JP2539377B2 - テレビジョン受像機の糸巻歪補正回路 - Google Patents

テレビジョン受像機の糸巻歪補正回路

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JP2539377B2 JP61110751A JP11075186A JP2539377B2 JP 2539377 B2 JP2539377 B2 JP 2539377B2 JP 61110751 A JP61110751 A JP 61110751A JP 11075186 A JP11075186 A JP 11075186A JP 2539377 B2 JP2539377 B2 JP 2539377B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テレビジョン受像機の糸巻歪補正回路に係
り、特に、ブラウン管の管面が、複数の曲率で構成され
た球面での、色巻歪補正回路に関する。
〔従来の技術〕
第2図に従来から使われている、単一曲率の丸みで構
成されたブラウン管管面を示す。
第3図に、第2図のシャドウマスク電子ビーム熱変形
の弱い箇所に丸みを持たせ、(管面を複数の曲率で構
成)熱変形強度向上を図ったブラウン管管面を示す。
第4図は、第3図に示すブラウン管球面における、左
右糸巻歪と、画面水平方向の横線垂れを示す。第3図に
示すブラウン管球面では、第4図に示す様な、鍋底状の
歪と水平方向横線の垂れが生ずることが知られている。
第4図中点線で示す歪は、単一球面ブラウン管によって
発生する歪である。左右糸巻歪は単純パラボラ歪であ
り、水平方向横線の垂れは生じない。第5図(a)に、
上記水平方向の横線垂れを補正するため水平偏向コイル
に、マグネットを用いた場合の、左右糸巻歪に与える影
響を示す。図より分かる様にフレミング左手の法則よ
り、磁束Bは力Fを発生させ、そのFのY軸方向分力に
より、水平方向横線の垂れを押し上げる様な形で補正し
ている。しかしX軸方向の分力が左右糸巻歪の中央部を
押す形になるため、その歪量は、大きくなり、1点鎖線
の様な歪になる。よって単純なパラボラ波では、補正し
きれず、補正後も第5図(b)に示す様な、画面両端の
中央で小さなパラボラ歪を残すことが知られる。
この様な歪を補正する手段として、特開昭57−160274
号公報に記載の技術が知られている。
これによれば、ディジタルメモリーを用いて、補正情
報を記憶させ、任意の補正波形を得ることができ、どん
な歪に関しても、補正することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術においては、ディジタルメモリー及びD/
A変換器等が必要なため、回路が複雑で高価になってし
まうという欠点や、また、ブラウン管の左右端のジャド
ウマスクの熱変形の弱い部分に曲率の小さな丸みを持っ
たカラーブラウン管においては、左右端の曲率の違う場
所では、通常の電子ビームの到達位置からずれた場所に
ビームランディングする。画面水平横線は、左右端の曲
率の小さい場所では、中心部に向かって曲がるタレ歪が
生じる。このタレ歪無くすため、この歪の生じている場
所に対応した水平偏向ヨークの場所にマグネットを貼り
付け、磁力により中心部の曲がりを、押し上げ補正する
方法が考えられている。このマグネットによる歪補正の
ため左右の縦線も同様に押し上げる力を受けて縦線の糸
巻歪が増大し、このマグネット貼り付け部に対応したと
ころだけ、左右糸巻歪が増大するという欠点があった。
本発明の目的は、この変曲点を持った左右糸巻歪を容
易に補正できる簡易構成の歪補正回路を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための、本発明に係るテレビジョ
ン受像機の糸巻歪補正回路は、管面の左右両端の曲率
が、管面中央部の曲率よりも小さく形成されたブラウン
管を有し、垂直周期のパラボラ波電圧と該パラボラ波電
圧を所定の直流レベルでクランプしたクランプ波電圧と
の合成信号を用いて、水平偏向電流を振幅変調させて前
記ブラウン管の糸巻歪を補正するように構成されたテレ
ビジョン受像機の糸巻歪補正回路であって、 (a)前記パラボラ波電圧を極性反転して増幅する第1
の反転増幅トランジスタ; (b)前記クランプ波電圧を極性反転して増幅する第2
の反転増幅トランジスタ; (c)前記第1の反転増幅トランジスタ及び前記第2の
反転増幅トランジスタの出力側に共通に設けられ、前記
第1の反転増幅トランジスタの出力信号及び前記第2の
反転増幅トランジスタの出力信号が印加されて前記合成
信号を作成する負荷抵抗; 備えたことを特徴とする。
〔作用〕
単純パラボラ波と、下部直流クランプされたパラボラ
波とを合成することにより、画面左右中央の小パラボラ
歪は、単純パラボラ波下部をクランプされた単純パラ
ボラ波で補正し、残りの部分を、単純パラボラ波によっ
て補正するため、ほぼ近似に、歪補正を行なうことがで
きる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を第1図、第6図により説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図である。同図
において、1,2は、プシュプル接続された垂直出力トラ
ジスタ、3は垂直偏向コイル、4は直流阻止コンデン
サ、24は直流分をカットするカップリングコンデンサ、
6,7は、積分回路を構成する抵抗とコンデンサ、18は、
パラボラ波極性反転増幅用トランジスタ、8,9は、トラ
ンジスタ18のバイアスを決定する抵抗、10,11は、トラ
ンジスタ18の利得を決定する抵抗、21は、可飽和トラン
ス、19は、可飽和トランス21をドライブするトランジス
タ、20は、トランジスタ19の電流制限用抵抗、22は、水
平偏向コイル、23は、水平S字補正コンデサである。点
線内が本発明部を示す。13は、垂直パラボラ信号を導く
抵抗、14は、パラボラ電圧をクランプするダイオード、
15,16は、クランプレベルを決定する抵抗、12は、クラ
ンプパラボラ波極性反転増幅用トランジスタ、17は、そ
の増幅度を決定するエミッタ抵抗である。
第6図に第1図の各部電圧波形を示す。
垂直出力段から垂直周期の信号電圧を取り出し(第6
図(a)に示す)、この電圧をコンデンサ24で交流結合
した後、抵抗6とコンデンサ7で積分し、垂直周期の第
1の信号電圧であるパラボラ波電圧を得る(第6図
(b)で示す)。また、上記作成されたパラボラ電圧を
抵抗13で導びき、抵抗15と、抵抗16で決定された直流電
圧と、ダイオード14のアノードを直流電圧側に、カソー
ドを抵抗13側に接続して電圧レベルを比較する。抵抗13
を通したパラボラ電圧の直流レベルが抵抗15と抵抗16で
決定された直流レベルより低くなればダイオード14がオ
ンし、ほぼ抵抗15と抵抗16で決定される一定値になる。
すなわちダイオード14のカソードと、抵抗13の接続点に
はパラボラ波形の下部がスライスされた麦藁帽子状の第
2の信号電圧を得る。第6図(c)で示す。この波形で
水平偏向コイルにマグネット付けられて、左右糸巻増大
した分を補正する。上記パラボラ波形と麦藁帽子状波形
をコレクタ負荷抵抗10を共通にした各々信号電圧ごとに
備えられたNPN型反転増幅トランジスタ18,12のベースに
入力する。共通コレクタ負荷10には各々の信号の反転合
成値が得られる(第6図(d)に示す)。この合成信号
によりトランジスタ19を駆動し、コレクタに接続された
可飽和トランス21の1次巻線に電流を流す。これに応じ
て2次巻線インダクタンスを変化させる。可飽和トラン
ス2次巻線が、水平偏向コイル22に直列に接続されてい
るため、水平偏向コイル電流が振幅変調を受ける。これ
によりブラウン管左右端のシャドウマスク熱変形の弱い
部分に曲率の小さな丸みを持ったカラーブラウン管にお
いても、最適に左右糸巻歪補正をかけることができる。
この波形で可飽和トランス21を駆動し、左右糸巻歪補
正を行なう。ほぼ近似に歪補正が出来る。
本実施例は、第3図に示す様な管面左右対称位置に丸
みを持ったブラウン管に生ずる水平方向の横線垂れを水
平偏向コイルにマグネットを用いて補正した時に、生じ
る2つのパラボラ波を加え合わせた様な左右糸巻歪の補
正であるが、その歪形状はパラボラが2つと限らず、そ
れ以上の場合は、クランプされた波形をその分用意すれ
ば良いことが明白である。又、本実施例では、歪補正の
出力部を可飽和トランスで説明したが、本発明は、補正
信号の波形に関する工夫であり、出力部は、電源変調用
トランジスタ、水平S字補正コンデンサ変調用トランジ
スタ等、半導体部品であってもさしつかえない。
又、上下糸巻歪補正に於いて、小パラボラ歪が残る場
合にも同様に、水平パラボラ電圧と、このパラボラ電圧
の下部をクランプした信号とを作成した信号で補正すれ
ば歪が軽減できることも容易に分かる。上下糸巻歪の補
正信号は、共振を利用した、正弦波信号で代用すること
も従来行なわれていたが、この場合にも正弦波信号と、
正弦波信号の下部を直流クランプした信号との合成信号
で補正することも当然考えられる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ブラウン管管面が一定曲率でなく、
途中より曲率が変わる様なブラウン管に於いても、廉価
な回路構成で最適な補正信号が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す回路図、第2図は、
一定曲率で作られたブラウン管管面図、第3図は、途中
に丸みをもったブラウン管管面図、第4図は、第2図、
第3図に示すブラウン管形状によって生ずる左右糸巻
歪、及び水平方向横線の垂れを示す特性図、第5図
(a)は、水平偏向コイルにマグネットを取り付けた場
合のラスターに与える影響を示す説明図、第5図(b)
は、通常のパラボラ波で歪補正した場合の歪残りを示す
説明図、第6図は第1図における各部電圧波形を示す波
形図である。 1……垂直出力トランジスタ、2……垂直出力トランジ
スタ、3……垂直偏向コイル、4……コンデンサ、5…
…抵抗、6……抵抗、7……コンデンサ、8,9,10,11…
…抵抗、12……抵抗、12……トランジスタ、13,15,16,1
7……抵抗、14……ダイオード、18,19……トランジス
タ、20……抵抗、21……可飽和トランス、22……水平偏
向コイル、23……水平S字補正コンデンサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管面の左右両端の曲率が、管面中央部の曲
    率よりも小さく形成されたブラウン管を有し、垂直周期
    のパラボラ波電圧と該パラボラ波電圧を所定の直流レベ
    ルでクランプしたクランプ波電圧との合成信号を用い
    て、水平偏向電流を振幅変調させて前記ブラウン管の糸
    巻歪を補正するように構成されたテレビジョン受像機の
    糸巻歪補正回路であって、少なくとも以下のものを備え
    ることを特徴とするテレビジョン受像機の糸巻歪補正回
    路。 (a)前記パラボラ波電圧を極性反転して増幅する第1
    の反転増幅トランジスタ; (b)前記クランプ波電圧を極性反転して増幅する第2
    の反転増幅トランジスタ; (c)前記第1の反転増幅トランジスタ及び前記第2の
    反転増幅トランジスタの出力側に共通に設けられ、前記
    第1の反転増幅トランジスタの出力信号及び前記第2の
    反転増幅トランジスタの出力信号が印加されて前記合成
    信号を作成する負荷抵抗。
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JPS5112969U (ja) * 1974-07-17 1976-01-30
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