JPH0636832Y2 - 低周波治療器の導子 - Google Patents

低周波治療器の導子

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JPH0636832Y2
JPH0636832Y2 JP4154189U JP4154189U JPH0636832Y2 JP H0636832 Y2 JPH0636832 Y2 JP H0636832Y2 JP 4154189 U JP4154189 U JP 4154189U JP 4154189 U JP4154189 U JP 4154189U JP H0636832 Y2 JPH0636832 Y2 JP H0636832Y2
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JP
Japan
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pad
adhesive pad
conductor
adhesive
sponge
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JP4154189U
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JPH02131455U (ja
Inventor
勝 亀井
Original Assignee
東京電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、高電圧の低周波パルスを人体に加えて人体の
治療を行なう低周波治療器に用いられる導子に係り、と
くに、人体に接触する電極部分の構造に関する。
(従来の技術) 従来の低周波治療器の導子としては、絶縁カバーにより
片面側が覆われた電極板に肌に接触される含水可能な導
電性スポンジゴムを固着してなるいわゆるスポンジパッ
ドタイプと、同様の電極板に肌に貼着される導電性のあ
る粘着性含水ゲル製の粘着パッドを着脱自在に貼着して
なるいわゆる粘着パッドタイプとがある。
ところが、スポンジパッドタイプの導子では、人体に装
着するのにバンドあるいは絆創膏などが必要で、人体へ
の装着に手間がかかる。一方、粘着パッドタイプの導子
では、人体への装着は簡単に行なえるものの、人によっ
ては、粘着によるぺたぺたした感触が不快で、肌触りが
悪いと感じる。また、肌に貼着される粘着パッドは、使
用が長期に渡り塵埃などが付着していくのに伴って、粘
着性および導電性が低下していくので、適宜交換しなけ
ればならず、不経済であるとともに、予備の粘着パッド
がなくなってしまったときには、治療が行なえなくな
る。
そこで、使用者の好みなどに応じて、スポンジパッドタ
イプおよび粘着パッドタイプのいずれとしても使用でき
るように、従来は、治療器本体の低周波刺激パルス発生
回路に電気的に接続され導子の電極板に着脱自在に接続
されるプラグに対して、スポンジパッドタイプの導子
と、粘着パッドタイプの導子とを選択的に差し替え可能
とした構造が採られていた。
しかし、この従来の構造では、2種類の独立した導子を
用意しなければならないため、高価になり、このように
高価になるにもかかわらず、一方の導子しか使わない場
合には、他方の導子が無駄になる。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように、従来の低周波治療器では、スポンジパッ
ドタイプおよび粘着パッドタイプの両用とするために、
2種類の独立した導子を用意していたため、高価になる
問題があった。
本考案の目的は、このような問題点を解決して、スポン
ジパッドタイプと粘着パッドタイプとの両用が安価にで
きるとともに、両タイプの切り替えが容易にできる低周
波治療器の導子を提供することである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案の低周波治療器の導子は、上記目的を達成するた
めに、低周波刺激パルス発生回路に電気的に接続される
通電部およびこの通電部の背面側を覆う絶縁部からなる
導子本体と、この導子本体の通電部の底面側に着脱自在
に貼着される導電性を有する粘着性含水ゲルなどからな
る粘着パッドと、この粘着パッドに着脱自在に貼着され
る含水可能で導電性を有するスポンジゴムなどからなる
スポンジパッドとを備えたものである。
(作用) 本考案の低周波治療器の導子は、人体への装着のしやす
さを重視するとき、導子本体の通電部に貼着された粘着
パッドにスポンジパッドを貼着せずに使用し、粘着パッ
ドの使用で肌触り上不快感を感じるときなどには、前記
通電部に貼着された粘着パッドにスポンジパッドを貼着
して使用する。スポンジパッドを使用しないときは、こ
の粘着パッドを肌に直接貼着して、導子を人体に装着す
る。そして、低周波刺激パルス発生回路が発生させた刺
激用パルスが、導子本体の通電部および導電性のある粘
着パッドを介して人体に印加され、治療が行なわれる。
なお、治療後は、粘着パッドを人体から剥す。一方、ス
ポンジパッドを使用するときには、このスポンジパッド
に水を含ませて、粘着パッドに貼着されたこのスポンジ
パッドが肌に接触するように導子をバンドあるいは絆創
膏などによって人体に装着する。そして、刺激用パルス
が通電部、粘着パッドおよび導電性を有するスポンジパ
ッドを介して人体に印加される。なお、治療後には、導
子を人体から外す。また、スポンジパッドの使用を止め
るときなどには、スポンジパッドを粘着パッドから外
す。さらに、粘着パッドの粘着性および導電性が低下し
たときには、この粘着パッドを新しいものに交換する。
(実施例) 以下、本考案の低周波治療器の導子の一実施例を第1図
および第2図に基づいて説明する。
11は偏平な導子本体で、この導子本体11は、通電部とし
てのゴム電極12と、このゴム電極12の図示下面すなわち
背面および周面を一体的に覆う感電防止用の絶縁部とし
ての絶縁カバー13とからなっている。なお、前記ゴム電
極12はたとえばシリコーンゴムにカーボンを混入した導
電性ゴムからなり、また、前記絶縁カバー13はたとえば
絶縁性のあるゴムからなり、導子本体11は柔軟性を有し
ている。そして、前記導子本体11の側部には図示下方へ
突出した膨出部14が形成されており、この膨出部14に前
記ゴム電極12から絶縁カバー13の外側面へ抜ける水平な
プラグ接続孔15が形成されている。また、前記絶縁カバ
ー13の周壁は、前記ゴム電極12の図示上面より上方へ突
出しており、この突出した部分が位置決め壁16となって
いる。
18は粘着パッドで、この粘着パッド18は、導電性のある
粘着性含水ゲルからなり、シート状になっている。な
お、この含水ゲルは、たとえばアクリル系含水ゲルであ
り、電解質として食塩を混入している。そして、この粘
着パッド18は、前記導子本体11の絶縁カバー13の位置決
め壁16内に嵌合される状態で、ゴム電極12の図示上面す
なわち底面に着脱自在に貼着されるものである。
19は偏平なスポンジパッドで、このスポンジパッド19
は、たとえばシリコーンゴムにカーボンを混入した含水
可能なスポンジゴムからなっており、前記粘着パッド18
の図示上面に着脱自在に貼着されるものである。なお、
前記スポンジパッド19の粘着パッド18に貼着される面の
面積は、この粘着パッド18の対応する面の面積よりも小
さくなっている。
21はプラグで、このプラグ21は、図示しない治療器本体
に内蔵された低周波刺激パルス発生回路に電気的に接続
されたコード22の先端に接続されており、前記導子本体
11のプラグ接続孔15に挿脱自在に挿着され、前記ゴム電
極12に電気的に接続されるものである。なお、前記コー
ド22とプラグ21との接続部は、つまみ23により覆われて
いる。
つぎに、上記実施例の作用について説明する。
通常、粘着パッド18は、導子本体11のゴム電極12に常時
貼着しておく。
また、少なくとも治療時には、治療器本体内の低周波刺
激パルス発生回路にコード22およびプラグ21を介して導
子本体11のゴム電極12を電気的に接続する。こうして、
治療器本体に正負一対の導子を接続する。
そして、粘着パッド18にスポンジパッド19を貼着せずに
使用するときは、粘着パッド18を肌に直接密着するよう
に貼着することにより一対の導子を人体のつぼなどの所
望の位置に固定的に装着する。このとき、粘着パッド18
を肌に貼着するのみでよいので、人体への装着がきわめ
て容易である。
そうして、低周波刺激パルス発生回路が発生させた高電
圧パルスが、コード22、プラグ21、ゴム電極12および導
電性のある粘着パッド18を介して人体に低周波で印加さ
れ、この人体に刺激が与えられて、肩こりや筋肉痛など
の治療が行われる。
治療後には、人体から粘着パッド18を剥して導子を外
す。また、必要ならば、導子本体11のプラグ接続孔15か
らプラグ21を外す。
さらに、たとえば長期間に渡る使用で汚れて粘着性およ
び導電性などが低下した粘着パッド18を別売り部品とし
て提供される新しい粘着パッド18に交換するときには、
粘着パッド18を導子本体11から剥す。
一方、スポンジパッド19を粘着パッド18に貼着して使用
するときには、導電性を高めるために、このスポンジパ
ッド19に水を含浸させた後、このスポンジパッド19が肌
に接触するように、一対の導子をその外側からバンドあ
るいは絆創膏などの固定手段によって人体に装着する。
そして、刺激用の電流が、導子本体11のゴム電極12、こ
のゴム電極12に貼着された粘着パッド18および導電性を
有するスポンジパッド19を介して、一方の導子から他方
の導子へと流れ、治療が行なわれる。
なお、治療後には、導子を人体から外す。
また、スポンジパッド19の使用を止めるときなどには、
スポンジパッド19を粘着パッド18から外す。このとき、
平面形状においてスポンジパッド19が粘着パッド18より
も小さく、これらスポンジパッド19および粘着パッド18
間に段差があるので、スポンジパッド19をきれいに外し
やすい。なお、平面形状においてスポンジパッド19の方
をより大きくしても、同様の効果が得られるが、スポン
ジパッド19が外方へ突出していると、不用意な感電など
のおそれが大きくなったり、人体への装着が面倒になっ
たりするので、製品として好ましいものではない。
このようなスポンジパッド19は、粘着性がないから固定
手段が必要であるが、使い捨ての粘着パッド18とは異な
り、水洗いにより汚れを落とすこともでき、何回も半永
久的に使用可能である。また、粘着パッド18の感触が嫌
いな人は、快適な治療が行なえる。
上記構成によれば、粘着パッドタイプとスポンジパッド
タイプとの両用が可能なので、人体への装着性を重視し
た使い方も、感触上の好みなどを重視した使い方もで
き、使用者の好みに応じた適切な使い分けができる。
そして、粘着パッドタイプとして使用するときと、スポ
ンジパッドタイプとして使用するときとで、導子本体11
を兼用でき、2種類の独立した導子を用意する必要がな
いので、両用が安価にできる。
しかも、スポンジパッドタイプとして使用するときに
も、粘着パッド18は導子本体11に貼着したままでよいの
で、両タイプの切り替えがきわめて簡単で、手軽であ
る。これとともに、粘着パッド18にスポンジパッド19を
貼着するので、このスポンジパッド19のための特別な取
付手段が必要ない。
また、粘着パッド18が汚れなどにより使用できなくなっ
たときにも、粘着パッド18を肌に粘着するよりもスポン
ジパッド19に貼着する方が貼着力がいらず、かつ、この
スポンジパッド19に含まれた水が粘着パッド18の汚れを
とって粘着力を向上させることにより、スポンジパッド
タイプとして使用することができる。すなわち、交換用
の粘着パッド18がなくても、治療が行なえる。さらに、
スポンジパッド19に含まれた水が粘着パッド18の汚れを
とるので、この粘着パッド18の寿命もいくらか長くな
る。
第3図は、本考案の他の実施例を示すもので、この実施
例は、スポンジパッド19の片面に、たとえばシリコーン
ゴムにカーボンを混入してなる導電ゴム製の薄いシート
体26を一体的に貼着したものである。そして、スポンジ
パッドタイプとして使用するときには、前記シート体26
粘着パッド18に貼着する。
この構成によれば、粘着パッド18からスポンジパッド19
を取外すとき、このスポンジパッド19側に粘着パッド18
の粘着性含水ゲルが付着してこないので、スポンジパッ
ド19をよりいっそうきれいに外しやすく、また、汚くな
らない。
なお、前記シート体26は、通水性を有するものとしても
よい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、導子本体の通電部に貼着される導電性
を有する粘着パッドと、この粘着パッドに着脱自在に貼
着される含水可能で導電性を有するスポンジパッドとを
備えているので、粘着パッドタイプおよびスポンジパッ
ドタイプの両用が安価にできる。しかも、粘着パッドに
スポンジパッドを貼着するので、スポンジパッドタイプ
として使用するときにも、粘着パッドは導子本体に貼着
したままでよく、両タイプの切り替えがきわめて簡単に
行なえるとともに、スポンジパッドのための特別な取付
手段が必要ない。さらに、粘着パッドが汚れなどにより
肌に貼着できなくなって、しかも交換用の粘着パッドが
ないときにも、含水させたスポンジパッドは粘着パッド
に貼着できるので、スポンジパッドタイプとしては使用
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の低周波治療器の導子の一実施例を示す
断面図、第2図は同上斜視図、第3図は本考案の他の実
施例を示す断面図である。 11……導子本体、12……通電部としてのゴム電極、13…
…絶縁部としての絶縁カバー、18……粘着パッド、19…
…スポンジパッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】低周波刺激パルス発生回路に電気的に接続
    される通電部およびこの通電部の背面側を覆う絶縁部か
    らなる導子本体と、 この導子本体の通電部の底面側に着脱自在に貼着される
    導電性を有する粘着パッドと、 この粘着パッドに着脱自在に貼着される含水可能で導電
    性を有するスポンジパッドと を備えたことを特徴とする低周波治療器の導子。
JP4154189U 1989-04-07 1989-04-07 低周波治療器の導子 Expired - Lifetime JPH0636832Y2 (ja)

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JP4154189U JPH0636832Y2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07 低周波治療器の導子

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JPH02131455U JPH02131455U (ja) 1990-11-01
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