JPH03280320A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH03280320A
JPH03280320A JP2142225A JP14222590A JPH03280320A JP H03280320 A JPH03280320 A JP H03280320A JP 2142225 A JP2142225 A JP 2142225A JP 14222590 A JP14222590 A JP 14222590A JP H03280320 A JPH03280320 A JP H03280320A
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Masao Miura
三浦 正夫
Naoji Uchida
内田 直司
Tatsunori Takahashi
龍典 高橋
Koji Asakawa
浩司 浅川
Eiji Nozawa
英司 野沢
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H2009/0088Details of rotatable shafts common to more than one pole or switch unit

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、配線用遮断器などの小型の回路遮断器に関
する。
【従来の技術】
第8図は回路遮断器(3極配線用遮断器)の全体構成を
示すもので、各機構はケースlとこれを覆うカバー2と
からなる樹脂成形品の外箱に収納されている。図示投入
状態において、電流は電源側端子を兼ねた固定接触子3
→可動接触子4→リード線5→接続板6→過電流引外し
装置7→導体8→負荷側端子9の経路で流れる。 可動接触子4は樹脂成形品のホルダ10に各種ごとに保
持されているが、これらのホルダ10は一体成形された
開閉軸11で互いに連結されるとともに、この開閉軸1
1がケース1の相間隔壁1aに設けられた図示しないU
字溝に嵌め込まれて回動自在に支持されている。なお、
U字溝に嵌め込まれた開閉軸11には絶縁バリヤがつば
状に形成され、この絶縁バリヤはU字溝の周縁に設けら
れた溝に納められている。 可動接触子4はホルダ10を介して開閉機構12で開閉
駆動されるが、開閉機構12は可動接触子4の両側に側
板を有するフレーム13に支持されたラッチ14がラッ
チ受け15に係止されることにより、図示セント状態に
保持されている。ラッチ受け15はラッチ14から図の
時計方向に回転力を受けるが、その背面に係合するトリ
ッフリロスバ−16の爪17により回動を阻止されてい
る。 また、ケース1の相間隔壁1aに嵌め込まれた開閉軸1
1は、フレーム13の側板に外側に折り曲げ形成された
ホルダ押さえ18により浮き上がらないように押さえら
れている。ちなみに、フレーム13は第1O図に示すよ
うに鉄板からU字状に折り曲げ構成されており、左右の
側板を連結する底板13aと、その反対端で側板に切り
曲げ形成された取付片13bとでケース1の図示しない
支持台にねじで締め付けられている。13cはラッチ受
け15の支軸を通す穴、13dはトリップクロスパー1
6の支軸を通す溝穴である。ラッチ14などの支軸を通
す穴は省略しである。 このような状態で、過負荷電流や短絡電流が流れると、
過電流用外し装置7が作動してトリップクロスパー16
を反時計方向に回動させ、爪17とラッチ受け15との
保合を外す。これにより、ラッチ受け15が時計方向に
回動してラッチ14の係止が解け、開閉機構12の動作
により可動接触子4は一点鎖線で示した位置まで開離し
て停止する。 ところで、回路遮断器の開極時には可動接触子4を所定
の開離距離で停止させる必要がある。そのため、従来は
図示の通りカバー2にストッパ19を設けるか、開閉機
構12を支持するフレーム13にストッパを設けるかし
て、このストッパに開離動作の終端位置で可動接触子4
を衝突させるようにしていた。ところが、可動接触子4
をストッパに衝突させると、大電流遮断時に高温に熱せ
られた可動接触子4が変形する恐れがあり、またフレー
ム12にストッパを設けたものでは衝撃でラッチI4と
ラッチ受けI5との保合、あるいはラッチ受け15と爪
17との係合が外れ、回路遮断器をトリップ状態にして
しまう危険がある。 そこで、その対策として、ケース隔壁のU字溝に嵌め込
まれる開閉軸11に絶縁バリヤを兼ねた腕を一体に設け
るとともに、U字溝の周縁にこの腕を収納する溝を形成
し、可動接触子の開離時に前記腕を溝の周壁に当接させ
て可動接触子の開離位置を規制するようにしたものが提
案されている(実開昭59−178843号公報参照)
。 このような構成を第9図により改めて簡単に説明する。 ここで、第9図(A)はU字溝部分の側面図、第9図(
B)はそのB−B線に沿う断面図である。なお、第8図
と対応する部分には同一の符号を付けである。図におい
て、laはケース1の相間隔壁、20は相間隔壁1aに
形成されたU字溝、21はU字溝20の周縁に形成され
た溝、11はU字溝20に嵌め込まれた開閉軸、22は
開閉軸11に一体形成され溝21に収納された絶縁バリ
ヤを兼ねる腕、23は溝20.21の上部を埋めて隙間
を塞ぎ、かつ絶縁距離を増やすための駒である。図は可
動接触子が開離した状態にあり、腕22は先端が溝21
の周壁21aに当接して可動接触子の開離位置を規制し
ている。
【発明が解決しようとする課題】
このような構成において、腕22ば可動接触子開離時の
大きな衝撃力に耐えられるように単なる絶縁バリヤの場
合よりも肉厚が大きくされているが、腕22を収容する
溝21は相間隔壁1aの板厚の範囲内で形成されるため
その幅寸法には限度があり1.腕22の肉厚にも制約が
ある。その結果、周壁21aに当接する腕22の先端部
分は潰れたり、周壁21aの当接面が窪んだすし易い。 ところが、腕22の潰れや周壁21aの窪みが生じると
、開離状態から開閉軸11を逆方向に回動させて可動接
触子を閉成状態にしようとする際の腕22と周壁21a
との間の摺動抵抗が増え、また腕22や隔壁1aの摩耗
粉が開閉軸11とU字溝20との間に侵入して開閉軸1
1の回動抵抗が増えるため投入荷重が大きくなる。更に
、腕22の停止位置が変化するため、可動接触子4の開
離位置やホルダ10の回動角度も変化し、可動接触子4
が開閉機構の構成部品と干渉したり、ホルダ10の回動
により操作される内蔵付属品、例えば補助スイッチなど
の動作に悪影響を与える。 一方、すでに述べたように、第9図に示す従来例では溝
21の中寸法に制約があるため、腕22は第9図(B)
に示す通り溝21の幅一杯に納まり、溝21の幅方向に
はほとんど余裕が生じない。 そのため、相間隔壁1aに嵌め込まれる駒23は溝21
の側壁と腕22の側面との間の隙間Gに入り込めず、図
示の通り開閉軸11及び腕22の上面のみを覆うような
構造となっている。その結果、U字溝20部分を側方か
ら見た場合、第9図(A)に示すように駒23と開閉軸
11との間に三角形状の隙間24が生じ、短絡遮断など
の人電流遮断時の相間絶縁に問題が生じる。なお、隙間
24を埋めるような先端が尖った駒23を樹脂成形する
ことは難しく、仮に成形したとしても取り扱い中に先端
が欠けてしまう可能性がある。 そこで、この発明の第1の目的は、ホルダとケース隔壁
との当接により可動接触子の開離位置を規制するように
して、開離動作時の可動接触子や開閉機構を支持するフ
レームに対する衝撃を回避しながら、ホルダや相間隔壁
の当接部分の損傷を少なくし、同時に相間の絶縁性能に
問題が生しないようにした回路遮断器を提供することに
ある。 再び第8図において、開閉軸11は開閉機構12を支持
するフレーム13の一部に設けられたホルダ押さえ18
で上方に浮き上がらないように押さえられている。しか
し、このような構成では開閉動作時、特に投入時に可動
接触子4に生じるiij撃が開閉軸】1を通してフレー
ム13に伝わる。 そのため、フレーム13に支持されたラッチ14、ラッ
チ受け15及び爪17の相互の保合が外れて投入不能と
なる危険がある。これを避けるためには、フレーム13
の板厚や幅寸法を大きくして剛性を増したり、トリップ
クロスパー16の復帰スプリング25のばね力を大きく
したりすればよいが、フレーム13の剛性を大きくする
とそれに連れてケースlが大型化する問題があり、また
復帰スプリング25のばね力を大きくすると過電流例外
し特性が悪化する問題がある。 また、第8図において、固定接触子3及び可動接触子4
をそれぞれ流れる電流の向きは矢印で示すように互いに
逆になっており、これら電流間には互いに反発しようと
する電磁力が作用する。すなわち、短絡電流のような大
電流が流れた時に、この電磁反発力を利用して可動接触
子4を急速に開離方向に駆動するように構成されている
のであるが、その際、開閉軸11にはホルダ押さえ18
を支点として非常に大きな曲げ応力が発生する。 そのため、この応力による開閉軸llの折tiを避ける
ためにはその直径を太くしたり、強度の大きい材料を使
用しなければならず、その結果としてやはりケースlが
大型化し、コストが高くなる。 そこで、この発明の第2の目的は、投入時に開閉機構を
支持するフレームに衝撃が加わらないようにするととも
に、大電流が流れた時に接触子間の電磁反発力により開
閉軸に加わる応力を緩和するようにした回路遮断器を提
供することにある。
【課題を解決するための手段】
この発明は、開閉軸で互いに連結された各種のホルダに
それぞれ可動接触子が保持され、これらのホルダは前記
開閉軸がケースの相聞隔壁のU字溝に嵌め込まれて前記
ケースに回動自在に支持された回路遮断器を対象とし、
上記第1の目的を達成するために、ケースの相間隔壁側
面にストッパ部を形成し、このストッパ部にホルダの一
部を当接させて可動接触子の開離位置を規制するものと
する。 その場合、ストッパ部にホルダとの当接面から突出する
ようにダンパを装着し、開離動作時に前記ホルダをこの
ダンパに衝突させた後、前記当接面に当接させてホルダ
とストッパ部との間の衝撃を緩和することができる。 また、上記第2の目的を達成するために、この発明は、
U字溝に開閉軸に被さる駒を嵌め込み、この駒を前記ケ
ースを覆うカバーで押さえるようにするものとする。
【作 用】
ホルダを相間隔壁側面のストッパ部に当接させて可動接
触子の位置規制を行うことにより、可動接触子の損傷や
開閉機構の支持フレームに対する衝撃がなくなる。しか
も、相間隔壁の溝に納める絶縁バリヤには本来の絶縁機
能だけを持たせればよいので肉厚を薄くでき、溝内で絶
縁バリヤの幅方向に余裕が持たせて、この部分の隙間に
駒を差し込み絶縁性を高めることが可能となる。 また、ホルダを当接させるストッパ部にダンパを装着し
、ホルダをこのダンパに衝突させて運動エネルギを減衰
させた後、ストッパ部に当接させて開離位置規制を行う
ことにより、衝撃による誤動作をより確実に防止でき、
更に当接部の負担を少なくして位置精度を向上させるこ
とができる。 一方、U字溝に開閉軸に被さる駒を嵌め込み、この駒を
介してカバーで開閉軸を押さえることにより、開閉時の
衝撃がフレームに直接加わらなくなる。また、相間隔壁
に嵌め込んだ駒で開閉軸を押さえることにより、相間隔
壁の内側に位置するフレームの側板で開閉軸を押さえる
場合に比べて、左右極の可動接触子により近い位置で開
閉軸を押さえることが可能となり、電磁反発力で開閉軸
に生じる曲げ応力を軽減できる。しかも、駒と開閉軸と
の接触面はフレーム側板に比べて幅広く、かつ円弧面に
構成することが容易なので、開閉軸の回動が滑らかとな
り、軸受面の傷付きも少なくなる。更に、相間隔壁のU
溝部に駒を装着することで相間の隙間が塞がれ絶縁性能
が向上する。
【実施例】
以下、図に基づいてこの発明の詳細な説明する。なお、
従来例と対応する部分には同一の符号を付けるものとす
る。 第1図は3極配線用遮断器の要部の分解斜視図である。 図において、10は図示しない可動接触子を各種ごとに
保持するモールド樹脂成形品のホルダで、各種のホルダ
10は一体成形された開閉軸11により互いに連結され
ている。開閉軸11の中央にはっは状の絶縁バリヤ26
が一体形成されている。ホルダ10は円弧状の底部で左
右の側壁が連結された二股状で、図示しない可動接触子
は側板間にピンを介して保持される。 一方、モールド樹脂成形品のケース1は相間隔壁1aよ
って3相分の遮断室に区画され、各遮断室には図示しな
いが各種の通電路が収納される。 相間隔壁1aにはホルダ10を連結する開閉軸11が嵌
め込まれるU字溝20が上面から切り欠かれるように設
けられ、更にこのU字溝20の周縁には絶縁バリヤ26
を収納する溝21が形成されている。また、相間隔壁1
aの外側面には、ホルダ10の一部を当接させて可動接
触子の開離位置を規制するための方形のストッパ部27
が一体に形成されている。 そして、ホルダの側面には段部10aが形成されており
、後述するように可動接触子の開離時にこの段部10a
が相間隔壁1aのストッパ部27に当接するようになっ
ている。なお、28は開閉機構のトグルリンクとホルダ
10とを連結するピンを通す穴である。 第2図はケースlにホルダ10を支持させた状態を示す
もので、第2図(A)は要部平面図、同(B)はそのB
−B線に沿う断面図である。図に示すように、開閉軸1
1は相間隔壁1aのU字溝20に嵌め込まれ、ホルダI
Oはケース1に回動自在に支持されている。また、絶縁
バリヤ26はU字溝20の周縁の溝21内に納められて
いる。 図は2点鎖線で示した可動接触子4が開離した状態にあ
り、この状態でホルダ側面の段部10aが相間隔壁1a
の突起27に当接し、可動接触子4の開離位置を規制し
ている。 このような構成によれば、ホルダ10とストッパ部27
との当接は相間隔壁1aの外側で行われるため、相間隔
壁1aの幅寸法に制約されることなく当接部に必要十分
な肉厚を与え、潰れや窪みの発生を抑えることが可能と
なる。 第3図は相間隔壁1aのU字溝2oに嵌め込まれる駒を
示し、第3図(A)は側面図、第3図(B)はその正面
図である。図において、駒23は溝21に挿入される胴
体部分29と、U字溝20に挿入される両翼部分30と
からなり、いずれも開閉軸11に被さる部分が円弧状に
切り欠かれ、更に胴体部分29のこの円弧状の切欠面に
は絶縁バリヤ26を逃げるための溝29aが形成されて
いる。 第4図は駒23が嵌め込まれた相間隔壁1aの要部を示
すもので、第4図(A)は側面図、第4図(B)はその
B−B線に沿う断面図である。図において、相間隔壁1
aの溝21に挿入された絶縁バリヤ26の幅方向には、
第4図(B)に示すように空きスペース21aがあり、
この部分に駒23の胴体部分29が入り込み、絶縁バリ
ヤ26の上半部分を覆っている。そのため、第7図の従
来構成で隙間を生じた三角形状の部分24は胴体部分2
9で塞がれて隙間が生じない。 ここで、第1図に戻って、カバー2にはケース1の相間
隔壁1aに対応して相間隔壁2aが設けられており、そ
の下端面はカバー2がケース1に装着されたときに、ケ
ースlの相間隔壁1aの上面に密接するようになってい
る。その結果、U字溝20に嵌め込まれた駒23は相間
隔壁2aで押さえられて固定され、開閉軸11は駒23
を介してカバー2により押さえられる。 第5図は駒23で開閉軸11を押さえる場合と、従来の
ホルダ押さえ18で開閉軸11を押さえる場合とを比較
して示す平面図で、第8図のフレーム13を2点鎖線に
より同時に示しである。図において、左右極の可動接触
子4から駒23までの距l1llL1 と、同じくホル
ダ押さえ18までの距離L2とを比較すると、ホルダ押
ざえ18は相間隔壁1aの内側にあるため、L、>L、
となる。したがって、可動接触子4に働く電磁反発力に
より開閉軸11が受ける曲げ応力は、駒23で開閉軸1
1を押さえる場合の方が小さくなる。 また、駒23を介してカバー2で開閉軸を押さえる構成
では、開閉時の衝撃が直接フレーム13に加わらず、フ
レーム13に支持されたラッチ14、ラッチ受け15、
トリップクロスパー16の爪17(第6図)の相互の保
合が振動で外れることがない。更に、駒23が軸受の役
割をして開閉軸11の回動が円滑になり、かつ相間の隙
間がなくなって絶縁性能が向上する。 次に、第6図及び第7図はホルダを当接させるストッパ
部にダンパを装着したこの発明の別の実施例を示すもの
で、第6図は要部分解斜視図、第7図(A)は第6図の
平面図、同(B)はそのBB線に沿う開離状態の断面図
、同(C)は同じく閉成状態の断面図である。なお、第
1図の実施例と同一ないしは対応する部分には同一の符
号を付けである。 図において、ホルダlOには後方(負荷側)に延びる突
起10aが側壁と一体に形成され、一方、ケース隔壁1
aの側面には、可動接触子4の開離時に突起10aが当
接するストッパ部27が一体に形成されている。そして
、ストッパ部27には底付き円筒状の孔31が垂直にあ
けられ、その中に圧縮ばね32とゴム製の緩衝材33と
からなるダンパ34が納められている。緩衝材33はば
ね32に支えられ、第7図(C)の閉成状態ではストッ
パ部27の当接面27aから浮き上がっている。 ここで、可動接触子4が閉成状態から開離すると、突起
27は先ず緩衝材33に衝突し、これをばね32に抗し
て押し下げた後、第7図(B)に示すようにストッパ部
27に当接して停止する。 このような構成によれば、ホルダ1oや可動接触子4の
持つ連動エネルギは突起10aがストッパ部27に当接
する前にダンパ34に吸収され、突起10aはストッパ
部27に緩やかに当接して停止する。したがって、突起
10aやストッパ部27の1員傷がより少なくなるとと
もに、これらの設計条件が緩和され、この部分の小型化
が可能となる。
【発明の効果】
この発明によれば、相間隔壁の側面に突起を設け、これ
にホルダの一部を当接させて可動接触子の開離位置を規
制することにより、可動接触子をストッパに当接させる
ことによる可動接触子の(負傷や、このストッパを開閉
機構のフレームに設けることによる不測のトリップ状態
の発生がなく、また絶縁バリヤを兼ねた腕を相間隔壁に
当接させる場合に生じる隙間による絶縁性能の低下を防
止することができる。その際、ホルダとストッパ部との
当接はケース隔壁の外側で行われることから、これらの
当接部に必要十分な肉厚を与えて強度を確保し、更にダ
ンパを装着して衝撃を緩和することができる。 また、この発明によれば、相間隔壁のU字溝に嵌め込ん
だ駒をカバーで押さえて開閉軸を押さえることにより、
開閉機構を支持するフレームで開閉軸を押さえた場合の
ような開閉時の衝撃によるトリップ状態の発生の心配が
なくなり、かつ電磁反発力により開閉軸に加わる曲げ応
力が小さくなる。更に、相間隔壁に駒を嵌め込むことに
より、開閉軸の回動が円滑になるとともに、相間絶縁性
能が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の要部分解斜視図、第2図(
A)は第1図のケースにホルダを支持させた状態の要部
平面図、第2図(B)はそのBB線に沿う断面図、第3
図(A)は駒の側面図、第3図(B)はその正面図、第
4図(A)は第2図の相間隔壁に第3図の駒を嵌め込ん
だ状態の要部側面図、第4図(B)はそのB−B線に沿
う断面図、第5図は左右極の可動接触子から開閉軸を押
さえる点までの距離を比較するための要部平面図、第6
図はこの発明の別の実施例の分解斜視図、第7図(A)
は第6図の平面図、第7図(B)はそのB−B線に沿う
開離状態の断面図、第7図(C)は同じく閉成状態の断
面図、第8図は従来例の縦断面図、第9図(A)は従来
例の要部拡大側面図、第9図(B)はそのB−B線に沿
う断面図、第10図は第8図におけるフレームの斜視図
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)開閉軸で互いに連結された各極のホルダにそれぞれ
    可動接触子が保持され、これらのホルダは前記開閉軸が
    ケースの相間隔壁のU字溝に嵌め込まれて前記ケースに
    回動自在に支持された回路遮断器において、ケースの相
    間隔壁側面にストッパ部を形成し、このストッパ部にホ
    ルダの一部を当接させて可動接触子の開離位置を規制す
    るようにしたことを特徴とする回路遮断器。 2)請求項1記載の回路遮断器において、ストッパ部に
    ホルダとの当接面から突出するようにダンパを装着し、
    開離動作時に前記ホルダをこのダンパに衝突させた後、
    前記当接面に当接させるようにしたことを特徴とする回
    路遮断器。 3)開閉軸で互いに連結された各極のホルダにそれぞれ
    可動接触子が保持され、これらのホルダは前記開閉軸が
    ケースの相間隔壁のU字溝に嵌め込まれて前記ケースに
    回動自在に支持された回路遮断器において、U字溝に開
    閉軸に被さる駒を嵌め込み、この駒を前記ケースを覆う
    カバーで押さえるようにしたことを特徴とする回路遮断
    器。
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