JP2538852Y2 - コンバインの穀稈搬送構造 - Google Patents

コンバインの穀稈搬送構造

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JP2538852Y2
JP2538852Y2 JP5341291U JP5341291U JP2538852Y2 JP 2538852 Y2 JP2538852 Y2 JP 2538852Y2 JP 5341291 U JP5341291 U JP 5341291U JP 5341291 U JP5341291 U JP 5341291U JP 2538852 Y2 JP2538852 Y2 JP 2538852Y2
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JP
Japan
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drum
rotating drum
rotating
mounting bracket
grain
Prior art date
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JP5341291U
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JPH054836U (ja
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卓二 瀬川
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、前後に配設された回転
ドラムと駆動輪体とにわたって、左右に並設した無端回
動チェーンを巻き掛けるとともに、前記各無端回動チェ
ーン間にわたって所定ピッチをもって穀稈係止用のバー
部材を架設連結して、刈取前処理部から送られる穀稈を
後方の脱穀装置に掻き上げ搬送するように構成したコン
バインの穀稈搬送構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンバインの穀稈搬送構
造としては、例えば図4に示すように、回転ドラム30
に摺接しながら無端回動チェーン31が回動していく際
に、無端回動チェーン31のドラム30に対する接当に
より発生した騒音がドラム30で共鳴しないよう、ドラ
ム周部30Aを、ドラム30の回転中心軸32に振動吸
収用の弾性材33を介して連結したものが知られてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにあっては、騒音の共鳴を抑制できるもの
の、弾性材33によって回転ドラム30の外周面におい
ては心ずれが生じ易いため、チェーンがその心ずれによ
りふらつき易く、そのふらついたチェーンがケースに接
当することで騒音が発生するという不具合があった。そ
こで、上記従来構造の不具合を解決するために、例えば
図5に示すように、心ずれが生じないよう弾性材を排除
して構成した回転ドラム40に対してチェーンプレート
が接当しないように、ドラム40外周にチェーン41の
ローラを案内するレール42を敷設したものが考えられ
るが、チェーン41のローラがレール42に接当する際
やはり騒音が発生し、ドラム40で共鳴して大きな騒音
となってしまうものであった。
【0004】本考案は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、回転ドラムの心ずれを生じさせることなく、
かつ回転ドラムで共鳴するような騒音の発生を抑制でき
るコンバインの穀稈搬送構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案にかかるコンバイ
ンの穀稈搬送構造は、上記目的を達成するために、冒記
構造のものにおいて、前記無端回動チェーンを巻き掛け
支持するための耐磨耗性の環状摺接部材を前記回転ドラ
ムの外周部に取り付け金具を介して取り付けるととも
に、前記取り付け金具は、左右両端部に前記回転ドラム
への連結部を備え、この両連結部間に回転ドラムの外周
面から離れた空間部を形成してあるとともに、この空間
部に吸振部材を装填してあることを特徴構成とする。か
かる特徴構成による作用・効果は次の通りである。
【0006】
【作用】即ち、無端回動チェーンの巻き掛け支持は、吸
音部材を左右中間に装填した取り付け金具に取り付けた
環状摺接部材でなされるものであるから、環状摺接部材
にチェーンが接当して騒音が発生しても、その騒音は取
り付け部材に伝わった後、吸音部材に大部分が吸収さ
れ、ドラムへの騒音伝達を少しに止めるとともに、取り
付け部材はドラムに対して剛体的に固定されることにな
る。
【0007】
【考案の効果】従って、ドラム自身支持軸芯に対して剛
体的に固定したものでありながら、チェーンの巻き掛け
力が吸音部材に作用しないよう取り付け部材をドラムに
支持させることができて、チェーンがドラムにおいて心
ずれすることを回避できるとともに、騒音の抑制も十分
行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図3に、本考案にかかるコンバインを示してい
る。このコンバインは、クローラ走行装置2を備えた走
行機体3上に脱穀装置4を搭載するとともに、脱穀装置
4の前部横側部に搭乗運転部5を配置し、機体前部に刈
取前処理部を昇降自在に連結して構成している。刈取前
処理部1は、植立穀稈を掻き込むリール6、植立穀稈の
株元側を切断するバリカン型の刈取装置7、刈取穀稈を
後方に搬送する搬送装置8、刈取穀稈穂先側を中央側に
寄せ集めて後方に送り出すオーガ9及びオーガ9から送
り出された穀稈を脱穀装置4の入口に向けて掻き上げ搬
送するフィードコンベア10等から成る。
【0009】フィードコンベア10は、図2に示すよう
に、後上部の駆動輪体としての駆動スプロケット11と
前下部の回転ドラム12とにわたって、左右一対の無端
回動チェーン13,13を巻き掛けるとともに、これら
チェーン13,13にわたり所定ピッチで多数の穀稈係
止用のバー部材としての掻き上げ部材14‥を架設して
構成している。そして、無端回動チェーン13,13を
巻回支持するための耐磨耗性の環状摺接部材15を、回
転ドラム12の外周部に取り付け金具16‥を介して取
り付けている。取り付け金具16‥は、図1に示すよう
に、左右両端部で回転ドラム12にボルト連結している
とともに、この左右両端部の間において回転ドラム12
の外周面より離間した空間部Sが存在するように、板材
を屈曲形成している。この空間部Sには、ゴム等の弾性
部材から成る吸振部材17を嵌入させた状態で装填して
いる。この吸振部材17は、取り付け金具16・・毎に分
離した状態で装填されたものでも良いし、回転ドラム1
2の外周に1周するものを敷設しても良い。
【0010】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転ドラムに無端回動チェーンを巻き掛けた状
態の上部部分を示す縦断正面図
【図2】フィードコンベアを示す縦断側面図
【図3】コンバインを示す全体側面図
【図4】従来の回転ドラムに無端回動チェーンを巻き掛
ける構造を示す縦断正面図
【図5】比較例としての回転ドラムに無端回動チェーン
を巻き掛ける構造を示す縦断正面図
【符号の説明】
1 刈取前処理部 4 脱穀装置 11 駆動輪体 12 回転ドラム 13 無端回動チェーン 14 バー部材 15 環状摺接部材 16 取り付け金具 17 吸振部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に配設された回転ドラム(12)と
    駆動輪体(11)とにわたって、左右に並設した無端回
    動チェーン(13),(13)を巻き掛けるとともに、
    前記各無端回動チェーン(13),(13)間にわたっ
    て所定ピッチをもって穀稈係止用のバー部材(14)を
    架設連結して、刈取前処理部(1)から送られる穀稈を
    後方の脱穀装置(4)に掻き上げ搬送するように構成し
    たコンバインの穀稈搬送構造であって、前記無端回動チ
    ェーン(13),(13)を巻き掛け支持するための耐
    磨耗性の環状摺接部材(15)を前記回転ドラム(1
    2)の外周部に取り付け金具(16)を介して取り付け
    るとともに、前記取り付け金具(16)は、左右両端部
    に前記回転ドラム(12)への連結部を備え、この両連
    結部間に回転ドラム(12)の外周面から離れた空間部
    を形成してあるとともに、この空間部に吸振部材(1
    7)を装填してあるコンバインの穀稈搬送構造。
JP5341291U 1991-07-10 1991-07-10 コンバインの穀稈搬送構造 Expired - Lifetime JP2538852Y2 (ja)

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JPH054836U JPH054836U (ja) 1993-01-26
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