JP2540907Y2 - 移植機の植付爪駆動装置 - Google Patents

移植機の植付爪駆動装置

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JP2540907Y2
JP2540907Y2 JP8020591U JP8020591U JP2540907Y2 JP 2540907 Y2 JP2540907 Y2 JP 2540907Y2 JP 8020591 U JP8020591 U JP 8020591U JP 8020591 U JP8020591 U JP 8020591U JP 2540907 Y2 JP2540907 Y2 JP 2540907Y2
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勝美 堀
恭史 福高
万喜 太田
豊典 佐藤
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KOBASHI INDUSTRIES CO., LTD.
Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、移植機の植付爪駆動装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】野菜の苗等を圃場に移植する際に用いる
移植機において、植付ピッチを変え得るようにしたもの
がある。この種の移植機は、従来、特公平3-1921号公報
に記載の如く、植付爪が植付面に出入する植付工程にお
いては定速であって、植付面よりも上方に植付爪がある
時に停止時間を確保するように植付爪の移動速度制御機
構を設け、この停止時間を可変に構成している。移動速
度制御機構は、欠歯ギヤーを用いた選択咬合式のギヤー
機構により構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この移植機は、植付面
に対する植付爪の出入軌跡を変えることなく植付ピッチ
を変更できる利点がある。しかし、従来の移植機は、欠
歯ギヤーを用いて停止時間を確保する構造であるため、
植付爪を平行リンクで上下動自在に支持し、駆動軸の回
転によりクランク機構を介して平行リンク、植付爪を上
下に駆動するような構成を採れば、ギヤーが欠歯ギヤー
の欠歯部にある時、即ち植付爪の停止時間中に、外部か
らの振動によって平行リンク、植付爪が不安定に上下動
し、植付ピッチが変わる惧れがある。
【0004】本考案は、かかる点に鑑み、植付爪の停止
時間を変えて植付ピッチを変更するにも拘らず、その停
止時間中に植付爪を確実に止めておくことができ、植付
ピッチのバラツキを防止できるようにすることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、植付爪8 を駆
動する駆動軸29に、原動軸40からの回転動力を該駆動軸
29に伝達する動力伝達系50の回転体45を回転自在に套嵌
すると共にアーム43を固設し、このアーム43に、回転体
45と該アーム43とが一体回転すべく該回転体45に係脱自
在に係合する係合爪52を設け、植付爪8 が植付面12より
上方にある時に係合爪52を回転体45から外しかつアーム
43を回転不能に固定すべく係合爪52を係脱自在に係止す
る係止爪57を設け、原動軸40の回転に連動して係止爪57
を係脱操作する係脱操作機構63を係止時間調整可能に設
けたものである。
【0006】
【作用】アーム43の係合爪52が回転体45に係合すると、
原動軸40の回転動力が動力伝達系50の回転体45、係合爪
52、アーム43を介して駆動軸29に伝達され、植付爪8 が
上下動して苗を圃場に植付ける。植付爪8 が植付面より
上方に上昇すると、係止爪57が係合爪52に係合して、係
合爪52を回転体45から外し、駆動軸29への動力の伝達を
断つと共に、係止爪57が係合爪52を介してアーム43を回
転不能に固定する。従って、植付爪8 は上下動を停止
し、しかも外部から振動等があっても、植付爪8 が不安
定に上下動して植付ピッチにバラツキを生じることもな
い。
【0007】一方、原動軸29の回転に連動して係脱操作
機構63が係止爪57を操作し、係止爪57を係合爪52から外
すと、係合爪52が回転体45に係合して植付爪8 が上下動
を開始する。この係脱操作機構63を調整すれば、植付爪
8 の停止時間が変わり、植付ピッチが変化する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳
述する。図1は歩行型の移植機を示し、1 は移植機本体
で、エンジン2 、伝動装置3 等から成り、前輪4 及び左
右一対のの後輪5 を有する。各後輪5 は伝動ケース6 を
介して伝動装置3 の両側に設けられ、伝動ケース6 内の
チェーン伝動機構7 を介して駆動される。
【0009】8 はくちばし型の植付爪で、図3に示すよ
うに、支持筒9 の下部にピン10により前後方向に開閉自
在に枢支された前後一対の爪体11から成り、この植付爪
8 は下死点まで下降した時に、圃場の植付面12に穿孔し
て前後に開くようになっている。支持筒9 は上・下部リ
ンク13, 14から成る平行リンク15の後端にピン16, 17に
より枢支されている。
【0010】平行リンク15の上・下部リンク13, 14の前
端は可動ブラケット18にピン19, 20で枢支され、また可
動ブラケット18は移植機本体1 にピン21, 22で枢支され
た前後部リンク23, 24から成る平行リンク25の下端にピ
ン26, 27で枢支されている。平行リンク15の上部リンク
13は、クランク機構28を介して駆動軸29に連動連結され
ている。
【0011】クランク機構28は、駆動軸29に固定のクラ
ンクアーム30と、平行リンク15の上部リンク13の中途部
に固設された突起31と、これらを枢支連結するピン32と
から構成されている。そして、駆動軸29がa矢示方向に
回転した時、平行リンク25の前後揺動と平行リンク15の
上下揺動との組合せにより、植付爪8 が上下方向に長円
状の軌跡bに沿って上下動するようになっている。
【0012】33はロータリ式の苗供給装置で、移植機本
体1 に固定された支柱34の上端に、ポット部35付きの回
転テーブル36を備え、植付爪8 が上死点にある時に、そ
の上方のポット部35から植付爪8 に苗を供給するように
なっている。37はハンドルである。38は移植機本体1 の
一側に設けられた支持板で、この支持板38の外側面に、
図1及び図2に示すように植付爪駆動装置39が設けられ
ている。
【0013】図1及び図2において、40は原動軸で、伝
動装置3 の後端部に横方向に設けられ、軸受41を介して
支持板38に回転自在に挿支されている。駆動軸29は軸受
42を介して支持板38に回転自在に挿支されている。この
駆動軸29には内端にクランクアーム30、外端にアーム43
が夫々固設され、また支持板38とアーム43間に軸受44を
介して回転体45が回転自在に套嵌されている。
【0014】回転体45はスプロケット46と爪車47とを有
し、そのスプロケット46と原動軸40に固定のスプロケッ
ト48との間にチェーン49が巻掛けられている。なお、ス
プロケット46, 48、チェーン49は、原動軸40の回転動力
を駆動軸29に伝達する動力伝達系50を構成し、そのチェ
ーン49はテンションスプロケット51にも掛装されてい
る。
【0015】52は係合爪で、先端の係合部53が回転体45
の爪車47に係脱自在に係合すべくアーム43にピン54で枢
支されると共に、バネ55により係合方向に付勢されてい
る。そして、係合爪52の係合部53が爪車47に係合した時
には、回転体45とアーム43は係合爪52を介して一体化さ
れ、両者は一体回転可能である。なお、56はストッパー
で、係合爪52を離脱位置に規制すべくアーム43に固設さ
れている。
【0016】57は係止爪で、駆動軸29の上方位置で支持
板38に固設されたピン58により枢支されている。この係
止爪57は係合爪52の被係止部59に係脱自在であって、植
付爪8 が植付面12より上方の略上死点近傍位置にある
時、係合爪52の被係止部59に係合して係合部53を爪車47
から外し、かつ係合爪52を介してアーム43を回転不能に
係止するようになっている。係止爪57はく字状の被操作
部60を有し、かつこの被操作部66が支持板38に固定のス
トッパー61に当接すべくバネ62により付勢されている。
【0017】63は原動軸40の回転に連動して係止爪57を
係脱操作する係脱操作機構で、3段階に係止時間を調整
可能に構成されている。この係脱操作機構63は、原動軸
40に固設された大・中・小の3個のスプロケット64,65,
66、支軸67に回転自在に套嵌された1個のタイミングス
プロケット68と、テンションローラ69と、チェーン70
と、タイミングスプロケット68に固設されたピン状の操
作部71とから構成されている。
【0018】タイミングスプロケット68は各スプロケッ
ト64,65,66に対応して支軸67上で軸心方向に位置変更自
在に設けられており、このタイミングスプロケット68
と、これに対応する何れかのスプロケット64,65,66にチ
ェーン70が巻掛けられている。操作部71はスプロケット
68の回転時に、係止爪57の被操作部60に当接して係止爪
57を係脱操作するためのものである。テンションローラ
69は支持板38の長孔72に沿って位置調整自在な支軸73に
より支持されている。
【0019】次に動作を説明する。図1及び図2は、支
軸67上のスプロケット68を原動軸40上の小径のスプロケ
ット66に対応させて取付け、これらスプロケット66, 68
にチェーン70を巻掛けている。この状態で原動軸40をc
矢示方向に回転させる。この時、係合爪52を爪車47に係
合させておけば、原動軸40の回転動力が動力伝達系50の
チェーン49、スプロケット46から係合爪52、アーム43を
介して駆動軸29へと伝達され、駆動軸29がd矢示方向に
回転する。このため、クランク機構28の運動により平行
リンク25が前後方向に、平行リンク15が上下方向に夫々
揺動し、植付爪8 が軌跡bに沿って下降し、その下死点
で植付爪8 内の苗を圃場に植付ける。
【0020】苗の植付け後、植付爪8 は軌跡bに沿って
上昇する。一方、この時、係止爪57は被操作部60がスト
ッパー61に当接した状態にある。そこで、植付爪8 が上
死点近傍まで上昇すると、爪車47に係合状態にある係合
爪52の被係止部59が係止爪57に引掛かり、係合爪52がバ
ネ55に抗して回動し、爪車47から外れるので、回転体45
とアーム43との間が断たれ、回転体45のみが空転する。
そして、係止爪57が係合爪52に係合したままでアーム43
を回転不能に係止する。従って、平行リンク15, 25、植
付爪8 は外部からの振動等を受けても、係止爪57で係合
爪52を介してアーム43を係止しているので、不安定に動
くことがなく、植付ピッチのバラツキを防止できる。
【0021】係止爪57がアーム43を回転不能に係止した
後、係脱操作機構63のタイミングスプロケット68に固設
された操作部71が係止爪57の被操作部60に当接し、係止
爪57をバネ62に抗してピン58廻りに時計方向に回動操作
するため、係止爪57が係合爪52から外れる。そして、係
合爪52が回転体45の爪車47に係合し、回転体45、アーム
43、駆動軸29が一体的に回転し始める。従って、植付爪
8 は上死点近傍で所定時間だけ停止した後、再度、軌跡
bに沿って運動し始める。なお、植付爪8 は上死近傍で
停止状態にある時に、苗供給装置33から苗の補給を受け
る。
【0022】植付ピッチを変える場合には、チェーン70
をスプロケット64,65,66の何れかに掛け変える。即ち、
小径のスプロケット66を使う場合には、タイミングスプ
ロケット68の回転速度が遅いので、係止爪57が係合爪52
を介してアーム43を係止する時間、即ち植付爪8 の停止
時間が長くなり、最大の植付ピッチになる。そして、中
径のスプロケット65又は大径のスプロケット64にチェー
ン70を掛け変えれば、タイミングスプロケット68の回転
速度が順次速くなるので、植付爪8 の停止時間が順次短
かくなり、植付ピッチは小さくなる。
【0023】なお、植付爪8 は走行を停止した状態で
は、図3の軌跡bに沿って上下動するが、植付作業の時
には移植機自体が走行するため、植付爪8 は上死点近傍
で停止しながら略トロコイド曲線的な軌跡に沿って動作
する。なお、実施例では、係脱操作機構63としてチェー
ン伝動式のものを例示したが、選択咬合式等のギヤー伝
動式のものを用いても良い。
【0024】
【考案の効果】本考案によれば、植付爪8 を駆動する駆
動軸29に、原動軸40からの回転動力を該駆動軸29に伝達
する動力伝達系50の回転体45を回転自在に套嵌すると共
にアーム43を固設し、このアーム43に、回転体45と該ア
ーム43とが一体回転すべく該回転体45に係脱自在に係合
する係合爪52を設け、植付爪8 が植付面12より上方にあ
る時に係合爪52を回転体45から外しかつアーム43を回転
不能に固定すべく係合爪52を係脱自在に係止する係止爪
57を設け、原動軸40の回転に連動して係止爪57を係脱操
作する係脱操作機構63を係止時間調整可能に設けている
ので、植付爪8 の停止時間を変えて植付ピッチを変更す
るにも拘らず、その停止時間中に植付爪8を確実に止め
ておくことができ、外部からの振動等による植付ピッチ
のバラツキを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す要部の断面平面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す植付爪支持部の側面図
である。
【図4】本発明の一実施例を示す全体の側面図である。
【符号の説明】
1 移植機本体 8 植付爪 15 平行リンク 25 平行リンク 28 クランク機構 29 駆動軸 40 原動軸 43 アーム 45 回転体 50 動力伝達系 52 係合爪 57 係止爪 63 係脱操作機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 福高 恭史 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)考案者 太田 万喜 岡山県岡山市中畦684番地 小橋工業株 式会社内 (72)考案者 佐藤 豊典 岡山県岡山市中畦684番地 小橋工業株 式会社内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植付爪(8) を駆動する駆動軸(29)に、原
    動軸(40)からの回転動力を該駆動軸(29)に伝達する動力
    伝達系(50)の回転体(45)を回転自在に套嵌すると共にア
    ーム(43)を固設し、このアーム(43)に、回転体(45)と該
    アーム(43)とが一体回転すべく該回転体(45)に係脱自在
    に係合する係合爪(52)を設け、植付爪(8) が植付面(12)
    より上方にある時に係合爪(52)を回転体(45)から外しか
    つアーム(43)を回転不能に固定すべく係合爪(52)を係脱
    自在に係止する係止爪(57)を設け、原動軸(40)の回転に
    連動して係止爪(57)を係脱操作する係脱操作機構(63)を
    係止時間調整可能に設けたことを特徴とする移植機の植
    付爪駆動装置。
JP8020591U 1991-10-02 1991-10-02 移植機の植付爪駆動装置 Expired - Fee Related JP2540907Y2 (ja)

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