JP2541029Y2 - 低周波治療器の電極構造 - Google Patents

低周波治療器の電極構造

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JP2541029Y2
JP2541029Y2 JP1990009522U JP952290U JP2541029Y2 JP 2541029 Y2 JP2541029 Y2 JP 2541029Y2 JP 1990009522 U JP1990009522 U JP 1990009522U JP 952290 U JP952290 U JP 952290U JP 2541029 Y2 JP2541029 Y2 JP 2541029Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、身体の例えば経絡(経穴)に低周波を作
用させて患部を指圧する低周波治療器の電極構造に関す
る。
(ロ)従来の技術 従来、低周波治療器の電極としては、大きく分けて次
の2種類のものがある。
第3図(A)の電極構造は、平面形状が矩形の比較的
硬質な絶縁ケース51で形成してある。そして、この絶縁
ケース51の内部に電極52と、電極52の下面に対し接離可
能な粘着ゲル部53とが配備してある。また、絶縁ケース
51の上面には、上方へ突出した膨出部54を設け、この膨
出部54内に低周波治療器本体6の導子コード(先端のメ
タル部)61を挿し込むための穴55が形成してある。そし
て、この穴55に前記電極52の一部が臨出させてある〔第
3図(B)参照〕。
使用に際しては、低周波治療器6の導子コード(先端
メタル)61を絶縁ケース51の穴55に挿し込む。これによ
り、電極51と導子コード(低周波治療器本体6)61とが
電気的に接続する。そして、絶縁ケース51を皮膚面適所
(経穴)に当てがう。絶縁ケース51下面の粘着ゲル部53
が、皮膚面に接着して接面状態を保持する。
第4図(A)の電極構造は、フィルム状の電極ベース
71の一辺の中央を外方へ延長突設して接続用突出部72を
形成し、この接続用突出部72に、低周波治療器本体6と
接続するためのスナップ部73を設けると共に、電極ベー
ス71の下面(接続用突出部72を除く下面)に粘着ゲル部
74を取付けている〔第4図(B)参照〕。一方、低周波
治療器6の導子コード61には、先端部に上記スナップ部
73が嵌合するスナップ挿し込み穴62が設けてある。
使用に際しては、低周波治療器6の導子コード61の穴
62にスナップ部73を入れる。これにより、フィルム状電
極71と導子コード(低周波治療器6)61とが電気的に接
続する。そして、フィルム状電極71を皮膚面適所(経
穴)に当てがう。フィルム状電極71下面の粘着ゲル部74
が皮膚面に接着し、接面状態を保持する。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記、従来の低周波治療器の電極構造において、前者
(絶縁ケース方式)のものでは、導子コードの先端を絶
縁ケースの穴に挿し込み、電極と治療器本体とを電気的
に接続する関係上、絶縁ケースを比較的硬質に形成する
必要がある。このため、皮膚患部の曲面に対し接面状態
をなじませ難い。また、導子コードの挿し込み穴をケー
ス上方へ膨出状に設けるため、電極構造(絶縁ケース)
自体が大型化する。更に、粘着ゲル部を絶縁ケースの枠
内に配備する構造であるため、劣化した粘着ゲル部を交
換する際に枠内への位置ぎめ等が困難である等の不利が
あった。
一方、後者(フィルム状の電極方式)のものでは、電
極構造自体が薄く柔軟性があるため、皮膚面への接着状
態のなじみ、及び粘着ゲル交換作業が容易であり前者の
ような不利がない反面、フィルム状電極ベースに対し接
続用突出部を外方へ延長突設し、且つこの接続用突出部
にスナップ部を設けている。従って、フィルム状ベース
電極の切断加工が容易でない許かりでなく、接続用突出
部を外方へ突設する分、電極構造自体(電極)が大型化
する等の不利があった。
この考案では、以上のような課題を解消させ、小型
で、しかも皮膚曲面になじみ易く、且つ粘着ゲル部の交
換が容易な低周波治療器の電極構造を提供することを目
的とする。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この目的を達成させるために、この考案の低周波治療
器の電極構造では、次のような構成としている。
低周波治療器の電極構造では、フィルム状の電極と、
このフィルム状電極の周端部に配備された治療器本体接
続用のスナップ部と、上記フィルム状電極の下面に配備
された皮膚面接着用の粘着ゲル部とからなり、前記スナ
ップ部の底面より僅かに大きい面積の絶縁フィルムを、
スナップ部の底面を覆う状態でスナップ部と粘着ゲル部
との接面間に介装配備してなることを特徴としている。
このような構成を有する低周波治療器の電極構造で
は、薄いフィルム状の電極を用い、このフィルム状電極
の周端部にスナップ部を取付けている。従って、低周波
治療器本体と電気的に接続するための突出部がなく、電
極構造自体の小型化が達成できる。また、薄い電極に粘
着ゲル部を貼着したから、柔軟性があり皮膚面の曲面に
馴染みよく接着できる。更に、粘着ゲル部とスナップ部
との間に、絶縁フィルムを介装配備し、粘着ゲル部とス
ナップ部とを分断区画させたから、電極に電流を流すこ
とによる粘着ゲル部と電極との間(境界部)の電気分解
が生じず、電極の劣化を防ぐことが出来る。
(ホ)実施例 第1図は、この考案に係る低周波治療器の電極構造の
具体的な一実施例を示す斜視図である。
低周波治療器の電極構造は、フィルム状の電極1と、
この電極1の周端部に配備された治療器本体接続用のス
ナップ部2と、上記フィルム状の電極1の下面に配備さ
れた皮膚面接着用の粘着ゲル部3と、前記スナップ部2
の底面より僅かに大きい面積を有すると共にスナップ部
2の底面を覆う状態でスナップ部2と粘着ゲル部3との
接面間に介装配備された絶縁フィルム4とから成る。
フィルム状の電極1は、矩形或いは方形の薄いシート
状に形成され、ベースに、例えばカーボンペースト等に
より、導体印刷したものである。この電極1の1角(コ
ーナー)部にスナップ部2が設けてある。ボタン状のス
ナップ部2は、第2図の拡大図で示すように、導電性部
材(メタル材)を成形して下部を偏平な円板状部21と
し、上部を大きな球状部22に設定してある。そして、こ
の部分のみに着目すると、第4図(A)に示すと同様
に、低周波治療器本体6の導子コード61先端に設けたス
ナップ挿し込み穴62に対し、この球状部22が嵌脱可能に
緊密に嵌着するように設定してある。
このスナップ部2の取付けは、電極1の下面に偏平な
円板状部21を位置させ、且つ大きな球状部22を電極1の
上方へ貫通突設させている。そして、この状態で偏平な
円板状部21の下面に対し絶縁フィルム4を当接させ、電
極1と同じ大きさ(面積)の粘着ゲル部3を、絶縁フィ
ルム4を含む電極1の下面に貼着している。
このような構成を有する低周波治療器の電極構造で
は、薄いフィルム状の電極1を用い、この電極1の面内
コーナー部にスナップ部2を取付けている。使用に際し
ては、第4図(A)で示す低周波治療器6の導子コード
(先端穴部62)61に対し、電極1の上方へ僅かに突出す
るスナップ部(球状部22)2を嵌入させる。これによ
り、電極1と低周波治療器本体(導子コード61)6とが
電気的に接続する。
従って、この電極構造では、低周波治療器本体6と電
気的に接続するための突出部がなく、電極構造自体の小
型化が達成できる。また、薄い電極1に粘着ゲル部3を
貼着したから、柔軟性があり皮膚面の曲面に馴染みよく
接着できる。更に、粘着ゲル部3とスナップ部2との間
に、絶縁フィルム4を介装配備し、粘着ゲル部3とスナ
ップ部2とを分断区画させたから、電極1に電流を流す
ことによる粘着ゲル部3と電極1との間(境界部)の電
気分解が生じず、電極1の劣化を防ぐことが出来る。
(ヘ)考案の効果 請求項1の考案によれば、フィルム状電極の周端部に
スナップ部を取付け、このフィルム状電極の下面に粘着
ゲル部を取付け、スナップ部の底面より僅かに大きい面
積の絶縁フィルムを、スナップ部の底面を覆う状態でス
ナップ部と粘着ゲル部との接面間に介装配備することと
したから、絶縁フィルムにより粘着ゲル部とスナップ部
とが分断区画され、電極に電流を流すことによる粘着ゲ
ル部とスナップ部との間(境界部)の電気分解が生じ
ず、電極の劣化を防止できる。又、電極構造自体が柔軟
性を有し、皮膚曲面に対しなじみ良く接着し得る。更
に、スナップ部を電極の周端部に配置したことにより、
電極構造自体の小型化を達成できるばかりでなく、劣化
した粘着ゲル部の交換・取り替えが容易である。更に、
スナップ部が電極の周端部に位置することにより、電極
を身体から剥がす時に、スナップ部と導子コードの部分
を引っ張ることにより、粘着ゲル部や電極に無理な力を
与えず、また電極を損傷せずに容易に剥がすことが可能
となる。
請求項2の考案によれば、スナップ部と導子コードを
接合するのに、電気的にも物理的にも確実に接合でき、
外れ難くなる。
請求項3の考案によれば、フィルム状電極や粘着ゲル
部を簡易に切断加工することができ、製造性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例低周波治療器の電極構造を示す斜視
図、第2図は、実施例低周波治療器の電極構造を示す要
部拡大断面図、第3図(A)は、従来の低周波治療器の
電極構造を示す斜視図、第3図(B)は、第3図(A)
の断面図、第4図(A)は、従来の他の低周波治療器の
電極構造を示す正面図、第4図(B)は、第4図(A)
の平面図である。 1:フィルム状電極、2:スナップ部、3:粘着ゲル部、4:絶
縁フィルム。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム状の電極と、このフィルム状電極
    の周端部に配備された治療器本体接続用のスナップ部
    と、上記フィルム状電極の下面に配備された皮膚面接着
    用の粘着ゲル部とからなり、前記スナップ部の底面より
    僅かに大きい面積の絶縁フィルムを、スナップ部の底面
    を覆う状態でスナップ部と粘着ゲル部との接面間に介装
    配備してなる低周波治療器の電極構造。
  2. 【請求項2】前記スナップ部は、フィルム状電極より突
    出する球状部を有することを特徴とする請求項1記載の
    低周波治療器の電極構造。
  3. 【請求項3】前記フィルム状電極は矩形状であり、前記
    スナップ部は矩形状のフィルム状電極のコーナー部に位
    置することを特徴とする請求項1記載の低周波治療器の
    電極構造。
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