JP2542841Y2 - 積層複合部品 - Google Patents

積層複合部品

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JP2542841Y2
JP2542841Y2 JP1991111986U JP11198691U JP2542841Y2 JP 2542841 Y2 JP2542841 Y2 JP 2542841Y2 JP 1991111986 U JP1991111986 U JP 1991111986U JP 11198691 U JP11198691 U JP 11198691U JP 2542841 Y2 JP2542841 Y2 JP 2542841Y2
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JP
Japan
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coil
terminal
conductor
laminated
conductive paste
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尚紀 都丸
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、積層複合部品、詳し
くはインダクタの分布容量の調整が可能な積層複合部品
に関する
【0002】
【従来の技術】従来のインダクタを含む複合部品、例え
ばLCチップ部品などの名で知られる部品の構成は以下
の通りである。
【0003】すなわち、複数の誘電体セラミックグリー
ンシートの各々の所定の面積部分に導電ペーストを塗布
し、それらを交互に積層して前記所定の面積の各導電ペ
ーストを誘電体セラミックグリーンシートを介して対向
させて構成したコンデンサ部分と、これとは別に複数の
フェライト磁性体のグリーンシートの各々に導電ペース
トでコイル状のパターンを構成して積層し、これらコイ
ル状のパターンをスルーホールを介して隣接するシート
上の導電ペーストと接続させてコイルを形成させたイン
ダクタた部分とを重ねて一体に形成し、前記コンデンサ
の対向電極とコイル導体端末とが導出された積層体の端
面に導電ペーストを塗布して接続用の外部端子を形成し
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記一体に形成された
チップの中に、複数のコンデンサやインダクタを配置し
ている場合が多く、したがって配置した部品間の浮遊静
電容量すなわち分布容量が存在し、回路定数に関与して
いるので、インダクタに含まれている分布容量も使って
部品に電気特性を持たせている。
【0005】しかしながら、この分布容量を制御するこ
とは極めて困難であった。
【0006】 そこで本考案の目的は、上記分布容量の
存在により、積層部品、例えばLCチップ部品のみかけ
上のインダクタンスが変化する点に関し、インダクタン
スを変えずに分布容量を変えることができるような構造
を有する積層複合部品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案者らは、上記目的
を達成すべく研究の結果、積層インダクタの導体コイル
の一方の端末からリード導体を導出し、他方の端末は解
放状態にしておき、この導体コイルの途中からリード導
体を導出して、それぞれの外部接続端子に接続してイン
ダクタを構成するようにすれば、リード導体間のコイル
でインダクタンスが取得され、それに連なって連続した
導体部分は分布容量に関与するので、その長さを調整す
ればインダクタンスを変えずに分布容量のみを調整でき
ることを見出し本考案に到達した。
【0008】 したがって本考案は、複数の誘電体セラ
ミックシートの各々の所定面積部分に導電ペーストを塗
布して内部電極を形成し、それらを積層して内部電極を
誘電体セラミックシートを介して交互に対向させたコン
デンサを構成した部分と、複数のフェライト磁性体シー
トの各々にコイル状のパターンを導体ペーストで構成し
て積層し、これらコイル状のパターンをスルーホールを
介して隣接するシート上の導体ペーストと接続させてイ
ンダクタを構成した部分とを重ねて一体化した積層体を
圧着、熱処理の上、コンデンサの対向電極とコイル導体
端末とが導出された積層体の端面に外部接続端子が設け
られている積層複合部品であって、上記インダクタ部分
のコイル導体の一方の端末から導出されたリード導体は
一方の外部接続端子に接続し、他方の端末は解放状態に
して、その端末よりもコイル部分における中央寄り位置
からリード導体が導出されて、もう一方の外部接続端子
に接続されていることを特徴とする積層複合部品を提供
することである。
【0009】
【作用】外部接続端子に接続するリード導体間のコイル
でインダクタンスを取得し、それに連なって連続して構
成され端末が解放されている導体部分は分布容量に関与
するので、この導体部分の長さを調整して分布容量を調
整することができる。
【0010】
【実施例】図1は本実施例における積層部品、詳しくは
積層LCチップ部品の外部電極端子取り付け前の積層体
の透過斜視図、図2は図1のインダクタ部におけるコイ
ル導体パターンの分解斜視図であって、以下これらの図
を参照して説明する。
【0011】フェライト磁性体シート5の所定箇所にス
ルーホール7を開けたのち、コイルパターンを印刷した
シートと、スルーホールなしのシートにコイルパターン
を印刷したシートとを各印刷されたパターンが図2のよ
うな順序に積層され、スルーホールを介してコイル導体
6を形成するインダクタ部分2を構成するとともに、こ
のインダクタ部分の上部に誘電体シート3に導体ぺース
ト4で所定面積の内部電極パターンを印刷し、誘電体シ
ートを介して対向させたコンデンサ部分1を構成し、こ
れらのシートを重ねて一体に形成し、図1に示すような
積層体を作製した。
【0012】図2の分解図からわかるようにコイル導体
の最下層のパターンには外部端子に接続用のリード導体
8が導出され、またコイル導体の途中からもう一方のリ
ード導体8が導出されており、コイル導体の一方の(最
上部)端末は解放されている。
【0013】 したがって、この積層複合部品では、そ
れぞれのリード導体間のコイルでインダクタンスが取得
され、それに連なって連続するコイル導体部分は分布容
量に関与するので、設計時にこの部分の長さを調整して
分布容量を変えることができる。
【0014】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案のインダ
クタンスを含む積層複合部品によれば、リード導体間の
コイルでインダクタンスを取得し、それに連なって連続
して構成され端末が解放されている導体部分は分布容量
に関与するので、設計時にこの部分の長さを調整して、
インダクタンスを変えずに分布容量を変えることができ
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における積層部品の透過斜視
図である。
【図2】図1のインダクタ部分におけるコイル導体パタ
ーンの分解斜視図である。
【符号の説明】 1‥‥コンデンサ部分 2‥‥インダクタ部分 3‥‥誘電体セラミックシート 4‥‥導体ペースト 5‥‥フェライト磁性体シート 6‥‥コイル導体 7‥‥スルーホール 8‥‥リード導体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の誘電体セラミックシートの各々の
    所定面積部分に導電ペーストを塗布して内部電極を形成
    し、それらを積層して内部電極を誘電体セラミックシー
    トを介して交互に対向させたコンデンサを構成した部分
    と、複数のフェライト磁性体シートの各々にコイル状の
    パターンを導体ペーストで構成して積層し、これらコイ
    ル状のパターンをスルーホールを介して隣接するシート
    上の導体ペーストと接続させてインダクタを構成した部
    分とを重ねて一体化した積層体を圧着、熱処理の上、コ
    ンデンサの対向電極とコイル導体端末とが導出された積
    層体の端面に外部接続端子が設けられている積層複合部
    であって、上記インダクタ部分のコイル導体の一方の
    端末から導出されたリード導体は一方の外部接続端子に
    接続し、他方の端末は解放状態にして、その端末よりも
    コイル部分における中央寄り位置からリード導体が導出
    されて、もう一方の外部接続端子に接続されていること
    を特徴とする積層複合部品
JP1991111986U 1991-12-24 1991-12-24 積層複合部品 Expired - Lifetime JP2542841Y2 (ja)

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JPH0555510U JPH0555510U (ja) 1993-07-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100593930B1 (ko) * 2005-02-04 2006-06-30 삼성전기주식회사 적층형 세라믹 커패시터

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DE3512948A1 (de) * 1985-04-11 1986-10-16 Deutsche Forschungs- und Versuchsanstalt für Luft- und Raumfahrt e.V., 5300 Bonn Einblaselement fuer einen verbrennungsreaktor, insbesondere einen dampferzeuger
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