JP2009289451A - 回路遮断器 - Google Patents

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Shigetoshi Ogasawara
成年 小笠原
Kenichi Nishina
健一 仁科
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Abstract

【課題】モールド樹脂製ケース1を有する回路遮断器において、短絡大電流遮断時のアークにより高圧力が発生しても、モールド樹脂製ケース1が破損しない構成を得る。
【解決手段】可動接触子5の配置間隔を配線接続用端子4の配置間隔よりも狭くすると共に、両外側の端子付固定接触子部3の配列を、固定接触子31の部分が、配置間隔を狭くした可動接触子5に対向する位置に配置されるように、端子付固定接触子部3をハ字状に配列することにより、可動接触子5とベース1の側壁1aとの間に余裕を設けて、ベース1の側壁1aの厚みを増加できるようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、配線用遮断器や漏電遮断器などの回路遮断器に関し、詳しくは、開閉機構部などの内部機構を収納するモールド樹脂製ケースの、側壁強度を補強した多極形の回路遮断器の構造に関するものである。
回路遮断器内部は短絡大電流遮断時のアーク発生により高圧力となる。従って、内部機構を収納するモールド樹脂製ケースは、絶縁耐力と共に、高圧力に耐える機械的強度が必要である。しかし、通常、多極形の回路遮断器におけるモールド樹脂製ケースの外壁は、相間に形成される隔壁の約1/2の厚みしかない。これは、あらかじめ設定された配置間隔で配線接続用端子が配列され、この配置間隔に合わせて固定接触子及び可動接触子が配列されるので、互いに隣接する可動接触子の相間間隔に余裕があり、相間の隔壁を厚くすることができる。一方、モールド樹脂製ケースの外形寸法は各種の制約を受けて大きくすることができない。従って、前記のようにケースの外壁の厚さ寸法が、相間に形成される隔壁の厚さ寸法に比較して薄くなるので、大電流遮断時にケースが破壊するおそれがあった。このような場合、ケースの外壁の厚さ寸法を厚くする手段として、可動接触子の配置間隔を配線接続用端子の配置間隔よりも狭くしてケースの外壁の厚さ寸法を厚くした構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−2981号公報
従来の回路遮断器では、配線接続用端子の接続孔の相間間隔よりも開閉部(可動接触子及び固定接触子)の相間間隔を狭くしてベース側壁の厚みを確保している。この場合、通常、固定接触子と配線接続用端子は一体的に形成された端子付固定接触子部になっているので、端子付固定接触子部の形状が各極でそれぞれ異なり、専用部品が必要となる課題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、各極の端子付固定接触子部を、互換性を有するように同一部品とした場合でも、十分な強度を持つ回路遮断器を得ることを目的とするものである。
この発明に係る回路遮断器は、可動接触子を有する開閉機構部と、可動接触子に対して対向する位置に配置された固定接触子が配線接続用端子と一体的に形成された端子付固定接触子部と、開閉機構部及び端子付固定接触子部を収納する合成樹脂製のベースを有する多極形の回路遮断器において、可動接触子の配置間隔を配線接続用端子の配置間隔よりも狭くすると共に、両外側の端子付固定接触子部の配列を、固定接触子部分が、配置間隔を狭くした可動接触子に対向する位置に配置されるように、端子付固定接触子部を外拡がりのハ字状に配列することにより、ベースの外壁の厚みを配線接続用端子側から可動接触子側にかけて増加させたものである。
また、各極の端子付固定接触子部は互換性を有する形状に形成されたものである。
さらに、端子付固定接触子部が電磁反発式固定接触子あるいは、消弧用絶縁部材を付加した固定接触子の場合でも、互換性を有するように、端子付固定接触子部あるいは消弧用絶縁部材に、可動接触子の回動通路となるV字形状の切込み部を設けたものである。
上記の構成による作用としては、可動接触子の配置間隔を配線接続用端子の配置間隔よりも狭くすることにより、ベースの外壁との間に余裕ができるので、ベースの外壁の厚みの増加補強が可能になる。
上述したように本発明の回路遮断器は、可動接触子の配置間隔を配線接続用端子の配置間隔よりも狭くすると共に、両外側の端子付固定接触子部の配列を、固定接触子部分が、配置間隔を狭くした可動接触子に対向する位置に配置されるように、端子付固定接触子部を外拡がりのハ字状に配列することにより、可動接触子とベースの外壁との間に余裕ができるので、ベースの外壁の厚みの増加が可能になり、ケースの強度が増加して安定した遮断性能が得られる。
また、端子付固定接触子部を外拡がりのハ字状に配列することにより、各極の端子付固定接触子部は互換性を有する形状に形成することが可能になり、製造コストの低減をはかることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における多極形回路遮断器の平面図であり、一般的に使用されているモールドケース形の回路遮断器に相当するものである。図において、1はベース、2はカバーであり、周知のように合成樹脂材で形成されている。なお、1aはベースの側壁、1bは相間の隔壁である。3は端子付固定接触子部であり、固定接触子31と配線接続用端子32が一体的に形成されたものである。この場合、配線接続用端子32は、通常、電源側端子として使用される。4は負荷側の配線接続用端子であり、接続孔4aは電源側の配線接続用端子32の接続孔32aと一直線上に設けられている。そして、端子間の間隔L1は従来の回路遮断器の端子間の間隔と同じ関係になされている。33は固定接触子31に固着された固定接点である。5は可動接点53が固着された可動接触子であり、開閉機構6により開閉される。この場合、各極の可動接触子5は、端子間の間隔L1よりも狭い間隔L2になるように配設されている。
上記の構成において、各極の可動接触子5は、端子間の間隔L1よりも狭い間隔L2になるように配設されている。従って、端子付固定接触子部3に固着された固定接点33は可動接触子5の可動接点53に対向する位置に寄せて設置しなければならない。このため両外側の端子付固定接触子部3は、接続孔32aの位置はそのままにして端子付固定接触子部3をハ字状に配列することにより、可動接点53に固定接点33が対向するようになされている。この場合、ベース1における端子付固定接触子部3の配列場所には、ハ字状に配列される端子付固定接触子部3の形状に合わせてハ字状の凹部を設けることが望ましい。ただし、通常、端子付固定接触子部3はベース1の裏面側から小ねじにより螺着するか、小形の場合にはカバー2を取付けることによりベース1との間で挟持するので、上記凹部は端子付固定接触子部3が嵌るものであれば端子付固定接触子部3の形状に合わさなくても支障はない。
このように、接続孔32aの位置はそのままにして端子付固定接触子部3を固定接点33側が内側に寄るようにハ字状に配列するように構成すれば、両側及び中央の端子付固定接触子部3は同一の部品で互換性のある構成にすることが可能である。なお、端子付固定接触子部3の接続孔32a側の端縁を円弧状に形成することにより、ハ字状になっていることによる違和感を抑制できる。また、外観上も良くなる。
上記のように、端子付固定接触子部3を外拡がりのハ字状に配列すれば、両側の可動接触子5とベース1の側壁との間に余裕ができるので、側壁の厚みを増加して、高強度のベース1を有する回路遮断器が得られる。この場合、側壁の厚みの増加は、高強度の補強板材を張り合わせるようにしたものであってもよい。なお、各極の可動接触子5を、端子間の間隔L1よりも狭い間隔L2になるように配設すれば、相間の隔壁1bの厚さを減少しなければならないが、もともと相間の隔壁1bの厚さには余裕があったのでこの点の問題はない。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2における回路遮断器の平面図を示すものであり、図3は要部を拡大して示す断面図、図4は要部の部品を拡大して示す斜視図である。この場合の端子付固定接触子部3は、端子付固定接触子部3と可動接触子5との間における電磁反発により限流作用を生じさせるように構成したもので、さらに、各種の消弧用絶縁部材7を付加したものであっても、この発明の実施が可能であることを示したものである。この場合、各極の可動接触子5が、端子間の間隔L1よりも狭い間隔L2になるように配設されていること、また、接続孔4a及び接続孔32aの位置などは実施の形態1のものと同じ関係になされている。
電磁反発式の端子付固定接触子部3と消弧用絶縁部材7の詳細は図3及び図4に示すが、実施の形態1に示した部品あるいは部分に相当するものには同一の符号を付して説明し、実施の形態2に関する要部以外は説明を省略する。
即ち、端子付固定接触子部3は、固定接触子31と配線接続用端子32が一体的に形成され、固定接触子31の部分は、可動接触子5との間で電磁反発を生じるようにU字状に折り曲げた形状になされている。このような固定接触子31の場合、可動接触子5が固定接触子31に接触するための回動通路が必要であり、このための切込み部31aが設けてある。この切込み部31aはV字状に形成され、両外側の端子付固定接触子部3が外拡がりのハ字状に配列されても、可動接触子5の回動に支障を生じないようになされている。
消弧用絶縁部材7は、材料、形状、あるいは、設置手段など各種のものがある。例えば、図3のものは、特開2001−229803号公報の図5に示されたものと同類の構成である。また、図4のものは、特開2002−270080号公報の図3に示されたものと同類の構成である。その材料は、特開2002−270080号公報にも示されているように、例えば、水素を一構成元素とする合成樹脂、またはセラミックスにて強化された上記合成樹脂で構成されたものである。いずれにしても、消弧用絶縁部材7は、可動接触子5の両側面に対面するように設置される。この場合、消弧用絶縁部材7は一対の消弧用絶縁部材7で構成することも可能であるが、部品製作の都合上、1個の部品で構成されることが多い。なお、図4における消弧用絶縁部材7は中央部分を切断した断面図である。消弧用絶縁部材7を1個の部品で構成する場合には、図4に示す端子付固定接触子部3と同様に、可動接触子5が固定接触子31に接触するための回動通路が必要であり、このための切込み部7aが設けてある。この切込み部7aはV字状に形成され、両外側の端子付固定接触子部3が外拡がりのハ字状に配列されても、可動接触子5の回動に支障を生じないようになされている。
このように、電磁反発により限流作用を生じさせるように構成したもので、さらに、消弧用絶縁部材7を付加したものであっても、ベース1における側壁1aの厚みを増加して
、高強度のベース1を有する回路遮断器が得られる。また、端子付固定接触子部3及び消弧用絶縁部材7の互換性もあるので、製造コストの低減を図ることが可能であり、優れた回路遮断器を提供できる。
この発明の実施の形態1を示す回路遮断器の平面図である。 この発明の実施の形態2を示す回路遮断器の平面図である。 この発明の実施の形態2における要部の側面図である。 この発明の実施の形態2における要部の分解斜視図である。
符号の説明
1 ベース
1a 側壁
1b 隔壁
2 カバー
3 端子付固定接触子部
4 配線接続用端子(負荷側)
4a 接続孔
5 可動接触子
6 開閉機構部
7 消弧用絶縁部材
7a 切込み部
31 固定接触子
31a 切込み部
32 配線接続用端子(電源側)
33 固定接点
53 可動接点

Claims (3)

  1. 可動接触子を有する開閉機構部と、上記可動接触子に対して対向する位置に配置された固定接触子が配線接続用端子と一体的に形成された端子付固定接触子部と、上記開閉機構部及び端子付固定接触子部を収納する合成樹脂製のベースを有する多極形の回路遮断器において、上記可動接触子の配置間隔を配線接続用端子の配置間隔よりも狭くすると共に、両外側の端子付固定接触子部の配列を、固定接触子部分が、配置間隔を狭くした可動接触子に対向する位置に配置されるように、端子付固定接触子部を外拡がりのハ字状に配列することにより、上記ベースの側壁の厚みを配線接続用端子側から可動接触子側にかけて増加させたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 各極の端子付固定接触子部は互換性を有する形状に形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 端子付固定接触子部が電磁反発式固定接触子あるいは、消弧用絶縁部材を付加した固定接触子の場合には、端子付固定接触子部あるいは消弧用絶縁部材に、可動接触子の回動通路となるV字形状の切込み部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の回路遮断器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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