JP2007265672A - コネクタ - Google Patents

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JP2007265672A JP2006086121A JP2006086121A JP2007265672A JP 2007265672 A JP2007265672 A JP 2007265672A JP 2006086121 A JP2006086121 A JP 2006086121A JP 2006086121 A JP2006086121 A JP 2006086121A JP 2007265672 A JP2007265672 A JP 2007265672A
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貴史 加奥
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Abstract

【課題】電線の端子側外周部を被覆するハウジングと前記被覆層との間の防水性を、防水部材を設けることなく高めることができるコネクタを提供する。
【解決手段】複数の端子1と、各端子1に接続される芯線21及び各芯線21を別個に被覆する被覆層22を有する複数の電線2と、各電線2の端子側外周部を被覆する合成樹脂製のハウジング3とを備え、前記被覆層22の端子側外周部に輪形をなす複数の粗面23を設け、該粗面23に密着してハウジング3を成形することによりハウジング3と被覆層22との間の防水性を高めるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は端子に接続された導線と、該導線を被覆する被覆層及び該被覆層の導線側外周部を被覆するハウジングとを有するコネクタに関する。
コネクタは、端子と、該端子に接続される芯線及び該芯線を被覆する被覆層を有する電線と、該電線の端子側外周部を被覆する合成樹脂製のハウジングとを備える。
ところで、車両用のコネクタはエンジンルーム内等の水がかかる可能性がある箇所で使用されるため、電線の端子側外周部を被覆するハウジングと前記電線との間にホットメルト樹脂層を設けることによりハウジングと電線との間の防水性を高めるように構成されたコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2に記載されているように、被覆層の端子側外周部を被覆するハウジング内に筒状の防水シールを設けることによりハウジングと被覆層との間の防水性を高めるように構成されたコネクタも知られている。
特開2005−272721号公報 特開平8−50957号公報
ところが、特許文献1のようにハウジングと被覆層との間にホットメルト樹脂層が設けられたコネクタ、及び特許文献2のようにハウジング内に防水シールが設けられたコネクタにあっては、防水性を高めるためのホットメルト樹脂層、防水シールが必要であるため、構造が複雑であり、コスト高になるし、また、コネクタの重量も増加するという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は被覆層の端子側外周部を被覆するハウジングと前記被覆層との間の防水性を、特別の防水部材を設けることなく高めることができるコネクタを提供することにある。
第1発明に係るコネクタは、端子と、該端子に接続される芯線及び該芯線を被覆する被覆層を有する電線と、該電線の端子側外周部を被覆する合成樹脂製のハウジングとを備えたコネクタにおいて、前記被覆層の外周部は粗面をなし、前記ハウジングは前記粗面に密着して成形してあることを特徴とするコネクタ。
第2発明に係るコネクタは、前記粗面は、長手方向に離隔して複数並置してあることを特徴とする。
第3発明に係るコネクタは、前記粗面は輪形であることを特徴とする。
第4発明に係るコネクタは、前記粗面は互いに交差する複数の溝により形成してあることを特徴とする。
第1発明によれば、被覆層の外周部の粗面にハウジングが密着し、ハウジングが粗面の凹部を埋め、凸部が粗面のハウジングに食込んでいるため、ハウジングと被覆層との間の防水性を高めることができる。しかも、芯線を被覆する被覆層が粗面を有するため、特別の防水部材を用いるものに比べて構造が簡単であり、防水性を高めることができる割にコストの低減及び軽量化を図ることができる。
また、第2発明によれば、既存の被覆層の大きさを変えることなく被覆層及びハウジングの接触面積を増加することができるため、防水性をより一層高めることができる。
また、第3発明によれば、粗面の夫々が無端であるため、防水性をより一層高めることができる。
また、第4発明によれば、互いに交差する複数の溝により粗面を形成してあるため、防水性をより一層高めることができる。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1はコネクタの構成を示す断面図、図2は側面図、図3は横断平面図、図4は底面図である。
本発明に係るコネクタは、並置される複数の端子1と、各端子1に接続される複数の芯線21及び各芯線21を別個に被覆する被覆層22を有する複数の電線2と、各電線2の端子側外周部を被覆する合成樹脂製のハウジング3と、該ハウジング3内に端子1を保持する合成樹脂製の保持体4と、該保持体4に結合された二つのナット5,5とを備える。
端子1は途中が屈曲する導電ピンからなり、一端部が芯線21に半田付けされている。
保持体4は端子1の一端部及び各被覆層22の一端部を別個に収容する複数の収容孔41を有し、略角柱形をなす収容部42と、該収容部42の端末から被覆層22の径方向外方へ延出された円板形をなすフランジ43とを備え、該フランジ43の周方向二等配位置にナット5,5が結合されている。
電線2の被覆層22は架橋ポリエチレンを筒状に成形してなり、一端部がハウジング3の被覆部31により被覆され、端末が保持体の収容孔41内に開口している。成形された被覆層22の外周部は平滑になっており、該被覆層22の端子側外周部で、且つハウジング3により被覆される被被覆部分22aに、輪形をなす複数の粗面23を長手方向に離隔して複数並置してある。
粗面は次の方法のいずれかにより形成する。
(1) 被覆層22の被被覆部分22aに熱を加えて軟化させる雰囲気で鋸歯状の複数の円弧歯を有する二つの工具を被被覆部分22aに径方向両側から押付けることにより形成する。
(2) 粗面23に対応する成形部を有する成形型により形成する。
ハウジング3はポリブチレンテレフタレート(PBT)を成形してなり、各電線2の端子側外周部を被覆する被覆部31と、該被覆部31に連なり保持体4の外周りを被覆する筒部32と、該筒部32の開放端に突設された二つの位置決め凸部33と、筒部32の開放端で、且つ位置決め凸部33より径方向外側に設けられた環状溝34とを備える。ポリブチレンテレフタレートは比較的高い剛性を有する合成樹脂であり、射出成形されるとき、被覆層22の粗面23に密着し、粗面の凹部を埋めるとともに、粗面の凸部が被覆部31に食込み、ハウジング3と被覆層22との間の防水性を高めている。
以上のように構成されたコネクタは、芯線21に端子1が接続された電線2及び二つのナット5,5が成形型のキャビティに配置され、該キャビティに溶融合成樹脂が注入されることにより保持体4が成形される。この成形により端子1、電線2及びナット5,5が保持体4と一体に結合される。
成形された保持体4と、該保持体4に結合された被覆層22の被被覆部分22a及びナット5,5は成形型のキャビティに配置され、該キャビティにポリブチレンテレフタレートの溶融合成樹脂が注入されることによりハウジング3が成形される。この成形時の溶融合成樹脂が被覆層22の粗面23に密着し、硬化することによりハウジング3が凹部を埋めるとともに、凸部が被覆部31に食込み、被覆層22とハウジング3との密着性を高めることができる。従って、ハウジング3及び被覆層22間の防水性を高めることができる。
図5は使用状態を示す断面図である。以上のように構成されたコネクタは例えば車両用の電動パワーステアリング装置のトルクセンサに接続される。トルクセンサは、舵取手段に加わる操舵トルクを検出するもので、マイクロプロセッサを用いてなる制御部に、コネクタを有する電導体により接続される。電動パワーステアリング装置は、トルクセンサを収容支持し、略筒形をなす支持体6と、支持体6に収容され、トルクセンサに接続される検出回路基板7と、前記制御部が出力する指令信号により駆動制御される電動モータとを備える。
また、前記支持体6には、検出回路基板7に臨む位置で貫通し、保持体4の収容部42が挿通される貫通孔61と、該貫通孔61の周りに開口し、ナット5,5に対応する二つの挿通孔62,62及び位置決め凸部33に対応する位置決め凹部63とが設けられている。
電動パワーステアリング装置に用いられるコネクタは、ハウジング3の環状孔34にOリング等の封止環8が保持され、ハウジング3の位置決め凸部33が位置決め凹部63に嵌合されるとともに、保持体4の収容部42が貫通孔61に挿入され、挿通孔62に挿通されるボルト9をナット5に緊締することにより支持体6に取着することができる。端子1は検出回路基板7に半田付けされる。
このように取着されたコネクタは、被覆層22の被被覆部分22aに複数の粗面23を設けてあり、該粗面23に密着してハウジング3を成形してあるため、被覆層22の外周部からハウジング3内に水が浸入するのを防ぐことができ、また、ハウジング3と支持体6との間は封止環8により封止されるため、ハウジング3と支持体6との間からハウジング3内に水が浸入するのを防ぐことができる。
図6はコネクタの他の実施の形態を示す断面図である。以上説明した実施の形態では被覆層22の外周部に輪形をなす粗面23を設けたが、その他、図6に示すように互いに交差する複数の螺旋状の溝により粗面23を形成してもよいし、また、ローレット状の粗面としてもよいし、また、円弧状の粗面23を長手方向及び周方向に離隔して複数設けてよいのであり、粗面23の構成は特に制限されない。互いに交差する複数の溝により形成する粗面23は、例えば、被覆層22の被被覆部分22aを鑢等の工具で研削することにより形成する。
尚、以上説明した実施の形態では合成樹脂製の被覆層22を有する構成としたが、その他、被覆層22は合成樹脂製に制限されない。
また、以上説明した実施の形態ではコネクタを電動パワーステアリング装置に用いたが、その他、本発明に係るコネクタが用いられる個所は特に制限されない。
本発明に係るコネクタの構成を示す断面図である。 本発明に係るコネクタの構成を示す側面図である。 本発明に係るコネクタの構成を示す横断平面図である。 本発明に係るコネクタの構成を示す底面図である。 本発明に係るコネクタの使用状態を示す断面図である。 本発明に係るコネクタの他の実施の形態を示す断面図である。
符号の説明
1 端子、2 電線、21 芯線、22 被覆層、23 粗面、3 ハウジング

Claims (4)

  1. 端子と、該端子に接続される芯線及び該芯線を被覆する被覆層を有する電線と、該電線の端子側外周部を被覆する合成樹脂製のハウジングとを備えたコネクタにおいて、前記被覆層の外周部は粗面をなし、前記ハウジングは前記粗面に密着して成形してあることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記粗面は、長手方向に離隔して複数並置してある請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記粗面は輪形である請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記粗面は互いに交差する複数の溝により形成してある請求項1記載のコネクタ。
JP2006086121A 2006-03-27 2006-03-27 コネクタ Pending JP2007265672A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010231951A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Jtekt Corp コネクタ
JP2011208778A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Sanwa Tekki Corp 配管固定装置
JP2012054143A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Furukawa Electric Co Ltd:The 接続構造体

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