JP2539265Y2 - テーププレーヤのドラムクリーニング装置 - Google Patents

テーププレーヤのドラムクリーニング装置

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JP2539265Y2 JP1990083659U JP8365990U JP2539265Y2 JP 2539265 Y2 JP2539265 Y2 JP 2539265Y2 JP 1990083659 U JP1990083659 U JP 1990083659U JP 8365990 U JP8365990 U JP 8365990U JP 2539265 Y2 JP2539265 Y2 JP 2539265Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、磁気テープが巻回される回転ヘッドドラム
をクリーニングするクリーニング部材を備えたテーププ
レーヤのドラムクリーニング装置に関する。
[従来の技術] 最近の回転ヘッド装置を使用したテーププレーヤで
は、ヘッドチップが取り付けられている部分の磁性粉な
どによる目詰まりを除去するためのクリーニングローラ
が設けらているものがある。第5図に示す従来例では、
回転ヘッド装置14が設けられたシャーシ11に、クリーニ
ングローラ32を支持する支持部材31が回動自在に支持さ
れており、この支持部材31が吸引型または自己保持型の
ソレノイドSにより駆動され、この駆動力により、クリ
ーニングローラ32が回転ヘッド装置14に間欠的に圧接
し、ヘッドチップ近傍またはドラム周面に付着している
磁性粉などがクリーニングローラ32により除去されるよ
うになっている。しかしながらこの装置では、ソレノイ
ドSなどを設ける分だけ部品点数が増大し、また大型化
し重量も大きくなるのみならず、ソレノイドSを制御す
るための回路も必要になる。
そこで、第6図(A)に示すように、ソレノイドなど
の制御動作が不要なクリーニング装置を用いたものが考
えられている。これはクリーニングローラ32が設けられ
た支持部材31がばね部材33により付勢され、このばね部
材33の付勢力によりクリーニングローラ32が回転ヘッド
装置に圧接するものである。そして磁気テープ12aを引
き出すローディングポスト15a,16aが磁気テープ巻き付
け完了位置へ移動したとき、一方のローディングポスト
16aまたはこれを支持するローディングベースにより支
持部材31がばね部材33に対抗する方向へ押され、これに
よりクリーニングローラ32が回転ヘッド装置14から離さ
れるようになっているものである。
[考案が解決しようとする課題] ところで、第6図(A)で示す装置では、クリーニン
グローラ32が回転ヘッド装置14に圧接しているときに回
転ヘッド装置14の回転ドラムを回転させることが必要に
なる。よってそのクリーニングのための制御タイミング
は、第7図に示すように、カセットパックから磁気テー
プを引き出してローディングを開始したときに回転ドラ
ムを回転させ始め、第6図(A)に示したように、テー
プローディングが完了して支持部材31がローディングポ
スト16aなどに押され、クリーニングローラ32が回転ヘ
ッド装置14から離れたときに回転ドラムを停止してい
る。すなわち第7図においてTで示す時間帯に回転ドラ
ムを回転させ、このときに圧接しているクリーニングロ
ーラ32によりクリーニング動作を行なうようにしてい
る。
ところが、クリーニングローラ32によりクリーニング
動作を行なっているときには、ヘッドチップの近傍や回
転ドラムに付着している磁性粉やダストなどが剥離され
る。よってこのクリーニング動作中に磁気テープが回転
ドラムに巻き付けられていると、この剥離した磁性粉や
ダストなどが回転ドラムの回転によりドラム周面と磁気
テープとの間に介入し、ローディング途中の磁気テープ
の磁気記録面を損傷する問題が生じる。すなわち第7図
においてテープローディング途中で磁気テープが回転ド
ラムに接触し始めた後のT1で示す時間帯に磁気テープの
損傷が生じる恐れがあく。このようにクリーニングロー
ラにより剥離された磁性粉などが磁気テープと回転ドラ
ムとの間に介入する問題は、第5図に示すような装置に
おいて磁気テープが回転ドラムに巻き付けられていると
きにソレノイドSが励磁されたときにも同様に生じる。
磁気テープの磁気記録面が磁性粉などにより損傷を受
けることにより、磁気テープへの記録動作の信頼性に影
響を与える。特に最近では回転ベンド装置を使用したテ
ーププレーヤをコンピュータのデータのバックアップ用
などとして使用することが考えられており、このような
装置において、磁性粉などにより磁気テープが損傷を受
けると、データの信頼性を大きく低下させることにな
る。
本考案は上記従来の課題を解決するものであり、プレ
イ動作前に回転ヘッド装置をクリーニングでき、またク
リーニングにより除去された汚れが磁気テープに影響を
与えるのを防止できるようにしたテーププレーヤのドラ
ムクリーニング装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案のテーププレーヤのドラムクリーニング装置
は、回転ヘッド装置と、磁気テープを回転ヘッド装置に
巻き付けるテープ巻き付け装置と、前記テープ巻き付け
装置により磁気テープが回転ヘッド装置へ向かって移動
させられているローディング動作中に回転ヘッド装置に
圧接し且つこのローディング動作の後に回転ヘッド装置
から離れるクリーニング部材と、前記ローディング動作
中に回転ヘッド装置を回転させてクリーニング動作を行
わせるとともに磁気テープが回転ヘッド装置に接触する
前に前記回転ヘッド装置の回転を停止させる制御部が設
けられていることを特徴とするものである。
上記において、磁気テープが回転ヘッド装置に接触す
る前に回転ヘッド装置を急停止させるブレーキ手段が設
けられていることが好ましい。
[作用] 上記手段では、磁気テープを回転ヘッド装置に向けて
移動させるローディング動作中に回転ヘッド装置のクリ
ーニングを行うことにより、プレイ時には常に回転ヘッ
ド装置を清浄に保つことができる。また、磁気テープが
回転ヘッド装置に接触する前に回転ヘッド装置を止める
ことにより、磁気テープが回転ドラムに接触した後にク
リーングが継続することを防止でき、クリーニングによ
り除去された汚れが磁気テープに悪影響を及ぼすことが
なくなる。
また、磁気テープが回転ヘッド装置に接触する前に回
転ヘッド装置をブレーキ手段で急停止させると、磁気テ
ープが接触する直前に回転ヘッド装置を確実に止めるこ
とができ、またクリーニング時間を長く確保できる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は一実施例としてのテーププレーヤの概略の機
構を示す平面図、第2図は電気的構成を示すブロック図
である。
第1図に示すテーププレーヤ10では、シャーシ11の上
面に、内部に磁気テープ12aを巻装されたカセット12が
装填される装填部13と、このカセット12内から磁気テー
プ12aを引き出すローディングポスト15a,16aをローディ
ングベース15b,16b上にそれぞれ起立形成されたローデ
ィング部材15,16と、このローディング部材15,16をそれ
ぞれ摺動案内する案内溝17,18と、上記ローディング部
材15,16により引き出されて巻回された磁気テープ12aに
データを記録し又は記録データを再生する回転ヘッド装
置14と、前記案内溝17,18の回転ヘッド装置14側の端部
に形成された位置決め部材19,19と、回転ヘッド装置14
における回転ドラムヘッドの外周面14aならびにヘッド
チップ取付部を拭浄するクリーニング部材20と、前記ロ
ーディング部材15,16を駆動するモータ42とが設けられ
ている。
前記クリーニング部材20は、軸30を中心として回動自
在に取り付けられた支持部材31と、この支持部材31の図
示左端部に回転自在に取り付けられたクリーニングロー
ラ32と、支持部材31を軸30を中心として反時計回り方向
に付勢するばね部材33とを備えて構成されている。この
うち、支持部材31の図示中央側部には、前記ローディン
グポスト16aまたはローディングベース16bが当接する当
接部31aが形成されている。この装置では、ローディン
グポスト15aと16aにより磁気テープが引き出され回転ヘ
ッド装置14への巻き付けが完了したときに、ローディン
グポスト16aなどに支持部材31が時計方向へ押され、ク
リーニングローラ32が回転ドラムの外周面14aから離れ
るようになっている。
他方、シャーシ11の下面側には上記モータ42の回転を
伝達する歯車列21と、軸22を中心とし、歯車列21を介し
て矢印A方向で回動される周側面に歯が形成された扇形
状の回動部材23と、この回動部材23の回動により、軸2
4,25をそれぞれ中心として回動される噛合状態に配置さ
れた歯車26,27と、この歯車26,27の回動により前記ロー
ディング部材を摺動させるリンク機構と、ローディング
部材15,16が前記位置決め部材19,19に当接したときに
は、これを押圧するばね部材28,29とが設けられてい
る。
さらに第2図に示すように、この装置には磁気テープ
の走行方向や状態等を表示する表示部35と、再生,録音
や早送り等のモードを設定するスイッチ等からなる操作
部36と、前記回転ヘッド装置14の回転ドラムを回転させ
るドラム用モータ39と、このドラム用モータ39を駆動す
るモータドライバ38と、このモータ39を一瞬逆転モード
にしあるいはモータブレーキなどを使用して急停止させ
るブレーキ設定部43と、前記ローディング部材15,16を
摺動させる駆動源としてのモータ42と、このモータ42の
回転状態を検出するローディング用モータ回転角度検出
センサ(以下、単に検出センサともいう)40と、本装置
に電力を供給する電源部41と、その他の機構部37と、本
装置全体の制御中枢として機能を発揮するCPU等を含ん
でなる制御部34等とを有して構成されている。
以上のように構成されたテーププレーヤのクリーニン
グ動作を説明する。
第3図に示すタイミングチャートと、第4図に示すフ
ローチャートは、クリーニング動作の第1の制御例を示
している。
装填部13にカセット12が挿入されると、ローディング
ベース15b,16bはカセット12内部から磁気テープ12aを引
き出す(ステップ(a))。これと同時にモータ39は、
ドライバ38により回転開始される(ステップ(b))。
このとき、クリーニングローラ32は回転ヘッド装置14の
回転ドラムの外周面14aに圧接されているので、回転ヘ
ッド装置14が回転することによりクリーニングローラ32
によりクリーングされ、ヘッドチップ近傍または回転ド
ラムの外周面14aに付着した磁性粉などが除去される。
第2図に示す検出センサ40などによりローディングベ
ース15b,16bが所定距離移動し、磁気テープ12aが回転ヘ
ッド装置14に接触する手前の位置にさしかかったことが
検知されると(ステップ(c))、ドラム用モータにブ
レーキがかけられ、回転ドラムが急停止する(ステップ
(d)(e))。
よって回転ドラムが回転してクリーニングローラ32に
よりクリーニングされる時間帯は第3図におけるT2の間
に限られ、すなわち磁気テープが回転ドラムに接触して
いる状態でのクリーニングが行なわれず、よって除去さ
れた磁性粉などにより磁気テープの磁気記録面が損傷を
受けることを防止できる。さらにドラム用モータ39を逆
転モードまたはモータブレーキにより急停止させている
ため、慣性により磁気テープが接触した後に回転ドラム
が回り続けることを防止できる。このブレーキ手段を用
いることにより、回転ドラムを可能な限り長く回転さ
せ、ローディング中の磁気テープが回転ドラムに接触す
る直前まで回転ドラムを回転させることができ、クリー
ニング時間を長く確保することが可能になる。
なお上記の説明では、第2図に示す検出センサ40によ
りローディングベース15b,16bの移動距離を検出してク
リーニング時間T2を設定しているが、この時間T2は制御
部34により時間設定することにより決めることも可能で
ある。
[考案の効果] 以上詳述した本考案によれば、クリーニング動作中
に、ドラム周面とテープとの間に磁性粉などが介在し
て、磁気テープの磁気記録面を損傷することを防止でき
る。
請求項2記載の考案では、磁気テープが回転ヘッド装
置に接触する直前にブレーキ手段で回転ヘッド装置を急
停止させているので、磁気テープが回転ドラムに接触し
た後にクリーニングが継続されるのを更に確実に防止で
き、またテープがドラムに接触する直前までモータを駆
動でき、クリーニング時間をなるべく長くできるように
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はドラムクリーニング装置を用いたテーププレー
ヤの概略の機構を示す平面図、第2図は電気的構成を示
すブロック図、第3図は第1の制御例を示すタイミング
チャート、第4図は第1の制御例を示すフローチャー
ト、第5図は従来のドラムクリーニング装置の平面図、
第6図(A)(B)は従来のドラムクリーニング装置の
動作を示す平面図、第7図は従来のドラムクリーニング
装置における制御動作を示すタイミングチャートであ
る。 12……カセット、12a……磁気テープ、14……回転ヘッ
ド装置、14a……回転ドラムの外周面、20……クリーニ
ング部材、34……回転制御手段。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ヘッド装置と、磁気テープを回転ヘッ
    ド装置に巻き付けるテープ巻き付け装置と、前記テープ
    巻き付け装置により磁気テープが回転ヘッド装置へ向か
    って移動させられているローディング動作中に回転ヘッ
    ド装置に圧接し且つこのローディング動作の後に回転ヘ
    ッド装置から離れるクリーニング部材と、前記ローディ
    ング動作中に回転ヘッド装置を回転させてクリーニング
    動作を行わせるとともに磁気テープが回転ヘッド装置に
    接触する前に前記回転ヘッド装置の回転を停止させる制
    御部が設けられていることを特徴とするテーププレーヤ
    のドラムクリーニング装置。
  2. 【請求項2】磁気テープが回転ヘッド装置に接触する前
    に回転ヘッド装置を急停止させるブレーキ手段が設けら
    れている請求項1記載のテーププレーヤのドラムクリー
    ニング装置。
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