JP2538466Y2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP2538466Y2
JP2538466Y2 JP1990404337U JP40433790U JP2538466Y2 JP 2538466 Y2 JP2538466 Y2 JP 2538466Y2 JP 1990404337 U JP1990404337 U JP 1990404337U JP 40433790 U JP40433790 U JP 40433790U JP 2538466 Y2 JP2538466 Y2 JP 2538466Y2
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electromagnetic
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JP1990404337U
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Inventor
雅彦 中山
Original Assignee
河村電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、過電流に応答して作
動する電磁引外し機構部と、その電磁引外し機構部に連
動して作動トリップするトグルリンク機構部とを具備す
る回路遮断器に係り、特に、電磁引外し機構部及びトグ
ルリンク機構部の組付けを改良する技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の回路遮断器として、例えば、図4
〜図10に示す技術が知られている。図4に示す従来の
回路遮断器においては、トグルリンク機構部1のホルダ
2がモールドケース3内に上方から取付けられ、ねじ4
により組付け固定されている。これと同様、電磁引外し
機構部5のL字形の継鉄6もモールドケース3に対して
ねじ4により組付けられている。そして、電磁引外し機
構部5のコイルユニット7に過電流が流れたときには、
固定鉄片8に可動鉄片9が吸着され、その可動鉄片9に
よりトグルリンク機構部1の引離しアーム10が作動さ
れて、電路を遮断できるように構成されている。11は
電路を手動で開閉するためのハンドルである。
【0003】図5に示す従来の回路遮断器においては、
電磁引外し機構部5の継鉄6がモールドケース3の溝状
リブ12に嵌合されている。図6の回路遮断器において
は、トグルリンク機構部1のホルダ2がモールドケース
3とカバーケース13との間に挟着されている。図7は
同一ピッチAで配置された可動接触子14及び固定接触
子22を備えた3極の回路遮断器で、その同じピッチA
と等分比率2/3 Bにて縮小されたモールドケース3とか
ら成る2極の回路遮断器を構成する場合は、図8示のよ
うに、トグルリンク機構部1がハンドル11をオフセッ
トして組付けられ、また、図9及び図10示の如く、ハ
ンドル11を中央に配置できるようにホルダ2の形状を
変更し大型化しなければならない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図4に示す
従来の回路遮断器によると、モールドケース3のねじ孔
15とねじ4とのクリアランスによりトグルリンク機構
部1及び電磁引外し機構部5の取付位置が一定しないた
め、双方の間隙寸法Gが製品によって異なる可能性があ
り、この組付誤差が遮断特性、特に短絡遮断特性に悪影
響を及ぼすおそれがあった。また、正規の位置に組付け
たとしても、クリアランスがあるため組付後の振動等の
外力により前記間隙寸法Gが変動する可能性もあった。
図5及び図6の回路遮断器によると、前記したクリアラ
ンスによる問題を解消できるが、電磁引外し機構部5及
びトグルリンク機構部1がモールドケース3に対しそれ
ぞれ別個に組付けられているので、組付作業が面倒とな
るばかりでなく、モールドケース3の構造が複雑とな
り、金型製作費用が高くつくという問題点があった。図
8の回路遮断器によると、トグルリンク機構部1のハン
ドル11がオフセットされているため、デザインの自由
度が損なわれるという不都合があった。図9及び図10
の回路遮断器によると、ホルダ2が大型に変形されてい
るので、金型製作費用が高くつくという不具合があっ
た。
【0005】そこで、この考案の課題は、トグルリンク
機構部及び電磁引外し機構部の組付けを簡易化し、両者
の位置関係を絶えず一定に保って遮断特性の安定化を図
ると共に、多極構造の回路遮断器への適用を可能となす
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は、過電流に応答して作動する電磁引外
し機構部と、その電磁引外し機構部に連動して作動トリ
ップするトグルリンク機構部とを具備する回路遮断器に
おいて、電磁引外し機構部の継鉄及びトグルリンク機構
部のホルダをモールドケースから着脱可能に立設した絶
縁材料からなる一枚の取付板の両側面に配設したことを
特徴とする。
【0007】
【作用】この考案の回路遮断器によれば、電磁引外し機
構部及びトグルリンク機構部が一枚の取付板に配設され
て一体化部品として構成される。このため、その一体化
部品をモールドケースの内部に容易に組付けできるとと
もに、電磁引外し機構部及びトグルリンク機構部の位置
関係を取付板により常に一定に保って、安定した遮断特
性が得られる。また、取付板のサイズを適宜変更するこ
とにより、同一規格の電磁引外し機構部及びトグルリン
ク機構部を使用して、2極または3極の多極構造の回路
遮断機を良好なデザインで容易に構成できる。
【0008】
【実施例】以下、この考案を具体化した実施例を図面に
基づいて説明する。図1は本考案の一実施例による3極
構造の回路遮断器を示す分解斜視図、図2は図1の回路
遮断器の平面図、図3は2極構造の回路遮断器を示す平
面図である。なお、図において、従来と同一の構成部品
には同一の符号が付されている。
【0009】図1及び図2において、3は合成樹脂によ
り箱形に成形したモールドケースであり、その両端には
端子部16が形成されるとともに、一対の側壁の内側に
は相対向する位置に溝状リブ12が突設されている。前
記溝状リブ12には絶縁材料からなる取付板17が着脱
可能に嵌合支持され、その一側面には一つのトグルリン
ク機構部1のホルダ2がねじ18により取り付けられて
いる。また、取付板17の他側面には、電磁引外し機構
部5を構成する固定鉄片8、可動鉄片9及びコイルユニ
ット(図示略)を取り付けた継鉄6がねじ19によって
取り付けられている。なお、図3に示す2極構造の回路
遮断器においては、二つの電磁引外し機構部5が取付板
17に取り付けられている。
【0010】このように、本実施例の回路遮断器におい
ては、トグルリンク機構部1及び電磁引外し機構部5が
取付板17と共に一体化部品として構成されている。し
たがって、取付板17をモールドケース3の溝状リブ1
2に嵌合することにより、その一体化部品をモールドケ
ース3の内部にワンタッチで容易に組付けることができ
る。また、電磁引外し機構部5及びトグルリンク機構部
1の位置関係は取付板17によって予め一定に保たれて
いるので、従来とは異なり、組付誤差や外力による寸法
の変動がなく、常に安定した遮断特性が得られる。その
うえ、トグルリンク機構部1及び電磁引外し機構部5を
取付板17に一体化すれば、モールドケース3に取付板
17のみの支持部すなわち溝状リブ12を設けるだけで
すみ、モールドケース3の形状を簡略化して、それを成
形する金型の製作コストを削減できる。しかも、取付板
17の長さを適宜変更することにより、同一規格の電磁
引外し機構部5及びトグルリンク機構部1を使用して、
図2に示すような3極構造、或いは、図3に示すような
2極構造の回路遮断機をそれぞれ容易に構成でき、ま
た、この場合、ハンドル11がモールドケース3の中央
に位置する好ましいデザインの回路遮断器が得られる。
なお、図3の取付板17は、図2の取付板17を約2/
3の長さに切断したものを使用できる。
【0011】ところで、上記実施例の構成を漏電遮断器
に応用して実施することもでき、この場合、図2に鎖線
で示すように、漏電テストスイッチ20及び漏電引外し
マグネット21を取付板17の空所に取付ければ、取付
板17のスペースを有効に利用して各部品を一体に構成
することができる。また、取付板17の形状は図1に示
した平板に限定されず、それをL字形に形成してもよ
く、この場合には、取付板17の下部に可動接触子14
(図7参照)用のばねを掛止することができる。その
他、この考案は前記実施例に限定されるものではなく、
その趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適
宜に変更して実施することも可能である。
【0012】
【考案の効果】以上に細述したように、この考案によれ
ば、電磁引外し機構部の継鉄及びトグルリンク機構部の
ホルダを着脱可能に立設した一枚の取付板の両側面に配
設して一体化部品に構成したので、電磁引外し機構部及
びトグルリンク機構部の組付けが簡単かつ正確に出来、
しかも、両者の位置関係を絶えず一定に保つことが出来
るので遮断特性の安定が得られ、更に同一規格構成品に
より多極構造の回路遮断器への適用が可能となり、更
に、モールドケースが簡略化されてコスト低減が可能と
なる等、実用上の優れた効果を多々有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による3極構造の回路遮断器
を示す分解斜視図である。
【図2】図1の回路遮断器の平面図である。
【図3】本考案の別の実施例による2極構造の回路遮断
器を示す平面図である。
【図4】従来の回路遮断器の一例を示す断面図である。
【図5】従来の回路遮断器の電磁引外し機構部の取付構
造を示す斜視図である。
【図6】従来の回路遮断器のトグルリンク機構部の取付
構造を示す断面図である。
【図7】従来の3極構造の回路遮断器の一例を示す断面
図である。
【図8】従来の2極構造の回路遮断器の一例を示す断面
図である。
【図9】従来の2極構造の回路遮断器の別の例を示す断
面図である。
【図10】従来の2極構造の回路遮断器の更に別の例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1・・トグルリンク機構部、2・・ホルダ、3・・モー
ルドケース、5・・電磁引外し機構部、6・・継鉄、7
・・コイルユニット、8・・固定鉄片、9・・可動鉄
片、10・・引離しアーム、11・・ハンドル、12・
・溝状リブ、16・・端子部、17・・取付板、18,
19・・ねじ、20・・漏電テストスイッチ、21・・
漏電引外しマグネット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過電流に応答して作動する電磁引外し機
    構部と、前記電磁引外し機構部に連動して作動トリップ
    するトグルリンク機構部とを具備する回路遮断器におい
    て、前記電磁引外し機構部の継鉄及びトグルリンク機構
    部のホルダをモールドケースから着脱可能に立設した絶
    縁材料からなる一枚の取付板の両側面に配設したことを
    特徴とする回路遮断機。
JP1990404337U 1990-12-21 1990-12-21 回路遮断器 Expired - Lifetime JP2538466Y2 (ja)

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JP1990404337U JP2538466Y2 (ja) 1990-12-21 1990-12-21 回路遮断器

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JP1990404337U JP2538466Y2 (ja) 1990-12-21 1990-12-21 回路遮断器

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JPH0491045U JPH0491045U (ja) 1992-08-07
JP2538466Y2 true JP2538466Y2 (ja) 1997-06-18

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ID=31881983

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS563932A (en) * 1979-06-22 1981-01-16 Tempearl Industrial Leakage current breaker
JPS6135082A (ja) * 1985-05-13 1986-02-19 Pioneer Electronic Corp 多重記録情報再生装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS563932A (en) * 1979-06-22 1981-01-16 Tempearl Industrial Leakage current breaker
JPS6135082A (ja) * 1985-05-13 1986-02-19 Pioneer Electronic Corp 多重記録情報再生装置

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JPH0491045U (ja) 1992-08-07

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