキングコイル電流を最適値と
するように定電流源I1およびI2の強さを設定するこ
とができず、スムーズにレーザスポットを隣接トラック
にジャンプさせることができなかった。
【0016】この考案は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、ジャンプ終了後
のトラッキングサーボゲインの切換えを適切なものとす
ることにより、スムーズな収束が行われる光ディスクプ
レーヤのトラッキングサーボ回路を提供することであ
る。
【0017】また、この考案の他の目的は、ジャンプ時
のトラッキングコイル電流をトラックサーチ時のブレー
キ電流とは独立して最適値に設定することのできる光デ
ィスクプレーヤのトラッキングサーボ回路を提供するこ
とである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この考案の光ディスクプ
レーヤのトラッキングサーボ回路は、トラックジャンプ
時にジャンプ信号を受信する毎に互いに逆方向のパルス
電流を前後してトラッキングコイルに流すとともに前記
パルス電流の期間サーボゲインを低下させる光ディスク
プレーヤのトラッキングサーボ回路において、パルス状
のジャンプ信号を受信してから一定期間パルス出力を出
すパルス生成手段を設け、前記パルス出力によりトラキ
ングエラー信号を減衰させる半導体スイッチと、トラッ
キングコイルに流す前記パルス電流の信号源となる入力
電流を分流する半導体スイッチとを導通させるように構
成したものである。
【0019】
【作用】この考案のトラッキングサーボ回路によれば、
トラックジャンプ時に互いに逆方向のパルス電流が前後
してトラッキングコイルに流され、その間サーボゲイン
が下げられてレーザスポットが隣接トラックにジャンプ
する。上記パルス電流の停止後サーボゲインが高くなる
が、トラッキングサーボ回路に入力されるトラキングエ
ラー信号は、パルス生成手段のパルス出力により導通状
態とされた半導体スイッチにより減衰されており、全体
のサーボゲインは通常のトラッキングサーボオンの状態
より低く保たれている。
【0020】トラッキングコイルのパルス電流が停止し
て所定期間経過後に、パルス生成手段のパルス出力は停
止してトラキングエラー信号を減衰させる半導体スイッ
チが開かれ、トラッキングサーボ回路全体のサーボゲイ
ンは通常のトラッキングサーボオンの状態に戻される。
このように、トラックジャンプ後、2段階にトラッキン
グサーボのゲインが高められるのでレーザスポットは信
号ピット列にスムーズに収束する。
【0021】さらに、パルス生成手段のパルス出力はト
ラッキングコイルに流すパルス電流の信号源となる入力
電流を分流する半導体スイッチを導通させるので、その
分流回路の抵抗値を適正に設定することにより、トラッ
クジャンプ時のトラッキングコイル電流をトラックサー
チ時のブレーキ電流とは独立に設定でき、隣接トラック
にジャンプするための最適値とすることがでる。このよ
うにして、レーザスポットをスムーズに隣接トラックに
ジャンプさせることが可能となる。
【0022】
【実施例】この考案の実施例であるトラッキングサーボ
回路を図面に基づいて説明する。図1は実施例を示す回
路図であり、従来例で示したものと同様の機能を有する
部分は同一の符号が付されている。
【0023】実施例の回路では、ジャンプ信号はトラッ
キングロジック回路4の他にパルス生成手段である単安
定マルチバイブレータ5に入力される。また、抵抗R1
のトラッキングエラー信号入力側が抵抗R8とデジタル
トランジスタQ1の直列回路によりグランドに接続さ
れ、抵抗R5の定電流入力側が抵抗R9とデジタルトラ
ンジスタQ2の直列回路によりグランドに接続されてい
る。
【0024】単安定マルチバイブレータ5の出力端子は
デジタルトランジスタQ1およびQ2のベース回路に接
続されている。他の部分の構成および作用は図2に示し
た従来の回路と同様である。
【0025】上記構成において、ポーズ、スチル等のト
ラックジャンプを繰返すモードでは、図示していないマ
イクロコンピュータから図3(a)に示すようにジャン
プ信号が出力される。トラッキングロジック回路4はジ
ャンプ信号が入力されると図3(b)に示すTの期間ア
ナログスイッチS2およびS3を前後して閉じ、トラッ
キングコイル3に逆向きの電流を前後して供給する。そ
の間アナログスイッチS1が閉じられてトラッキングサ
ーボゲインが下げられ、レーザスポットは隣接するトラ
ックへジャンプする。
【0026】単安定マルチバイブレータ5はジャンプ信
号が入力されると図3(b)に示す2Tの期間より長い
所定の期間ハイレベルを出力してデジタルトランジスタ
Q1およびQ2を導通させる。トラッキングコイルのパ
ルス電流が停止すると直ちにアナログスイッチS1が開
かれサーボゲインが上昇するがデジタルトランジスタQ
1が導通しているのでトラッキングエラー信号は減衰さ
れ目標トラックへのトラッキングサーボが軽くかけられ
る状態となる。
【0027】さらに、一定期間経過すると、デジタルト
ランジスタQ1が遮断されてトラッキングサーボゲイン
が通常の高い状態に戻され目標トラックを確実に追尾す
るようになる。
【0028】また、トラッキングコイルのパルス電流源
となる定電流源I1およびI2の電流は抵抗R9とデジ
タルトランジスタQ2により分流される。トラックサー
チ時にはデジタルトランジスタQ2は遮断状態であり、
抵抗R5と抵抗R7の抵抗値を設定することによりブレ
ーキ電流が最適値に設定される。そして、抵抗R9の抵
抗値を設定することにより、トラックジャンプ時のトラ
ッキングコイルパルス電流が最適値に設定される。
【0029】
【考案の効果】この考案のトラッキングサーボ回路によ
れば、トラックジャンプ時のトラッキングコイルパルス
電流がトラックサーチ時のブレーキ電流とは独立して最
適値に設定される。また、ジャンプ終了後、トラッキン
グサーボのゲインが段階的に上げられサーボの収束性が
向上し、整定時間が短くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例であるトラッキングサーボ回
路を示す回路図である。
【図2】従来のトラッキングサーボ回路の例を示す回路
図である。
【図3】同トラッキングサーボ回路の作用を示す信号の
波形図である。
【符号の説明】
1 演算増幅器 2 演算増幅器 3 トラッキングコイル 4 トラッキングロジック回路 5 単安定マルチバイブレータ Q1 デジタルトランジスタ Q2 デジタルトランジスタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックジャンプ時にジャンプ信号を受
    信する毎に互いに逆方向のパルス電流を前後してトラッ
    キングコイルに流すとともに前記パルス電流の期間サー
    ボゲインを低下させる光ディスクプレーヤのトラッキン
    グサーボ回路において、パルス状のジャンプ信号を受信
    してから一定期間パルス出力を出すパルス生成手段を設
    け、前記パルス出力によりトラキングエラー信号を減衰
    させる半導体スイッチと、トラッキングコイルに流す前
    記パルス電流の信号源となる入力電流を分流する半導体
    スイッチとを導通させるように構成した光ディスクプレ
    ーヤのトラッキングサーボ回路。
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