JP2541524Y2 - 防水型ソレノイド - Google Patents
防水型ソレノイドInfo
- Publication number
- JP2541524Y2 JP2541524Y2 JP1992075828U JP7582892U JP2541524Y2 JP 2541524 Y2 JP2541524 Y2 JP 2541524Y2 JP 1992075828 U JP1992075828 U JP 1992075828U JP 7582892 U JP7582892 U JP 7582892U JP 2541524 Y2 JP2541524 Y2 JP 2541524Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead
- lead wire
- rubber boot
- waterproof
- solenoid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
- H01F2007/062—Details of terminals or connectors for electromagnets
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、防水型ソレノイド、特
に、外周を樹脂モ−ルド部とし、リ−ド線を導出するよ
うにした防水型ソレノイドの構造に関するものである。
に、外周を樹脂モ−ルド部とし、リ−ド線を導出するよ
うにした防水型ソレノイドの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械、車輛などに組み込まれる油圧
制御用等のソレノイドは、泥水などのスプラッシュを受
け、しかも温度変化が激しく、耐水環境が極めて悪い。
制御用等のソレノイドは、泥水などのスプラッシュを受
け、しかも温度変化が激しく、耐水環境が極めて悪い。
【0003】(2) 図1は、従来の防水型ソレノイドの断面構造図である。
1は可動鉄心、2は固定鉄心、3はコイル、4は樹脂モ
−ルド部、5はリ−ド線であり、リ−ド線5からコイル
3への通電により、固定鉄心2を励磁して、可動鉄心1
及びそれに一体化した駆動軸を動作し、油圧制御をする
ソレノイドである。このような、油圧制御用ソレノイド
の防水構造としては、コイル3を組立てた後、外周を樹脂
モ−ルド部4として形成し、4と他の構成部品との境界
部には0リングを設けて、組み立て、水分の侵入を防止
した。
1は可動鉄心、2は固定鉄心、3はコイル、4は樹脂モ
−ルド部、5はリ−ド線であり、リ−ド線5からコイル
3への通電により、固定鉄心2を励磁して、可動鉄心1
及びそれに一体化した駆動軸を動作し、油圧制御をする
ソレノイドである。このような、油圧制御用ソレノイド
の防水構造としては、コイル3を組立てた後、外周を樹脂
モ−ルド部4として形成し、4と他の構成部品との境界
部には0リングを設けて、組み立て、水分の侵入を防止
した。
【0004】しかし、外部電源等に接続するリ−ド線5
の樹脂モ−ド部4からの導出端Aは防水構造に問題があ
った。一般に、リ−ド線5はコイル3の巻線の口出し部に
半田付け等により接続される可とう性をもつ絶縁被覆電
線が用いられる。外部接続端の他の手段としては金属端
子片による導出があり、この場合は0リングの使用を可
能ならしめたが、図1のようなリ−ド線5による外部接
続端では導出端Aに接着剤を付着せしめる程度の防水処
理しかできなかった。
の樹脂モ−ド部4からの導出端Aは防水構造に問題があ
った。一般に、リ−ド線5はコイル3の巻線の口出し部に
半田付け等により接続される可とう性をもつ絶縁被覆電
線が用いられる。外部接続端の他の手段としては金属端
子片による導出があり、この場合は0リングの使用を可
能ならしめたが、図1のようなリ−ド線5による外部接
続端では導出端Aに接着剤を付着せしめる程度の防水処
理しかできなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、使用時の温度変化(例えば、−40〜+120
℃)により、樹脂モ−ルド部から導出するリ−ド線の導
出端におけるリ−ド線の絶縁被覆とモ−ルド樹脂間に熱
収縮率の相違による空隙を生じ、防水性が低下する点で
ある。
点は、使用時の温度変化(例えば、−40〜+120
℃)により、樹脂モ−ルド部から導出するリ−ド線の導
出端におけるリ−ド線の絶縁被覆とモ−ルド樹脂間に熱
収縮率の相違による空隙を生じ、防水性が低下する点で
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】樹脂モ−ルド部のリ−ド
線導出部にゴムブ−ツを被着結合したこと、ゴムブ−ツ
の被着結合部の内壁に凸部を設けたこと、樹脂モ−ルド
部のリ−ド線導出部の外周に凹部を設けたこと、ゴムブ
−ツのリ−ド線導出用貫通穴部に凸部を設けたこと、ゴ
ムブ−ツとリ−ド線導出部の被着結合部の上方空隙部に
樹脂系充填剤を封入したことのそれぞれ及び組合わせた
構成によるものである。 (3)
線導出部にゴムブ−ツを被着結合したこと、ゴムブ−ツ
の被着結合部の内壁に凸部を設けたこと、樹脂モ−ルド
部のリ−ド線導出部の外周に凹部を設けたこと、ゴムブ
−ツのリ−ド線導出用貫通穴部に凸部を設けたこと、ゴ
ムブ−ツとリ−ド線導出部の被着結合部の上方空隙部に
樹脂系充填剤を封入したことのそれぞれ及び組合わせた
構成によるものである。 (3)
【0007】
【実施例】図2は本考案の実施例を示す断面構造図で、
図1と同一符号は同等部分である。4′は樹脂モ−ルド
部4のリ−ド線導出部であり、4′には同時モ−ルドさ
れたグロメット6が設けられ、リ−ド線5が導出されて
いる。又、リ−ド線導出部4′には、本考案の要部であ
るゴムブ−ツ7が被着結合されている。
図1と同一符号は同等部分である。4′は樹脂モ−ルド
部4のリ−ド線導出部であり、4′には同時モ−ルドさ
れたグロメット6が設けられ、リ−ド線5が導出されて
いる。又、リ−ド線導出部4′には、本考案の要部であ
るゴムブ−ツ7が被着結合されている。
【0008】ゴムブ−ツ7とリ−ド導出部4′の被着結
合部におけるゴムブ−ツ7の内壁に1又は複数個の凸部
Bを設け、又、リ−ド導出部4′の外周に1又は複数個
の凹部Cを設けて、凸部B及び凹部Cを相互に組合わせ
て緊縛力をもたせることにより、樹脂モ−ルド部4のリ
−ド導出部4′とゴムブ−ツ7間を伝わる水の侵入遮断
効果を増加する。
合部におけるゴムブ−ツ7の内壁に1又は複数個の凸部
Bを設け、又、リ−ド導出部4′の外周に1又は複数個
の凹部Cを設けて、凸部B及び凹部Cを相互に組合わせ
て緊縛力をもたせることにより、樹脂モ−ルド部4のリ
−ド導出部4′とゴムブ−ツ7間を伝わる水の侵入遮断
効果を増加する。
【0009】さらに、凸部Bと凹部Cの緊縛力を大なら
しめるため、図4のゴムブ−ツ7とリ−ド導出部4′の
被着結合部の部分拡大図に示すように、7の凸部Bの内
径R2を4′の凹部Cの外径R1より小さく設定してい
る。
しめるため、図4のゴムブ−ツ7とリ−ド導出部4′の
被着結合部の部分拡大図に示すように、7の凸部Bの内
径R2を4′の凹部Cの外径R1より小さく設定してい
る。
【0010】又、ゴムブ−ツ7とリ−ド線5の緊縛力を
高めるため、図3のリ−ド線導出用貫通穴の部分拡大図
に示すように、7のリ−ド線導出用貫通穴9の部分に、1
又は複数個の凸部Dを設けて、リ−ド線5とゴムブ−ツ
7間を伝わる水の侵入遮断効果を増加する。
高めるため、図3のリ−ド線導出用貫通穴の部分拡大図
に示すように、7のリ−ド線導出用貫通穴9の部分に、1
又は複数個の凸部Dを設けて、リ−ド線5とゴムブ−ツ
7間を伝わる水の侵入遮断効果を増加する。
【0011】さらに、防止性の向上を図る場合は、ゴム
ブ−ツ7とリ−ド線導出部4′の被着結合部の上方空隙
部にシリコンシ−ラントなどの樹脂系充填剤8の適量を
塗布などにより封入することができる。
ブ−ツ7とリ−ド線導出部4′の被着結合部の上方空隙
部にシリコンシ−ラントなどの樹脂系充填剤8の適量を
塗布などにより封入することができる。
【0012】前記せる凸部B、凹部C、凸部D、樹脂系
充填剤8による防水性向上の各手 (4) 段は、リ−ド線導出部4′にゴムブ−ツ7を被着結合す
る本考案の基本構造に対し、単独又は複合的に選択使用
し得るものである。
充填剤8による防水性向上の各手 (4) 段は、リ−ド線導出部4′にゴムブ−ツ7を被着結合す
る本考案の基本構造に対し、単独又は複合的に選択使用
し得るものである。
【0013】本考案構造の適用し得るソレノイドは、図
面に示すような油圧制御用ソレノイドに限定されるもの
でなく、基本的には、可動鉄心、固定鉄心、及び樹脂モ
−ルド部のコイルから成るソレノイド一般に利用でき
る。又、各部の形状、他部品の付加、配置の変換などの変
更を行っても本考案の要旨の範囲で本願の権利に含まれ
るものである。
面に示すような油圧制御用ソレノイドに限定されるもの
でなく、基本的には、可動鉄心、固定鉄心、及び樹脂モ
−ルド部のコイルから成るソレノイド一般に利用でき
る。又、各部の形状、他部品の付加、配置の変換などの変
更を行っても本考案の要旨の範囲で本願の権利に含まれ
るものである。
【0014】
【考案の効果】以上説明のとおり、樹脂モ−ルド部から
導出するリ−ド線の導出端における防水性を大きな温度
変化に対しても保持するので、泥水等のスプラッシュを
受け易い車輛や建設機械等に組み込むソレノイドをはじ
め各種の防水ソレノイドに利用して産業上の効果、大な
るものである。
導出するリ−ド線の導出端における防水性を大きな温度
変化に対しても保持するので、泥水等のスプラッシュを
受け易い車輛や建設機械等に組み込むソレノイドをはじ
め各種の防水ソレノイドに利用して産業上の効果、大な
るものである。
【図1】従来の防水型ソレノイドの断面構造図である。
【図2】本考案の実施例を示す断面構造図である。
【図3】ゴムブ−ツのリ−ド線貫通穴部分の部分拡大図
である。
である。
【図4】ゴムブ−ツとリ−ド導出部の被着結合部の部分
拡大図である。
拡大図である。
1 可動鉄心 2 固定鉄心 3 コイル 4 樹脂モ−ルド部 (5) 4′ 4のリ−ド線導出部 5 リ−ド線 6 グロメット 7 ゴムブ−ツ 8 樹脂系充填剤 9 7のリ−ド線貫通穴 A リ−ド線導出端 B ゴムブ−ツ内壁の凸部(リ−ド線導出部との被
着結合部) C リ−ド導出部外周の凹部 D ゴムブ−ツのリ−ド線貫通穴部分の凸部 R1 Bの外径 R2 Cの内径
着結合部) C リ−ド導出部外周の凹部 D ゴムブ−ツのリ−ド線貫通穴部分の凸部 R1 Bの外径 R2 Cの内径
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも、可動鉄心、固定鉄心、及び
コイルから成り、外周を樹脂モ−ルド部とした防水型ソ
レノイドにおいて、樹脂モ−ルド部のリ−ド線導出部に
ゴムブ−ツを被着結合したことを特徴とする防水型ソレ
ノイド。 - 【請求項2】 ゴムブ−ツの被着結合部におけるゴムブ
−ツの内壁に、1又は複数個の凸部を設けたことを特徴
とする請求項1の防水型ソレノイド。 - 【請求項3】 ゴムブ−ツの被着結合部における樹脂モ
−ルド部のリ−ド線導出部の外周に、1又は複数個の凹
部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2の防
水型ソレノイド。 - 【請求項4】 ゴムブ−ツのリ−ド線導出用貫通穴部
に、1又は複数個の凸部を設けたことを特徴とする請求
項1、請求項2、又は請求項3の防水型ソレノイド。 - 【請求項5】 ゴムブ−ツとリ−ド線導出部の被着結合
部の上方空隙部に樹脂系充填剤を封入したことを特徴と
する請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4の防
水型ソレノイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992075828U JP2541524Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 防水型ソレノイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992075828U JP2541524Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 防水型ソレノイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0634205U JPH0634205U (ja) | 1994-05-06 |
JP2541524Y2 true JP2541524Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=13587443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992075828U Expired - Lifetime JP2541524Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 防水型ソレノイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541524Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4673960B2 (ja) * | 2000-08-09 | 2011-04-20 | 株式会社鷺宮製作所 | 制御弁用電磁コイル |
CN209943646U (zh) * | 2019-04-15 | 2020-01-14 | 浙江盾安禾田金属有限公司 | 膨胀阀线圈组件 |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP1992075828U patent/JP2541524Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0634205U (ja) | 1994-05-06 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |