JP2538934B2 - エア−バツグ用基布 - Google Patents
エア−バツグ用基布Info
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- JP2538934B2 JP2538934B2 JP62195316A JP19531687A JP2538934B2 JP 2538934 B2 JP2538934 B2 JP 2538934B2 JP 62195316 A JP62195316 A JP 62195316A JP 19531687 A JP19531687 A JP 19531687A JP 2538934 B2 JP2538934 B2 JP 2538934B2
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- Japan
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- yarn
- fiber
- air bag
- air
- base fabric
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- Air Bags (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、収納性に優れ、しかも、機械特性の良いエ
アーバツグ用基布に関する。
アーバツグ用基布に関する。
近年、各種交通機関、特に自動車の乗員保護用安全装
置として、エアーバツグシステムが実用化されつつあ
る。通常、エアーバツグは耐熱性、難燃性、空気しや幣
性などの向上の為、例えば特開昭49−47692号公報に示
されるように、表面にゴムなどのエラストマーを塗布、
積層した基布を縫着して作られる。衆知の如く、エアー
バツグは作動する直前迄は、ステアリングホイールや、
インストルメントパネルなどの狭い場所に収納されてお
り、その収納容積は小さい程良いとされている。しかる
にエアーバツグとしての諸性能向上の為に塗布、積層さ
れるエラストマーはある程度以上の厚さを必要とし、
又、通常機械特性に優れた糸条の単糸は太いものが多
い。これらの理由から、これ迄に使用されて来たエアー
バツグ用基布は折れ畳み性が悪いことから収納容積が大
きくなるという問題点があつた。
置として、エアーバツグシステムが実用化されつつあ
る。通常、エアーバツグは耐熱性、難燃性、空気しや幣
性などの向上の為、例えば特開昭49−47692号公報に示
されるように、表面にゴムなどのエラストマーを塗布、
積層した基布を縫着して作られる。衆知の如く、エアー
バツグは作動する直前迄は、ステアリングホイールや、
インストルメントパネルなどの狭い場所に収納されてお
り、その収納容積は小さい程良いとされている。しかる
にエアーバツグとしての諸性能向上の為に塗布、積層さ
れるエラストマーはある程度以上の厚さを必要とし、
又、通常機械特性に優れた糸条の単糸は太いものが多
い。これらの理由から、これ迄に使用されて来たエアー
バツグ用基布は折れ畳み性が悪いことから収納容積が大
きくなるという問題点があつた。
本発明は、エアーバツグの機械特性を損うことなく、
折りたたみ性が良く、収納容積の小さなエアーバツグを
実現せしめるものである。
折りたたみ性が良く、収納容積の小さなエアーバツグを
実現せしめるものである。
すなわち、本発明は強度8.5g/d以上であり、かつ、単
糸デニールが３デニール以下の繊維からなる糸条で構成
されたエアーバツグ用基布である。
糸デニールが３デニール以下の繊維からなる糸条で構成
されたエアーバツグ用基布である。
繊維糸条の強度が8.5g/d以下の場合には、単糸デニー
ルが小さいことと相俟つてエアーバツグとして要求され
る機械特性、例えば、引張強力、耐破裂強力などを満足
することができない為、エアーバツグの作動時に破損す
る危険性がある。
ルが小さいことと相俟つてエアーバツグとして要求され
る機械特性、例えば、引張強力、耐破裂強力などを満足
することができない為、エアーバツグの作動時に破損す
る危険性がある。
繊維糸条を構成する単糸フイラメントは３デニール以
下が必要であり、好ましくは２デニール以下である。３
デニール以上になるとエアーバツグに形成した時の嵩高
性が大きくなり、本発明の目的が達成されない。デニー
ルの下限は製造及び糸条の特性などから0.1d以上が好ま
しく、より好ましくは0.5d以上である。
下が必要であり、好ましくは２デニール以下である。３
デニール以上になるとエアーバツグに形成した時の嵩高
性が大きくなり、本発明の目的が達成されない。デニー
ルの下限は製造及び糸条の特性などから0.1d以上が好ま
しく、より好ましくは0.5d以上である。
繊維糸条としては、マルチフイラメントの場合、150
〜3000デニールが好ましく、より好ましくは200〜2000
デニール、紡積糸の場合は、1.8〜36番手が好ましく、
より好ましくは2.5〜27番手である。
〜3000デニールが好ましく、より好ましくは200〜2000
デニール、紡積糸の場合は、1.8〜36番手が好ましく、
より好ましくは2.5〜27番手である。
繊維糸条の種類としては、溶融紡糸、乾式紡糸、湿式
紡糸などから得られた長繊維、短繊維から得られた紡績
糸、あるいはこれらの併用、更には嵩高加工などを行つ
た加工糸などいずれでも良い。
紡糸などから得られた長繊維、短繊維から得られた紡績
糸、あるいはこれらの併用、更には嵩高加工などを行つ
た加工糸などいずれでも良い。
本発明になる基布としては、例えば、織物、編物、こ
れらの積層体、多数の糸条を並列に並べて接着性材料で
固着した面状体等のシート状のものが挙げられる。寸法
安定性などの点で、繊維、とりわけ多軸織物などの等方
性基布は好ましい。織物の構成密度は、繊維糸条のトー
タルデニール、番手に応じて選択すれば良く、打込み密
度は経及び緯いずれも10〜200本／吋の範囲にあること
が好ましい。基布の組織も任意に選定して良く、トータ
ルデニールの異なる繊維糸条、又は異種繊維糸条を併用
しても良い。
れらの積層体、多数の糸条を並列に並べて接着性材料で
固着した面状体等のシート状のものが挙げられる。寸法
安定性などの点で、繊維、とりわけ多軸織物などの等方
性基布は好ましい。織物の構成密度は、繊維糸条のトー
タルデニール、番手に応じて選択すれば良く、打込み密
度は経及び緯いずれも10〜200本／吋の範囲にあること
が好ましい。基布の組織も任意に選定して良く、トータ
ルデニールの異なる繊維糸条、又は異種繊維糸条を併用
しても良い。
基布の重量は、軽い程良いが機械特性を考慮して選定
すれば良く、通常50〜300g/m2が好ましい。
すれば良く、通常50〜300g/m2が好ましい。
本発明に用いられる繊維の材料は、例えばナイロン6,
66,46などのポリアミド繊維；パラフエニレンテレフタ
ルアミド、及び芳香族エーテルとの共重合体などに代表
されるアラシド繊維；ポリアルキレンテレフタレートに
代表されるポリエステル繊維；全芳香族系ポリエステル
繊維；ビニロン繊維；レーヨン繊維；超高分子量ポリエ
チレンなどのポリオレフイン繊維；ポリオキシメチレン
繊維；パラフエニレンサルフオン、ポリサルフオンなど
のサルフオン系繊維；ポリエーテルエーテルケトン繊
維；炭素繊維などがあるが場合によつては、ガラス繊
維、セラミツク繊維、金属繊維などの無機繊維を単独又
は併用使用しても良い。
66,46などのポリアミド繊維；パラフエニレンテレフタ
ルアミド、及び芳香族エーテルとの共重合体などに代表
されるアラシド繊維；ポリアルキレンテレフタレートに
代表されるポリエステル繊維；全芳香族系ポリエステル
繊維；ビニロン繊維；レーヨン繊維；超高分子量ポリエ
チレンなどのポリオレフイン繊維；ポリオキシメチレン
繊維；パラフエニレンサルフオン、ポリサルフオンなど
のサルフオン系繊維；ポリエーテルエーテルケトン繊
維；炭素繊維などがあるが場合によつては、ガラス繊
維、セラミツク繊維、金属繊維などの無機繊維を単独又
は併用使用しても良い。
前記繊維には、原糸糸条の製造工程や加工工程での生
産性あるいは特性改良の為に通常使用されている各種添
加剤を含んでいても良い。例えば熱安定剤、酸化防止
剤、光安定剤、平滑剤、可塑剤、増粘剤、顔料、光沢付
与剤、難燃剤等を含んでも良い。
産性あるいは特性改良の為に通常使用されている各種添
加剤を含んでいても良い。例えば熱安定剤、酸化防止
剤、光安定剤、平滑剤、可塑剤、増粘剤、顔料、光沢付
与剤、難燃剤等を含んでも良い。
又、製織、エラストマー塗布など、次工程での加工特
性を改良する為に、加撚、糊付、樹脂加工などを施して
あつても良い。
性を改良する為に、加撚、糊付、樹脂加工などを施して
あつても良い。
以下、本発明を実施例に基づき説明する。
実施例１ ナイロン66チツプを用い、溶融紡糸、延伸し、強度9.
5g/d、単糸2d、トータル840dのナイロン66糸を得た。こ
の糸条を用いて、経、緯24本／吋の密度をもつ平織物を
得た。次いで織物表面クロロプレンゴムを20重量％含む
トルエン溶液を約100g/m2（固型分換算）塗布した。
5g/d、単糸2d、トータル840dのナイロン66糸を得た。こ
の糸条を用いて、経、緯24本／吋の密度をもつ平織物を
得た。次いで織物表面クロロプレンゴムを20重量％含む
トルエン溶液を約100g/m2（固型分換算）塗布した。
得られたエアーバツグ用シートの特性を表−１に示
す。機械特性に優れ且つ極めて柔軟なシートが得られ
た。
す。機械特性に優れ且つ極めて柔軟なシートが得られ
た。
比較例１ 実施例１に準じて得られた単糸6dの糸条を用いてエア
ーバツグ用シートを作成した。特性を表−１に示す。機
械特性には優れるものの、粗硬なシートである。
ーバツグ用シートを作成した。特性を表−１に示す。機
械特性には優れるものの、粗硬なシートである。
比較例２ 実施例１に準じて得られた強度8.4g/d、単糸2dの糸条
を用いてエアーバツグ用シートを作成した。特性を表−
１に示す。柔軟ではあるが、機械特性が十分でない。
を用いてエアーバツグ用シートを作成した。特性を表−
１に示す。柔軟ではあるが、機械特性が十分でない。
実施例２ 実施例１に準じて得られた強度8.5g/d、単糸3dの糸条
を用いてエアーバツグ用シートを作成した。特性を表−
１に示す。機械特性も柔軟性も良い。
を用いてエアーバツグ用シートを作成した。特性を表−
１に示す。機械特性も柔軟性も良い。
実施例３ 実施例１に準じて得られた強度9.5g/d、単糸1.0dの糸
条を用いてエアーバツグ用シートを作成した。特性を表
−１に示す。機械特性、折れ畳み性も良い。
条を用いてエアーバツグ用シートを作成した。特性を表
−１に示す。機械特性、折れ畳み性も良い。
比較例３ 実施例１に準じで得られた強度8.0g/d、単糸4.0dの糸
条を用いてエアーバツグ用シートを作成した。特性を表
−１に示す。機械特性が劣り、粗硬なシートである。
条を用いてエアーバツグ用シートを作成した。特性を表
−１に示す。機械特性が劣り、粗硬なシートである。
〔発明の効果〕 本発明により、機械的特性を損うことなく、収納容積
の小さなエアーバツグを提供することができ、収納装置
の小型化、軽量化が可能となり、更にはエアーバツグシ
ステムの普及を促進し、自動車乗員のみならず各種交通
機関への応用も可能となる。
の小さなエアーバツグを提供することができ、収納装置
の小型化、軽量化が可能となり、更にはエアーバツグシ
ステムの普及を促進し、自動車乗員のみならず各種交通
機関への応用も可能となる。
Claims (1)
- 【請求項１】強度8.5g/d以上であり、かつ、単糸デニー
ルが３デニール以下の繊維からなる糸条で構成されたエ
アーバツグ用基布
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62195316A JP2538934B2 (ja) | 1987-08-06 | 1987-08-06 | エア−バツグ用基布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62195316A JP2538934B2 (ja) | 1987-08-06 | 1987-08-06 | エア−バツグ用基布 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6441438A JPS6441438A (en) | 1989-02-13 |
| JP2538934B2 true JP2538934B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=16339134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62195316A Expired - Lifetime JP2538934B2 (ja) | 1987-08-06 | 1987-08-06 | エア−バツグ用基布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2538934B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2823635B2 (ja) * | 1990-02-21 | 1998-11-11 | 東レ株式会社 | エアバッグ |
| JPH04209846A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-31 | Toyobo Co Ltd | エアーバック用基布 |
| US5508073A (en) * | 1991-02-26 | 1996-04-16 | Akzo Nv | Uncoated fabric for manufacturing air bags |
| US5566434A (en) * | 1994-06-15 | 1996-10-22 | Jps Automotive Products Corporation | Air bag for use in a motor vehicle and method of producing same |
| US6022817A (en) * | 1997-06-06 | 2000-02-08 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Fabric for airbag |
| CA2450103C (en) | 2003-10-22 | 2008-09-16 | Hyosung Corporation | Low shrinkage polyamide fiber and uncoated fabric for airbags made of the same |
| KR100451263B1 (ko) | 2003-12-30 | 2004-10-11 | 주식회사 효성 | 비피복 에어백용 폴리아미드 섬유 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4830292A (ja) * | 1971-08-25 | 1973-04-21 | ||
| US3842583A (en) * | 1972-06-30 | 1974-10-22 | Du Pont | Yarn and inflatable bag made therefrom |
| JPS61194209A (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-28 | Toyobo Co Ltd | 高強力ポリアミド繊維及びその製造法 |
-
1987
- 1987-08-06 JP JP62195316A patent/JP2538934B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4830292A (ja) * | 1971-08-25 | 1973-04-21 | ||
| US3842583A (en) * | 1972-06-30 | 1974-10-22 | Du Pont | Yarn and inflatable bag made therefrom |
| JPS61194209A (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-28 | Toyobo Co Ltd | 高強力ポリアミド繊維及びその製造法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6441438A (en) | 1989-02-13 |
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Legal Events
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