JP2538690Y2 - 電子部品被覆材 - Google Patents

電子部品被覆材

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JP2538690Y2
JP2538690Y2 JP10167090U JP10167090U JP2538690Y2 JP 2538690 Y2 JP2538690 Y2 JP 2538690Y2 JP 10167090 U JP10167090 U JP 10167090U JP 10167090 U JP10167090 U JP 10167090U JP 2538690 Y2 JP2538690 Y2 JP 2538690Y2
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    • Y02E60/12

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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Details Of Resistors (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンデンサなどの電子部品を被覆するため
のプラスチツク製被覆材に関する。
(従来技術とその課題) 電解コンデンサ、積層乾電池、カドニカ電池などの電
子部品には、容量表示、極性表示および絶縁を目的に、
印刷を施した熱収縮性チューブが被覆使用されている
が、それらの電子部品に円筒形、角型、楕円筒形など種
々の形状があり、現在のチユーブでは角形、楕円筒形な
どの電子部品に対しては満足な仕上がり外観が得られな
い。
すなわち、第1図に斜視図で示すように、電子部品2
に対し7〜8%程度大きい熱収縮性チユーブ1を被せ、
加熱して、第2図に斜視図で示すようにチユーブ1を電
子部品に密着させるが、第3図に第2図の平面図で示す
ように、天面において長辺のスリーブ3の長さBが短辺
のスリーブ3の長さAよりも短くなり、外観を損なうと
ともに、スリーブ外れを起こすことがある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記欠点を改良するために、電子部品被覆材
として好適な加熱伸縮性を付与した被覆材を提供するも
のであって、その要旨は、プラスチツクからなるチユー
ブであって、100℃、5分間の加熱により、径方向に35
〜50%収縮し、長さ方向に0〜15%伸びることを特徴と
する電子部品被覆材にある。
以下本考案を図面を参照して詳しく説明する。
第1図は電子部品に被覆材を被せた状態の斜視図、第
2図は被覆材を加熱して電子部品に密着させた状態の斜
視図、第3図は第2図の平面図、第4図は本考案被覆材
を製造する装置の一例の正面図である。
本考案被覆材1は、ポリ塩化ビニル樹脂などのプラス
チツク製のチユーブ状であって、半径方向には従来と同
様、100℃、5分の加熱により35〜50%収縮するが、長
さ方向には0〜15%伸びる性質を有する。
この被覆材を第1図のように電子部品2に余裕をもっ
て被せ、次いで加熱すると、 第2〜3図のように収縮
して電子部品に密着する。4は、電子部品2の天面を絶
縁する場合に用いる型板であり、被覆材により電子部品
に固定される。
ここで、本考案被覆材を用いると、第3図における長
辺のスリーブ3の長さBが、短辺のスリーブ3の長さA
とほぼ等しい程度になり、外観が良好で、スリーブ外れ
も生じない。
この理由は、被覆材は全体に断面が丸くなりながら収
縮する傾向があるため、少し収縮した段階で電子部品の
天面の短辺に被覆材が接触し、長辺においてはまだ密着
せずにさらに収縮する状態となる。この場合、従来のよ
うに被覆材1が長さ方向に収縮する性質があると、その
収縮に加え、半径方向の収縮応力による長さ方向の収縮
がプラスされ、長辺のスリーブ3がほとんどない状態に
なる。
ところが本考案のように、長さ方向に伸びる性質があ
ると、半径方向の収縮応力に伴う長さ方向の収縮が相殺
されて、スリーブ3の長さが全周にわたりほぼ均一にな
る。
ここで径方向収縮率が35%未満では、収縮率が不足し
てスリーブ3が電子部品に密着せずに立上がり、また50
%を越えると、径方向の収縮応力が大きくなり、その結
果長辺のスリーブ3の長さBが小さくなり、ついにはス
リーブ外れが生じる。
また、長さ方向に収縮するチユーブでは、前記の通り
スリーブ3の長さBが小さくなって外観を損なうととも
にスリーブ外れを起こすことがある。長さ方向の伸びが
15%を越えると、径方向には収縮しても長さ方向には大
きく伸びるため、スリーブが電子部品に密着せずに立ち
上がる問題が生じる。
本考案の被覆材を製造する装置の一例を第4図で説明
すると、押出口金などにより成形された原チユーブ11
を、送り出しニツプロール6と引取りニツプロール7と
の間で、プラスチツクの二次転移温度以上、溶融温度以
下の延伸適温に加熱し、空気圧により通常1.5〜2.5倍程
度に径方向に延伸する。
その際、原チユーブ11は一般に長さ方向に収縮する傾
向があるが、引取りニツプロール7の周速を送り出しニ
ツプロール6の周速よりも小さくすると、長さ方向に伸
びる被覆材が得られる。このようにして、収縮被覆時の
温度に応じて、0〜15%の範囲で長さ方向の伸び率を設
定する。
なお、引取りニツプロール7の周速を送り出しニツプ
ロール6の周速よりも小さくすると延伸が不安定になる
傾向があるので、送り出しニツプロール6の次に回転ガ
イドロール8を設けて、延伸を安定させるのがよい。
(実施例) 第4図の装置により、第1表左欄に示す収縮率(100
℃、5分加熱)のチユーブを製造して被覆材とした。
これを楕円筒形コンデンサに余裕率7%で被せ、200
℃の熱風で20秒加熱してチユーブをコンデンサに密着さ
せた。
そして、第3図に示すスリーブ長さA、Bを測定し
た。その結果を第1表右欄に示す。
なおチユーブは、折径52mm、厚さ0.15mm、長さ58mm、
コンデンサは、第3図で示すような短辺aが15mm、長辺
bが40mm、高さ50mmのものを用いた。
この結果から、従来品No.1に比べ、本考案品を使用し
たNo.2〜3は、スリーブ長さが均一になり、仕上がりが
きれいになる。またNo.4〜5の結果から、径方向、長さ
方向の収縮率が本考案の範囲外であると良好な仕上がり
が得られないことが分かる。
(考案の効果) 本考案によれば、断面が楕円形、長方形などの形状の
電子部品に対しても、スリーブ長さが均一で、仕上がり
のきれいなものが得られる。
また、電子部品の天面に型板を当てて、これをスリー
ブで押さえて天面を絶縁する場合にも、型板が確実に固
定され、良好な絶縁性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子部品に被覆材を被せた状態の斜視図、第2
図は被覆材を加熱して電子部品に密着させた状態の斜視
図、第3図は第2図の平面図、第4図は本考案被覆材を
製造する装置の一例の正面図。 1……被覆材、2……電子部品

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチツクからなるチユーブであって、
    100℃、5分間の加熱により、径方向に35〜50%収縮
    し、長さ方向に0〜15%伸びることを特徴とする電子部
    品被覆材。
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