JP2541215Y2 - 電気自動車のバッテリ搭載構造 - Google Patents

電気自動車のバッテリ搭載構造

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JP2541215Y2
JP2541215Y2 JP5257592U JP5257592U JP2541215Y2 JP 2541215 Y2 JP2541215 Y2 JP 2541215Y2 JP 5257592 U JP5257592 U JP 5257592U JP 5257592 U JP5257592 U JP 5257592U JP 2541215 Y2 JP2541215 Y2 JP 2541215Y2
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伸介 福山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、電気自動車、とくに
トッラクをバッテリで走行させる場合のバッテリの搭載
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、排気ガスや騒音などの点で優れた
電気自動車が無公害車として注目されている。電気自動
車においては、その動力源としてバッテリが用いられて
いる。バッテリは高重量であり、しかも比較的大きいの
で、車体のどの部分にどのように積載するのかが問題と
なる。とくに、トッラクの場合には、積載されるバッテ
リの数も多くなるため、その積載構造が重要となってく
る。
【0003】図7は従来のバッテリの搭載構造を示す。
同図において、1はトラックの車体を示す。この車体1
の側面には、上面および車体1の幅方向に沿う一端面が
開放した箱形状のバッテリケ−ス2がその他端面を接合
させて設けられ、このバッテリケ−ス2内に複数、この
図面では2つのバッテリ3を収容載置するようにしてい
る。
【0004】なお、図中4はバッテリ3の縁部に係合さ
れた押え部材で、この押え部材4は両端が上記バッテリ
ケ−ス2にワイヤなどの索条体5によって連結されてい
る。それによって、上記バッテリ3がバッテリケ−ス2
内から脱落するのを防止している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
バッテリの搭載構造によると、バッテリケ−ス2は車体
1に一端面を接合させただけの、片持ち構造である。そ
のため、バッテリ3の重量によってケ−ス2が図に矢印
で示す方向に撓み、バッテリ3の保持状態が不安定にな
るということがある。とくに、バッテリケ−ス2に収容
されるバッテリ3の数が多くなればなる程、上記バッテ
リケ−ス2の撓みが大きくなり、バッテリ3を安定した
状態で収容保持できなくなり、落下する虞もある。
【0006】また、バッテリケ−ス2が上面と端面とが
開放した箱形状であると、このバッテリケ−ス2へのバ
ッテリ3の出し入れは作業者が直接、手作業で行わなけ
ればならない。つまり、フォ−クリフトのフォ−クを用
いて上記バッテリ3を出し入れすることができない。上
記バッテリ3は1個当りの重量が数十Kg、たとえば4
0〜50Kg程度あるので、その積載を手作業で行うこ
とは容易でなく、作業者に与える負担が大きくなる。
【0007】この考案は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、バッテリを確実に収容保
持することができるとともに、その積載をフォ−クリフ
トを用いて行うこともできるようにした電気自動車のバ
ッテリ搭載構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの考案は、車体の両側にバッテリを搭載する電気自
動車のバッテリ搭載構造において、上記車体の長手方向
に対して所定間隔で、かつ端部を車体の幅方向側方へ突
出させて設けられた少なくとも一対のクロスメンバと、
下端部に係合部が形成され上端部を上記一対のクロスメ
ンバに連結して設けられたブラケットにより上記一対の
クロスメンバ間に少なくとも前面および下面が開放して
形成された保持部と、上面に上記バッテリが載置されて
上記保持部に挿入され端部下面を上記係合部に係合させ
て保持されるパレットとを具備したことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、ブラケットが全長にわたっ
てクロスメンバに連結されるから、その下端の係合部に
バッテリが載置されたパレットの幅方向両端部を係合さ
せて保持しても、その重量によって保持状態が不安定に
なることがなく、また一対のクロスメンバ間にフォ−ク
リフトのフォ−クを出し入れして上記パレットを積み卸
しすることもできる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1乃至図5を
参照して説明する。図5は電気自動車となる、トラック
の車体11の平面図である。この車体11は平行に離間
対向した一対のサイドメンバ12が複数の第1のクロス
メンバ13によって連結されて構成されている。
【0011】上記車体11の後端部には、その長手方向
に所定間隔で2本で対をなす第2のクロスメンバ14が
架設されている。この第2のクロスメンバ14は、一対
のサイドメンバ12の間隔よりも十分に長く形成され、
それによって両端部を上記車体11の幅方向両端から所
定寸法突出させている。なお、図中15はキャブであ
り、16は後輪である。
【0012】対をなす2本の第2のクロスメンバ14に
は図1と図2に示すようにブラケット17が取付けられ
ている。このブラケット17は帯状の板材をほぼコ字状
に折曲するとともに、その両側辺17aの上端に接合辺
18を形成し、その接合辺18を全長にわたって上記第
2のクロスメンバ14の下面に接合させ、ねじ止めやス
ポット溶接などの手段で固定されている。
【0013】上記ブラケット17の両側辺17aと中間
辺17bとの三辺にわたる下端部には係合部19が形成
されている。この係合部19は図2に示すようにブラケ
ット17の下部をテ−パ状に折曲したテ−パ部19aお
よびそのテ−パ部19aの下端を水平に折曲した水平部
19bからなる。
【0014】上記一対の第2のクロスメンバ14間に
は、上記コ字状のブラケット17によって周囲三側が囲
まれ、上下面および車体11の幅方向外方に位置する前
面が開放した保持部21が形成されている。この保持部
21には、上面に複数、この実施例では5つのバッテリ
22が並設状態で載置された矩形状のパレット23がそ
の前端側の端部を除く三方の端部を上記係合部19の水
平部19bに係合させて保持される。
【0015】上記保持部21は下面が開放しているか
ら、図1に示すように上記パレット23をフォ−クリフ
トのフォ−ク24に載せて搬送して保持部21に収容し
たのち、上記フォ−ク24を保持部21の下方へ下降さ
せることができる。したがって、上記パレット23を上
記保持部21にフォ−ク24によって収容することがで
きる。
【0016】上記保持部21に収容されるパレット23
は、上記ブラケット17の下端部に形成された係合部1
9に周辺部を係合させて保持される。上記係合部19
は、水平部19bがテ−パ部19aの下端に形成されて
なる。そのため、フォ−ク24を下降させると、パレッ
ト23は、その周囲端部が上記テ−パ部19aにガイド
され、図2に鎖線で示すように位置決めされて水平部1
9bに係合する。
【0017】上記パレット23の幅方向両端部の上面に
は図3に示すようにナット25が溶接され、またブラケ
ット17の両側辺17aの係合部19の水平部19bに
は上記ナット25と対応する位置に透孔26が形成され
ている。この透孔26から上記ナット25にはボルト2
7が螺合され、それによって上記パレット23がブラケ
ット17に固定される。
【0018】上記一対の第2のクロスメンバ14の端部
上面には、図4に示されるようにガイド溝28を形成す
るガイド板29が設けられている。上記ガイド溝28に
は、上板31aと前面板31bとからなるカバ−31の
上記上板31aの幅方向両端部がスライド自在に挿入さ
れる。それによって、上記保持部21に保持されたパレ
ット23上のバッテリ22の端子22aが設けられた上
面および前面は上記カバ−31によって覆われる。カバ
−31は上記ガイド溝28に確実に保持されているか
ら、上記バッテリ22に接触してショ−トすることがな
い。なお、カバ−31は所定位置まで挿入されたのち、
上記ガイド板29に図示しないねじなどによって固定さ
れる。
【0019】このようなバッテリ22の搭載構造によれ
ば、パレット23を保持した保持部21はブラケット1
7によって下面および前面が開放して形成されている。
そのため、パレット23に載置されたバッテリ22を交
換や充電する際には、パレット23をブラケット17に
固定したボルト27を外し、フォ−クリフトのフォ−ク
24をパレット23の下面側に前進させる。
【0020】ついで、フォ−ク24を上昇させてパレッ
ト23を係合部19の水平辺19aから浮かせて後退さ
せることで、上記パレット23を保持部21から取出す
ことができる。つまり、保持部21は前面と下面とが開
放しているから、フォ−ク24によってバッテリ22が
載置されたパレット23を上記保持部21から取出すこ
とができ、逆の手順で保持部21に収容することもでき
る。
【0021】上記パレット23には複数のバッテリ22
が載置されている。そのため、保持部21からパレット
23を脱着することで、複数のバッテリ22を一度に取
出したり、搭載することができるから、作業性の向上が
計れる。
【0022】また、上記保持部21は、サイドメンバ1
2から端部を突出させた第2のクロスメンバ14にブラ
ケット17の両側辺17aの全長を固着することで形成
されている。そのため、ブラケット17にバッテリ22
の荷重が加わっても、上記ブラケット17が上記第2の
クロスメンバ14とともに撓むことがほとんどないか
ら、保持部21に保持されたパレット23からバッテリ
22が脱落するような虞がない。
【0023】図6は車体11の長手方向中央部分に形成
された保持部21aを示す。つまり、車体11の長手方
向中央部分には、3本の第2のクロスメンバ14によっ
て2つの保持部21が形成されている。また、クロスメ
ンバ14に取付けられるブラケット37は、サイドメン
バ12から突出した第2のクロスメンバ14の端部の長
さとほぼ同じ長さの板状をなしており、上記一実施例の
ようにコ字状をなしていない。
【0024】なお、上記ブラケット37の下部にテ−パ
部38aと水平部38bからなる係合部38が形成され
ている点は同じであり、また長さ方向後端には連結片3
9がほぼ直角に曲成され、この連結片39が上記サイド
メンバ12にねじ41によって連結固定されている。
【0025】このような構成であっても、上記一実施例
と同様、バッテリ22が載置されたパレット23の上記
保持部21に対する着脱をフォ−ク24によって行うこ
とができるばかりか、第2のクロスメンバ14の剛性に
よってバッテリ22が載置されたパレット23を確実に
保持することができる。なお、この場合、上記パレット
23は幅方向両端部がブラケット37の下端部の係合部
38に係合して保持される。
【0026】
【考案の効果】以上述べたようにこの考案は、車体に、
端部を上記車体の幅方向側方へ突出させた少なくとも一
対のクロスメンバを設け、このクロスメンバに、下端部
に係合部が形成されたブラケットの上端部を連結するこ
とで、上記一対のクロスメンバ間に、少なくとも前面お
よび下面が開放した保持部を形成し、この保持部に上面
にバッテリが載置されたパレットの端部を係合させて保
持するようにした。
【0027】したがって、下面が開放した保持部に対し
て上記パレットを、フォ−クリフトのフォ−クによって
出し入れすることができるから、高重量なバッテリの交
換作業を能率よく迅速に行うことができる。また、ブラ
ケットをクロスメンバに連結して保持部を形成すること
で、このブラケットを十分な強度で取付けることができ
るから、高重量なバッテリを上記保持部から脱落するよ
うなことなくに確実に保持することができる。さらに、
パレットには複数のバッテリを載置することができるか
ら、バッテリ交換の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す車体の長手方向後方
の側部に形成された保持部の斜視図。
【図2】同じくクロスメンバに取付けられたブラケット
の断面図。
【図3】同じくブラケットの係合部とパレットとの連結
構造の断面図。
【図4】同じくクロスメンバに形成されたカバ−が挿入
されるガイド溝の斜視図。
【図5】同じく電気自動車であるトラックの車体を示す
平面図。
【図6】同じく車体の長手方向中央部の側部に形成され
た保持部の斜視図。
【図7】従来のバッテリの保持構造の斜視図。
【符号の説明】 11…車体、14…クロスメンバ、17…ブラケット、
19…係合部、21…保持部、22…バッテリ、23…
パレット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の両側にバッテリを搭載する電気自
    動車のバッテリ搭載構造において、上記車体の長手方向
    に対して所定間隔で、かつ端部を車体の幅方向側方へ突
    出させて設けられた少なくとも一対のクロスメンバと、
    下端部に係合部が形成され上端部を上記一対のクロスメ
    ンバに連結して設けられたブラケットにより上記一対の
    クロスメンバ間に少なくとも前面および下面が開放して
    形成された保持部と、上面に上記バッテリが載置されて
    上記保持部に挿入され端部下面を上記係合部に係合させ
    て保持されるパレットとを具備したことを特徴とする電
    気自動車のバッテリ搭載装置。
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