JPS6313417Y2 - - Google Patents

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JPS6313417Y2
JPS6313417Y2 JP1983015132U JP1513283U JPS6313417Y2 JP S6313417 Y2 JPS6313417 Y2 JP S6313417Y2 JP 1983015132 U JP1983015132 U JP 1983015132U JP 1513283 U JP1513283 U JP 1513283U JP S6313417 Y2 JPS6313417 Y2 JP S6313417Y2
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air
cleaner
intake
air cleaner
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JP1983015132U
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、空気を浄化するようクリーナエレメ
ントを内装したエアクリーナに係り、特に、空気
の流通路を一体成形にて長尺なものとして吸気音
を低減し得るようにしたエアクリーナに関するも
のである。
従来、気化器等吸気系に清浄な空気を供給する
ためのエアクリーナとして、エアクリーナ本体に
クリーナエレメントを内装し、横スリツト状の吸
入孔が形成されたクリーナ蓋を取付けた簡単な構
造のものが多用されている。この構造のクリーナ
は外気を取り入れるに際し、外気はこのエアクリ
ーナ内に勢いよく吸入されるため、吸入口におい
て吸気音が発生するという問題があつた。
これは、空気の流通路が短く、吸気流が整流さ
れず、乱気流によつて吸気音が発生するもので、
このため、従来でもこうした吸気音を低減させる
ための対策が施されていた。特開昭50−152112号
公報には、デイーゼル機関の騒音防止装置に関す
る従来技術が開示されている。この従来技術は、
吸気路自体をエルボ管で構成し、更に吸気流中に
は整流翼及びスプリツタを配設したものである。
しかし、これは成形工程上複雑化させる問題があ
つた。
又、実開昭53−111111号公報には自動車機関の
エアクリーナに関する従来技術が開示されてい
る。この従来技術では、フイルタエレメントを経
た空気を中央流と干渉用バイパス流路とに分流さ
せ、下流においてこの干渉用バイパス流路を再
び、上記中央流に復流させることにより吸気音を
干渉によつて低減させるようにしている。しか
し、この従来技術の場合には干渉用バイパス流路
は、フイルタエレメントを内装する外穀ケース外
周を巻回配設されているので、この干渉用バイパ
ス流路は、外穀ケースの外周に張り出すことにな
り、その分エアクリーナの配設に広いスペースを
要し、他部材の邪魔になり、又その成形工程上複
雑化させる問題があつた。
又、一般にエアクリーナは、クリーナエレメン
トで清浄化された下流側にブリーザパイプが接続
されることが多く、したがつてエアクリーナ下流
側に流入したブローバイガス中のオイルミストが
クリーナエレメントに付着し該エレメントを汚損
し目詰まりを起こすといつた不都合がある。
本考案は、これらの事情に鑑みてなされたもの
で、複雑な構成とすることなく外気吸入側の流通
路とフイルタエレメント下流側の流通路である連
通部とを長尺にでき、その結果外気吸い込み時の
吸気音を低減させることができると共に、清浄化
された吸気の流通路中の下部位置に設けたブリー
ザパイプ取付口から吐出されるオイルミストを含
んだブローバイガスは上部位置の吸気系に連通す
る通気口に向つて流れる吸気の流れに乗つて効率
よく吸気系へ回収でき、下部位置のエレメント収
納部内に配設されるフイルタエレメントをブロー
バイガス中のオイルミストで汚損し目詰まりを起
こすことを防止できるようにしたエアクリーナを
提供することを目的としている。
前記目的を達成するため本考案によるエアクリ
ーナは、エアクリーナ本体を下部位置のエレメン
ト収納部と、上部位置の清浄化された吸入空気が
エレメント収納部側から流通する連通部とで上下
方向長尺に構成し、前記連通部はその背面に吸気
管に連通される通気口とブリーザパイプ取付口と
を上下位置関係で形成し、前記エレメント収納部
の正面は開口している一方このエレメント収納部
内に通気孔を有するエレメントリテーナを介して
クリーナエレメントを収納し、且つ前記開口を蓋
体にて覆つていると共に、この蓋体内面の前記ク
リーナエレメントに対面した部位には流入室が形
成され、さらにこの蓋体側部に外気吸入口を形成
し、この吸入口から前記流入室にかけた蓋体内面
には長尺な流通路を形成している。
以下、図面を参照して本考案を具体的に説明す
る。
第1図乃至第8図は本考案の第一実施例を示し
ており、第1図はエアクリーナの正面図、第2図
は第1図のA−A線断面図、第3図は蓋体の裏面
図、第4図は第3図のB−B線断面図、第5図は
エレメントリテーナの正面図、第6図は第5図の
断面図、第7図はブロー成形されたエアクリーナ
本体の正面図、第8図は第7図の側面図である。
これらの図において符号1はエアクリーナ、2
はエアクリーナ本体、3は蓋体、4はエレメント
リテーナ、5はクリーナエレメントである。エア
クリーナ1は、エアクリーナ本体2にクリーナエ
レメント5が内装されたエレメントリテーナ4を
配設し、その上から蓋体3が取付ボルト6とナツ
ト7にて締付けて構成されている。エアクリーナ
本体2は、この実施例では合成樹脂で成形されて
おり、ほぼ四角形状の中空箱状で正面側が開口さ
れ且つその中央部にボルト用のボス部9を有する
下部位置のエレメント収納部8と、清浄化された
吸入空気がエレメント収納部8側から流通するよ
うほぼ長方形状の袋状に形成された上部位置の連
通部10とで上下方向に長尺に構成されている。
そして、前記連通部10はその上部背面に気化器
(図示せず)に取付けるための気化器取付座11
に通気口12と、その近傍下部位置にブリーザパ
イプ取付口13とが形成されている。尚、エアク
リーナ本体は複雑な形状をしているが、第7図及
び第8図に示すごとく、樹脂成形機械のブロー成
形により袋状に成形し、後第8図のC−C線より
切取ることにより成形される。一方、蓋体3は、
樹脂射出成形機等で成形されており、前記エアク
リーナ本体2の前記開口された収納部8を覆う、
略4角形で断面形状がコ字状の蓋状体で、その側
壁部14の一部が切欠かれており、外気の吸入口
15が設けられている。蓋体3の内側には、前記
切欠かれた部分から側壁部14(第3図の下側の
側壁部)に略平行に同じ高さで途中まで延出され
た仕切部16と、前記側壁部14及び仕切部16
で囲まれる部分に数箇所の前記側壁部14よりも
多少高い突起したエレメント押えピン17と、蓋
体取付ボス18とが形成されている。又、エレメ
ントリテーナ4は、板金で一部に平面部19を残
しほぼ凹状に成形され、クリーナエレメントが内
装される略4角形の内装部20と、この内装部2
0に通気孔及びボス部9に嵌合される孔と、周縁
に曲折部21とが形成されている。
クリーナエレメント5が内装されたエレメント
リテーナ4は、エアクリーナ本体2の収納部8の
中にボス部9に嵌合して収納され、その周縁は前
記収納部8の開口部に当接されている。そして、
蓋体3はその側壁部14が前記エレメントリテー
ナ4の周縁部に当接され、かつ前記蓋体3の仕切
部16の設けられた側に前記エレメントリテーナ
4の平面部19がくるように取付ボルト6及びナ
ツト7で締付けて取付けられている。なお、側壁
部14が曲折部21の外側にはさまるようにする
と更に取付時の位置決め、安定が良くなる。従つ
て、蓋体3の側壁部14(第3図の下側の側壁
部)と仕切部16とエレメントリテーナ4の平面
部19とで囲まれる空間に流通路22、及びこれ
に連通する蓋体3の側壁部14(第3図の左側と
右側と上側の側壁部)とクリーナエレメント5と
で囲まれる空間に流入室23が形成されている。
このように構成されたエアクリーナでは、外気
は蓋体3の吸入口15から入り、流通路22→流
入室23→収納部8(エレメントが収納された後
に残された空間部分)→連通部10を経て通気口
12から気化器(図示せず)等の吸気系に流入す
る。そして、このとき吸入される外気は同一幅で
形成された長尺な流通路22によつて、流線が平
行になるよう規制される結果、乱流が防止され
て、この乱流に基づいた吸気音が緩和される上
に、高速で吸気された外気は、比較的広い通路を
流通するため充分に減速することになり吸気音の
発生は回避される。さらに、オイルミストを含ん
だブローバイガスは、フイルタエレメント下流側
の長尺状の連通部中にブリーザパイプ取付口から
吐出されて上部位置の吸気系に連通する通気口に
向つて流れる吸気の流れに乗つて効率よく吸気系
へ回収される。したがつて、ブローバイガス中の
オイルミストによつて下部位置のエレメント収納
部にあるフイルタエレメントが汚損され目詰まり
を起こすことが防止される。
第9図及び第10図は本考案の第二実施例を示
しており、第9図は蓋体の裏面図、第10図は第
9図のD−D線断面図である。符号24は蓋体で
あり、前記第一実施例と同じ大きさで、その裏面
には、第一実施例同様の仕切部が設けられ、さら
に該仕切部を延出してほぼ蓋体取付ボス18の中
心部まで渦巻状部25が形成されている。前記渦
巻状部25は、その高さが前記エレメント押えピ
ン17と同じに形成されている。
このように構成された蓋体24が取付けられた
エアクリーナでは、第一実施例と同様の流入通路
が形成されるほかに、流入室側は渦巻状部25で
仕切られるため空気通路がより長くなり、外気吸
い込み時の吸気音をさらに低減させることができ
るようになる。
以上説明したように本考案によれば、複雑な構
成とすることなく外気吸入側の流通路とフイルタ
エレメント下流側の流通路である連通路とを長尺
にでき、その結果外気吸い込みの吸気音を低減さ
せることができると共に、清浄化された吸気の流
通路中の下部位置に設けたブリーザパイプ取付口
から吐出されるオイルミストを含んだブローバイ
ガスは上部位置の吸気系に連通する通気口に向つ
て流れる吸気の流れに乗つて効率よく吸気系へ回
収でき、下部位置のエレメント収納部内に配設さ
れるフイルタエレメントをブローバイガス中のオ
イルミストで汚損され目詰まりを起こすことを防
止できるといつた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本考案の第一実施例に係
り、第1図はエアクリーナの正面図、第2図は第
1図のA−A線断面図、第3図は蓋体の裏面図、
第4図は第3図のB−B線断面図、第5図はエレ
メントリテーナの正面図、第6図は第5図の断面
図、第7図はブロー成形されたエアクリーナ本体
の正面図、第8図は第7図の側面図、第9図及び
第10図は本考案の第二実施例に係り、第9図は
蓋体の裏面図、第10図は第9図のD−D線断面
図である。 1……エアクリーナ、2……エアクリーナ本
体、3……蓋体、4……エレメントリテーナ、5
……クリーナエレメント、8……収納部、10…
…連通部、15……吸入口、16……仕切部、1
7……エレメント押えピン、22……流通路、2
3……流入室、24……蓋体、25……渦巻状
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エアクリーナ本体を下部位置のエレメント収納
    部と、上部位置の清浄化された吸入空気がエレメ
    ント収納部側から流通する連通部とで上下方向長
    尺に構成し、前記連通部はその背面に吸気管に連
    通される通気口を形成する一方、この通気口の上
    流側である下部位置にブリーザパイプ取付口を形
    成し、前記エレメント収納部の正面は開口してい
    る一方このエレメント収納部内に通気孔を有する
    エレメントリテーナを介してクリーナエレメント
    を収納し、且つ前記開口を蓋体にて覆つていると
    共に、この蓋体内面の前記クリーナエレメントに
    対面した部位には流入室が形成され、さらにこの
    蓋体側部に外気吸入口を形成し、この吸入口から
    前記流入室にかけた蓋体内面には長尺な流通路を
    形成したことを特徴とするエアクリーナ。
JP1513283U 1983-02-03 1983-02-03 エアクリ−ナ Granted JPS59121466U (ja)

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JP1513283U JPS59121466U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 エアクリ−ナ

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JP1513283U JPS59121466U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 エアクリ−ナ

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JPS59121466U JPS59121466U (ja) 1984-08-16
JPS6313417Y2 true JPS6313417Y2 (ja) 1988-04-15

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ID=30146470

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JP1513283U Granted JPS59121466U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 エアクリ−ナ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61275561A (ja) * 1985-05-29 1986-12-05 Honda Motor Co Ltd エアクリ−ナ
JP2525140B2 (ja) * 1985-06-29 1996-08-14 ヤマハ発動機株式会社 空気清浄器の吸気ダクト構造
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