JP2525140B2 - 空気清浄器の吸気ダクト構造 - Google Patents

空気清浄器の吸気ダクト構造

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はエンジンの吸気側に取付けられる空気清浄器
の吸気ダクト構造に関し、特に自動二輪車用に適した空
気清浄器の吸気ダクト構造に関するものである。
〔従来技術〕
一般に、自動二輪車の取付けられる空気清浄器では、
濾過エレメントを内設した樹脂製ケース本体の空気取入
れ側に、別体の吸気ダクトが取付けられる構成になって
おり、その吸気ダクトはエンジンの吸気騒音を低減する
ため、ダクト長をある程度長くするようになっている。
しかし、吸気ダクトがあまり長く突出していると、自動
二輪車のように吸収スペースが限られている車両では、
他の機器の収納スペースを挟めてしまうという問題があ
る。
また、従来の吸気ダクトは管状体から形成されている
ため、その構造上、ケース本体の吸気部への取付けが難
しく、組立性があまりよくないという問題もあった。
〔発明の目的〕 本発明の目的は、限られたスペース内において吸気騒
音低減に必要な十分なダクト長を確保し、しかも組立性
を向上した空気清浄器の吸気ダクト構造を提供すること
にある。
〔発明の構成〕
上記目的を達成する本発明は、濾過部の空間を、濾過
前の上流側空間部と濾過後の下流側空間部とに区画する
ように濾過エレメントをケース本体に内設した空気清浄
器において、前記上流側空間部と外部とを区分する前記
ケース本体の外壁に開口を設け、その外壁と該外壁の開
口を覆うように取付けた蓋部とで吸気ダクトを形成し、
該吸気ダクトの内部通路を屈曲状に形成したことを特徴
とするものである。
〔実施例〕
以下、本発明を図に示す実施例により説明する。
第1〜3図に示す空気清浄器40において、1は軟質樹
脂から成形されたケース本体であり、前部に濾過部2を
形成すると共に、後部に容積の大きな空気貯溜部3を形
成し、これら濾過部2と空気貯溜部3とを連通路4によ
って連通している。濾過部2には濾過エレメント5が装
着され、その濾過エレメント5は濾過部2の空間を、濾
過前の上流側空間部5aと濾過後の下流側空間部5bとに区
間するようにケース本体1に内設され、上流側空間部5a
と外部とを区分するケース本体1の外壁1bに吸気ダクト
6が設けられている。また空気貯溜部3の給気側には、
気化器へ連通させる給気ダクト7が取付けられている。
この空気清浄器40は、第4図に示すように、自動二輪
車における燃料タンク41とシート42の両方に跨る下部空
間に設置され、かつその吸気ダクト6をシート42側の底
板に近い下部空間に位置させている。この空気清浄器40
で清浄にされた空気は、給気ダクト7から気化器43へ供
給され、この気化器43において燃料との混合気に形成さ
れてエンジン44へ供給されるようになっている。
上述した空気清浄気40の吸気ダクト6は、その内部通
路6aが第2図に示すようにコの字状に屈曲した形状にな
っており、前記ケース本体1の外壁1bに設けた開口13に
連通するようになっている。この屈曲形状によって長い
ダクト長を確保するようにしている。また、吸気ダクト
6の内部通路6aは通路方向に沿って上下に二分割され、
一方の半割部がケース本体1側に形成され、この上部を
覆う他方の半割部が別体の樹脂製の蓋部8によって形成
されている。この蓋部8は硬質樹脂から成形され、下部
周縁に下方に開口した凹溝8aを形成し、この凹溝8aをケ
ース本体1側に突設した凸条1aに嵌合させている。蓋部
8はこの嵌合状態において、その中央部を1本のねじ10
によって締付け固定されている。
上述の空気清浄器40において、吸気ダクト6に吸入さ
れた空気は屈曲状の内部通路6aを迂回しながら濾過部2
へ導かれ、ここで濾過されたのち連通路4を経て空気貯
溜部3へ至り、次いで給気ダクト7から気化器43へ給気
される。この空気清浄器では、吸気ダクト6の内部通路
6aがコの字状の屈曲形状であるため、狭いスペース内に
長いダクト長を形成し、これによって吸気騒音を低減す
るに必要な十分な長さを確保することができる。
しかも、この吸気ダクト6は、内部通路6aをケース本
体1側と蓋部8側とに二分割し、その蓋部8をケース本
体1側の半割部に対し上方から被せる、即ち、上流側空
間部5aと外部とを区分するケース本体1の外壁1bに設け
た開口13に連通する吸気ダクト6の内部通路6aを形成す
るように、外壁1bに開口13を覆うようにして蓋部8を取
付けるだけで簡単に取付け可能であるため、その組立が
簡単になる。かつ蓋部8を固定するときは、中央部にお
いて1本のねじ10だけで締付固定することができる。勿
論、この蓋部8の固定を接着剤を介して行うようにして
もよい。
また、吸気ダクト6の内部通路6aが複雑な屈曲形状で
あるため、一般には製作が難しくなるが、この発明では
上記内部通路6aを、通路方向に沿って二分割する構成に
したため、その半割部ずつを独立して成形すればよく、
通常の金型によって簡単に射出成形などが可能である。
また、吸気ダクト6の内部通路6aを上流側空間部5aと
外部とを区分するケース本体1の外壁1bに形成する構成
にしたため、濾過エレメント5を収納するケース本体1
の広い外壁1bを用いて、屈曲した内部通路6aをその長さ
や形状を必要に応じて適宜選択して、自由に取付けるこ
とが可能である。
また、上記実施例では、上側の蓋部8に凹溝8aを形成
する一方、下側のケース本体1に凸条1aを形成し、この
凸条1aに対し蓋部8の凹溝8aを上方から被せるように嵌
合させるため、上方から雨水などの水がかかっても、外
側面に沿って流れ落ちてしまい、内側へ浸入することは
ない。そのため、水に対するシール効果が極めて良好に
なる。
また、凹溝8aを有する蓋部8を硬質樹脂で成形する一
方、凸条1aを有するケース本体1を軟質樹脂で成形して
いるため、両者に若干の寸法誤差があっても、上記凹溝
8aを凸条1aに嵌合させるとき、軟質樹脂側の凸条1a側が
追従して上記寸法誤差を吸収することができ、しかも一
層のシール効果を高めることができる。
また、上記空気清浄器40を自動二輪車に装備すると
き、第4図のように吸気ダクト6をシート42の底板に近
い空間に位置するようにすると、常に新鮮な空気の取り
入れが可能になり、かつ雨水などの水の浸入を防止する
ことができる。
〔発明の効果〕
上述したように本発明は、濾過部の空間を、濾過前の
上流側空間部と濾過後の下流側空間部とに区画するよう
に濾過エレメントをケース本体に内設した空気清浄器に
おいて、前記上流側空間部と外部とを区分する前記ケー
ス本体の外壁に開口を設け、その外壁と該外壁の開口を
覆うように取付けた蓋部とで吸気ダクトを形成し、該吸
気ダクトの内部通路を屈曲状に形成したので、以下のよ
うな優れた効果を奏するものである。
吸気ダクトの内部通路を屈曲状に形成するので、狭い
スペース内に排気騒音低減に必要な長いダクト長を確保
することができる。
また、上流側空間部と外部とを区分するケース本体の
外壁と、この外壁に設けた開口を覆うようにして取付け
た蓋部とで吸気ダクトを形成するので、簡単に取付ける
ことができ、組立性を向上することができる。
また、吸気ダクトは内部通路が複雑な屈曲形状である
ため、一般に製作は困難になるが、本発明では内部通路
を形成する蓋部を外壁に取付けて吸気ダクトを形成する
ようにしたので、吸気ダクトの蓋部を通路方向に沿って
分割した形状に成形すればよく、通常の金型によって簡
単に製作可能になる。
その上、吸気ダクトの内部通路を上流側空間部と外部
とを区分するケース本体の外壁上に形成するので、その
広い外壁を用いることで、内部通路の屈曲長さや形状及
び取付位置の選択範囲を拡大し、設計の自由度が大き
く、かつ濾過面積の減少を伴うこともない。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明の実施例による吸気ダクト構造を有
する空気清浄器を示し、第1図は第3図のI−I矢視で
示す断面図、第2図は第1図のII−II矢視で示す断面
図、第3図は側面図である。第4図は上記空気清浄器を
取りつけた自動二輪車の側面図である。 1……ケース本体、1b……外壁、5……濾過エレメン
ト、5a……上流側空間部、5b……下流側空間部、6……
吸気ダクト、6a……内部通路、8……蓋部、10……ね
じ、13……開口。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濾過部(2)の空間を、濾過前の上流側空
    間部(5a)と濾過後の下流側空間部(5b)とに区画する
    ように濾過エレメント(5)をケース本体(1)に内設
    した空気清浄器において、前記上流側空間部(5a)と外
    部とを区分する前記ケース本体(1)の外壁(1b)に開
    口(13)を設け、その外壁(1b)と該外壁(1b)の開口
    (13)を覆うように取付けた蓋部(8)とで吸気ダクト
    (6)を形成し、該吸気ダクト(6)の内部通路(6a)
    を屈曲状に形成したことを特徴とする空気清浄器の吸気
    ダクト構造。
JP60143152A 1985-06-29 1985-06-29 空気清浄器の吸気ダクト構造 Expired - Fee Related JP2525140B2 (ja)

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