JP2525475Y2 - 回路しゃ断器の接触子機構 - Google Patents

回路しゃ断器の接触子機構

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JP2525475Y2
JP2525475Y2 JP9019990U JP9019990U JP2525475Y2 JP 2525475 Y2 JP2525475 Y2 JP 2525475Y2 JP 9019990 U JP9019990 U JP 9019990U JP 9019990 U JP9019990 U JP 9019990U JP 2525475 Y2 JP2525475 Y2 JP 2525475Y2
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勝 大室
秀夫 久本
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、回路しゃ断器の接触子機構に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来、この種の回路しゃ断器の接触子機構を設けたも
のとしては特開昭62−163238号がある。第2図はこの従
来例と基本的には同じ構成を持つ回路しゃ断器の断面図
を示しており、過電流が流れると、駆動される引き外し
装置1と、引き外し装置1が駆動されるとトリップ動作
を行うトリップ装置3と、トリップ装置3がトリップ動
作を行うと、瞬間的に開離される接点装置4と、接点装
置4の開離的に発生するアークを消孤する消孤装置2と
をハウジング6内に納装したものであって、ハウジング
6の表面からはトリップ装置3に連動したハンドル5が
起倒自在に突出する。引き外し装置1と接点装置4と消
孤装置2とは各極ごとに設けられており、またトリップ
装置3は3極が共有する形で設けられている。
ハウジング6はベース6aと、ベース6a上に被嵌される
カバー6bとから構成されており、カバー6bの中央部に形
成されたハンドル挿通孔6cを通してハンドル5がハウジ
ング6の外部に突出する。また、ハウジング6の消孤装
置2側の側面にはハウジング6の内外を連通させる排気
板7が嵌め込まれる。
引き外し装置1は、電磁引き外し装置1aと熱動引き外
し装置1bとから構成される。電磁引き外し装置1aは、コ
イル8、ヨーク9、プランジャー10、復帰ばね12等から
構成される。コイル8は、主電路に沿って端子片11に接
続される。プランジャー11は磁性体により形成されたも
ので、ヨーク9に挿通して、図において左右に移動する
ときに復帰ばね12を圧縮して復帰力が作用するようにな
っている。
熱動引き外し装置1bは、ヒータ板14、バイメタル板1
5、および押圧ねじ16により構成され、バイメタル板15
を電磁引き外し装置10a側としてヒータ板14とバイメタ
ル板15とを積層し、ヒータ板14とバイメタル板15とがコ
イル8に一体に固定されるようになっている。ヒータ板
14の一端部には、編組線よりなる接続線26が接続され、
ヒータ板14に通電される電流によりヒータ板14が加熱さ
れると、バイメタル板15の上端部が電磁引き外し装置10
a側に曲がるようになっているのである。
トリップ装置3は、保持フレーム43にリンク機構を備
えており、保持フレーム43がベース6aの定位置に固定さ
れるようになっている。保持フレーム43において引き外
し装置1側の端部にはラッチリンク17がリンクピン18に
より揺動自在に軸支される。
ラッチリンク18は、軸支部分よりも引き外し装置1に
近い部分ばね受け突片19を有し、このばね受け突片19に
ねじりばね体20の一端が弾接して付勢している。ラッチ
リンク18において引き外し装置1に近い端部にはラッチ
片21が延設され、ラッチ片21は連動バー22に形成された
保持溝23内に挿入される。ラッチリンク18において軸支
部分よりも引き外し装置1から遠い端部には押さえ片24
が延設されており、押さえ片24の片面には係止レバー25
の上端が当接する。
連動バー22は各極ごとに設けられた引き外し装置1の
うちのいずれか1つが動作すると回転してトリップ装置
3を動作させるためのものである。
係止レバー25は一端部がリンクピン27により保持フレ
ーム43に揺動自在に軸着されており、軸着部分よりも上
方でねじりばね体20で付勢されている。また、係止レバ
ー25には凹部25aが形成されており、この凹部25aの一縁
からは引き外し装置1から離れる向きで昇り傾斜する傾
斜片28が延設される。上記凹部25aにはクレドル29より
延設された係止突片30が挿入される。
クレドル29は保持フレーム43の両側板に略平行な脚片
を備えた略コ字形に折曲されており、リンクピン31によ
り一端部が保持フレーム43に揺動自在に軸着される。ク
レドル29の他端部内周面には軸突起32が打ち出されてお
り、この軸突起32には第1リンク33の一端部が回動自在
に軸着される。第1リンク33は両脚片の外周面間の距離
がクレドル29の両脚片の内周面間の距離に略等しく設定
された略コ字形に形成され、両脚片の一端部には軸突起
32に回動自在に結合される軸受溝33を有している。クレ
ドル29の両脚片において係止突片30とは反対側の端部に
は押圧突片35が延設される。
第1リンク33の他端部は、第2リンク36の一端部にリ
ンクピン37により回動自在に連結される。リンクピン37
には引張ばね38の一端部が結合される。引張ばね38の他
端部はハンドルリンク39の一端部に連結されている。ハ
ンドルリンク39は一端部がハンドル5に一体に結合さ
れ、ハンドル5の起倒に伴なって揺動するようになって
いる。
上記第2リンク36の他端部には略U字形の連結溝39が
形成されており、この連結溝39は接点装置4に連結され
る。
接点装置4は、可動接点40を備えた可動接触子41と、
可動接触子41を保持するクロスバー42と、クロスバー42
と可動接触子41との間に介装されたコイルばね49と、消
孤装置2に一体に設けられた固定接点50とを備えてい
る。可動接触子41にはヒータ板31に一端部が接続された
接続線26の他端部が接続されている。クロスバー42はハ
ウジング6の内周面の定位置に軸支されているものであ
って、他極の可動接触子41を同時に駆動するようになっ
ている。つまり上述した連動バー22と同様にクロスバー
42は各極の可動接触子41を同時に保持しており、いずれ
か1つの可動接触子41が動作すると、残りの可動接触子
41が連動するようにしているのである。クロスバー42は
合成樹脂成形品等の絶縁材料により形成されており、軸
方向の3箇所に接触子保持部44を備えている。接触子保
持部44は一端部に斜め突出させたばね受け突起45が設け
られ、また側面には保持溝46が形成されており、保持溝
46には可動接触子41の略中間側面に貫挿させた軸ピン47
を回動自在且つ移動自在に挿通している。この可動接触
子41の後部にはばね受けピン48を貫挿しており、このば
ね受けピン48と上記ばね受け突起45との間にコイルばね
49が縮設され、そのコイルばね49のばね力により、軸ピ
ン47が保持溝46の先端に向かうように可動接触子41を付
勢する。軸ピン47には第2リンク36が回動自在に係止さ
れ、第2リンク36はコイルばね49のばね力によりクロス
バー42の前部と軸ピン47との間に挟持される。
そしてコイルばね49は接点閉成時には接圧を付与し、
接点開離時には接点の開離を加速するように反転ばねの
作用をするのである。
[考案が解決しようとする課題] ところで上記のように構成している接点装置4に用い
るコイルばね49は第3図に示すように線材の両端a,bの
位置が、コイルばねの軸方向に対する垂直断面の中心角
で同じ角度位置であるため、第3図(a)又は(c)に
示すようにばね受けピン47に一端aを、ばね受け突起45
に他端bを当接した状態でコイルばね49を圧縮配置して
いる場合にはコイルばね49のたわみ量が大きくなって、
その分ばね荷重が大となり、最大の接圧が得れるが、第
3図(b)又は(d)のように上記の当接位置がコイル
ばね49の両端a,bが外れた位置の場合コイルばね49の軸
方向の長さが変わった状態となり、当然ばねのたわみ量
が小さくなって、その分接圧が小さくなり、図示する場
合には最小となる。
このようにコイルばね49の当接位置がずれることによ
り接圧がばらついて、結果引き外し荷重への影響が大き
くなり特に4Pタイプの場合には半投入の原因となると問
題があった。尚第3図(a)〜(d)のイは受けピン48
側からみた状態を、ロは側方からみた状態を、ハはばね
受け突起側からみた状態を夫々示す。
また端面を研磨した場合には、反転開極時のコイルば
ね49の端部と受けピン48との間の摩擦力が大きくなって
ばねが外れる危険性がある。
本考案はこのような問題点に鑑みて為されたもので、
その目的とするところはコイルばねのかけ方による接圧
の変化を小さくすることができ、安定した接点の接触状
態が得られ、引き外し荷重への影響も小さい回路しゃ断
器の接触子機構を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記の目的を達成するために、各極に可動接
触子を保持する接触子保持部を設けて回動自在にハウジ
ング内に軸支されたクロスバーと、前部に可動接点を有
し、上記クロスバーの軸方向に対して交差する方向とな
るように接触子保持部に形成せる保持溝に、中間側面に
嵌挿した軸ピンを移動自在に且つ回動自在に挿通して接
触子保持部に枢支された可動接触子と、該可動接触子の
後部側面に嵌挿せる受けピンとこの受けピンに対して先
端が同方向に延びる線状に形成されたばね受け突起との
間に夫々端面の中心線が当接して圧縮配置され、受けピ
ンを可動接触子の前部方向に付勢して可動接点に接圧を
与えるコイルばねとからなる配線用しゃ断器の接触子機
構において、コイルばねを構成する線材の一端と、他端
との位置ずれをコイルばねの軸方向に対する垂直断面の
中心角で略45度乃至90度としたものである。
〔作用〕
而して本考案によれば、配線用遮断器の接触機構にお
いて、可動接触子の後部側面に嵌挿せる受けピンとこの
受けピンに対して先端が同方向に延びる線状に形成され
たばね受けとこの突起との間に夫々端面の中心線が当接
して圧縮配置されたコイルばねを構成する線材の一端
と、他端との位置ずれをコイルばねの軸方向に対する垂
直断面の中心角で略45度乃至90度としたものであるか
ら、受けピンは、ばね受け突起のいずれか一方におい
て、コイルばねの一端が外れて当接しても他端は外れな
いため、小さい接圧とならず、またコイルばねの両端が
共に受けピン、ばね受け突起に当接する状態はないた
め、大きな接圧とならないもので、コイルばねのかけ方
にばらつきがあっても、接圧は従来に比べて安定し、引
き外し荷重への影響も小さい。
[実施例] 以下本考案を実施例により説明する。
実施例では第1図(a)〜(f)に示すようにコイル
ばね49を構成する線材の一端aと、他端bとの位置ずれ
をコイルばね49の軸方向に対する垂直断面の中心角で略
45度乃至90度としている。
而して第1図(a)又は(c)又は(e)の場合には
受けピン48側ではコイルばね49の一端aが外れることな
く当接しているが、他端bはばね受け突起45より外れて
いるため、その分両端a,bが当接する場合に比べて接圧
は小さい。
また第1図(b)又は(d)又は(f)の場合にはコ
イルばね49の一端aが受けピン48から外れた位置である
が、ばね受け突起45側では略90度以内のずれた位置に他
端bが存在するが当接位置は他端bから外れていないた
め、両端a,bが外れた場合のように小さな接圧とならな
い。
尚第1図(a)〜(d)のイは受けピン48側からみた
状態を、ロは側方からみた状態を、ハはばね受け突起側
からみた状態を夫々示す。
ところでコイルばね49の端で受けるか、少し外れた位
置で受けるかにより、ばね荷重が不連続で変化するた
め、コイルばね49の他端のみを研磨すれば接圧のばらつ
きをより小さくすることができる。またコイルばね49の
かけ方により接圧は変化するが4Pタイプの場合には接圧
が小さくなるようにコイルばね49をかければ4Pの開閉動
作において、同じ開閉動作力で安定した開閉動作が実現
でき半投入防止が図れる。
[考案の効果] 本考案は配線用しゃ断機の接触子機構において、可動
接触子の後部側面に嵌挿せる受けピンとこの受けピンに
対して先端が同方向に延びる線状に形成されたばね受け
突起との間に夫々端面の中心線が当接して圧縮配置され
たコイルばねを構成する線材の一端と、他端との位置ず
れをコイルばねの軸方向に対する垂直断面の中心角で略
45度乃至90度としたものであるから、受けピン、ばね受
け突起のいずれか一方において、コイルばねの一端が外
れて当接しても他端は外れないため、小さい接圧となら
ず、またコイルばねの両端が共に受けピン、ばね受け突
起に当接する状態はないため、大きな接圧とならないも
ので、コイルばねのかけ方にばらつきがあっても、接圧
は従来に比べて安定し、引き外し荷重への影響も小さい
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の説明図、第2図は本考案を採
用する回路しゃ断器の断面図、第3図は従来例の説明図
である。 48は受けピン、49はコイルばね、45はばね受け突起であ
る。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各極の可動接触子を保持する接触子保持部
    を設けて回動自在にハウジング内に軸支されたクロスバ
    ーと、前部に可動接点を有し、上記クロスバーの軸方向
    に対して交差する方向となるように接触子保持部に形成
    せる保持溝に、中間側面に嵌挿した軸ピンを移動自在に
    且つ回動自在に挿通して接触子保持部に枢支された可動
    接触子と、該可動接触子の後部側面に嵌挿せる受けピン
    とこの受けピンに対して先端が同方向に延びる線状に形
    成されたばね受け突起との間に夫々端面の中心線が当接
    して圧縮配置され、受けピンを可動接触子の前部方向に
    付勢して可動接点に接圧を与えるコイルばねとからなる
    配線用しゃ断器の接触子機構において、コイルばねを構
    成する線材の一端と、他端との位置ずれをコイルばねの
    軸方向に対する垂直断面の中心角で略45度乃至90度とし
    て成ることを特徴とする回路しゃ断器の接触子機構。
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