JP2542255B2 - シャ―ライン - Google Patents

シャ―ライン

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JP2542255B2
JP2542255B2 JP1113472A JP11347289A JP2542255B2 JP 2542255 B2 JP2542255 B2 JP 2542255B2 JP 1113472 A JP1113472 A JP 1113472A JP 11347289 A JP11347289 A JP 11347289A JP 2542255 B2 JP2542255 B2 JP 2542255B2
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D36/00Control arrangements specially adapted for machines for shearing or similar cutting, or for sawing, stock which the latter is travelling otherwise than in the direction of the cut
    • B23D36/0008Control arrangements specially adapted for machines for shearing or similar cutting, or for sawing, stock which the latter is travelling otherwise than in the direction of the cut for machines with only one cutting, sawing, or shearing devices
    • B23D36/0033Control arrangements specially adapted for machines for shearing or similar cutting, or for sawing, stock which the latter is travelling otherwise than in the direction of the cut for machines with only one cutting, sawing, or shearing devices for obtaining pieces of a predetermined length
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T83/00Cutting
    • Y10T83/04Processes
    • Y10T83/0515During movement of work past flying cutter

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shearing Machines (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は送り出し機によって板状材料を切断機へ送
り込み、その切断機は刃物の回転走行により材料を走間
切断するシャーラインに関する。
「従来の技術」 第4図に従来のシャーラインを示す、板、シートなど
の板状材料11はレベラー12で曲がりが矯正されてロータ
リーシャー13へ送られる。ライン速度(材料11の走行速
度)がドライバ14へ設定され、ドライバ14によりモータ
15が駆動され、モータ15は分配ギヤー16を介してレベラ
ー12を回転駆動する。ロータリーシャー13はシャーモー
タ17により回転駆動される。材料11に測長ロール18が転
接され、測長ロール18によりエンコーダ19が駆動されて
材料11の移動に応じたパルスが発生され、このパルスは
数値制御器21へ供給される。シャーモータ17によりエン
コーダ22が駆動されエンコーダ22からロータリーシャー
13の刃先23の回転移動に応じたパルスが発生され、この
パルスは数値制御器21へ供給される。数値制御器21は設
定された切断長と、入力されたパルスとに応じてモータ
17を制御する。
第5図は従来のロータリーシャーラインの他の例を示
し、レベラー12から送り出された材料をフィーダ24によ
り安定な速度でロータリーシャー13へ送るようにした場
合である。ライン速度(材料11の走行速度)がドライバ
25へ設定され、ドライバ25はフィーダーモータ26を駆動
し、フィーダーモータ26はフィーダー24を回転駆動す
る。ドライバー14にも同じライン速度が設定されるがレ
ベラー12とフィーダー24との間のループ27の量に応じて
この例ではドライバ14がループ量をほぼ一定とするよう
にモータ15を制御する。
第4図においてレベラー12の前段にはメッキや焼鈍な
どのプロセス部がある場合があり、また第5図において
フィーダー24の前段がレベラー12でなく別のプロセス部
である場合がある。いずれにしても第4図、第5図にお
けるシャーの動作原理は次の通りである。
即ち材料11が設定切断長だけ送られる間に刃先23が1
回転し、材料11の先端から設定切断長だけ離れた所でシ
ャー13の上下の刃が噛合い、かつその刃の周速が材料11
の速度、即ちライン速度と同調するように数値制御器21
によりシャーモータ17を介してシャー13を動作させる。
設定切断長によってシャーモータ17の速度は第6図に
示すようになる。設定切断長が短尺の場合は第6図Aに
示すようにライン速度より加速した後、減速してライン
速度と一致している状態で矢印に示すところで切断が行
われる。中尺の場合は第6図Bに示すようにライン速度
より少し減速した後、加速してライン速度と一致してい
る状態で切断が行われる。長尺の場合は第6図Cに示す
ようにライン速度より減速し、一度モータが停止した後
に加速し、ライン速度と一致した状態で切断が行われ
る。
従来のロータリーシャーの能力を示すライン速度V対
切断長Lの特性は第7図の曲線28のようになる。曲線28
の内側(斜線側)が切断可能範囲である。ただし刃先23
の軌道は機械によっては完全な円周とは限らないが、換
算によって刃先円周長又はそれに相当する一周長は求め
られ、それをπD=LSO=700mmとし、シャー13の定格周
辺速度を200m/min、フィーダ24の定格送り速度を240m/m
in、シャー13の定格加速度を (1.27G,Gは重力加速度)、フィーダー24の定格加速度
(2.04G)、シャー、フィーダーそれぞれの整定時間
(安定する時間、その終りの方で切断が行われる)を0.
1sec以上とした場合である。
切断長LがLSO=700mmよりも短い場合は、その短い分
だけ第6図Aに示したようにライン速度V以上にシャー
モータ17を加速する必要がある。トルク=慣性×角加速
度である。モータトルクには制限があり、他方でシャー
の機構は切断力とその衝撃に耐えるためにどうしても重
くなっている。そのため加速度が相当に制限される。
そのため切断長が短くなるに従って第7図曲線28のよ
うに急激にライン速度Vを下げる必要が生じる。例えば
切断長Lが300mmの場合は第8図Aに示すように400mm分
シャーを加減速させるため相当の時間が必要となり、そ
れと整定時間を加えた間に300mmを送り出すライン速度
Vは図のように極めて低くなる。
しかし切断長Lが例えば600mmの場合は第8図Bに示
すように100mm分だけシャーを加減速させれば良く、そ
れを整定時間だけ加えた間に今度は600mmも送り出すべ
きだから図のようにライン速度Vは図のAに比べずっと
高くなる。
切断長LがπD=LSO=700mmの場合はシャーモータ17
を加減速する必要はないから、ライン速度Vはいくらで
も高くできるはずであるが、シャーモータ17又はフィー
ダーモータ26の定格によって制限される。第7図の曲線
28の場合はシャーモータ17により制限され、200m/分で
ある。
切断長LがπD=LSO=700mmよりも少し長い場合は、
つまりL=LSO+lでlが小さい場合は、第8図Cに示
すようにシャーモータ17はlに相当する分だけライン速
度Vより減速するが、この減速はわずかで済むからライ
ン速度Vは高いままでよい。しかし第8図Dに示すよう
にlが長くなってくると、同一のライン速度Vのままで
はシャーモータ17を加減速している間に刃先の回転が進
んでしまい、切断前の整定時間がとれなくなる。そのた
め同調できないうちに刃が噛合ってしまうか精度が悪く
寸法がばらつく。従って第7図の曲線28のように切断長
Lを長くすると共にライン速度Vを下げさるを得ない。
第8図Eに示すようにちょうど瞬時的でもシャーモータ
17が停止できるまでライン速度Vを下げると、これより
は第6図Cに示すようにシャーモータ17の停止時間さえ
長くとれば同一のライン速度Vでいくらでも長尺の切断
が可能となり、このため曲線28は長尺の側でライン速度
Vは一定となる。
以上の理由により数値制御付ロータリーシャーのV−
L曲線はどのような機構でも原理的に曲線28と類似した
特性となる。
「発明が解決しようとする課題」 以上述べたように従来のロータリーシャーは短尺にお
いてライン速度を大きく下げなければならなかった。
ライン速度が下がり過ぎるとシャーモータを含めたシ
ャーのフライホイール効果が期待できず、さりとてシャ
ーモータのトルクだけで切断できない場合、実際には機
械の価格面からの制約でこういう場合が多く、低速では
切れずにシャーが止ってしまうか、切れてもインパクト
ドロップのため材料がつかえてハンプレ材料が折れ曲が
る場合が生ずる。
中、長尺でもライン速度が低いときには同上の理由で
切断できない場合が多い。そのためラインの起動、停止
において切断させずに見送られてオフゲージ(定寸でな
いもの)を作るか、それを避けるために面倒なシーケン
スによってライン運転に条件付けをするかになってい
る。
刃先円周長LSOより長い切断長でも短尺ほどではない
が前述のように矢張りライン速度を下げなければならな
い。
切断可能範囲(曲線28の内部)を少しでも拡げようと
すると整定時間を十分とれないこと、また前段のライン
速度が変化すれば必ずそれに同期しなければならないこ
とにより精度向上に限界がある。
この発明の第1の目的は短尺で従来のそれ程ライン速
度を下げずに済むシャーラインを提供することにある。
この発明の第2の目的は短尺でも切断のときの刃先速
度をライン速度より高い値、即ちフライホイール効果に
より容易に切断できる速度にすることができるシャーラ
インを提供することにある。
この発明の第3の目的は低いライン速度のときも上記
と同様に高い速度で切断させることができるシャーライ
ンを提供することにある。
この発明の第4の目的は刃先周長LSOより長い切断長
でも従来のそれ程ライン速度を落さないで済むシャーラ
インを提供することにある。
この発明の第5の目的は整定時間を比較的十分にとる
ことができ、また前段のライン速度の変更があっても切
断時の速度を変えないで済み、しかもその切断時の速度
が極めて安定しているので精度の向上がはかれるシャー
ラインを提供することにある。
「課題を解決するための手段」 この発明によれば送り出し機(フィーダー)によって
板状材料を切断機(ロータリーシャー)へ送り込み、そ
の切断機は刃物の回転走行により材料を走間切断するシ
ャーラインにおいて、材料の平均走行速度(ライン速
度)と切断長とが数値制御装置に与えられ、数値制御装
置は送り出し機及び切断機の両者をそれぞれ加減速させ
た後、同一の或る速度に整定する(以下この速度を同期
速度と呼ぶ)。即ちこの発明では切断機を加減速させる
のみならず、送り出し機も加減速させることにより、つ
まり切断機と送り出し機とを協調させることにより前述
の目的を達成させる。このように送り出し機も加減速さ
せるが、その平均速度は前段に追従するライン速度であ
り、これは前期同期速度とは異なる。よって送り出し機
の平均速度は低くても同期速度を高くすることができ
る。
「作 用」 例えば第1図Aに切断機のモータの速度を示し、第1
図Bに送り出し機のモータの速度を示す。第1図Aの斜
線部の面積の合計が刃先の円周長LSO、前記例では700mm
を示し、第1図Bの斜線部の面積合計が材料送り長、即
ち切断長L、この例では約450mmを示す。材料切断後、
切断機も送り出し機も減速し、停止して待機し、送り出
し長が切断長近くになって共に同期速度VSに加速した
後、整定中に刃が噛み合う。こうすることにより、低い
ライン速度Vでも高い同期速度VSで切断することがで
き、この発明の第3の目的が達成される。
先ず短尺のものの切断を行う場合を述べる。切断機の
モータの速度は第1図Cに示すように切断周期T(se
c)中に同期速度VSのままで移動するとした場合の刃先
の移動量LS(図の斜線部、以下同期長と呼ぶ)が刃先の
1回転の移動量LSOに対する不足分LSO−LSだけ同期速度
VS以上に加速する。ここで、 60/Tは毎分の切断回数である。一方送り出し機のモー
タの速度は第1図Dに示すように同期速度VSで切断周期
Tの間送り出した場合の送り出し長即ち同期長LSが切断
長Lより長い分LS−Lだけ同期速度VS以下に減速する。
斜線部の面積が送り長、即ち切断長Lとなる。周期Tの
間に切断長Lだけ送っているからライン速度は こうして切断時の速度VSがライン速度Vより高くなり
本発明の第2の目的が達成される。比較のため従来の切
断機のように同期速度VSではなく、ライン速度Vに整定
させるべく1周させる場合の切断機モータ速度を第1図
Eに曲線29として示し、第1図Cの速度曲線を曲線31と
して重ねて示す。ただし加速度も整定時間も同じとす
る。ライン速度Vで整定させる場合は、同期速度VSの時
の周期Tでは1周させることができない。それぞれの速
度曲線29,31が包む面積が円周長LSOに等しくならなけれ
ばならない。即ち斜線部の面積が打点部の面積と等しく
ならなければならない。従来のライン速度Vに整定する
場合は切断周期はT′となり、T′>Tであり、この時
の切断長L′はL′=VT′となり、従ってL′>Lであ
る。云いかえればこの発明では切断周期Tが短かくなる
ため、同一切断長Lの場合は(2)式よりライン速度V
が従来のシャーラインより上る。従ってV−L特性は第
7図の曲線32は示すように短尺側で従来の曲線28よりも
かなり高くなる。例えば切断長Lが500mmの場合、従来
の曲線28ではライン速度Vは約85m/minとなり、毎分の
切断回数は約170回となるが、この発明の曲線32ではラ
イン速度Vは約116m/minとなり毎分の切断回数は約230
回に向上する。このようにこの発明の第1の目的が達成
される。
次に長尺のものを切断する場合を述べる。切断機のモ
ータの速度は第1図Fに示すように同期長LSが円周長L
SOよりも長い分LS−LSOだけ、同期速度VSよりも減速し
て同期を稼ぐ。一方繰り出し機のモータの速度は第1図
Gに示すように同期長LSの切断長Lに対する不足分L−
LSだけ同期速度VSよりも加速される。この例では送り出
し機のモータの速度は定格速度で制限されているが、同
期速度VSよりも高速で送り出すため切断長Lが長くな
り、云いかえればライン速度Vが同期速度VSよりも上
る。従来のシャーラインでは第1図Fは第8図Eと同じ
場合であり、第7図の曲線28の長尺側のように最高ライ
ン速度は第1図FでいうとVS以上にすることはできな
い。しかしこの発明では送り出し機のモータの最高速度
の近くまでライン速度Vを上げることができる。従って
V−L特性は第7図曲線32のように長尺側でも従来の曲
線28よりもかなり高くなる。つまりこの発明の第4の目
的が達成される。
以上述べたように、また第7図の曲線28と32とを比較
すればわかるようにこの発明では従来よりも大きく能力
が向上するから、必ずしも能力一杯で運転せず、整定時
間を十分にとるとか、或いは加減速度を和らげて機械的
振動などの外乱を減らすことにより精度の向上が計れ
る。これは上述したように切断機と送り出し機とを協調
させることによってそれぞれの加減速が相手の分だけ楽
になるからである。
また切断可能範囲であればライン速度Vが変っても切
断長Lが変っても同期速度VSを変えないこともできる。
これは切断時の速度が変るとその前後において切断長に
微妙な偏差が生じることが多いからである。従って同期
速度VSをなるべく変えないことにより精度向上が計れ
る。
しかも材料の見掛上の送り長となるパルス列は後述で
明らかにするように発振器から得ており、そのためその
計数値(長さに相当)もその周波数(速度に相当)も従
来のエンコーダ19(第4図,第5図)からのパルス列の
計数値、周波数に比し極めて安定している。このために
も精度が向上する。これらよりこの発明の第5の目的が
達成されることがわかる。
「実施例」 第2図にこの発明の実施例を示す。ライン構成は第5
図に示した従来のものと同一とした場合で送り出し機と
してフィーダー24が用いられ、切断機としてロータリー
シャー13が用いられている。フィーダー24はフィーダー
モータ26により駆動され、ロータリーシャー13はシャー
モータ17により駆動される。これらフィーダーモータ2
6、シャーモータ17はそれぞれ数値制御されるが、この
制御は例えば特公昭62−36806号公報に示す方式とほぼ
同様に行われる。この公報に示す方式では基準となるパ
ルス列を測長エンコーダから得ているが、この発明では
発振器33から基準パルス列が与えられる。ライン速度V
と切断長Lとが演算器34に与えられ、演算器34で後述の
ようにして同期周波数FS及び同期長LSが求められ、それ
により発振器33は周波数FSの基準パルス列を出力する。
この基準パルスは周波数−速度変換器35,36でそれぞれ
前記同期速度VSに変換され、それぞれフィーダー側及び
シャー側に基準速度(見掛上のライン速度)としてマイ
ナーループである速度制御の加算器37,38へ供給され
る。また前記基準パルス列はフィーダー側及びシャー側
がそれぞれサーボすべき基準パルスとしてメージャール
ープである位置制御の加算器39,41にも与えられる。
演算器34で演算された同期長LSはフィーダー側の補正
器42、シャー側の補正器43へそれぞれ供給され、フィー
ダー側に対しては同期長LSが見掛上の刃先円周長LSO
して作用し、シャー側に対しては同期長LSが見掛上の設
定切断長Lとして作用する。つまりフィーダー側の補正
器42に実際の設定切断長Lが与えられてNF=L−LSの演
算がされ、そのNFが加算器39に切断ごとに入力され、シ
ャー側の補正器43に円周長LSOが与えられてNS=LSO−LS
が演算され、そのNSが加算器41に切断ごとに入力され
る。加算器39においては基準パルスが入力されるごとに
所定値が加算され、フィーダーモータ26により駆動され
るエンコーダ44のパルスが入力されるごとに所定値が減
算される。加算器41においては基準パルスが入力される
ごとに所定値が加算され、エンコーダ22のパルスが入力
されるごとに所定値が減算される。このフィーダー側及
びシャー側のいずれも加算器39,41での加減算は、基準
パルスにより加算される各所定値、エンコーダ44,22か
らのフィードバックパルスにより減算される各所定値に
も、更に補正値NF,NSにもそれぞれ係数又は重みを乗じ
ていずれも単位が合致するようにしてあるものとして、
それについてはここでは詳述を省く。
切断長完了信号(センサ又はカウンタで作られる)で
演算器34から次回の周波数FS,同期長LSが与えられ、加
算器39にはNFが、加算器41にはNSがそれぞれ1回入力さ
れる。なお第1図Cの場合はNS>0,第1図Dの場合はNF
<0、第1図Fの場合はNS<0,第1図Gの場合はNF>0
である。補正値NF,NSの入力方法としては瞬時にではな
く、時間をかけて少しずつ与え合計でNF,NSとなるよう
にすることにより、加減速度を調節すことができる。加
算器39,41の各係数値はそれぞれ数値−速度変換器45,46
で速度信号に変換されて加算器37,38へ供給される。加
算器37,38の各出力はそれぞれ速度基準としてスイッチ4
7,48を通じて加算器49,51へ供給される。エンコーダ44,
22の各パルスは周波数−速度変換器52,53でそれぞれ速
度信号に変換されて加算器49,51にフィードバックされ
る。加算器49,51の各出力によりそれぞれドライバ54,55
を介してモータ26,17が駆動される。加算器39,41に対し
て設定された補正値NF=L−LS,NS=LSO−LSだけ同期速
度VSに対してフィーダーモータ26、シャーモータ17がそ
れぞれ加減速され、その後フィーダモータ26、シャーモ
ータ17はそれぞれ同期速度VSに同調し、その状態で材料
の切断が行われる。なお数値−速度変換器45,46の変換
特性は速度の変化が直線的、即ちリニアな加減速をする
ようになっており、かつその勾配も変えられるようにな
っている。制御に余裕がある時はその変換特性の勾配を
寝かせることによって機械的衝撃を和らげることができ
る。
補正値NF,NSが大きくマイナスになるため速度基準が
マイナスになる場合がある。このような時はフィーダー
モータ26もシャーモータ17も逆転せず、第1図A,Bに示
すように停止して待機させる。メージャーループからの
速度基準が0になる符号判別器56,57によりスイッチ47,
48はそれぞれ停止位置決め側の数値−速度変換器58,59
に切替わる。エンコーダ44,22の各パルスがそれぞれカ
ウンタ61,62で係数され、カウンタ61,62の各計数値は数
値−速度変換器58,59で速度信号に変換される。カウン
タ61,62は切替え時に0にプリセットされる。従って速
度ゼロのままカウンタ61,62からのフィードバッグによ
り停止位置決め制御が続けられる。この場合シャー側に
限っては停止位置決めではなく、カウンタ62には上死点
までの値がプリセットされ上死点位置決め制御に移行す
るようにしてもよい。
次に演算器34における周波数FS、同期長LSの算出方法
を説明する。ライン速度Vを演算器34に設定するのは独
自に行ってもよく、前段ラインで検出した値を設定して
もよい。上記算出にあたっての条件として最もこの発明
に適していると思われるのは痛み分けである。即ちシャ
ーモータ17とフィーダーモータ26とが同じ程度の負荷率
で同じ時間だけ加減速をし、従って同じ時間いずれもが
整定していて切断を迎えるという条件である。
同程度の負荷率でもシャーよりフィーダー方が加速度
を大きくとれるのが普通である。フィーダーにとっては
フィードロールと材料が負荷であるが、この発明の対象
となる材料はメッキ板、表面処理鋼板、アルミニウム
板、紙など比較的軽い。ただし高速処理が望ましい材料
である。フィーダーはロールも中空であるとか簡単な機
構であり、シャーに比べはるかに軽い。第7図の例では
フィーダーの加速度はシャーの1.6倍、定格速度もシャ
ーが200m/minに対しフィーダーは240m/minにしている。
フィーダーの加速度は約2Gにしているが、フィーダーの
前段に形成されるループ27の形状を第2図に示すように
フリーのカテリナでなく細工した構造にすることによっ
て3G以上でもループの横ゆれ、急減速における材料の飛
び上りなどを防ぐことは既に可能となっている。
痛み分けの条件式は第1図C,Dと対応する第3図の関
係から、 が求まる。αはシャーの加速度、αはフィーダーの
加速度である。
このようにして同期長LSが求まり、同期長LSが求まれ
ば前記(1)、(2)式から次式で同期速度VSが求ま
る。
しかし、ライン速度Vが低い時は(4)式のままでは
同期速度VSも低くなる時がある。そこで同期速度VSに最
低制限を設ける。同期速度VSには定格仕様から最高制限
もあり、シャーかフィーダーかのいずれか低い方の最高
値に制限されるが、普通はシャーの方が低い。第7図の
例ではシャーの200m/minが同期速度の最高値VSMAXであ
る。同期速度の最低値VSMIXは最高値VSMAXの50%でも相
当短い切断長Lが切断できる。ただし、同期速度VSが最
低値VSMIN、又は最高値VSMAXになる時は(3)式は成立
せず、(4)式より求められる同期長LS を用いなければならない。更に精度を向上するためには
前述したように同期速度VSが余り変らない方が望まし
い。そのような場合は多少のライン速度Vや切断長Lの
変更において同期速度VSをループの許す限り変えないこ
ともできる。その時も(5)式を用いてライン速度Vや
切断長Lの変更に応じて同期長LSだけ変更する。
第7図の曲線32で示す切断長L≒300mmの所では同期
速度VSは100m/min(VSMAXの50%)として切断可能であ
る。300mmもの短尺になればこの種のラインでは切断後
の運び出し(ランアウト)に問題が生ずるぐらいであ
る。
能力限界は実機によるテスト運転(材料の通板なし
で)でモータの許容負荷率、許容回転数を条件にデータ
を採って第7図の曲線32が得られる。この曲線32は演算
器34に記憶され、与えられたライン速度V、切断長Lに
対して余裕がある時は加減速度を和らげ、余裕がない時
は加減速度を最高まで上げ、限界を越える時は設定に対
して拒絶信号を出す。
第2図はハードウエアで構成したが、モータ、エンコ
ーダ及びドライバのパワー部を除き、そのままソフトウ
エアで置換えてもよい。モータは交流でも直流でも良
く、従ってドライバもベクトル制御のインバータでも直
流チョッパーでもサイリスタ−コンバータでもよい。同
期長LSを切断長Lに等しくすればフィーダーは一定速度
となり、シャーだけが加減速して従来のシャーラインに
なる。同期長LSを円周長LSOに等しくすればシャーは一
定速度となり、その1周期の間にフィーダーが加減速し
て切断長がLとなる。シャーが重過ぎる時、或る切断長
に対してはそのような使い方もできる。切れ味(切り
口)の良さのためシャーの速度をフィーダーの速度より
1〜5%オーバースピードにすることが望ましい場合が
ある。この場合はシャー側へ供給する基準パルス列の周
波数FSと同期長LSをフィーダー側へ供給する基準パルス
列の周波数FSと同期長LSより設定%だけ高くする。ロー
タリーシャーとしてドラムシャーを示したが、クランク
シャーその他機構的には種々ある。要はシャーモータ17
の一方向回転により刃先が何らかの軌道で前後し、かつ
上下することによって切断する走間切断機であればよ
い。
「発明の効果」 以上述べたようにこの発明によれば送り出し機を切断
機と協調して加減速することにより、短尺でもそれ程ラ
イン速度Vを下げずに済み、短尺でも切断のときの材料
速度をライン速度Vより高い値、即ちフライホイール効
果により容易に切断できる速度にすることができる。低
いライン速度のときも、上記と同様にライン速度より高
い速度で切断させることができる。また刃先円周長LSO
よりも長い切断長でもそれ程ライン速度を落さないで済
む。整定時間を比較的十分にとれること、及び多少のラ
イン速度の変更があっても切断時の速度を変えない。ま
たこの速度は制御器の内部で作られるので極めて安定し
ていることにより精度の向上が計れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明における各種切断長に対する切断機モ
ータと送り出し機モータの速度波形を示す図、第2図は
この発明の実施例を示すブロック図、第3図は同期長LS
を求めるための切断機モータ及び送り出し機モータの加
減速を示す図、第4図及び第5図はそれぞれ従来のロー
タリーシャーラインを示す図、第6図は従来のロータリ
ーシャーラインにおけるシャーモータの速度波形を各種
切断長について示す図、第7図は従来及び本発明のロー
タリーシャーラインのライン速度V対切断長L特性図、
第8図は従来のロータリーシャーラインにおけるシャー
モータの速度波形とライン速度との関係の各種例を示す
図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送り出し機によって板状材料を切断機へ送
    り出し、その切断機は刃物の回転走行により材料を走間
    切断するシャーラインにおいて、 上記送り出し機を第1モータを介して第1数値制御によ
    り制御し、 上記切断機を第2モータを介して第2数値制御により制
    御し、 上記材料の平行走行速度と材料の切断長とが設定されて
    上記第1,第2数値制御に基準パルス列と同期長を設定す
    る演算を行い、 上記第2数値制御は上記基準パルス列を上記材料の送り
    出しとし、上記同期長を設定切断長とし、上記回転刃の
    一周長と上記同期長との差を補正する変速を上記第2モ
    ータに行わせたあと、この第2モータを上記基準パルス
    列に同期させ、 上記第1数値制御は上記基準パルス列を上記切断機の回
    転とし、上記同期長を上記回転刃の一周長とし、上記設
    定切断長と上記同期長との差を補正する変速を上記第1
    モータに行わせたあと、この第1モータを上記基準パル
    ス列に同期させ、 これらの演算と制御とによって上記設定切断長の切断を
    行わせる数値制御装置を備え、 材料を設定切断長送ると同時に刃物を1回転させ、かつ
    上記刃物による切断時に材料速度と刃物回転速度とを同
    期させることを特徴とするシャーライン。
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