JP2539277B2 - ワ―ク貼付治具 - Google Patents

ワ―ク貼付治具

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JP2539277B2
JP2539277B2 JP2045224A JP4522490A JP2539277B2 JP 2539277 B2 JP2539277 B2 JP 2539277B2 JP 2045224 A JP2045224 A JP 2045224A JP 4522490 A JP4522490 A JP 4522490A JP 2539277 B2 JP2539277 B2 JP 2539277B2
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実 神田
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Japan Energy Corp
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、被加工物(ワーク)を保持し、該ワークに
種々の加工を施すためのワーク貼付治具に関するもので
あり、特に、磁気ヘッドを製造する際に好適に使用得る
ワーク貼付治具に関するものである。
従来の技術 近年、例えば、デジタルオーディオ、VTR、HDDなどで
高周波領域での特性が要求されるに従い、サブミクロン
の記録波長にも対応できる磁気ヘッドとしてFe−Si−Al
の合金磁性体のような磁性合金と非磁性基板からなる積
層型磁気ヘッドが注目を浴びている。
斯る磁気ヘッドは、その構造上、従来のフェライトバ
ルクを用いた磁気ヘッドと異なり、製造過程にて積層ブ
ロックを形成し、次いで、該積層ブロックを、積層方向
に添った方向に切断して磁気ヘッドの中間製品である積
層ヘッドピースが作製される。その後、該積層ヘッドピ
ースは切断分離され、第4図に図示されるように、各積
層ヘッドピース10は、例えば、外面12の幅方向研削(第
4図(a))、横溝14の溝加工(第4図(b))、洗浄
(図示せず)、外面12と体面した内面16の幅方向研削
(第4図(c))、巻き線溝18の加工(第4図
(d))、突き合せ面、即ち前記内面16のポリッシュ
(第4図(e))、洗浄(図示せず)、突き合せ面16へ
のギャップ材のスパッタ(第4図(f))などの各工程
を経て、最終的に磁気ヘッドが製造される。
従来、上記各工程は、複数の積層ヘッドピース10をワ
ーク貼付治具にワックスなどを用いて貼り付け、固定し
て行なわれているが、各工程毎に異なるワーク貼付治具
が用いられている。そのために、各工程毎に、ワークを
ワーク貼付治具へ取り付けるためのワックスによる加温
貼付け、ワークのワーク貼付治具からの加温取外し、及
び溶剤を用いた洗浄作業を必要とした。
つまり、従来においては、例えば、平面研削及びラッ
プを必要とする幅方向研削(第4図(a)、(c))及
び突き合せ面ポリッシュ(第4図(e))工程は、第5
図(a)に図示するように、複数の積層ヘッドピース10
を貼付治具に、円周方向に沿って配列、保持して加工が
なされ、又、溝加工(第4図(b))は、第5図(b)
に図示するように、角型の貼付治具上に縦1列で配列し
て加工を行い、又、ブラシ洗浄などは、第5図(c)に
図示するように、角型の貼付治具上に縦、横に複数個行
列して行なわれていた。
発明が解決しようとする課題 このように、各工程毎に、更には、加工の形態毎に貼
付治具を変え、又、ワックスによるワークの取付け、溶
剤によるワークの取外し(デワックス)を行なうこと
は、作業工数及び作業時間を膨大なものとし、作業効率
が悪いと言う問題、更には、各貼付けごとに貼付け厚さ
に誤差があるため、その誤差をキャンセルするために加
工しろを多めに確保しなければならないと言う問題があ
った。
従って、本発明の目的は、少なくとも2以上の加工を
連続して行うことのできる、つまり、工程毎にワックス
によるワークの取付け、溶剤によるワークの取外し(デ
ワックス)を行なうことなく加工を行うことができ、作
業工数及び作業時間を減少させ、作業効率を著しく増大
せしめることのできるワーク貼付治具を提供することで
ある。
課題を解決するための手段 上記目的は本発明に係るワーク貼付治具にて達成され
る。要約すれば、本発明は、ワークを貼り付け固定し、
該ワークに対して所定の加工を施すためのワーク貼付治
具において、円板状とされ、その一側面周縁に、ワーク
を貼り付ける時の基準線となる、多角形の辺縁を形造る
溝条を形成し、各ワークは、前記溝条に沿って、且つワ
ーク加工時の加工予定ライン上に隣のワークが重ならな
いように貼着されることを特徴とするワーク貼付治具で
ある。
実施例 以下、本発明のワーク貼付治具を図面を参照して更に
具体的に説明する。
第1図及び第2図に、磁気ヘッドを製造するに際して
好適に使用することのできる本発明のワーク貼付治具の
一実施例が図示される。本実施例にて、ワーク貼付治具
1は、円板状とされ、その一側面1aには、その周縁にお
いて多角形の、本実施例では16角形の辺縁を形造る溝条
2が形成される。斯る溝条2は、ワーク、即ち、本実施
例では積層ヘッドピース10を治具1に貼りつけるときの
基準線として作用するものである。
又、溝の本数は加工ピースが貼付けられる位置におい
て横溝加工、巻線溝加工を行なったときに加工予定ライ
ン上に隣のワークが重ならないことを条件に決められ、
さらにバッチごとに工程に流れてくる加工ピースの数に
対して半端にならない個数が貼付けられることが必要で
ある。本実施例では溝条2は、第1図に図示するよう
に、所定サイズのワークを16個均等に貼付けた時に隣の
ワークと干渉しないために必要な距離Lを確保して16本
均等に設けられている。
溝条2は、任意の断面形状とし得るが、溶剤を用いて
ワークを貼付治具1より取り外すとき、ワークの貼付け
に使用したワックスが溝条2内に残留することが少ない
という点から、第3図に図示されるように、台形とされ
るのが好ましく、一例として具体的数値を示せば、上溝
幅w1=0.6mm、下溝幅w2=0.2mm、溝深さd=0.2mmとさ
れる。
このように、本発明によれば、積層ヘッドピース10を
治具1に貼りつけるときの基準線として、治具1には溝
条2が形成されるために、ワーク貼付治具1に、何らの
突起物もなく、ワックスが均一に塗布され、又、積層ヘ
ッドピース10が突起物に乗り上げたりするといった不都
合が回避される。更に、基準線を、溝条2の代わりに印
刷することにより設けることも可能であるが、この場合
にはワックスによる貼り付け、及び溶剤を用いたデワッ
クスによる取り外しの繰り返しにより耐久性に問題があ
る。本発明には、斯る問題は生じない。
又、貼付治具1の直径(D)は、本実施例では、D=
100mmとした。
本発明のワーク貼付治具1を使用するに際しては、ワ
ーク、即ち、本実施例では積層ヘッドピース10が、各溝
条2に沿ってワックスを用いて貼り付けられる。このと
き、積層ヘッドピース10を溝条2にかかるようにして貼
り付けるのは、加工が正確にできない点及び積層ヘッド
ピース10の治具1に対する固定強度が低下する点から好
ましくない。
このように、本発明のワーク貼付治具1を使用すれ
ば、予め各積層ヘッドピース10は治具1に対して位置決
めして固定されているために、引き続いて行われる、横
溝加工、巻き線溝入れ加工などのダイサーを用いた加工
時におけるアライメントの粗調整が極めて簡単に行なえ
るという利点がある。
更に、本発明のワーク貼付治具1に貼り付けられた積
層ヘッドピース10は、互いに所定の角度を持って固定保
持されることとなるために、第1図に図示されるよう
に、互いに隣り合った積層ヘッドピース10の加工を妨害
するようなことがない。
ワーク貼付治具1は、加工装置側の機構に応じて固定
方法は異なるが、一実施例としてその中心部に取り付け
ねじ部5及び嵌合部6が形成され、第2図に図示される
ように、嵌合部6を所望の加工装置のテーブル或は取り
付け台100のボス部101に、又、ねじ部5をねじ軸102に
螺合させることによりナット103にて該取り付け台100に
固定される。ナット103の座着部分は僅かに窪んだ凹所
7とされるのが好ましい。
次いで、積層ヘッドピース10は所望の加工に供せられ
る。
例えば、第4図に示したような積層ヘッドピース10の
加工をなすに当たり、本発明のワーク貼付治具1を使用
すると、積層ヘッドピース10をワーク貼付治具1に貼り
付けることにより、外面12の幅方向研削(第4図
(a))、横溝14の加工(第4図(b))及び洗浄の各
工程は連続して実施することができる。又、次いで、積
層ヘッドピース10を治具より取り外し、前工程にて加工
された外面12をワーク貼付治具1に貼り付け、内面16の
幅方向研削(第4図(c))、巻き線溝18の加工(第4
図(d))、突き合せ面16のポリッシュ(第4図
(e))、洗浄の各工程を連続して実施することができ
る。
このように、本発明のワーク貼付治具1を使用すれ
ば、積層ヘッドピース10の治具1に対する貼り付け、取
り外しの回数が減少し、作業能率が飛躍的に向上する。
発明の効果 以上の如くに、本発明に係るワーク貼付治具は、円板
状とされ、その一側面周縁に、ワークを貼り付ける時の
基準線となる、多角形の辺縁を形造る溝条を形成し、各
ワークは、この溝条に沿って、且つワーク加工時の加工
予定ライン上に隣のワークが重ならないように貼着し、
固定されるために、相隣り合ったワーク間での加工時に
おける工具動作領域が干渉することがなく1回のワーク
貼り付け作業によって、少なくと2以上の加工を連続し
て行うことができ、作業工数及び作業時間を減少させ、
作業効率を著しく増大せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のワーク貼付治具の一実施例を示す平
面図である。 第2図は、第1図のワーク貼付治具の断面図である。 第3図は、溝条を示す拡大断面図である。 第4図(a)〜(f)は、積層ヘッドピースの加工状況
を説明するための斜視図である。 第5図は、従来のワーク貼付治具の平面図である。 1:ワーク貼付治具 2:溝条 10:ワーク

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを貼り付け固定し、該ワークに対し
    て所定の加工を施すためのワーク貼付治具において、円
    板状とされ、その一側面周縁に、ワークを貼り付ける時
    の基準線となる、多角形の辺縁を形造る溝条を形成し、
    各ワークは、前記溝条に沿って、且つワーク加工時の加
    工予定ライン上に隣のワークが重ならないように貼着さ
    れることを特徴とするワーク貼付治具。
  2. 【請求項2】中心部に形成した螺子部及び嵌合部を介し
    て加工装置に固定される請求項1のワーク貼付治具。
JP2045224A 1990-02-26 1990-02-26 ワ―ク貼付治具 Expired - Lifetime JP2539277B2 (ja)

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JPH03245968A JPH03245968A (ja) 1991-11-01
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