JPH0417163Y2 - - Google Patents
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- JPH0417163Y2 JPH0417163Y2 JP1988072125U JP7212588U JPH0417163Y2 JP H0417163 Y2 JPH0417163 Y2 JP H0417163Y2 JP 1988072125 U JP1988072125 U JP 1988072125U JP 7212588 U JP7212588 U JP 7212588U JP H0417163 Y2 JPH0417163 Y2 JP H0417163Y2
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- conductive adhesive
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Landscapes
- Electrotherapy Devices (AREA)
Description
産業上の利用分野
本考案は、肩コリ、末梢神経マヒ、神経痛の痛
みの緩解、筋肉痛の緩解、疲労回復、血行促進等
のために使用される低周波治療器用の電極に関す
るものである。 従来の技術 従来、この種の低周波治療器に用いられる電極
としては、その電極の被治療体である、例えば、
人体に取付る部分にスポンジを用いるものがあ
り、この型の電極では、使用する度にそのスポン
ジに水を塗布して吸収させて導電性を持たせてか
ら、そのスポンジ部を人体に当接させてからサー
ジカルテープや専用ベルト等で身体に固定してい
た。また、他の型の電極としては、ゴムシート状
のものがあり、このゴムシート状電極では、使用
に際して、その人体当接面にクリーム状の導電性
ゲルを塗布してから人体に当接し、さらにサージ
カルテープや専用ベルト等で身体に固定してい
た。 考案が解決しようとする課題 しかしながら、前述したような従来の電極構造
では、次のような問題点があつた。 (1) スポンジを有する電極においては、使用する
度に水をスポンジに吸水させ、さらには使用後
においては、吸水した水を絞り出して、乾燥さ
せてから保管する必要があり大変わずらわしか
つた。 (2) ゴムシート状電極においては、これも使用す
る度に表面にクリーム状の導電性ゲルを塗布
し、さらには使用後においても人体及び電極に
塗布したゲルを、ほこり等の付着を防ぐために
そのゲルを布等でふき取らねばならず、これも
大変わずらわしいものであつた。 (3) また、前述した従来のどちらの型の電極も、
被治療体である、人体に取付ける際は、サージ
カルテープや専用ベルト等を用いて固定しなけ
ればならず、これもやつかいなものであつた。 本考案の目的は、このような従来の問題点を解
消しうるような低周波治療器用電極を提供するこ
とである。 課題を解決するための手段 本考案による低周波治療器用電極は、低周波治
療器に接続しうる1対の電気ケーブルと、該電気
ケーブルの各々に電気的に接続された導電板を内
面の一部にのみ設けた柔軟性のある1対のパツド
部と、該パツド部の各々の内面に前記導電板と電
気的に接触するようにして添着され且つ被治療体
面に粘着して前記パツド部をそこに貼り付け固定
すると共に該被治療体へ治療用電気を加えうるよ
うにするための1対の導電性粘着パツドと、両面
に前記導電性粘着パツドの各々を受け入れる凹部
を有するパツドホルダーとを備えており、前記パ
ツトホルダーの前記凹部の深さは、前記各パツド
部に添着された前記導電性粘着パツドを受け入れ
るとき、その導電性粘着パツドの表面がその凹部
の平らな底面に密着させられうるようなものとさ
れていることを特徴とする。 実施例 次に、添付図面に基づいて本考案の実施例につ
いて本考案をより詳細に説明する。 第1図は、本考案の一実施例としての低周波治
療器用電極の部品配列斜視図である。この第1図
に示されるように、この実施例の低周波治療器用
電極は、主として、柔軟性があり且つ絶縁性を有
する材料で形成された1対のパツド部10Aおよ
び10Bと、1対の導電性粘着パツド20Aおよ
び20Bと、パツドホルダー40とを備えてい
る。パツド部10Aは、内面側に導電性粘着パツ
ドを受け入れて添着させるための凹部11Aを有
しており、また、この凹部10Aの底面の一部に
露出するようにして導電性金属板等で形成された
導電板12Aを埋設している。導電板12Aに
は、パツドケーブルの一方の線13Aが接続され
ている。他方のパツド部10Bの構造は、前述し
たパツド部10Aの構造と同様であり、第2図の
断面図によく示されるように、凹部11Bの底面
の一部に露出するようにして導電性金属板等で形
成された導電板12Bが埋設されており、この導
電板12Bには、パツドケーブルの他方の線13
Bが接続されている。パツドケーブルの各線13
A,13Bは、調節チユーブ14を通されて、そ
の後方では、パツドケーブル13として互いに接
合されており、プラグ30にて終端されている。
互いに接合されたパツドケーブルの部分13は、
互いに各線を引き裂き、調節チユーブ14の位置
を変えることにより、単線13A,13Bの部分
の長さを適当に変えて、パツド部10Aと、パツ
ド部10Bとのとりうる間隔を、治療ポイントの
間隔に合わせることができるようにしておくとよ
い。 パツドホルダー40は、両面に、導電性粘着パ
ツド20A,20Bを受け入れる凹部41を有し
ている。導電性粘着パツド20A,20Bは、生
体に電気を加える際の電極と皮膚表面との間の接
触抵抗を減少させる等のための生体電極用組成物
を、すなわち、基材としては粘着性を有したポリ
アクリル系含水ゲルを、電解材として塩化ナトリ
ウムを含み且つ導電性のあるゲル状シートであ
る。 なお、このような導電性粘着パツドの粘着特性
について、従来粘着テープ(不導電性)等に使用
されている粘着剤を使用して同様の粘着パツドを
作り、これとの比較について実験してみたとこ
ろ、次の表に示すような結果が得られた。
みの緩解、筋肉痛の緩解、疲労回復、血行促進等
のために使用される低周波治療器用の電極に関す
るものである。 従来の技術 従来、この種の低周波治療器に用いられる電極
としては、その電極の被治療体である、例えば、
人体に取付る部分にスポンジを用いるものがあ
り、この型の電極では、使用する度にそのスポン
ジに水を塗布して吸収させて導電性を持たせてか
ら、そのスポンジ部を人体に当接させてからサー
ジカルテープや専用ベルト等で身体に固定してい
た。また、他の型の電極としては、ゴムシート状
のものがあり、このゴムシート状電極では、使用
に際して、その人体当接面にクリーム状の導電性
ゲルを塗布してから人体に当接し、さらにサージ
カルテープや専用ベルト等で身体に固定してい
た。 考案が解決しようとする課題 しかしながら、前述したような従来の電極構造
では、次のような問題点があつた。 (1) スポンジを有する電極においては、使用する
度に水をスポンジに吸水させ、さらには使用後
においては、吸水した水を絞り出して、乾燥さ
せてから保管する必要があり大変わずらわしか
つた。 (2) ゴムシート状電極においては、これも使用す
る度に表面にクリーム状の導電性ゲルを塗布
し、さらには使用後においても人体及び電極に
塗布したゲルを、ほこり等の付着を防ぐために
そのゲルを布等でふき取らねばならず、これも
大変わずらわしいものであつた。 (3) また、前述した従来のどちらの型の電極も、
被治療体である、人体に取付ける際は、サージ
カルテープや専用ベルト等を用いて固定しなけ
ればならず、これもやつかいなものであつた。 本考案の目的は、このような従来の問題点を解
消しうるような低周波治療器用電極を提供するこ
とである。 課題を解決するための手段 本考案による低周波治療器用電極は、低周波治
療器に接続しうる1対の電気ケーブルと、該電気
ケーブルの各々に電気的に接続された導電板を内
面の一部にのみ設けた柔軟性のある1対のパツド
部と、該パツド部の各々の内面に前記導電板と電
気的に接触するようにして添着され且つ被治療体
面に粘着して前記パツド部をそこに貼り付け固定
すると共に該被治療体へ治療用電気を加えうるよ
うにするための1対の導電性粘着パツドと、両面
に前記導電性粘着パツドの各々を受け入れる凹部
を有するパツドホルダーとを備えており、前記パ
ツトホルダーの前記凹部の深さは、前記各パツド
部に添着された前記導電性粘着パツドを受け入れ
るとき、その導電性粘着パツドの表面がその凹部
の平らな底面に密着させられうるようなものとさ
れていることを特徴とする。 実施例 次に、添付図面に基づいて本考案の実施例につ
いて本考案をより詳細に説明する。 第1図は、本考案の一実施例としての低周波治
療器用電極の部品配列斜視図である。この第1図
に示されるように、この実施例の低周波治療器用
電極は、主として、柔軟性があり且つ絶縁性を有
する材料で形成された1対のパツド部10Aおよ
び10Bと、1対の導電性粘着パツド20Aおよ
び20Bと、パツドホルダー40とを備えてい
る。パツド部10Aは、内面側に導電性粘着パツ
ドを受け入れて添着させるための凹部11Aを有
しており、また、この凹部10Aの底面の一部に
露出するようにして導電性金属板等で形成された
導電板12Aを埋設している。導電板12Aに
は、パツドケーブルの一方の線13Aが接続され
ている。他方のパツド部10Bの構造は、前述し
たパツド部10Aの構造と同様であり、第2図の
断面図によく示されるように、凹部11Bの底面
の一部に露出するようにして導電性金属板等で形
成された導電板12Bが埋設されており、この導
電板12Bには、パツドケーブルの他方の線13
Bが接続されている。パツドケーブルの各線13
A,13Bは、調節チユーブ14を通されて、そ
の後方では、パツドケーブル13として互いに接
合されており、プラグ30にて終端されている。
互いに接合されたパツドケーブルの部分13は、
互いに各線を引き裂き、調節チユーブ14の位置
を変えることにより、単線13A,13Bの部分
の長さを適当に変えて、パツド部10Aと、パツ
ド部10Bとのとりうる間隔を、治療ポイントの
間隔に合わせることができるようにしておくとよ
い。 パツドホルダー40は、両面に、導電性粘着パ
ツド20A,20Bを受け入れる凹部41を有し
ている。導電性粘着パツド20A,20Bは、生
体に電気を加える際の電極と皮膚表面との間の接
触抵抗を減少させる等のための生体電極用組成物
を、すなわち、基材としては粘着性を有したポリ
アクリル系含水ゲルを、電解材として塩化ナトリ
ウムを含み且つ導電性のあるゲル状シートであ
る。 なお、このような導電性粘着パツドの粘着特性
について、従来粘着テープ(不導電性)等に使用
されている粘着剤を使用して同様の粘着パツドを
作り、これとの比較について実験してみたとこ
ろ、次の表に示すような結果が得られた。
【表】
【表】
この試験方法は、次のようにして行われたもの
である。各パツドの中央部に糸輪を取付け、腕の
比較的平らな皮膚面に貼り付け、テンシヨンゲー
ジのフツクをその糸輪に引つ掛けて、そのテンシ
ヨンゲージを皮膚面に対して垂直に上へ引き上げ
るようにして、腕の皮膚面から各パツドが完全に
はがれるまでのそのテンシヨンゲージの最大値を
記録し、その最大値を各パツドの単位面積当たり
に換算したものを粘着力とする。このようにし
て、パツドを同一皮膚面に対して着脱を繰り返
し、初回から5回繰り返す毎に粘着力を記録す
る。上表の結果は、以上の測定を3人にいて行つ
た測定値を平均したものである。また、粘着低下
率は、粘着力の初期値を100%として表したもの
である。 上表の粘着低下率の変化をわかり易くするため
に、第6図にグラフにして示した。この第6図の
グラフにおいて、曲線Aは、本考案使用の導電性
粘着パツドの粘着力低下率の変化を示し、曲線B
は、従来品の不導電性粘着パツトの粘着力低下率
の変化を示している。このグラフから明らかなよ
うに、本考案使用の導電性粘着パツドは、繰り返
し使用してもその粘着力が使用に供しうる程度に
維持されるが、従来品の不導電性粘着パツドは、
数回繰り返し使用すると、粘着力が大きく低下し
使用に供しえないものとなつてしまう。 この実施例では、第2図の断面図によく示され
るように、導電性粘着パツド20Bは、シート状
導電性粘着ゲル22B内に、そのゲルの強度、す
なわち、のび及びしわ等を防止するために基布2
1Bが入れられている。この基布21Bは、パツ
ドホルダー40、あるいはパツド部10Bからの
着脱時にパツド20Bそのものがのびて破損した
り、しわを生じて使用に不都合となつたりしない
ように補強しているもので、通常は織目のあらい
綿布である。しかし、さらに導電性の効果を高め
るために、金属細線で織られた布であるとよい。
導電性粘着パツド20Aも、この導電性粘着パツ
ド20Bと同様の構成でよい。 次に、このような構成の低周波治療器用電極の
使用例について、特に、第2図から第5図を参照
して説明する。 例えば、腕の筋肉疲労を緩解しようとする場合
には、先ず、両面を保護フイルムによつて覆われ
た新しい導電性粘着パツドのその保護フイルムを
はがして、各パツド部10A,10Bの凹部11
A,11Bの底面に添着する。第2図は、このよ
うに導電性粘着パツド20Bをパツド部10Bに
添着した状態を断面図で示している。この第2図
によく示されるように、パツド部10Bの凹部1
1Bの底面に添着された導電性粘着パツド20B
は、凹部11Bの底面の一部に埋設された導電板
12Bに電気的に接触する。導電板12Bには、
パツドケーブル13の一方の線13Bの心線13
B′がハンタ付け等の適当な手段によつて電気的
且つ機械的に接続されているので、導電性粘着パ
ツド20Bは、導電板12Bを介して、パツドケ
ーブル線13Bに電気的に接続されることにな
る。図示していないが、パツド部10Aに対して
も、新しい導電性粘着パツド20Aを同様にし
て、添着する。 次に、第3図に概略斜視図にて示すように、従
来の適当な低周波治療器であつてよい低周波治療
器50の出力ジヤツク51へ、電極のプラグ30
を挿入嵌合させると共に、各パツド部10A,1
0Bの導電性粘着パツド20A,20Bの粘着面
を被治療体である腕1の各治療ポイントへ接着さ
せることにより、各パツド部10A,10Bを腕
1の皮膚表面に貼り付け固定させる。この時、低
周波治療器50の出力調整ダイヤル52がオフ状
態となつていることを、出力表示灯54の表示な
どによつて、確認する必要がある。 それから、速さ切り換えスイツチ53を切り換
えて、刺激の種類、例えば、おす感じとかもむ感
じとかたたく感じとかを選定し、さらに、出力調
整ダイヤル52をオフからゆつくる回転させて、
出力を最適な強さに設定する。すると、低周波治
療器50によつて発生された低周波電圧が、電極
のプラグ30からパツドケーブル13の各線13
A,13Bを通して、各導電板12A,12Bお
よび各導電性粘着パツド20A,20Bを介して
腕1の治療ポイントの皮膚表面に加えられること
になる。そして、各導電性粘着パツド20A,2
0Bを通して、腕1の治療ポイント間に低周波電
流が流され、所望の刺激が腕1に加えられること
になる。この状態にて最適な治療時間の間維持し
て治療を続ける。 終了後は、低周波治療器50の出力調整ダイヤ
ル52をオフにして、パツド部10A,10Bの
導電性粘着パツド20A,20Bを腕1の皮膚表
面からはがして、第4図の斜視図および第5図の
断面図に示すように、パツド部10Aの導電性粘
着パツド20Aをパツドホルダー40の裏面の凹
部41の底面に添着し、また、パツド部10Bの
導電性粘着パツド20Bをパツドホルダー40の
表面の凹部41の底面に添着するようにして、電
極を保管すればよい。再び、治療を行いたい場合
には、各パツド部の導電性粘着パツド20A,2
0Bをパツドホルダー40からはがして、治療ポ
イントへ前述したように貼り付け固定して行えば
よい。 考案の効果 本考案の低周波治療器用電極は、前述したよう
な構成であるので、次のような効果がある。 すなわち、パツド部に添着した導電性粘着パツ
ドは、治療ポイントへ貼り付け固定するだけで治
療を行えるので、治療のための操作が非常に簡単
である。その上、パツド部は、柔軟な材料で形成
されており、比較的剛性のある導電板はそのパツ
トヅ部の一部にしか設けられていないので、導電
性粘着パツトとして粘着力の強い、すなわち、強
粘着剤を含有したゲル剤にて形成されたシート状
導電性粘着ゲルを使用することにより、治療ポイ
ントが曲面であつても、それら治療ポイントへパ
ツド部を貼り付け固定することができるので、治
療ポイントに制限がない。この点詳述するに、パ
ツド部10A,10Bは、人体の曲面に合うよう
に柔軟性がある材料で形成されているのである
が、もし、比較的に剛性のある導電板をパツド部
の全面に設けその上に導電性粘着パツドを添着す
るのでは、全体として柔軟性が損なわれてしま
い、人体の曲面に合わせ難くなつてしまうものと
考えられる。そこで、本考案の如く、パツド部の
一部にのみ導電板を設けるようにして、導電板を
小さくすることにより、全体としての柔軟性を保
つことができ、人体の曲面に合わせ、確実に固定
することが可能となるのである。このように導電
板を小さくすることは、電極全体の価格を低減で
きるという利点もある。 換言するならば、本考案の電極は、治療ポイン
トに取り付ける面に水やクリーム状のゲルをいち
いち塗布する必要がないので、簡単に電極を治療
ポイントへ貼り付け固定するだけで使用でき、わ
ずらわしい作業が不要となる上、サージテープや
専用ベルトを使用する必要がないので、全体とし
て安価な電極とすることができる。 また、前述したような実施例のごとく、パツド
ホルダーを使用すれば、不使用時には、各パツド
部に添着された導電性粘着パツドの表面をそのパ
ツドホルダーによつて被覆保護した形にて保管で
きるので、導電性粘着パツドの表面にほこりやち
り等が付着することを防止できる。しかも、本考
案によれば、導電性粘着パツドの表面をパツドホ
ルダーの各凹部の平らな底面に対して密着させた
状態で保管できるので、人体の曲面に合わせて使
用した後の導電性粘着パツドの変形を保管時に平
らに矯正できる。このように、保管時における汚
れ付着や、使用時におけるよじれやゆがみによる
導電性粘着パツドの劣化を防止できるので、その
導電性粘着パツドの長期間に亘る繰り返し使用を
可能とすることができる。 さらにまた、1枚のパツドホルダーの両面に1
対のパツド部およぴ導電性粘着パツドを添着した
形で保管できるので、保管に場所をとらず経済的
である。
である。各パツドの中央部に糸輪を取付け、腕の
比較的平らな皮膚面に貼り付け、テンシヨンゲー
ジのフツクをその糸輪に引つ掛けて、そのテンシ
ヨンゲージを皮膚面に対して垂直に上へ引き上げ
るようにして、腕の皮膚面から各パツドが完全に
はがれるまでのそのテンシヨンゲージの最大値を
記録し、その最大値を各パツドの単位面積当たり
に換算したものを粘着力とする。このようにし
て、パツドを同一皮膚面に対して着脱を繰り返
し、初回から5回繰り返す毎に粘着力を記録す
る。上表の結果は、以上の測定を3人にいて行つ
た測定値を平均したものである。また、粘着低下
率は、粘着力の初期値を100%として表したもの
である。 上表の粘着低下率の変化をわかり易くするため
に、第6図にグラフにして示した。この第6図の
グラフにおいて、曲線Aは、本考案使用の導電性
粘着パツドの粘着力低下率の変化を示し、曲線B
は、従来品の不導電性粘着パツトの粘着力低下率
の変化を示している。このグラフから明らかなよ
うに、本考案使用の導電性粘着パツドは、繰り返
し使用してもその粘着力が使用に供しうる程度に
維持されるが、従来品の不導電性粘着パツドは、
数回繰り返し使用すると、粘着力が大きく低下し
使用に供しえないものとなつてしまう。 この実施例では、第2図の断面図によく示され
るように、導電性粘着パツド20Bは、シート状
導電性粘着ゲル22B内に、そのゲルの強度、す
なわち、のび及びしわ等を防止するために基布2
1Bが入れられている。この基布21Bは、パツ
ドホルダー40、あるいはパツド部10Bからの
着脱時にパツド20Bそのものがのびて破損した
り、しわを生じて使用に不都合となつたりしない
ように補強しているもので、通常は織目のあらい
綿布である。しかし、さらに導電性の効果を高め
るために、金属細線で織られた布であるとよい。
導電性粘着パツド20Aも、この導電性粘着パツ
ド20Bと同様の構成でよい。 次に、このような構成の低周波治療器用電極の
使用例について、特に、第2図から第5図を参照
して説明する。 例えば、腕の筋肉疲労を緩解しようとする場合
には、先ず、両面を保護フイルムによつて覆われ
た新しい導電性粘着パツドのその保護フイルムを
はがして、各パツド部10A,10Bの凹部11
A,11Bの底面に添着する。第2図は、このよ
うに導電性粘着パツド20Bをパツド部10Bに
添着した状態を断面図で示している。この第2図
によく示されるように、パツド部10Bの凹部1
1Bの底面に添着された導電性粘着パツド20B
は、凹部11Bの底面の一部に埋設された導電板
12Bに電気的に接触する。導電板12Bには、
パツドケーブル13の一方の線13Bの心線13
B′がハンタ付け等の適当な手段によつて電気的
且つ機械的に接続されているので、導電性粘着パ
ツド20Bは、導電板12Bを介して、パツドケ
ーブル線13Bに電気的に接続されることにな
る。図示していないが、パツド部10Aに対して
も、新しい導電性粘着パツド20Aを同様にし
て、添着する。 次に、第3図に概略斜視図にて示すように、従
来の適当な低周波治療器であつてよい低周波治療
器50の出力ジヤツク51へ、電極のプラグ30
を挿入嵌合させると共に、各パツド部10A,1
0Bの導電性粘着パツド20A,20Bの粘着面
を被治療体である腕1の各治療ポイントへ接着さ
せることにより、各パツド部10A,10Bを腕
1の皮膚表面に貼り付け固定させる。この時、低
周波治療器50の出力調整ダイヤル52がオフ状
態となつていることを、出力表示灯54の表示な
どによつて、確認する必要がある。 それから、速さ切り換えスイツチ53を切り換
えて、刺激の種類、例えば、おす感じとかもむ感
じとかたたく感じとかを選定し、さらに、出力調
整ダイヤル52をオフからゆつくる回転させて、
出力を最適な強さに設定する。すると、低周波治
療器50によつて発生された低周波電圧が、電極
のプラグ30からパツドケーブル13の各線13
A,13Bを通して、各導電板12A,12Bお
よび各導電性粘着パツド20A,20Bを介して
腕1の治療ポイントの皮膚表面に加えられること
になる。そして、各導電性粘着パツド20A,2
0Bを通して、腕1の治療ポイント間に低周波電
流が流され、所望の刺激が腕1に加えられること
になる。この状態にて最適な治療時間の間維持し
て治療を続ける。 終了後は、低周波治療器50の出力調整ダイヤ
ル52をオフにして、パツド部10A,10Bの
導電性粘着パツド20A,20Bを腕1の皮膚表
面からはがして、第4図の斜視図および第5図の
断面図に示すように、パツド部10Aの導電性粘
着パツド20Aをパツドホルダー40の裏面の凹
部41の底面に添着し、また、パツド部10Bの
導電性粘着パツド20Bをパツドホルダー40の
表面の凹部41の底面に添着するようにして、電
極を保管すればよい。再び、治療を行いたい場合
には、各パツド部の導電性粘着パツド20A,2
0Bをパツドホルダー40からはがして、治療ポ
イントへ前述したように貼り付け固定して行えば
よい。 考案の効果 本考案の低周波治療器用電極は、前述したよう
な構成であるので、次のような効果がある。 すなわち、パツド部に添着した導電性粘着パツ
ドは、治療ポイントへ貼り付け固定するだけで治
療を行えるので、治療のための操作が非常に簡単
である。その上、パツド部は、柔軟な材料で形成
されており、比較的剛性のある導電板はそのパツ
トヅ部の一部にしか設けられていないので、導電
性粘着パツトとして粘着力の強い、すなわち、強
粘着剤を含有したゲル剤にて形成されたシート状
導電性粘着ゲルを使用することにより、治療ポイ
ントが曲面であつても、それら治療ポイントへパ
ツド部を貼り付け固定することができるので、治
療ポイントに制限がない。この点詳述するに、パ
ツド部10A,10Bは、人体の曲面に合うよう
に柔軟性がある材料で形成されているのである
が、もし、比較的に剛性のある導電板をパツド部
の全面に設けその上に導電性粘着パツドを添着す
るのでは、全体として柔軟性が損なわれてしま
い、人体の曲面に合わせ難くなつてしまうものと
考えられる。そこで、本考案の如く、パツド部の
一部にのみ導電板を設けるようにして、導電板を
小さくすることにより、全体としての柔軟性を保
つことができ、人体の曲面に合わせ、確実に固定
することが可能となるのである。このように導電
板を小さくすることは、電極全体の価格を低減で
きるという利点もある。 換言するならば、本考案の電極は、治療ポイン
トに取り付ける面に水やクリーム状のゲルをいち
いち塗布する必要がないので、簡単に電極を治療
ポイントへ貼り付け固定するだけで使用でき、わ
ずらわしい作業が不要となる上、サージテープや
専用ベルトを使用する必要がないので、全体とし
て安価な電極とすることができる。 また、前述したような実施例のごとく、パツド
ホルダーを使用すれば、不使用時には、各パツド
部に添着された導電性粘着パツドの表面をそのパ
ツドホルダーによつて被覆保護した形にて保管で
きるので、導電性粘着パツドの表面にほこりやち
り等が付着することを防止できる。しかも、本考
案によれば、導電性粘着パツドの表面をパツドホ
ルダーの各凹部の平らな底面に対して密着させた
状態で保管できるので、人体の曲面に合わせて使
用した後の導電性粘着パツドの変形を保管時に平
らに矯正できる。このように、保管時における汚
れ付着や、使用時におけるよじれやゆがみによる
導電性粘着パツドの劣化を防止できるので、その
導電性粘着パツドの長期間に亘る繰り返し使用を
可能とすることができる。 さらにまた、1枚のパツドホルダーの両面に1
対のパツド部およぴ導電性粘着パツドを添着した
形で保管できるので、保管に場所をとらず経済的
である。
第1図は、本考案の一実施例としての低周波治
療器用電極を示す部品配列斜視図、第2図は、第
1図の電極の一方のパツド部に導電性粘着パツド
を添着した状態を示す断面図、第3図は、第1図
の電極の使用状態を示す概略斜視図、第4図は、
第1図の電極の保管状態を示す部分斜視図、第5
図は、第4図の断面図、第6図は、本考案使用の
導電性粘着パツドと従来品による不導電性粘着パ
ツドとの粘着力低下率の変化を示す図である。 1……腕、10A,10B……パツド部、11
A,11B……凹部、12A,12B……導電
板、13……パツドケーブル、13A,13B…
…パツドケーブル線、20A,20B……導電性
粘着パツド、30……プラグ、40……パツドホ
ルダー、41……凹部、50……低周波治療器。
療器用電極を示す部品配列斜視図、第2図は、第
1図の電極の一方のパツド部に導電性粘着パツド
を添着した状態を示す断面図、第3図は、第1図
の電極の使用状態を示す概略斜視図、第4図は、
第1図の電極の保管状態を示す部分斜視図、第5
図は、第4図の断面図、第6図は、本考案使用の
導電性粘着パツドと従来品による不導電性粘着パ
ツドとの粘着力低下率の変化を示す図である。 1……腕、10A,10B……パツド部、11
A,11B……凹部、12A,12B……導電
板、13……パツドケーブル、13A,13B…
…パツドケーブル線、20A,20B……導電性
粘着パツド、30……プラグ、40……パツドホ
ルダー、41……凹部、50……低周波治療器。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 低周波治療器に接続しうる1対の電気ケーブ
ルと、該電気ケーブルの各々に電気的に接続さ
れた導電板を内面の一部にのみ設けた柔軟性の
ある1対のパツド部と、該パツド部の各々の内
面に前記導電板と電気的に接触するようにして
添着され且つ被治療体面に粘着して前記パツド
部をそこに貼り付け固定すると共に該被治療体
へ治療用電気を加えうるようにするための1対
の導電性粘着パツドと、両面に前記導電性粘着
パツドの各々を受け入れる凹部を有するパツド
ホルダーとを備えており、前記パツトホルダー
の前記凹部の深さは、前記各パツド部に添着さ
れた前記導電性粘着パツドを受け入れるとき、
その導電性粘着パツドの表面がその凹部の平ら
な底面に密着させられうるようなものとされて
いることを特徴とする低周波治療器用電極。 (2) 前記導電性粘着パツドは、導電性粘着ゲル
と、該ゲルの強度を補強するための基布とから
なる請求項(1)記載の低周波治療器用電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988072125U JPH0417163Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988072125U JPH0417163Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01176449U JPH01176449U (ja) | 1989-12-15 |
JPH0417163Y2 true JPH0417163Y2 (ja) | 1992-04-16 |
Family
ID=31297301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988072125U Expired JPH0417163Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0417163Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020142012A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | 大塚テクノ株式会社 | 電気刺激治療用導子および電気刺激治療器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016063913A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | 株式会社日本メディックス | 低周波治療器における吸引式電極用の接続コード |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5652072A (en) * | 1979-10-04 | 1981-05-09 | Tokyo Electric Co Ltd | Conductor for lowwfrequency treating instrument |
JPS6142564U (ja) * | 1984-08-24 | 1986-03-19 | 日立工機株式会社 | 磁気ブラシ現像装置 |
JPS62321A (ja) * | 1985-06-24 | 1987-01-06 | 積水化学工業株式会社 | 医療用導電性粘着剤およびそれを用いた医療用粘着電極 |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP1988072125U patent/JPH0417163Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5652072A (en) * | 1979-10-04 | 1981-05-09 | Tokyo Electric Co Ltd | Conductor for lowwfrequency treating instrument |
JPS6142564U (ja) * | 1984-08-24 | 1986-03-19 | 日立工機株式会社 | 磁気ブラシ現像装置 |
JPS62321A (ja) * | 1985-06-24 | 1987-01-06 | 積水化学工業株式会社 | 医療用導電性粘着剤およびそれを用いた医療用粘着電極 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020142012A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | 大塚テクノ株式会社 | 電気刺激治療用導子および電気刺激治療器 |
WO2020183868A1 (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-17 | 大塚テクノ株式会社 | 電気刺激治療用導子および電気刺激治療器 |
US11517751B2 (en) | 2019-03-08 | 2022-12-06 | Otsuka Techno Corporation | Electrode for electrical stimulation therapy and electrical stimulation therapeutic device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01176449U (ja) | 1989-12-15 |
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