JPS6226180Y2 - - Google Patents

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JPS6226180Y2
JPS6226180Y2 JP1979171416U JP17141679U JPS6226180Y2 JP S6226180 Y2 JPS6226180 Y2 JP S6226180Y2 JP 1979171416 U JP1979171416 U JP 1979171416U JP 17141679 U JP17141679 U JP 17141679U JP S6226180 Y2 JPS6226180 Y2 JP S6226180Y2
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JP
Japan
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sheet
heat
present
shrinkable
steel pipe
Prior art date
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JP1979171416U
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JPS5688510U (ja
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鋼管その他円筒体等に容易に包被密着
させ得る熱収縮性シートに関するものである。
従来鋼管等の接続部分や端末の防蝕、保護の為
に長さ方向に一軸延伸して収縮力を付与した熱収
縮性シートが用いられてきた。ところがこのよう
な熱収縮性シートを鋼管等上に包被させ、これを
火炎バーナーを用いて加熱施工する際には風で炎
がブレたりして収縮ムラが出来る為シート中央部
分に空気を取り込み易い。特にシート巾(鋼管円
周方向の長さ)が広い、つまり大口径の鋼管に熱
収縮性シートを施工する場合にこの傾向が著るし
い。これらの生因としては、熱収縮性シートの収
縮率が巾方向に一定であり、鋼管と該シートの間
の空気を追出す為にシート中央部分から火炎バー
ナーによる加熱を開始しても炎の位置が風や振動
等で一定しない為、該シートの収縮位置が一様に
ならず、シート中央部分に対して外側が先に収縮
してしまつた場合には空気の抱込みが多くなる。
この空気の抱込みは水みち、或いはボイドとなつ
て該シートで被覆した鋼管の防蝕、保護性能を低
下させる原因となつていた。
本考案はかかる問題点を解決すべく鋭意検討し
た結果熱収縮性シートをその巾方向の中央部分の
収縮率が最大で順次両端末にかけて収縮率が低下
する構造を有するようにすることにより加熱収縮
施工時に空気の抱込みの発生が抑制出来、良好な
被覆を施し得ることを見いだしたものである。
次に本考案の熱収縮性シートの作用効果を図を
参照しつつ説明する。本考案熱収縮性シートは第
1図に示したように、その収縮率が該シート中央
部分の点E,Fを結ぶ線附近で最大でE,Fから
点A,C及びB,Dに向つて低下しており、第2
図の斜視図の如く肉厚の点では該シート中央部分
点E,Fを結ぶ線で最小で、両端部AC,BDに向
つて増大している。かかる構成及び機能をもつた
本考案熱収縮性シートを第3図の如く鋼管1上に
包被し、該シート両端末ABとCDを重ね合わせ、
重ね合わせ部分AB,CD上に該シートの収縮力に
抗し得る接着力を有した接着テープ3で固定し円
筒体となした後、該円筒体の中央部分から周縁部
に向つてガスバーナー等を用いて加熱すれば第4
図の如く該円筒体の中央部分から確実に熱収縮が
開始される為鋼管1と該シート2との間隙部Sの
空気を周縁部方向に押出しつつ施工出来る為、鋼
管等に緊密に密着した防蝕被覆を形成する事が出
来るものである。なお本考案の熱収縮性シートは
例えばゴム又は合成樹脂からなる基材シートを例
えば第5図に示した形状に切断した後、両端
AC,BDを固定して中央の切欠部分X部を矢印方
向に延伸して全形が第1図の形状となるまで延伸
加工を施すなどの方法により容易に製造できる。
なお本考案で用いるゴムまたは合成樹脂性基材
にはポリ塩化ビニール、ポリエチレン、ポリプロ
ピレンなどの熱可塑性プラスチツク或はクロロプ
レンゴム、シリコンゴム、エチレンプロピレン共
重合体ゴム等が使用出来る。又、この本考案の熱
収縮性シートには必要に応じてその片面に各種の
接着剤層(例、ブチルゴム、天然ゴムベースのも
の)を貼合して利用する事が出来る。更に本考案
の熱収縮性シート端末に使用する接着テープは本
考案シート中央部分の収縮率が最大となる為この
部分の収縮力に抗するに充分なる接着力を有する
もの、例えば架橋ポリエチレンをバツキングして
ブチルゴムを接着剤層としたもの等が用いられ
る。
次に本考案の実施例を示す。基材としてゲル分
率70%2.5m/m厚の架橋ポリエチレンフイルム
を使用して第5図の如きシートを作製した。次い
でこのシートをその両端が2m/m中央部分の厚
みが1.3m/mとなるように延伸して第2図の如
き400×950m/mのシートを得た。このシートの
片面にはアスフアルトベースの糊層0.5m/mを
貼合した。
比較例としてシート全体を一様に一方向に延伸
した従来タイプの熱収縮性シートを作製した。サ
イズは実施例と同一で厚さは1.75m/mに均一に
したものである。実施例と同様にこのシートの片
面にアスフアルトベースの糊層0.5m/mをはり
合わせた。
この本考案品と比較例品とを用いて鋼管に施工
作業を行つて熱収縮作業に要する作業時間を比較
したところ、結果は次の如くであつた。
比較例(従来タイプ)約120秒 実施例(本考案品) 約 90秒 更に施工後の外観及び鋼管円周方向に切裂いて
鋼管と熱収縮性シートとの空隙の状態を比較した
ところ本考案品の方が著るしく良好であつた。
以上説明した如く、本考案の熱収縮性シートは
シート中央部分が著るしく張力をかけて延伸され
ている為、中央部分の収縮率が最大でシート両端
へ向うに従い、順次収縮率が低下するという収縮
率に方向性が附与されており、且つ又、中央部分
の肉厚が薄くシート両端部分よりシート中央部分
の方が両端よりも熱の伝導性が早い。
これらの特徴の為、該シート中央部分から両端
方向に向つて火炎をあて加熱収縮させると火炎が
風やその他の影響によつて多少のブレをおこして
も確実に該シート中央部分から収縮が始まる為、
必然的に該シート両端末から空気が抜け、従来の
様に熱収縮性シートで包被して形成した被覆の中
央部分以外から先に収縮が始まつてしまつて該シ
ートと鋼管の間に空気の抱込みが出来てしまう事
がないものである。又、シート中央部分から確実
に収縮が行われるので空気の抱込みを気にして施
工する煩しさが、軽減された為、施工時間が従来
品に比較して短縮され、更に施工時の空隙が減少
した為、鋼管等に施工した場合でも、その防蝕性
能が長期に亘つて維持されるなど本考案の実用的
価値は高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案シートの平面図、第2図は本考
案シート斜視図、第3図は鋼管上に本考案シート
を包被した斜視図、第4図は本考案シートを包被
して形成した円筒体の加熱収縮開始時の斜視図、
第5図は本考案品を製造する1方法を説明するた
めの説明図である。 1……鋼管、2……本考案熱収縮性シート、3
……接着テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートの幅方向の中央部分の収縮率が最大でか
    つ肉厚が最小であり、両端末に向かつて収縮率が
    低下するように延伸されていることを特徴とする
    熱収縮性シート。
JP1979171416U 1979-12-11 1979-12-11 Expired JPS6226180Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979171416U JPS6226180Y2 (ja) 1979-12-11 1979-12-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979171416U JPS6226180Y2 (ja) 1979-12-11 1979-12-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5688510U JPS5688510U (ja) 1981-07-15
JPS6226180Y2 true JPS6226180Y2 (ja) 1987-07-04

Family

ID=29682249

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JP1979171416U Expired JPS6226180Y2 (ja) 1979-12-11 1979-12-11

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JP (1) JPS6226180Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5243879A (en) * 1975-10-06 1977-04-06 Sumitomo Electric Industries Method of manufacturing restorable sheets

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5243879A (en) * 1975-10-06 1977-04-06 Sumitomo Electric Industries Method of manufacturing restorable sheets

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5688510U (ja) 1981-07-15

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