JPS623219Y2 - - Google Patents

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JPS623219Y2
JPS623219Y2 JP1980159587U JP15958780U JPS623219Y2 JP S623219 Y2 JPS623219 Y2 JP S623219Y2 JP 1980159587 U JP1980159587 U JP 1980159587U JP 15958780 U JP15958780 U JP 15958780U JP S623219 Y2 JPS623219 Y2 JP S623219Y2
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JP
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heat
elastic body
article
shrinkable
shrinkable material
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JP1980159587U
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JPS5783832U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱収縮性材料と弾性体を組み合せた
熱回復性物品、特に、熱収縮により外径を増す封
止材等として用いて有用な物品に関するものであ
る。
従来よりプラスチツク材料の熱収縮性に着目
し、加熱により収縮するようにした各種物品が提
案されているが、例えば封止材としてとらえた場
合、封止時、加熱により外径が増して被封止物品
の封止部に簡単に装着できること、すなわち熱回
復力が大きいこと、かつその装着状態が確実であ
り、さらに非使用時の保存中においても安定なも
のが要求されていた。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、大きな熱回復力を
有しかつ大きな弾性を有する熱回復性物品を得る
ことにある。
かかる本考案の特徴は、内側には常態では固体
で熱流動性を有すプラスチツクと弾性体とのブレ
ンドからなる棒状の熱収縮性材料を有し、その外
周には弾性体を被覆させた複合構造で、かつ前記
複合体は長さ方向に延伸固定されてなり、加熱に
より長さが短縮して外径が増し、被封止物品の封
止部に装着でき、その際弾性体も軟化して一体に
収縮し、封止部内面に弾圧する一方、適度な軟か
さ、電気絶縁性、酸素、光又はオゾン等に対する
耐候性、溶剤等に対する耐薬品性、引裂き強さ又
は耐摩耗性等の特性を付与し、かつ非使用時の保
存中等にあつては適度な剛性を付与し、内側の伸
長状態にある熱収縮性材料を保護するようにした
点にある。
以下、本考案の実施例を図面により詳説する。
第1図は本考案に係る熱回復性物品の一実施例
を示し、1は棒状に形成された内側の熱収縮性材
料、2はその外周に被覆させた弾性体である。こ
の熱収縮性材料としては、延伸操作により熱収縮
性を持たせることができるプラスチツク材料であ
るが、常態で固体の熱流動性プラスチツクすなわ
ち熱塑性プラスチツクに弾性材料をブレンドした
材料の架橋物がよい。その理由は、二次元のもの
にあつては、熱に対し感じ易すく、形状変形した
りして使用しにくい場合があるのに対し、このよ
うな材料の場合はその結晶が溶融する温度に至つ
て初めて熱収縮するから安定である。しかもこの
ような材料にあつては熱収縮力を大きくすること
が可能である。
また弾性体としては、適度な軟かさ、電気絶縁
性、酸素、光又はオゾン等に対する耐候性、溶剤
等に対する耐薬品性、引裂き強さ又は耐摩耗性等
の特性を有するものが好ましく、ゴム例えば天然
ゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロスルフオ
ン化ポリエチレンゴム(商品名ハイバロン)、ク
ロロプレンゴム等を使用するとよい。
具体的製造にあたつては、特に限定されない
が、例えば複合構造物品を内側の熱収縮性材料と
弾性体を成形する場合には、押出し等で成形し、
その後同時に加硫させ、さらに熱収縮性材料を流
動又は変形する温度下で長さ方向に延伸し、しか
る後急冷固定する。そうすると、第1図に示すよ
うに長さ方向に細目に延ばされ、室温等の比較的
低温ではこの状態を永久的に保つ長さl1で外径d1
の熱回復性物品が得られる。弾性体も室温等では
適度の剛性、その他の特性を有し、内部の熱収縮
性材料を保護する。
この場合、弾性体材料中にも本考案の熱収縮性
材料をブレンドしてもよい。このようにすると、
外側材料と、外周に設ける弾性体とを接着剤で一
体に保護する等の必要がなく一体にできる。
このようにして得られた熱回復性物品を加熱す
ると、第2図に示すように熱収縮性材料1は長さ
方向で短縮し、長さl2となり、これに伴ない外径
が相対的に増大し、外径d2となる。この際、弾性
体2は加熱による軟化と自身の弾性により、熱収
縮性材料1に追随して一体に収縮する。
したがつて、この熱回復性物品は、例えば第3
図又は第4図に示すような封止材3,3aとして
用いると有用である。第3図の場合は、例えば屋
外にあつて雨水等の浸入を防止する必要がある鋼
管4等の開口に、その内径より小さ目の熱収縮前
の物品を封止材3として入れ、しかる後加熱して
熱収縮させ、これによる外径の増大によつて鋼管
開口の封止部に緊密に装着させた場合である。こ
の装着は加熱のみにより簡単に行うことができ
る。この際、弾性体2は管開口の端縁に喰い込む
ように弾圧するため、極めて緊密な装着となると
同時に、その種々特性により内部の熱収縮性材料
1を保護し、破損等を防止する。
第4図の場合は、例えば建造物の屋内天井の鋼
板5等に吊金具としてのフツク6を取付ける必要
がある場合に、フツク6の一端を埋設させた熱収
縮前の物品を封止材3aとして鋼板5の取付け穴
7に入れ、しかる後加熱して熱収縮させ、これに
よる外径の増大によつて鋼板5の取付部としての
封止部に装着させた場合である。この装着も前記
の場合と同様に加熱のみにより簡単に行うことが
でき、また弾性体2の作用も前記の場合と同様で
ある。
因に、本考案者等が試作品を作成したところ、
次の如くであつた。
先ず、架橋剤(DCP)入れポリエチレン100重
量部とエチレンプロピレンゴム100重量部とをミ
キサーでブレンドし、これを押出機に入れて、直
径6mmの棒状に押し出した。一方、肉厚2mm程度
のエチレンプロピレンゴムからなるチユーブを作
成し、このチユーブに接着剤を塗布した上記棒状
の熱収縮性材料を通して複合体を形成した。この
後、この複合体を加熱して化学架橋させ、且つ延
伸させた。しかる後、冷却して固定し、本考案の
熱回復性物品を得た。
かゝる直径10mmの熱回復性物品を5cmの長さで
切断し、この物品を薄板の穴(該物品の外径より
僅かに大きい穴)に通し、加熱したところ、長さ
方向に30%程度収縮し、当該穴に熱回復性物品は
強固に係止され、容易に取ることはできなかつ
た。
以上説明したように本考案の熱回復性物品によ
れば、内側には大きな熱収縮力を有する、常態で
は固体で熱流動性の材料と弾性体とのブレンド物
からなる棒状の熱収縮性材料を有し、その外周に
は弾性体を被覆させた複合構造で、かつ前記複合
体は予め長さ方向に延伸固定してあるため、例え
ば封止材とした場合、加熱により長さが短縮して
外径が増すので、被封止物品の封止部に加熱のみ
により簡単に装着することができる。その際弾性
体も軟化して一体に収縮し、封止部内面に弾圧す
るため、緊密で確実な装着が可能となる。また弾
性体の種々特性、例えば適度な軟かさ、電気絶縁
性、酸素、光又はオゾン等に対する耐候性、溶剤
等に対する耐薬品性、引裂き強さ又は耐摩耗性等
の特性により、内部の熱収縮性材料をを保護する
ことができる。さらに物品の保存中にあつては弾
性体は適度な剛性を付与し、熱収縮性材料の延伸
された形状等を安定して維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る熱回復性物品の延伸され
た熱収縮前の状態を示す斜視図、第2図は同上の
本考案に係る熱回復性物品の熱収縮後の状態を示
す斜視図、第3図および第4図は本考案の熱回復
性物品を封止材に応用した場合を示す各斜視図で
ある。 1…熱収縮性材料、2…弾性体、3,3a…封
止材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱収縮性プラスチツクと弾性体とのブレンドか
    らなる熱収縮性材料を棒状に形成し、この棒状の
    外周に弾性体を被覆し、さらにこの複合体を棒状
    の長さ方向に延伸し固定してあることを特徴する
    熱回復性物品。
JP1980159587U 1980-11-10 1980-11-10 Expired JPS623219Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980159587U JPS623219Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980159587U JPS623219Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5783832U JPS5783832U (ja) 1982-05-24
JPS623219Y2 true JPS623219Y2 (ja) 1987-01-24

Family

ID=29518604

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JP1980159587U Expired JPS623219Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5366986A (en) * 1976-11-27 1978-06-14 Nitto Electric Ind Co Ltd Foaming laminate tube

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5723145Y2 (ja) * 1978-03-01 1982-05-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5366986A (en) * 1976-11-27 1978-06-14 Nitto Electric Ind Co Ltd Foaming laminate tube

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Publication number Publication date
JPS5783832U (ja) 1982-05-24

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