JP2539515Y2 - ホイールカバーにおける樹脂装飾品の取付構造 - Google Patents

ホイールカバーにおける樹脂装飾品の取付構造

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JP2539515Y2
JP2539515Y2 JP1990117873U JP11787390U JP2539515Y2 JP 2539515 Y2 JP2539515 Y2 JP 2539515Y2 JP 1990117873 U JP1990117873 U JP 1990117873U JP 11787390 U JP11787390 U JP 11787390U JP 2539515 Y2 JP2539515 Y2 JP 2539515Y2
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茂 浅井
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のホイールカバーに対してイミテー
ションナット等の樹脂製の装飾品を取り付けるための構
造に関する。
【従来の技術】
従来より、第4図に示すように、自動車のホイール25
に装着されるホイールカバー20の表面に、イミテーショ
ンナット21等の樹脂装飾品を取り付ける場合がある。こ
の場合、ホイールカバー20には、イミテーションナット
21を取り付けるべき位置に、一般に取付ねじとして用い
るタッピンねじ22用の貫通穴23が形成され、イミテーシ
ョンナット21の中心にはタッピンねじ22をねじ込むため
の下穴が形成される。そしてその取付は、ホイールカバ
ー20の裏面からタッピンねじ22を通して、イミテーショ
ンナット21に締め込むことにより行なわれる。
【考案が解決しようとする課題】
ところが、ホイールカバー20の裏面はブレーキドラム
24等から発せられる熱にさらされるので、その熱がタッ
ピンねじ22を伝ってイミテーションナット21の下穴まで
伝達されることにより、イミテーションナット21の下穴
におけるタッピンねじ22と接触した部分がクリープ現象
により変形し、タッピンねじ22の締め付けトルクが低下
してイミテーションナット21が緩む場合があった。 この緩み対策としてイミテーションナット21に耐熱性
の高い樹脂を使用することが考えられるが、そのような
樹脂は一般にコストが高く、特に表面に金属の光沢を与
えるためにクロムメッキを施せるような耐熱樹脂では、
耐熱温度が約100℃前後の安価な樹脂に比べて材料費が
4割程度増加する。また、イミテーションナット21の下
穴にタッピンねじ22の回り止め用の接着剤を塗布してお
く方法も考えられるが、このような接着剤はコストが高
く、採算に合うものではない。 したがって、本考案の解決すべき技術的課題は、イミ
テーションナット等の装飾品を、コストの高い材料を使
用することなく、ホイールカバーに確実に取り付けられ
るようにすることである。
【課題を解決するための手段】
本考案に係るホイールカバーにおける樹脂装飾品の取
付構造は、上述の技術的課題を解決するために以下のよ
うに構成されている。 すなわち、装飾品のホイールカバーへの取付面に、取
付ねじの側方でその取付面とほぼ直角に延びる弾性脚部
を立設するとともに、この脚部の側面に突起を形成して
いる。また、ホイールカバーに、装飾品の脚部を受け入
れる凹部を脚部よりも僅かに幅広に形成し、且つこの凹
部を、装飾品を取り付けた状態で脚部の突起が凹部の壁
面に押圧されて脚部が撓む位置に形成している。
【作用・効果】
上記構成においては、装飾品を取り付けた状態では撓
んだ脚部がばねとして作用するため、ホイールカバーの
凹部の壁面に対する脚部の反力により、ねじの螺合部分
の摩擦抵抗が保持されて、装飾品の緩むのが防止され
る。一方、脚部にクリープ現象が生じてその反力が消失
すると、装飾品が緩む方向へ回り易くなるが、実際には
緩み始めたところで脚部の移動が凹部により妨げられて
脚部が緩むので、再度脚部から凹部の壁面に対する反力
が生じる。したがって、装飾品の緩むのが確実に防止さ
れる。 このように、上記構成では、成型材料を変更したり接
着剤を使用したりすることなく装飾品の緩み止めが行な
えるので、コストアップを防止できる。
【実施例】
以下に、第1図から第3図に示した本考案の1実施例
に係るホイールカバーにおける装飾品の取付構造につい
て詳細に説明する。 第1図は、装飾品として用いられるイミテーションナ
ット1を裏返して見た斜視図である。このイミテーショ
ンナット1は、従来のものと同様に、耐熱温度が約100
℃前後の安価な樹脂を用いて袋ナット状に成型されたも
のであり、表面にはクロムメッキが施されている。この
イミテーションナット1の中央には、タッピンねじの下
穴2を有するボス3が形成されている。また、ホイール
カバーへの取付面4には、タッピンねじの下穴2の周囲
でこの取付面4とほぼ直角に延びる薄い板状の脚部5が
3箇所に形成されている。そしてこの脚部5の側面に
は、突起6が形成されている。 第2図はこのイミテーションナット1をホイールカバ
ー10に装着した状態における脚部5の拡大断面図であ
り、第3図は第2図のIII方向矢視図である。ホイール
カバー10には、イミテーションナット1の脚部5を受け
入れるための凹部11が形成されており、その幅は、第3
図に示すように脚部5の幅よりもごく僅かに大きく設定
されている。また、イミテーションナット1を取り付け
た状態で、脚部5の突起6が凹部11の壁面12に押圧され
て脚部5が矢印aで示した方向へ撓むようになってい
る。したがって、脚部5がばねとして作用して、矢印b
方向への反力が生じるので、イミテーションナット1の
回転が防止される。 一方、脚部5がクリープ現象により変形してばね作用
が消失すると、矢印b方向への反力が失せる。したがっ
てイミテーションナット1が緩む方向へ回り易くなる
が、その際には脚部5がさらに変形して凹部11の壁面に
対する反力が生じるので、その緩みは確実に防止され
る。 なお、この実施例では3箇所に脚部5を設けたイミテ
ーションナット1を示したが、原理上は、脚部5は最低
1箇所に設ければその反力により緩みを防止することが
できる。また、そのように構成した場合には、ナット1
を正確に位置決めするために、ホイールカバーに設ける
タッピンねじ用の貫通穴をタッピンねじの外径とほぼ同
一直径で形成して、隙間のないようにしておけばよい。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の1実施例に係る樹脂装飾品
の取付構造を示し、第1図は装飾品としてのイミテーシ
ョンナットを裏側から見た斜視図、第2図はイミテーシ
ョンナットをホイールカバーに取り付けた状態での脚部
の拡大断面図、第3図は第2図のIII方向矢視図、第4
図は従来におけるイミテーションナットの取付状態を示
す断面図である。 1…イミテーションナット(装飾品)、2…下穴、3…
ボス、4…取付面、5…脚部、6…突起、10…ホイール
カバー、11…凹部、12…壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−193901(JP,U) 実開 平1−158301(JP,U) 実公 昭45−10577(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のホイールカバー(10)にねじを用
    いて樹脂装飾品(1)を取り付けるための取付構造にお
    いて、 上記装飾品(1)のホイールカバー(10)への取付面
    (4)に、上記ねじの側方で該取付面(4)と略直角に
    延びる弾性脚部(5)を立設するとともに該脚部(5)
    の側面に突起(6)を形成し、 上記ホイールカバー(10)に、上記装飾品(1)の脚部
    (5)を受け入れる凹部(11)を該脚部(5)よりも僅
    かに幅広に形成し、且つ該凹部(11)を、上記装飾品
    (1)を取り付けた状態で該脚部(5)の突起(6)が
    該凹部(11)の壁面(12)に押圧されて該脚部(5)が
    撓む位置に形成したことを特徴とするホイールカバーに
    おける樹脂装飾品の取付構造。
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