JP2541997Y2 - レンズ駆動機構 - Google Patents

レンズ駆動機構

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JP2541997Y2
JP2541997Y2 JP1987084162U JP8416287U JP2541997Y2 JP 2541997 Y2 JP2541997 Y2 JP 2541997Y2 JP 1987084162 U JP1987084162 U JP 1987084162U JP 8416287 U JP8416287 U JP 8416287U JP 2541997 Y2 JP2541997 Y2 JP 2541997Y2
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JP
Japan
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lens
stepping motor
initial position
pulse
lens driving
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JP1987084162U
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JPS63194328U (ja
Inventor
孝一 小林
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株式会社コパル
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Focusing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、撮影用カメラにおけるレンズ機構に関し、
より詳細には、正逆転可能なステッピングモーターを用
いたレンズ駆動機構に関する。
<従来の技術> 従来、ステッピングモーターを使用して、カメラ用の
レンズ機構を駆動するには、レンズ駆動部材に連結し、
レンズの初期位置を検出するためのスイッチが用いら
れ、レンズ駆動開始又は撮影後のレンズ戻り完了時に、
スイッチがオンであるか、オフであるかの検出がおこな
われ、そのスイッチの状態により、ステッピングモータ
ーを制御するCPUソフトが判断して駆動制御を行ってい
た。
<考案が解決しようとする問題点> このようなCPUソフトを使用するには、CPUソフトの開
発及びソフトのバグ有無検討に対し多くの時間を必要と
し、更にスイッチ自体も温度環境、耐久性等に対し高い
信頼性が必要で、コスト高となる問題点を有していた。
<問題点を解決するための手段> レンズ位置を検出するスイッチの使用を止め、シャッ
タレリーズ操作の前段、例えばバッテリーチェック時に
スイッチS1を挿入して、4ステップカウンタ11(第7
図)の作動を開始させ、この出力から出る戻しパルスに
よりステップモーターMを初期位置方向へ駆動するよう
にした。
<作用> 外的要因等でレンズが初期位置へ戻っていない場合で
も、シャッタレリーズ前段時のスイッチS1の挿入と同時
に、4ステップカウンタ11から戻しパルスが出るから、
最大2ステップ、最小でも1ステップ、レンズ位置を初
期位置の方へ戻すことが可能であり、かなり離れたレン
ズ位置の場合でも、数回の操作(S1のオン、オフ)で初
期位置へ復元可能である。
<実施例> 第1、2図は、本考案を説明するためにレンズ駆動機
構の基本的な部分を示したもので、第1図にはレンズ駆
動機構の初期状態が示され、又第2図にはレンズが最大
繰出し時にあるときのレンズ駆動機構の状態が示されて
いる。
今、レンズを繰出す場合には、繰出しパルスを与え
(第7図で後述)、第1図では図示しないステッピング
モーターの出力軸1に固定したロータギア2がステップ
的に右回転すると、その都度連結した2番ギア3の大歯
車3aが左回転し、これに固着された小歯車3bも左回転す
るから、連結したヘリコイドリング4の大径歯車4aが右
回転し、ヘリコイドリング4が右回転を行い、ヘリコイ
ドリング4の内径部に形成されたヘリコイドネジ4cによ
り、図示しないがこれと連結したレンズ鏡筒のヘリコイ
ドを介して、レンズが繰出されるようになっている。
又、ヘリコイドリング4の右回転により、小径歯車4b
に連結した端部5a−1、5a−2を有する部分歯車5aによ
り、ロードギア5が左回転を行うが、この回転は端部5a
−1が調整ピン6により規制される。
次に、レンズを戻す場合には、戻しパルスを与え、上
述と逆の動作を行えばよい。即ち、ローターギア2が左
回転し、2番ギア3が右回転して、大径歯部4aによりヘ
リコイドリング4が左回転する(レンズが戻される)と
同時に、ロードギア5が右回転し、この場合には端部5a
−2が調整ピン6により規制される。
ここで、このようなレンズ駆動に使用されるステッピ
ングモーターの一例を示す概略図を第3図に示す。第3
図では、7は例えば4極のマグネットロータ、8、9は
ヨークで、それぞれに巻かれたコイルの端子をI1〜I4
すると、上述のような基本動作駆動で、レンズを初期位
置のポイントから4段目位置のポイントで止めるに
は、これらI1〜I4の端子へ第4図に示すような繰出しパ
ルスを与えればよいし、レンズをポイントより初期位
置のポイントへ戻すには、第5図に示すようなパルス
を与えればよい。図中、Hはハイレベル、Lはローレベ
ルである。
以上が、レンズの繰出し及び戻しの基本動作である
が、本考案では初期状態を検出するスイッチを省略して
あるから、このような基本動作において、繰出し及び戻
しパルスに対して正確にレンズが動作していれば問題が
ない。しかしながら、外的要因(例えば、ユーザーによ
るカメラの落下、不要な操作)等が原因で生じるズレに
より、与えられたパルス数と実際のレンズ繰出し量とが
一致しないことが在ると、レンズの解像不良が発生し、
しかも初期状態に復元させるのが困難であるとともに、
さらにはズレが累積されてしまうおそれもある。
したがって、本考案のレンズ駆動機構は、電源スイッ
チあるいはバッテリーチェックスイッチのような、少な
くともユーザーがカメラを使用する際に先ず操作をする
ことで動作するスイッチを利用し、このスイッチの動作
毎に発生する信号を受けてステッピングモーターへ所定
の戻しパルスを与えるようにしたものである。
そこで、スイッチS1(第7図で後述)のオン時に4パ
ルスカウンタ11から出る戻しパルスについて述べると、
レンズ初期位置のポイント(I1、I3:H状態)の手前か
ら4パルス分(手前方向にも一連のパルスが続いている
と仮定して4パルス分)の第6図に示すような戻しパル
ス(I2、I4はそれぞれI1、I3の否定、即ち逆となってい
る)を出力させればよい。
すると、繰出し不良等で、ポイントに戻っていない
場合、例えば、ポイント等で停止している場合、上
記4パルスの戻しパルスの発生で、最大2ステップ(
→)、最小でも1ステップ(→)だけ、レンズを
初期位置側の方へ戻すことが可能となり、外的要因によ
る不具合発生時に初期位置にない場合でも数回の操作
(数回のスイッチS1のオン、オフ)で元の正常な状態で
ある初期位置へ復元可能となる。なお正常状態で上記
戻しパルスを発生した場合は調整ピン6が部分歯車5aの
ストッパーとなり、正常状態以上に逆方向に戻ることは
ない。又、上記では4パルスの戻しパルスとして述べた
が、4パルス刻みのパルス数である8、12、16、……で
も同様な効果がある。
次に本考案を組込んだレンズ駆動回路を第7図に示す
ブロック図により説明する。今、シヤッタレリーズ動作
に付随して、レリーズ前段でスイッチS1をオンすると、
トランジスタT1、T2がオンし、電源電圧VBを抵抗R1、R2
で分割したP1点電位VPと基準電圧ERとがコンパレータ10
で比較され、バッテリーチェックが行われる。この時、
VP<ERであれば、発光ダイオードLEDが点灯し、警告を
発する。
一方、トランジスタT2のオンにより、4ステップカウ
ンタ11が作動し、ステッピングモーター駆動回路12に4
パルスの逆転入力を与える。このため、ステッピングモ
ーターMが逆転し、前述した4パルス分の逆転駆動を行
う。
更に、レリーズ動作の後段で、スイッチS2をオンさせ
ると、この信号はラッチ13で保持され、レンズ駆動カウ
ンタ14をスタートさせる。レンズ駆動カウンタ14は、オ
ートフォーカス距離入力から信号を受けて、レンズを駆
動するためのパルス数が決定されるから、その数だけ正
転出力のa−aをステッピングモーター駆動回路12に与
え、ステッピングモーターMを正転させる。又、正転出
力の終了がレンズセット信号cとして測光回路15へ与え
られると、測光回路15が被写界輝度を測光し、暗ければ
ストロボ発光の指示を行うが、そうでなければ、シヤッ
タ機構が作動し、同時にトリガースイッチS3がオンし
て、AE(自動露出)演算を開始し、適正露出時間となる
と、出力dでトランジスタT3がオフし、シヤッタ羽根を
制御するマグネットMGが消磁して、シヤッタが閉じ、露
出が完了する。
又一方、AE演算の終了信号eはレンズ駆動カウンタ14
へ入力され、前述した正転パルスと同数の逆転パルス出
力b−bをステッピングモーター駆動回路12へ与え、ス
テッピングモーターMを初期状態へ戻す。
更に、外的要因により、ステッピングモーターM、し
たがって、連動したレンズが初期位置へ戻らない場合に
は、前述したように、シヤッタレリーズの前段階で4ス
テップカウンタ11から出る戻しパルスにより戻し動作を
少なくとも撮影の都度行うから、初期位置からのズレが
累積することはない。
<考案の効果> レンズの初期位置、繰出し位置をスイッチで検出しな
いから、CPUソフトに多大の労力を掛けることもなく、
レンズ位置のズレを少なくとも撮影の都度修正するよう
にしたので、ズレが累積することもない。
【図面の簡単な説明】
第1、2図は本考案の一実施例を示すレンズ駆動機構部
の初期状態図及びレンズ最大繰出し状態図、第3図は同
実施例で使用されるステッピングモーターの概略説明
図、第4〜6図は波形図、第7図は同実施例で使用され
る回路ブロック図である。 1……出力軸、4……ヘリコイドリング、5……ロード
ギア、6……調整ピン、7……マグネットロータ、10…
…コンパレータ、11……4ステップカウンタ、12……ス
テッピングモーター駆動回路、14……レンズ駆動カウン
タ、15……測光回路、I1〜I4……巻線端子、LED……発
光ダイオード、M……ステッピングモーター、S1……バ
ッテリチェックスイッチ、S2……レリーズスイッチ、S3
……トリガースイッチ、R1、R2……抵抗。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2相励磁される正逆回転可能なステッピン
    グモーターと、 前記ステッビングモーターの正転によりレンズを繰出す
    方向へ作動し、前記ステッピングモーターの逆転により
    反対方向へ作動してレンズを初期位置方向へ戻すレンズ
    駆動手段と、 前記レンズ駆動手段の少なくとも初期位置側を規制する
    ストッパ手段と を備えたカメラのレンズ駆動機構において、 カメラを使用する際に先ず操作をすることで動作するス
    イッチにより発生する信号を受けて、最終パルスを前記
    レンズ駆動手段が前記ストッパ部材と当接して初期位置
    にあるときのステッピングモーターの位相パルスと同一
    とした4パルスの所定の倍数の戻しパルスを前記ステッ
    ピングモーターに送出する戻しパルス発生手段を備えた
    ことを特徴とするカメラのレンズ駆動機構。
JP1987084162U 1987-05-30 1987-05-30 レンズ駆動機構 Expired - Lifetime JP2541997Y2 (ja)

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JPS63194328U JPS63194328U (ja) 1988-12-14
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JPS60195529A (ja) * 1984-03-19 1985-10-04 Canon Inc 鏡筒駆動装置
JPH0625837B2 (ja) * 1984-05-09 1994-04-06 株式会社精工舎 カメラ用シヤツタ
JPH0248094B2 (ja) * 1984-06-08 1990-10-24 Konishiroku Photo Ind Renzukudosochi

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