JP2541363Y2 - 光固定減衰器と調整治具との組合せ構造 - Google Patents

光固定減衰器と調整治具との組合せ構造

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JP2541363Y2
JP2541363Y2 JP19638586U JP19638586U JP2541363Y2 JP 2541363 Y2 JP2541363 Y2 JP 2541363Y2 JP 19638586 U JP19638586 U JP 19638586U JP 19638586 U JP19638586 U JP 19638586U JP 2541363 Y2 JP2541363 Y2 JP 2541363Y2
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【考案の詳細な説明】 〔概要〕 両端に光学的基準面を設けたフェルールをハウジング
の中心孔に挿入してプラグ側の光学的基準面と機械的基
準面を所定の段差で固定し、ジャック側に形成した雌ね
じの調整部に、機械的基準面と溝を片側端面に設けたス
トッパを螺入した光固定減衰器と、前記ストッパの溝に
突起を係合して回転することによりストッパを奥に移動
させ、その突起が溝より外れると共にりジャック側の光
学的基準面と機械的基準面の段差を設定する光固定減衰
器の調整方法。
〔産業上の利用分野〕
本考案は光デバイスの光固定減衰器に関し、光固定減
衰器とコネクタのアダプタ及びコネクタのプラグとの結
合を高精度に可能な如く、フエルールの機械的基準面と
フエルールの光学的基準面とを正確に設定しうるように
した光固定減衰器と調整治具との組合せ構造である。
〔従来の技術〕
従来の光固定減衰器の構成は第4図の断面図で示して
おり、図において、1は光固定減衰を行うフェルール、
1aはプラグ側に結合するコネクタのアダプタとフェルー
ル1との光学的基準面,1bはジャック側に結合するコネ
クタのプラグとフェルール1との光学的基準面,12は前
記フェルールを保持するハウジング,2aはプラグ側の前
記コネクタのアダプタとハウジング12との機械的基準
面,2bはジャック側の前記コネクタのプラグとハウジン
グ2との機械的基準面,4はフェルール1をハウジング2
に固定する止めねじ,5はプラグ側の前記コネクタのアダ
プタに締め付ける袋ナットである。
フェルール1は、中心に光減衰用の光ファイバを有し
た円柱の両端を垂直に研磨し、所定の長さf3に精密仕上
げを行なって光学的基準面1aと1bを設けたものである。
ハウジング12は、フェルール1が整合できる中心孔2
−1を有し、その中心孔の矢印A方向側に結合するコネ
クタ(図示せず)のプラグが挿入できる段付きの結合用
孔2−2を配し、その結合用孔2−2の奥の面を中心孔
2−1に対して垂直に仕上げた機械的基準面2bを形成し
て、外周に前記コネクタとの結合用ねじ部2−4を設け
たジャック側と、 反対側,即ち矢印B方向側に結合する相手のコネクタ
(図示せず)のアダプタが挿入できるように中心孔2−
1を段付きにして、その端面がジャック側の機械的基準
面2bに対して所定の寸法f4になるように、中心孔2−1
に対して垂直に仕上げて機械的基準面2aを設けたプラグ
側と、その中間の細くなった部分にねじ孔を配した形状
である。
そして、段差f1,及びf2の調整方法は、フェルール1
を上記ハウジング12の中心孔2−1に挿入して、プラグ
側の光学的基準面1aと上記機械的基準面2aの段差がf1,
ジャック側の光学的基準面1bと機械的基準面2bの段差が
f2の寸法となるように測定を繰り返して位置を調整し、
その後に止めねじ4でハウジング12に固定して袋ナット
5を取り付けている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上説明の従来の光固定減衰器の調整方法で問題とな
るのは、両側の機械的基準面がハウジングにより1体と
なっており、その中心孔に一定の長さに加工したフェル
ールを挿入して固定しているため、プラグ側の機械的基
準面と光学的基準面との段差f1,及びジャック側の機械
的基準面と光学的基準面との段差f2,の寸法を同時に満
足されるためには、フェルール1の長さf3,ハウジング
両側の機械的基準面間の寸法f4、に高精度を必要とする
点であり、そのため光固定減衰器の製作費用アップの原
因となっている。
本考案は以上のような状況からフェルールの長さと、
ハウジングの両側に設ける機械的基準面間の寸法をラフ
にしても高精度が確保でき、且つ安価に製作できる光固
定減衰器の構造と、精度を確保する調整治具の提供を目
的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は本考案により、光固定減衰器のハウジング
(2)は、両端の径が中央部より大である円筒状で中心
にフエルール(1)を挿入する中心孔(2−1)を有
し、プラグ側の端面は機械的基準面(2a)であり、ジャ
ック側には中心孔(2−1)に平行で、コネクタのジャ
ック挿入用であって奥内面に雌ネジよりなる調整部(2
3)を有する結合用孔(2−2)を備え、かかる調整部
の雌ネジには、円筒状で中心には中心孔(2−1)と同
径の孔(3−1)を有し、外側端面は機械的基準面(2
b)で、かつ端面上に複数の溝(3−2)を有するスト
ッパ(3)がその外周の雄ネジによって螺合され、 調整治具(6)は、ストッパ(3)の孔(3−1)中
に挿入可能で先端面はフエルール基準面(6−1)を有
する挿入部と、それと段差を有する大なる径で、段差面
には先端面がストッパ基準面(6−2)で、かつストッ
パの溝(3−2)に嵌合しうる複数の突起を有する中間
部と、他端のつまみ部とからなり、かつフエルール基準
面及びストッパ基準面間の長さは光固定減衰器の機械的
基準面(2b)及び光学的基準面(1b)間に等しく、 ハウジングの中心孔の所定位置にフエルールを固定した
状態で、調整治具(6)の挿入部は中間部の突起がスト
ッパの溝(3−2)に嵌合されるように挿入され、つま
み部の回転により挿入部のフエルール基準面(6−1)
がフエルール端面に突き当り、さらにストッパが中心方
向に移動し、中間部の突起がストッパの溝(3−2)か
ら離れるまで回転されるようにすることを特徴とする光
固定減衰器と調整治具との組合せ構造によって達成され
る。
〔作用〕
即ち本考案においては、光学的基準面1aと1bを有した
フェルール1をハウジング2の中心孔2−1に挿入し、
プラグ側をフェルール1の光学的基準面1aとハウジング
2の機械的基準面2aのプラグ側段差のf1の寸法を調整し
て止めねじ4でフェルール1を固定することにより寸法
精度が確保でき、ジャック側は第3図(a)に示すよう
にハウジング2に螺入したストッパ3の溝3−2に調整
治具6の突起6−3を係合し、その調整治具6を矢印C
方向に回転して調整治具6とストッパ3を矢印B方向に
移動させてフェルール1の光学的基準面1aに調整治具6
のフェルール基準面6−1を当接させる。
そのまま調整治具6の回転を継続すると、(b)図に
示すようにストッパ3だけが更に矢印B方向に移動し、
フェルール1の光学的基準面1aと調整治具6のフェルー
ル基準面6−1の寸法が所定の段差寸法f2になると、係
合していた溝3−2が調整治具6の突起6−3から抜脱
してストッパ3が停止する。
以上により、プラグ側,及びジャック側の段差寸法の
f1,及びf2が高精度に設定でき、フェルール1の光学的
基準面1aと1bの長さ,及びハウジングの機械的基準面2a
と2bの寸法を高精度に仕上げる必要がなくなり、光固定
減衰器の製作費が安価となる。
〔実施例〕
以下第1図〜第3図について本考案の一実施例を説明
する。
第1図は本考一実施例による光固定減衰器を構造断面
図で示し、図中において、第4図と同一部材には同じ記
号を付し、その他の2は前記フェルールを保持するハウ
ジング,3はジャック側の機械的基準面の位置を軸心方向
に調整するストッパ,6はジャック側の光学的基準面と機
械的基準面の位置関係を設定する調整治具である。
ハウジング2は、フェルール1が整合できる中心孔2
−1を有した円筒の金属例えばステンレス,銅,黄銅等
の丸棒材料より加工し、その中心孔2−1の矢印B方向
側を段付き状の座ぐり孔にしてその端面を中心孔2−1
に垂直に仕上げて機械的基準面2aを設けたプラグ側と、
その反対側即ち、矢印A方向の端面より中心孔2−1と
同心の結合用孔2−2と、その奥にストッパ3が軸線方
向に移動できる雌ねじの調整部2−3、例えば0,5mmの
微細ピッチで加工した雌ねじとを2段に設け、その外周
にジャック側に結合するコネクタを締め付けるねじ部2
−4を配したジャック側と、前記プラグ側とジャック側
との間の細い部分に止めねじ4用のねじ孔とを設けた構
造である。
ストッパ3は、ハウジング2と同種金属で中心にハウ
ジング2の中心孔2−1と同径の孔3−1と、片側に前
記結合用孔2−2と遊合する外径で端面を孔3−1に対
して垂直に仕上げ、その面に一定の幅で溝3−2を設け
た機械的基準面2bを,反対側に前記調整部2−3に螺合
する0,5mmの微細ピッチの雄ねじを設けている。
調整治具6は、第2図の斜視図に示すように段付き円
柱の一方を前記孔3−1に遊合する外径に成形して、そ
の端面に垂直なフェルール基準面6−1を形成した挿入
部と、段付き部にフェルール基準面6−1の方向に突出
した突起6−3を形成して、その突起6−3の先端をフ
ェルール基準面6−1から機械的基準面2bと光学的基準
面1bの段差f2の寸法となるように形成したストッパ基準
面6−2を設けた中間部と、他方側に回転用のつまみ部
6−4とを設けたものである。
以上説明の上記部材を用いて光固定減衰器の構築は、
第1図に示すように前記ハウジング2の調整部2−3に
ストッパ3を螺入してフェルール1を中心孔2−1に挿
入し、フェルール1の光学的基準面1aとハウジング2の
機械的基準面2aの段差をf1の寸法に調整して止めねじ4
で固定する。
そして段差f2の調整方法は、第3図(a)に示すよう
に、螺入したストッパの孔(3−1)に調整治具の挿入
部を挿入し、ストッパ(3)の溝3−1に調整治具6の
中間部の突起6−3を嵌合する。そしてつまみ部6−4
によって調整治具を矢印C方向に回転する。これによっ
てストッパ3の機械的基準面2bは矢印B方向に平行移動
して、(b)図に示すようにフエルール1の光学的基準
面1aに調整治具の挿入部のフエルール基準面6−1を当
接する。さらに調整治具を回転するとストッパの機械的
基準面とフエルールの光学的基準面1bとの間隔が調整治
具の挿入部のフエルール基準面6−1と中間部の突起6
−3の先端面のストッパ基準面との長さに等しくなる
と、突起はストッパの溝3−2から離れることになる。
即ちジャック側の光学的基準面1bとの段差f2の寸法が
自動的に高精度に設定出来ることになる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば極めて簡単な構成
で、フェルールの長さ及びハウジングの機械的基準面の
位置寸法に高精度が不要となり、ストッパにより位置関
係を容易に調整できる等著しい経済的及び、信頼性向上
の効果が期待でき工業的には極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による光固定減衰器の構造を
示す断面図、 第2図は本実施例による光固定減衰器の調整治具を示す
斜視図、 第3図は本考案の作用を説明する図、 第4図は従来の光固定減衰器の構造を示す断面図であ
る。 図において、 1はフェルール、1a,1bは光学的基準面、2はハウジン
グ、2a,2bは機械的基準面、2−1は中心孔、2−2は
結合用孔、2−3は調整部、2−4はねじ部、3はスト
ッパ、3−1は孔、3−2は溝、4は止めねじ、5は袋
ナット、6は調整治具、6−1はフェルール基準面、6
−2はストッパ基準面、6−3は突起、6−4はつまみ
部、示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光固定減衰器のハウジング(2)は、両端
    の径が中央部より大である円筒状で中心にフエルール
    (1)を挿入する中心孔(2−1)を有し、プラグ側の
    端面は機械的基準面(2a)であり、ジャック側には中心
    孔(2−1)に平行で、コネクタのジャック挿入用であ
    って奥内面に雌ネジよりなる調整部(2−3)を有する
    結合用孔(2−2)を備え、かかる調整部の雌ネジに
    は、円筒状で中心には中心孔(2−1)と同径の孔(3
    −1)を有し、外側端面は機械的基準面(2b)で、かつ
    端面上に複数の溝(3−2)を有するストッパ(3)が
    その外周の雄ネジによって螺合され、 調整治具(6)は、ストッパ(3)の孔(3−1)中に
    挿入可能で先端面はフエルール基準面(6−1)を有す
    る挿入部と、それと段差を有する大なる径で、段差面に
    は先端面がストッパ基準面(6−2)で、かつストッパ
    の溝(3−2)に嵌合しうる複数の突起を有する中間部
    と、他端のつまみ部とからなり、かつフエルール基準面
    及びストッパ基準面間の長さは光固定減衰器の機械的基
    準面(2b)及び光学的基準面(1b)間に等しく、 ハウジングの中心孔の所定位置にフエルールを固定した
    状態で、調整治具(6)の挿入部は中間部の突起がスト
    ッパの溝(3−2)に嵌合されるように挿入され、つま
    み部の回転により挿入部のフエルール基準面(6−1)
    がフエルール端面に突き当り、さらにストッパが中心方
    向に移動し、中間部の突起がストッパの溝(3−2)か
    ら離れるまで回転されるようにすることを特徴とする光
    固定減衰器と調整治具との組合せ構造
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