JP2538592Y2 - エアークリーナーのキャップ取着構造 - Google Patents

エアークリーナーのキャップ取着構造

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JP2538592Y2
JP2538592Y2 JP1989016338U JP1633889U JP2538592Y2 JP 2538592 Y2 JP2538592 Y2 JP 2538592Y2 JP 1989016338 U JP1989016338 U JP 1989016338U JP 1633889 U JP1633889 U JP 1633889U JP 2538592 Y2 JP2538592 Y2 JP 2538592Y2
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cap
cleaner case
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synthetic resin
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幸作 山内
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、オートバイなどのエンジンに用いるエア
ークリーナーのキャップ取着構造に関する。
〔従来の技術〕
オートバイなどのエンジンでは、エンジンの吸気管に
連結する気化器の入口に、エアークリーナーを連結し、
エアークリーナーで埃を取除いた空気を吸気として吸入
させるようにしている。第5図は従来のエアークリーナ
ーの一例である。合成樹脂でブロー成形したクリーナー
ケースAは、上面が開口しており、合成樹脂で成形した
キャップBを被着して、シール材Cでシールし、ビスD
で締着するようになっている。キャップBには、先端を
塞ぎ板Eで塞いだ筒状のフィルターエレメントFを接着
し、弾性体の吸入口Gを取付けてある。
又、クリーナーケースAの底面と塞ぎ板Eとの間に、
弾性体の防振片Hを弾挿し、吸入口Gと防振片Hで吸気
振動の発生を防ぐようにしてある。
さらに、キャップBの上面前側には、ウレタンホーム
等でできた立壁Jを接着し、立壁Jの上面を車体の近接
する燃料タンクなどに弾接させて、雨水などの侵入を防
止している。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、従来のものでは、クリーナーケースAは、
ポリプロピレンなどの硬質の合成樹脂でブロー成形して
形成しているため、成形型に当る外面は精度が保てる
が、内面は肉厚が不均一になるので精度が出し難い。こ
のため、キャップBも硬質のものを用い、クリーナーケ
ースAにシール材Cを挟んでキャップBをビスDで取付
けてあり構造が複雑である。
又、クリーナーケースAにはビスD用のナットをイン
サートする必要があり、キャップBには弾性材の吸入口
Gや立壁Jを取付けることになっていて、部品点数が多
く、製作が面倒で、組付けにも手数がかかり、コストが
高くつくという問題があった。
この考案の課題は、かかる点に鑑み、ブロー成形され
たクリーナーケースであっても、クリーナーケースへの
キャップの取着を安定的にしかも簡単にでき、また防振
性に優れて特に手を加えない限りはキャップをクリーナ
ーケースから取れにくくし、さらには部品点数を少なく
することができるエアークリーナーを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために考案されたもので
あって、次のようなものである。すなわち、本考案は合
成樹脂でブロー成形したクリーナーケースの一側上面に
フィルターエレメント交換用の開口を設け該開口の外周
縁を横断面でほぼS字形の突縁に形成し、このS字形突
縁を有する前記クリーナーケースの前記開口を塞ぐとと
もに上面および下面にそれぞれ水浸入防止用立壁および
エンジンの吸気管が連結される吸入筒が一体に突設され
てなるゴム又は軟質合成樹脂製のキャップの外周縁を前
記S字形突縁と係合する係合縁に形成し、この係合縁の
内周面と前記S字形突縁の外周面とを係合することで前
記キャップを前記クリーナーケースに密着取着するよう
にしたエアークリーナーのキャップ取着構造に存する。
〔作用〕
したがって、本考案によれば、クリーナーケースへの
キャップの取着をするのに、クリーナーケース開口部周
縁を横断面でほぼS字形の突縁とし、このS字形突縁と
係合する係合縁をキャップ周縁に設けて両縁を係合する
ようにしたので、両者の結合は入り組んだ状態でそれら
の全周に亘って密着取着されるようになる。このため、
ビス止めによりクリーナーケースとキャップとの全周に
おいて部分的でしか結合されていなかった従来技術に比
してクリーナーケースとキャップとの組付けを安定かつ
簡単にすることができる。
また、キャップはゴム又は軟質合成樹脂製であるの
で、これらの材質によって吸気振動が吸収される。
そして、キャップの上面および下面には、それぞれ水
浸入防止用立壁およびエンジンの吸気管が連結される吸
入筒が一体に突設されてなるので、該水浸入防止用立壁
や吸入筒を別個設けていた従来技術と比べて、部品点数
の削減ができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係るエアークリーナーのキャップ取着
構造Aを図示した実施例に従って説明する。
クリーナーケース1は、ポリプロピレンなどの硬質の
合成樹脂を用いて、ブロー成形によって形成され、フィ
ルターエレメント交換用の開口4が一側上面に形成され
た箱状体である。
クリーナーケース1の外周縁には、外側に膨めて横断
面でほぼS字形にした突縁2を一体成形する。S字形突
縁2のうち、外部側突部2aと外部側凹部2bの外周面が後
述するキャップ5の係合縁8の内周面と係合する部分で
ある。
そして、成形後に該S字形突縁2の内側を切断線3で
切断して前記開口4を形成する。
キャップ5は、ゴム又は軟質合成樹脂の弾力を有する
もので成形する。キャップ5の下面ほぼ中央には、内側
に突設され吸入口6aを有しエンジンの吸気管が連結され
る吸入筒6が一体に設けられており、又、上面には水浸
入防止用立壁7がリブ状に一体に突設して成形されてい
る。
又、キャップ5の外周縁には、内側に曲げ込まれてS
字形突縁2と外側から係合する曲縁としての係合縁8が
一体成形されている。
そして、係合縁8の凹部8aは、図2に示すように、S
字形突縁2の外部側突部2aに外嵌され、係合縁8の先端
部8bがS字形突縁2の外部側凹部2bに内嵌される形態と
されており、このようにすることで、S字形突縁2と係
合縁8とは、相互に入り組んだ状態で係合され、かつキ
ャップ5の持つ弾力で係合縁8とS字形突縁2とは一層
その係合が強固にシール状態で保持されるようになる。
また、キャップ5の内面には、蛇腹状で筒状のフィル
ターエレメント9の一側を接着し、フィルターエレメン
ト9の先端側には、塞ぎ板10が接着されている。
さらに、キャップ5は、クリーナーケース1の底と塞
ぎ板10の間に弾性体の防振片11を挟んで、フィルターエ
レメント9を開口4に挿入されている。
クリーナーケース1のS字形突縁2は、外側の成形型
に当る面に設けてあって精度を高くでき、係合縁8との
弾着及びシールをよくできる。
又、開口4を切断線3で切断して設けるとき、開口4
の端面がシール面にならないので、切断線3の精度は要
さない。キャップ5には、吸入口6を一体に設けて、防
振性がよいと共に、水浸入防止用立壁7も弾力で近接す
る燃料タンク12などに当って、隙間ないものにできる。
しかして、エアークリーナーのキャップ取着構造Aに
よれば、クリーナーケース1へのキャップ5の取着をす
るのに、クリーナーケース開口部周縁を横断面でほぼS
字形の突縁2とし、このS字形突縁2と係合する係合縁
8をキャップ周縁に設けて両縁2、8を係合するように
したので、両者2、8の結合は入り組んだ状態でそれら
の全周に亘って密着取着されるようになる。このため、
ビス止めによりクリーナーケースとキャップとの全周に
おいて部分的でしか結合されていなかった従来技術に比
してクリーナーケースとキャップとの組付けを強固かつ
簡単にすることができる。
また、キャップ5はゴム又は軟質合成樹脂製であるの
で、これらの材質によって吸気振動が吸収される。
そして、キャップ5の上面および下面には、それぞれ
水浸入防止用立壁7およびエンジンの吸気管が連結され
る吸入筒6が一体に突設されてなるので、該水浸入防止
用立壁や吸入筒を別個設けていた従来技術と比べて、部
品点数の削減ができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案は上述のように構成し
たので、ブロー成形されたクリーナーケースであって
も、クリーナーケースへのキャップの取着を安定的にし
かも簡単にでき、また防振性に優れ、特に手を加えない
限りはキャップをクリーナーケースから取れにくくし、
さらには部品点数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、第1図は
一部縦断側面図、第2図は同一部拡大断面図、第3図は
平面図、第4図はエンジンに取付けた状態の側面図、第
5図は従来例を示す一部縦断側面図である。 (符号の説明) 1……クリーナーケース、2……S字形突縁、4……開
口、5……キャップ、6……吸入筒、7……水浸入防止
用立壁、8……係合縁、9……フィルターエレメント。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂でブロー成形したクリーナーケー
    スの一側上面にフィルターエレメント交換用の開口を設
    け該開口の外周縁を横断面でほぼS字形の突縁に形成
    し、このS字形突縁を有する前記クリーナーケースの前
    記開口を塞ぐとともに上面および下面にそれぞれ水浸入
    防止用立壁およびエンジンの吸気管が連結される吸入筒
    が一体に突設されてなるゴム又は軟質合成樹脂製のキャ
    ップの外周縁を前記S字形突縁と係合する係合縁に形成
    し、この係合縁の内周面と前記S字形突縁の外周面とを
    係合することで前記キャップを前記クリーナーケースに
    密着取着するようにしたエアークリーナーのキャップ取
    着構造。
JP1989016338U 1989-02-16 1989-02-16 エアークリーナーのキャップ取着構造 Expired - Lifetime JP2538592Y2 (ja)

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JP2012076652A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd エアクリーナ

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JPS60133166U (ja) * 1984-02-17 1985-09-05 スズキ株式会社 汎用エンジンのエアクリ−ナ

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