JP2867721B2 - 回路遮断器の引外し電流調整機構 - Google Patents

回路遮断器の引外し電流調整機構

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JP2867721B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/74Means for adjusting the conditions under which the device will function to provide protection
    • H01H2071/7481Means for adjusting the conditions under which the device will function to provide protection with indexing means for magnetic or thermal tripping adjustment knob
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配線用遮断器や漏電
遮断器などの回路遮断器において、過電流引外し装置の
動作電流を調整するダイヤル式の引外し電流調整機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】図9はこの種の従来機構のダイヤル部分
を示し、(A)は平面図、(B)はそのB−B線に沿う
断面図である。図において、1は水平な取付部1aと垂
直な脚部1bとからなる略逆L形の支持板、2及び3は
それぞれ取付部1aを上下から挟んで支持板1に保持さ
れたダイヤル及びカム、4はダイヤル2に被さるように
係合突起4aを介して取付部1aに固定されたダイヤル
ストッパである。支持板1は脚部1bが図示しない回路
遮断器のケースの溝に挿入されることにより固定され
る。
【0003】カム3は軸部3aが取付部1aの丸穴に回
転自在に嵌め込まれ、このカム3の中空部にダイヤル2
が突軸2aを介して係合している。突軸2aには中央に
スリット5が切られ、突軸2aの先端面からスリット5
にかけて充填された接着剤6により、ダイヤル2とカム
3との一体結合がなされている。ダイヤル2は外周に刻
まれた歯7とダイヤルストッパ4の突起8との噛み合い
により位置決めが行われている。
【0004】ここで、過電流引外し装置の動作電流を調
整するには、ダイヤル2の溝9にマイナスドライバの先
端を挿入し、矢印表示10を見ながら左右に回す。これ
により、カム3が一緒に動き、カム面3bに接する図示
しないインスタントバーを介してこれに保持されたアー
マチュアのヨークに対するギャップが変えられ、それに
伴って引外し電流値も変化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上に説明した通り、従
来はダイヤル2とカム3とが別体に構成され、支持板1
を挟んで組み合わされた後、図示の通り接着剤で接着さ
れるか、あるいはねじ1本で締め付けられるかして互い
に結合されていた。ところが、このような構成では高温
下に置かれたり、振動や衝撃が加わったりすると結合が
弛んでダイヤル2とカム3との間にがたつきが生じ、遂
にはこれらが分離してしまうという問題があった。ま
た、接着による場合には、接着剤の充填、乾燥に長時間
を要し、更に別体のダイヤル2とカム3とは図示の通り
組み合わせ構造とする必要があるためそれほど小形には
できず場所を取るという問題もあった。
【0006】それに、従来はカム3と接してアーマチュ
アとヨークとのギャップを変え引外し電流を調整するす
るインスタントバーが、カム3を保持する支持板1と独
立に回路遮断器のケースに軸で支持されている。そのた
め、カム3とインスタントバーとの位置関係の誤差が生
じやすく、引外し電流の調整範囲にばらつきが出るとい
う問題があった。
【0007】この発明はこのような問題を解決しようと
するもので、ダイヤルとカムとの間に弛みが生じる心配
がなく、簡単に支持板に組み付けられ、更に小形に構成
できる回路遮断器の引外し電流調整機構を提供すること
を目的とするものである。また、この発明は、インスタ
ントバーの支持をカムと関連付け、引外し電流の調整精
度を向上させた回路遮断器の引外し電流調整機構を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ダイヤルとカムとを軸部を介して一体
に構成するとともに、支持板に前記ダイヤルが通り抜け
可能な中抜部と前記軸部を受け入れる軸受部とを有する
だるま穴を設け、かつ軸受部と中抜部との間に、該中抜
部と軸受部を連通する通路の幅を該軸受部の径よりも狭
くする抜け止め部を設けるとともに、前記軸部に軸径よ
りも径が短く、かつ前記通路を挿通可能な短径部を設
け、前記支持板を前記ダイヤルと前記カムとで挟むよう
にして前記軸受部に前記軸部をその短径部を前記通路を
通して嵌め込むとともに、該軸受部に挿入した軸部を回
転させて該軸部を抜け止め部で抜け止めするものとす
る。また、この発明はこのような引外し電流調整機構に
おいて、インスタントバーの回転軸をカムを保持する支
持板に支持させるものとする。
【0009】
【作用】ダイヤルとカムとを一体構成するので、両者を
接着したりねじ締めしたりする手間が不要で、結合が弛
む心配もなく、更に小形に構成できる。また、支持板の
だるま穴の中抜部を利用して軸部を軸受部に嵌め込むだ
けで支持板に取り付けられるので、組立作業も簡単とな
る。更に、だるま穴の軸受部に挿入した軸部を回転させ
ると、該軸部が抜け止め部で抜け止めされるので、ダイ
ヤルとカムの支持板からの抜け止めが部品点数を増やす
ことなく、しかも簡単に行える。また、インスタントバ
ーの回転軸をカムを保持する支持板に支持させることに
より、インスタントバーとカムとが共通の支持板に支持
されることになり、両者の位置関係の寸法精度が良くな
る。
【0010】
【実施例】以下、図に基づいてこの発明の実施例を説明
する。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用
いるものとする。実施例1 図1〜図4はこの発明の第1の実施例を示すもので、図
1の(A)はダイヤル部分の平面図、(B)はそのB−
B線に沿う断面図、図2の(A)は図1におけるダイヤ
ル及びカムの拡大平面図、(B)はその側面図、図3の
(A)は図1における支持板の平面図、(B)はそのB
−B線に沿う断面図、図4の(A)は図1のダイヤル部
分を備えた回路遮断器のカバーの一部分を除いた要部平
面図、(B)はそのB−B線に沿う断面図である。
【0011】まず、図2において、2は外周に歯7を有
し、上面に矢印10が溝状に形成されたダイヤル、3は
これより輪郭の大きいカム、11はその中間にくびれる
ように設けられた短い軸部で、これらは樹脂成形により
一体に構成されている。軸部11は側面が一部切り欠か
れて平坦部11aが形成されている。
【0012】次に、図3において、支持板1は鋼板から
の打ち抜き、折り曲げ加工により図示の通り略逆L形に
形成され、水平な取付部1aとこれに垂直な脚部1bと
からなっている。取付部1aにはだるま穴12が設けら
れているが、このだるま穴12は角窓状の中抜部12a
と円形の軸受穴12bとを有し、これらの間は一方の側
が抜け止め部13で軸受穴12bの直径よりも幅が狭め
られた通路12cで結ばれている。そして、軸受穴12
bと通路12cの周縁部14は支持板1の板厚よりも薄
く形成されている。ここで、中抜部12aはダイヤル2
が通り抜け可能な大きさで、通路12cの幅Aは軸部1
1の短径a(図2(A))よりも僅かに大きく、更に周
縁部14の厚さBは軸部11の高さb(図2(B))よ
りも僅かに小さくなっている。
【0013】また、支持板1の取付部1aには軸受部1
2bに隣接してZ字状の窓穴15があけられ、その先端
に続く取付部1aの一部には板厚の薄い凹部16が形成
されている。更に、脚部1bの上部は幅広に形成され、
その一側に凸部17が形成されている。なお、取付部1
aからかぎ形に折り曲げられた部分1cは後述するイン
スタントバーとの間に挿入される圧縮ばねの一端を受け
るばね受け部である。
【0014】図1は上に説明したダイヤル2及びカム3
が支持板1に組み付けられた状態を示している。一体構
成のダイヤル2及びカム3を支持板1に組み付けるに
は、中抜部12aからダイヤル2を挿入し、平坦部11
a(図2)を抜け止め部13の端面に並行にして通路1
2cを潜らせながら軸部11を軸受部12bに嵌め込
み、反時計方向に90度回転させる。これにより、軸部
11の円弧面が抜け止め部13に当たり、図示状態に保
持される。4は弾性樹脂からなるダイヤルストッパで、
基部のコ字形部が凹部16に嵌め込まれ、突起4aと取
付部1aとの係合により固定されている。そして、先端
の3角の突起8が歯7と噛み合って、ダイヤル2を位置
決めしている。
【0015】それでは、図1のダイヤル部を備えた回路
遮断器について、図4に基づいて説明する。図は3極構
成の回路遮断器(配線用遮断器)の負荷側端部を示し、
ケース18とカバー19とからなるモールド樹脂の外箱
内に各種の機構が収容されている。ダイヤル2及びカム
3を保持した支持板1は、ケース18のR相側の側壁1
8aの図示しない溝に脚部1bが差し込まれ、取付部1
aがカバー19で押さえられることにより固定されてい
る。その際、図1(A)に示すように、脚部1b上部の
凸部17がカバー19の側壁19aに設けられた溝20
に入り込むようになっている。
【0016】図4(B)において、21は各極の通電路
に挿入された熱動−電磁形の過電流引外し装置で、ヒー
タ導体22、バイメタル23、ヨーク24、アーマチュ
ア25などからなっている。バイメタル23とヨーク2
4とはリベット26でヒータ導体22に固着され、ヒー
タ導体22は下部のL曲げ部で接続板27と共にねじ2
8によりケース18に締め付けられている。接続板27
はリード線29を介して図示しない可動接触子に接続さ
れ、またヒータ導体22の上端は接続導体30を介し
て、負荷側端子板31に接続されている。
【0017】32は各極に跨がる回動軸33と、これと
一体に各極ごとに設けられたレバー34とからなる樹脂
成形品のインスタントバーで、回動軸33の両端でケー
ス18に回動自在に支持されている。R相のレバー34
は上方に伸び、その先端34aはカム3まで達してい
る。そして、先端34aの背面と支持板1のばね受け1
cとの間には圧縮ばね36が挿入され、先端34aの前
面はカム3の外周面に押圧されている。
【0018】一方、各極のアーマチュア25はインスタ
ントバー32に回動自在に保持されているが、その保持
はアーマチュア25の二股状の腕25aがその上面の円
弧面で回動軸33の下面に嵌め合わされ、レバー34と
アーマチュア25との間に掛け渡された復帰ばね37で
上方に持ち上げられることにより行われている。
【0019】このような構成において、通電路を短絡電
流のような大電流が通過すると、アーマチュア25は接
極部がヨーク24に吸引され、回動軸33と腕25aと
の間の摺動により回動軸33を回動支点として図4
(B)の反時計方向に回動する。そして、かぎ状に折り
曲げられた先端25bで回路遮断器の引外し機構を構成
するクロスバー38を叩き、図示しない回路遮断器の開
閉機構の係止を解いて可動接触子を開離させる。
【0020】ここで、図1及び図4において、ダイヤル
2の矢印溝10にマイナスドライバの先端を挿入してダ
イヤル2を図1(A)の時計方向に回すと、カム3の回
転半径が大きくなって、その外周面に接するレバー34
の先端34aは圧縮ばね36に抗して押され、インスタ
ントバー32は回動軸33の回りに図4(B)の時計方
向に回動する。それに伴い、これに保持されたアーマチ
ュア25も一緒に、例えば図示2点鎖線位置から実線位
置まで回動し、アーマチュア25とヨーク24とのギャ
ップが大きくなる。これにより、過電流引外し装置21
の動作電流が大きくなる。これに対して、ダイヤル2を
図1(A)の反時計方向に回転させるとカム3の回転半
径が小さくなり、インスタントバー32は圧縮ばね36
に押されて図4(B)の反時計方向に回動する。これに
より、上記ギャップは小さくなり、過電流引外し装置2
1の動作電流が小さくなる。
【0021】図示構成においては、ダイヤル2とカム3
とを軸部11を介して一体構成し、これを中抜部12a
を通して軸受部12bに嵌め込んで支持板1に保持させ
ているので、接着やねじ締めに伴うダイヤル2とカム3
との間の弛みがなく、また両者を結合するための接着作
業やねじ締め作業が不要である。しかも、支持板1へは
単なる嵌め込み作業で装着できるので組立作業も簡単と
なる。
【0022】また、支持板1は従来は脚部1bの先端部
がケース18の溝に差し込まれていただけだったので、
引外し電流調整時にダイヤル2の上面からドライバの押
圧力がかかると支持板1が脚部1bの中間で屈曲変形す
ることがあった。これに対して、図示構成では脚部1b
の上部をカバー19の溝20に嵌め込み、突起17を介
して支持板1の倒れを防ぐようにしているので、支持板
1の変形や調整作業時のダイヤル2のふらつきがなくな
る。
【0023】実施例2 図5はこの発明の第2の実施例を示すもので、図5の
(A)及び(B)は図4の(A)及び(B)に相当する
図、図5の(C)は(B)の要部背面図である。第一の
実施例と互いに対応する部分には同一の符号を付け、実
質的に同一部分については説明を省略する。この実施例
が第1の実施例と実質的に相違する点は、まず支持板1
のケース18への固定強度を増すために、脚部1bと反
対の側にもう一つの脚部1dを取付部1aから折り曲げ
形成して、支持板1を全体として門形に構成し、脚部1
dの先端をケース18のR相とS相との間の相関隔壁1
8bの上面に突き当てるようにしたことである。これに
より、ダイヤル2の上面から押圧力がかかった場合に
も、支持板1は左右両側でケース1に支持されるので、
片持支持の場合のような変形がなくなる。
【0024】また、第2の実施例においては、アーマチ
ュア25がヨーク24に吸引された時に、復帰ばね37
からの抗力が減少するようにして、過電流引外し装置2
1の電磁的な負荷を減少させている。すなわち、図5
(B)に示すように、アーマチュア25の腕25aが復
帰ばね37のばね力で押圧される円弧面は回動軸33の
下方でレバー34に形成され、アーマチュア25の回動
支点はレバー34上の図のP点となっている。したがっ
て、アーマチュア25がヨーク24に吸引され、P点の
回りに図の反時計方向に回動すると、復帰ばね37から
アーマチュア25に作用する力Fの作用線は次第にP点
に接近し、P点からこの作用線に下ろした垂線の腕の長
さが減少する。その結果、アーマチュア25が吸引され
ると復帰ばね37が若干伸びばね力Fも若干増加するも
のの、腕の長さの減少の効果の方が大きく、必要な回転
モーメントはアーマチュア25の吸引が進むにつれて小
さくなる。このような構成とすることにより、ヨーク2
4やアーマチュア25の小形化が可能となる。
【0025】実施例3 図6はこの発明の第3の実施例を示すもので、図6の
(A)はダイヤル部分の縦断面図、(B)はそのB−B
線に沿う平面図である。この実施例はだるま穴12の軸
受部12bからの軸部11の抜け止めを、ダイヤルスト
ッパ4で同時に行うようにしたものである。すなわち、
この場合はダイヤルストッパ4は支持板1における取付
部1aの上面に置かれ、その突起8と噛み合うダイヤル
2の歯7はダイヤル2の下面に形成されている。ダイヤ
ルストッパ4は軸部11を逃げるようにスリット4bが
切り欠かれ、図の右側からダイヤル2と取付部1aとの
間に挿入され、ピン39により右への移動を阻止されて
いる。これにより、軸部11はダイヤルストッパ4で、
更にはピン39で右への移動が抑えられる。
【0026】実施例4 最後に、図7及び図8はこの発明の第4の実施例を示す
もので、図7の(A)は要部平面図、(B)はそのB−
B線に沿う断面図、図8の(A)は図7における支持板
の平面図、(B)はそのB−B線に沿う断面図である。
この実施例においては、インスタントバー32の回動軸
33は一端33aが支持板1の脚部1bに、また他端3
3bが別の支持板40に回動自在に支持されている。こ
こで、図8に示すように、支持板1の脚部1bにはバー
リング加工によって軸受穴41が形成され、これに回動
軸33の端部33aが挿入されている。また、支持板4
0は短冊形で同様に形成された軸受穴に回動軸33の他
端33bが挿入されている。支持板40はケース18の
側壁18cに形成された溝42にカバー19との合わせ
面から挿入され、同様の溝を持つカバー19で固定され
る。その他の構成及び作用は第1の実施例と実質的に同
じなので説明を省略する。
【0027】このような構成によれば、インスタントバ
ー32のカム3と接する側がカム3と共通の支持板1に
支持されるので、インスタントバー32とカム3との位
置関係の寸法精度が良くなり、カム3による引外し電流
の調整範囲が安定する。また、ダイヤル2などを組み付
けた支持板1とインスタントバー32とを予め一体に組
み合わせた上でケース1に組み込めるので組立作業が簡
単になるという利点がある。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、ダイヤルとカムとが
一体構成されるため、これらを接着やねじ締めにより互
いに結合する作業が不要になるとともに、高温や振動に
さらされてもダイヤルとカムとの間にがたつきが生じる
恐れがない。また、支持板への組み付けも嵌め込みによ
り行えるので組立作業が簡単となる。さらに、ダイヤル
とカムの支持板からの上下及び左右方向の抜け止めが部
品点数を増やすことなく、しかも簡単に行える。また、
インスタントバーの回動軸をカムを保持する支持板に支
持させることにより、引外し電流の調整精度が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の第1の実施例のダイヤル部
分を示す平面図、(B)はそのB−B線に沿う断面図で
ある。
【図2】(A)は図1におけるダイヤル及びカムの拡大
平面図、(B)はその側面図である。
【図3】(A)は図1における支持板の平面図、(B)
はその側面図である。
【図4】(A)は図1のダイヤル部分を備えた回路遮断
器の要部平面図、(B)はそのB−B線に沿う断面図で
ある。
【図5】(A)はこの発明の第2の実施例を示す回路遮
断器の要部平面図、(B)はそのB−B線に沿う断面
図、(C)はその要部背面図である。
【図6】(A)はこの発明の第3の実施例を示すダイヤ
ル部分の縦断面図、(B)はそのB−B線に沿う平面図
である。
【図7】(A)はこの発明の第4の実施例の要部平面
図、(B)はそのB−B線に沿う断面図である。
【図8】(A)は図7における支持板の平面図、(B)
はそのB−B線に沿う断面図である。
【図9】(A)は従来例の要部平面図、(B)はそのB
−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 支持板 2 ダイヤル 3 カム 11 軸部 12 だるま穴 12a 中抜部 12b 軸受部 24 ヨーク 25 アーマチュア 32 インスタントバー 33 回動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−35246(JP,U) 実開 昭63−49744(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 71/00 - 71/74

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カバー外部から回されるダイヤルと、この
    ダイヤルと連動するカムとがケースに固定された支持板
    に保持され、前記カムに接するインスタントバーを介し
    てこれに保持されたアーマチュアのヨークに対するギャ
    ップを変えることにより、過電流引外し装置の引外し電
    流を調整する回路遮断器の引外し電流調整機構におい
    て、ダイヤルとカムとを軸部を介して一体に構成すると
    ともに、支持板に前記ダイヤルが通り抜け可能な中抜部
    と前記軸部を受け入れる軸受部とを有するだるま穴を設
    け、かつ軸受部と中抜部との間に、該中抜部と軸受部を
    連通する通路の幅を該軸受部の径よりも狭くする抜け止
    め部を設けるとともに、前記軸部に軸径よりも径が短
    く、かつ前記通路を挿通可能な短径部を設け、前記支持
    板を前記ダイヤルと前記カムとで挟むようにして前記軸
    受部に前記軸部をその短径部を前記通路を通して嵌め込
    むとともに、該軸受部に挿入した軸部を回転させて該軸
    部を抜け止め部で抜け止めしたことを特徴とする回路遮
    断器の引外し電流調整機構。
  2. 【請求項2】インスタントバーの回転軸をカムを保持す
    る支持板に支持させたことを特徴とする請求項1記載の
    回路遮断器の引外し電流調整機構。
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