JP2541406Y2 - 建築資材の運搬取付装置 - Google Patents
建築資材の運搬取付装置Info
- Publication number
- JP2541406Y2 JP2541406Y2 JP4775891U JP4775891U JP2541406Y2 JP 2541406 Y2 JP2541406 Y2 JP 2541406Y2 JP 4775891 U JP4775891 U JP 4775891U JP 4775891 U JP4775891 U JP 4775891U JP 2541406 Y2 JP2541406 Y2 JP 2541406Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- base
- building materials
- mounting
- girder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ＰＣ逆打ち工法に最適
なＰＣ化した梁等の大重量を有する建築資材を搭載した
まま運搬と取り付けの両作業を行える、建築資材の運搬
取付装置に関する。
なＰＣ化した梁等の大重量を有する建築資材を搭載した
まま運搬と取り付けの両作業を行える、建築資材の運搬
取付装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】逆打ち工法を採用して大型ビル等の建築
物の地下部を構築する場合、柱はＳＲＣ、梁はＳ造或い
はＳＲＣで施工している。通常梁はクレーンで直接吊り
上げて取り付けるか、或いは一階上のスラブを貫通して
吊り上げて取り付ける方法を採用している。梁のＰＣ化
が実現すれば、施工スパンの長大化や省力化等の多数の
利点が得られる。ところが、梁をＰＣ化すると超大重量
となり、これまでの梁の運搬方法や据え付け方法ではま
ったく対処できない。そのためこれまでＰＣ化した梁を
現場で取り付けることは建築分野で採用された例がほと
んどない。
物の地下部を構築する場合、柱はＳＲＣ、梁はＳ造或い
はＳＲＣで施工している。通常梁はクレーンで直接吊り
上げて取り付けるか、或いは一階上のスラブを貫通して
吊り上げて取り付ける方法を採用している。梁のＰＣ化
が実現すれば、施工スパンの長大化や省力化等の多数の
利点が得られる。ところが、梁をＰＣ化すると超大重量
となり、これまでの梁の運搬方法や据え付け方法ではま
ったく対処できない。そのためこれまでＰＣ化した梁を
現場で取り付けることは建築分野で採用された例がほと
んどない。
【０００３】
【本考案の目的】本考案は以上の点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、大重量の建築資材を容
易に運搬、取り付けできる、建築資材の運搬取付装置を
提供することにある。
ので、その目的とするところは、大重量の建築資材を容
易に運搬、取り付けできる、建築資材の運搬取付装置を
提供することにある。
【０００４】
【問題点を解決するための手段】本考案は、複数のエア
ースケートを装備し、床面との間に空気膜を形成しなが
ら自分走する基盤と、基盤上に昇降自在に搭載した昇降
台とからなり、昇降台に建築資材の高さ微調整用のジャ
ッキを具備させ、基盤にエアースケート用給気設備を搭
載した、建築資材の運搬取付装置である。
ースケートを装備し、床面との間に空気膜を形成しなが
ら自分走する基盤と、基盤上に昇降自在に搭載した昇降
台とからなり、昇降台に建築資材の高さ微調整用のジャ
ッキを具備させ、基盤にエアースケート用給気設備を搭
載した、建築資材の運搬取付装置である。
【０００５】
【本考案の構成】以下図面を参照しながら本考案につい
て説明する。
て説明する。
【０００６】＜イ＞運搬取付装置 図１に本考案にかかる運搬取付装置の底面側から見た斜
視図を示し、図２に上方から見た平面図を示す。運搬取
付装置は、走行機能を有する基盤１と、基盤１上に昇降
自在に搭載した昇降台２を基本の構成要素とする。昇降
台２は載置予定の建築資材の水平位置を微調整するフラ
ットジャッキ２１または油圧ジャッキを具備している。
視図を示し、図２に上方から見た平面図を示す。運搬取
付装置は、走行機能を有する基盤１と、基盤１上に昇降
自在に搭載した昇降台２を基本の構成要素とする。昇降
台２は載置予定の建築資材の水平位置を微調整するフラ
ットジャッキ２１または油圧ジャッキを具備している。
【０００７】＜ロ＞走行手段 基盤１は鋼材を方形の枠体に形成した剛性部材で、載置
物の寸法や重量を考慮して設計する。基盤１は下面に、
複数のエアースケート３を装備している。エアースケー
ト３は、空気圧によってダイヤフラムを膨脹させて圧力
ゾーンを形成し、圧力ゾーンから漏れる空気によりダイ
ヤフラムと床の間に薄い空気膜を形成して、基盤１と床
の間の摩擦抵抗を極めて小さく（約千分の一）できる公
知のエアースケートを使用できる。各エアースケート３
は基盤１に搭載したコンプレッサ３１から所定の圧力の
空気が供給される。またエアースケート３は走行機能を
持たないため、基盤１の下面に昇降自在の駆動輪４が複
数装備されている。駆動輪４は、例えばエアーモータに
より駆動し、全方向に前進及び後退可能に構成されてい
る。
物の寸法や重量を考慮して設計する。基盤１は下面に、
複数のエアースケート３を装備している。エアースケー
ト３は、空気圧によってダイヤフラムを膨脹させて圧力
ゾーンを形成し、圧力ゾーンから漏れる空気によりダイ
ヤフラムと床の間に薄い空気膜を形成して、基盤１と床
の間の摩擦抵抗を極めて小さく（約千分の一）できる公
知のエアースケートを使用できる。各エアースケート３
は基盤１に搭載したコンプレッサ３１から所定の圧力の
空気が供給される。またエアースケート３は走行機能を
持たないため、基盤１の下面に昇降自在の駆動輪４が複
数装備されている。駆動輪４は、例えばエアーモータに
より駆動し、全方向に前進及び後退可能に構成されてい
る。
【０００８】＜ハ＞昇降台の昇降手段 昇降台２は油圧ジャッキやリンク機構或いはねじ送り等
公知の昇降手段を採用することができる。昇降台２の昇
降手段は、載置重量や昇降量等を考慮してに最適な昇降
手段を適宜選択して設計する。なお、本実施例ではリン
ク機構と油圧ジャッキを組み合わせて昇降台２を昇降す
る場合について説明する。図中５は油圧ジャッキを駆動
する油圧ユニットである。また６は基盤１に搭載した制
御盤で、基盤１の浮上制御、走行制御及び昇降台２の昇
降制御、フラットジャッキ２１または油圧ジャッキの昇
降制御等を行う。
公知の昇降手段を採用することができる。昇降台２の昇
降手段は、載置重量や昇降量等を考慮してに最適な昇降
手段を適宜選択して設計する。なお、本実施例ではリン
ク機構と油圧ジャッキを組み合わせて昇降台２を昇降す
る場合について説明する。図中５は油圧ジャッキを駆動
する油圧ユニットである。また６は基盤１に搭載した制
御盤で、基盤１の浮上制御、走行制御及び昇降台２の昇
降制御、フラットジャッキ２１または油圧ジャッキの昇
降制御等を行う。
【０００９】
【作用】つぎに運搬取付装置の使用方法について説明す
る。
る。
【００１０】＜イ＞ＰＣ桁の搭載 運搬取付装置のエアースケート３を稼働して、床面８と
の間に空気膜を形成する。つぎに図３に示すような建築
資材、例えば大重量のＰＣ桁７を良好な作業環境の下で
クレーン等を使用して降下状態の昇降台２に搭載する。
この際、運搬取付装置の安定性を配慮して、基盤１のほ
ぼ中心でＰＣ桁７の重量を支持する。
の間に空気膜を形成する。つぎに図３に示すような建築
資材、例えば大重量のＰＣ桁７を良好な作業環境の下で
クレーン等を使用して降下状態の昇降台２に搭載する。
この際、運搬取付装置の安定性を配慮して、基盤１のほ
ぼ中心でＰＣ桁７の重量を支持する。
【００１１】＜ロ＞運搬 次に駆動輪４を制御してＰＣ桁７を現場まで運搬する。
ＰＣ桁７の運搬に際し、エアースケート３が床面８との
間に空気膜を形成して摩擦抵抗を非常に小さくおさえて
いるため、ＰＣ桁７の重量に制限を受けずに円滑に運搬
することができる。
ＰＣ桁７の運搬に際し、エアースケート３が床面８との
間に空気膜を形成して摩擦抵抗を非常に小さくおさえて
いるため、ＰＣ桁７の重量に制限を受けずに円滑に運搬
することができる。
【００１２】＜ハ＞取付 現場まで運搬したら、駆動輪４０を用いてＰＣ桁７を取
付予定位置に合わせる。 例えば図示しない柱と柱の間
にＰＣ桁７を架設する場合は、予め柱とＰＣ桁７に夫々
接続用のブラケットを取り付けておく。次に昇降台２を
上昇させて、ＰＣ桁７を所定の高さまで持ち上げる。そ
して、フラットジャッキ２１または油圧ジャッキでＰＣ
桁７の位置を微調整して、ハイテンションボルト等で締
め付けて、ＰＣ梁７の取り付けを終了する。
付予定位置に合わせる。 例えば図示しない柱と柱の間
にＰＣ桁７を架設する場合は、予め柱とＰＣ桁７に夫々
接続用のブラケットを取り付けておく。次に昇降台２を
上昇させて、ＰＣ桁７を所定の高さまで持ち上げる。そ
して、フラットジャッキ２１または油圧ジャッキでＰＣ
桁７の位置を微調整して、ハイテンションボルト等で締
め付けて、ＰＣ梁７の取り付けを終了する。
【００１３】
【考案の効果】本考案は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 ＜イ＞ 運搬取付装置を使用することで、搭載重量に制
限を受けない。そのため、従来まで不可能とされてきた
ＰＣ桁等の大重量の建築資材の運搬、取付を簡易に行う
ことができる。
のような効果を得ることができる。 ＜イ＞ 運搬取付装置を使用することで、搭載重量に制
限を受けない。そのため、従来まで不可能とされてきた
ＰＣ桁等の大重量の建築資材の運搬、取付を簡易に行う
ことができる。
【００１４】＜ロ＞ 一台の装置で建築資材の運搬と取
付の両作業を連続して行うことができる。
付の両作業を連続して行うことができる。
【００１５】＜ハ＞ 昇降台にジャッキを装備させたこ
とで、建築資材の高さ調整を正確に行える。
とで、建築資材の高さ調整を正確に行える。
【００１６】＜ニ＞ コンプレッサや油圧ユニットを装
置に搭載しているので、走行中や取付作業中にホース類
が邪魔にならず、しかもホース類の着脱操作も不要であ
る。
置に搭載しているので、走行中や取付作業中にホース類
が邪魔にならず、しかもホース類の着脱操作も不要であ
る。
【図１】 本考案にかかる運搬取付装置の底部から見た
斜視図
斜視図
【図２】 運搬装置の平面図
【図３】 取付時における運搬取付装置の側面図
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−253877（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−230862（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−100265（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】 複数のエアースケートを装備し、床面
との間に空気膜を形成しながら自分走する基盤と、基盤
上に昇降自在に搭載した昇降台とからなり、昇降台に建
築資材の高さ微調整用のジャッキを具備させ、基盤にエ
アースケート用給気設備を搭載した、建築資材の運搬取
付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4775891U JP2541406Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 建築資材の運搬取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4775891U JP2541406Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 建築資材の運搬取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04132154U JPH04132154U (ja) | 1992-12-07 |
| JP2541406Y2 true JP2541406Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=31926621
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4775891U Expired - Lifetime JP2541406Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 建築資材の運搬取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2541406Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP4775891U patent/JP2541406Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04132154U (ja) | 1992-12-07 |
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