JP2741008B2 - 過負荷遮断器付押釦開閉器 - Google Patents

過負荷遮断器付押釦開閉器

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JP2741008B2
JP2741008B2 JP15167294A JP15167294A JP2741008B2 JP 2741008 B2 JP2741008 B2 JP 2741008B2 JP 15167294 A JP15167294 A JP 15167294A JP 15167294 A JP15167294 A JP 15167294A JP 2741008 B2 JP2741008 B2 JP 2741008B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三相モ−タの過負荷運
転を防止するために電路を遮断する機構を備えた押釦開
閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実公昭52−36215号では、バイメ
タル部が2素子の場合の、過負荷遮断器付押釦開閉器の
構造が掲示されているが、性能向上を狙って3素子にす
る場合、枠体の下側にバイメタル部を設置する方法が考
えられるが、その場合ケ−ス寸法が大きくなって、不経
済となり、かつ製造段階で、応動片とバイメタルとのギ
ャップ調整を1素子ずつ、通電後、調整部を回転させ、
引外し動作を行なうことにより、バイメタルギャップの
設定を決める工程を3回行なわなければならず、結果的
にコストアップ要因となり、しかも調整部の軸部で何回
もバイメタルの一端を押すことにより、バイメタルの変
形を起こすなどの問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の過負荷遮断器付
押釦開閉器と同じ寸法のケ−スで、組立作業性および部
品構成を簡素にし、かつバイメタル部が3素子の場合
の、経済的な過負荷遮断器付押釦開閉器の構造を新たに
提案する。
【0004】
【課題を解決するための手段】ケ−スの基台部裏の横方
向に設置した取付枠の中央部の孔に挿入したON釦と一
体となった脚部の側孔に係合し、取付枠中央部の係合部
に回転可能に取付けたラッチ部と、前記取付枠の側部
に、回転可能に取付けた係合部を有するストツパ−を、
前記ケ−ス裏の側壁に復帰ばねにより前記ストッパ−の
可動片を付勢し、ON釦の下部に位置したケ−スの基台
部の孔に挿入したOFF釦の下端部の傾斜面と前記スト
ッパ−の可動片に、ケ−スの基台部裏に、回転可能に設
置したV字型のレバ−により、OFF釦の動作を伝達す
る手段を有し、かつ前記ストッパ−の可動片を、三相の
接続部に接続したバイメタル部のバイメタル湾曲動作を
可動板を介して、ケ−スの基台部裏に回転可能に設置し
たア−ムの一端に伝達し、更にア−ムの他端によりスト
ッパ−の可動片に伝達する手段を有することにより、本
発明の過負荷遮断器付押釦開閉器が実現可能となる。
【0005】
【発明の作用】バイメタル部と引外し機構部および開閉
機構部の構造、配置に工夫をすることにより、価格的に
も低廉で、構造的にもコンパクトなバイメタル部が3素
子の場合の、過負荷遮断器付押釦開閉器を得ることがで
きる。
【0006】
【実施例】図1〜図7に基づいて、以下説明を行なう。
図1はカバ−を取り外した状態での本発明の過負荷遮断
器付押釦開閉器の全体の各部品の配置状態を示すもので
ある。1はケ−スでケ−ス1の基台部1aの上部に、基
台部1aの中央部隙間に固定片1b、1bを設けた、電
源側タ−ミナル部4を設け、電源側タ−ミナル部4上
に、ON釦2と一体構造になった可動部2cに可動接点
板9を装着し、電源側タ−ミナル部4の中央部の凹部に
組み込み、ON釦2の下部に位置する基台部1a上にO
FF釦3を配置し、OFF釦3の負荷側に、負荷との接
続を行なう負荷側タ−ミナル部5を配置し、OFF釦3
の右下の基台部1a上に負荷電流に合わせる電流調整ダ
イアル6を設定した配置となっている。
【0007】図5はケ−ス1の正面図で、ケ−ス1の基
台部1aの上部の電源側タ−ミナル部4の中央部に、前
記可動部2cを組み込むための凹部7を設け、該凹部7
内の中央両端に、円筒状の突部7a、7aを設け、前記
凹部7中央に矩形状の孔7cを設け、電源側タ−ミナル
部4の電源側の3箇所の隔壁の下に溝を設け、電源側タ
−ミナル部4の負荷側の3箇所に溝7bを設ける。
【0008】基台部1a上の電源側タ−ミナル部4の負
荷側に、OFF釦3を組み込むための円形の孔6cを設
け、孔6cの右端に前記電流調整ダイアル6を組み込む
ための円形の孔11を設け、基台部1aの負荷側タ−ミ
ナル部5の電源側の3箇所に溝を設ける。
【0009】図2は、本発明の過負荷遮断器付押釦開閉
器のA−A断面図で、ON釦2が凹部7に組み込まれた
状態を詳細に示すものである。ON釦2と一体に形成さ
れた先端部に設けた脚部2aの側部に、両側部に孔を有
するテ−パ−状の係合溝2bを形成し、反対側の一体に
形成された可動部2cがケ−ス1の基台部1aの表面上
から、凹部7に、ON釦2と一体のコンタクトベ−ス部
の3箇所の窓部2dにコンタクトばね8と共に、可動接
点板9を、固定片1b、1bをケ−ス両側面に開くこと
により、装着固定し、凹部7上の突部7a、7aと、O
N釦2の可動部2c下部側面の突起2e、2fに復帰ば
ね12、12を▲かん▼入し、常時凹部7上方に力が付
勢される。
【0010】3はOFF釦で、図4に示すように、OF
F釦3の脚部3aの先端は、円錐状となって細長い円筒
部3bを構成し、OFF釦3の釦部内側は中空状態とな
り、OFF釦ばね10を脚部3aと前記釦部内側へ装着
固定し、孔6cに▲かん▼入される。
【0011】ON釦2とOFF釦3と各引外し機構部と
の関係を図2、図3、図6、図7を用いて以下説明をす
る。基台部1aの凹部7の裏側の横方向に、側面中央部
に矩形状の孔13aを有し、中央部に係合部13b、側
端部に係合部13cを有する操作機構部13をケ−ス1
の横方向に配置し、前記孔7cに、孔13aが一致し、
ON釦2の脚部2aの係合溝2bの一端に、シャフト1
4aで回転可能に取り付けたラッチ部14を係合し、操
作機構部13の係合部13cに円形の突部15dを有す
る可動片15cからなるストッパ−15をシャフト15
bにより回転可能に取り付け、突部15dとケ−ス1の
側壁に復帰ばね15aにより付勢させる。
【0012】図3、図6において、基台部1aの孔6c
に▲かん▼入された、OFF釦3の先端の円筒部3b
は、基台部1aの裏の左側部で回転可能になったV字型
のレバ−16の一端が接し、レバ−16のもう一端は、
ストッパ−15の可動片15cに接する構造となってい
る。
【0013】シャフト18に固定し、孔11を通して電
流調整ダイアル6に固定したシャフト18と中央部をE
リングによって固定したア−ム17の他端は、電源タ−
ミナル部4の基台部1aの裏側の負荷側の接続板19に
接続されている3つのバイメタル部20の先端部と切り
欠き部において、直角方向に接している可動板21の一
端を介して接し、ア−ム17のもう一端は、ストッパ−
15の可動片15cに接している。
【0014】ON釦2を投入すると、図2、図6に示す
ようにON釦2の係合溝2bのテ−パ−部をスライドす
ることにより、操作機構部13の中央部の係合部13b
を中心にラッチ部14の先端14bは、操作機構部13
の係合部13cに係合しているストッパ−15の係合部
15eに係合する。
【0015】OFF釦3を押すと、図7において、円筒
部3bと接しているレバ−16の一端が、OFF釦3の
脚部3aが円錐状になっていることから、レバ−16を
回転部に対して左方向へ回転させることにより、前記ス
トッパ−15の可動片15cをケ−ス1の側壁へ移動す
ることにより、前記ストッパ−15の係合部15eへ係
合していたラッチ部14の先端14bを引外し、ON釦
2をラッチ部14により、ケ−ス1の上方へ戻すことに
より、可動接点板9は三相電路を開放する。
【0016】一方負荷電流が、過負荷状態になり、バイ
メタル部20が、湾曲すると、図3において可動板21
が右方向へ移動することにより、ア−ム17を回転部に
対して、ア−ム17の他端が、可動片15cをケ−ス1
の側壁へ移動することにより、前記ストッパ−15の係
合部15eへ係合していたラッチ部14の先端14bを
引外し、ON釦2をラッチ部14により、ケ−ス1の上
方へ戻し、可動接点板9は三相電路を開放する。
【0017】可動板21の切り欠き部とバイメタル部2
0先端のギャップ調整は、3極連続通電を行ない、電流
調整ダイアル6を回転し、1回で引外し動作を行なった
電流調整ダイアル6の設定位置を決められるので、製造
工程の歩留まりも向上する。
【0018】
【発明の効果】ON釦と一体に形成された先端部に設け
た脚部の側部において、両側部に孔を有するテ−パ−状
の係合溝に、ケ−スの基台部裏のケ−ス横方向に取付け
た操作機構部の中央部に回転可能に取付けたラッチ部を
係合し、ケ−ス側壁の復帰ばねにより付勢したストッパ
−を側端に係合し、ON釦の下端に位置したケ−ス基台
部に取付けたOFF釦の円錐状の脚部と、前記ストッパ
−の可動片をV字型のレバ−の両端によりOFF釦の動
作を伝達可能にし、かつ電源側タ−ミナル部の負荷側の
接続板に接続されたバイメタル部の先端部と切り欠き部
において、動作を伝達している可動板を介して接し、電
流調整ダイアルと連結したア−ムの一端が、前記ストッ
パ−の可動片に接する構造を採用することにより、従来
の過負荷遮断器付押釦開閉器と同じ寸法のケ−ス内に、
簡単な部品構成で、かつ製造工程上の可動板とバイメタ
ル部のギャップ調整も1回で終了することにより、歩留
まりも向上したバイメタル部が3素子からなる過負荷遮
断器付押釦開閉器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の過負荷遮断器付押釦開閉器のカバ−
を外した状態の正面図。
【図2】 本発明の過負荷遮断器付押釦開閉器のA−A
断面図。
【図3】 本発明の過負荷遮断器付押釦開閉器の裏カバ
−を取り外した状態の背面図。
【図4】 本発明の過負荷遮断器付押釦開閉器のカバ−
を外した状態のC−C断面図。
【図5】 本発明の過負荷遮断器付押釦開閉器のケ−ス
の正面図。
【図6】 本発明の過負荷遮断器付押釦開閉器の引外し
機構部のON釦を押した状態での要部を示す図。
【図7】 本発明の過負荷遮断器付押釦開閉器の引外し
機構部のOFF釦を押して電路を開放した状態での要部
を示す図。
【符号の説明】
1 ケ−ス 1a 基台部 1b 固定片 2 ON釦 2a 脚部 2b 係合溝 2c 可動部 2d 窓部 2e 突起 2f 突起 3 OFF釦 3a 脚部 3b 円筒部 4 電源側タ−ミナル部 5 負荷側タ−ミナル部 6 電流調整ダイアル 6a 孔 6b 溝 6c 孔 7 凹部 7a 突部 7b 溝 7c 孔 8 コンタクトばね 9 可動接点板 10 OFF釦ばね 11 孔 12 復帰ばね 13 操作機構部 13a 孔 13b 係合部 13c 係合部 14 ラッチ部 14a シャフト 14b 先端 15 ストッパ− 15a 復帰ばね 15b シャフト 15c 可動片 15d 突部 15e 係合部 16 レバ− 17 ア−ム 18 シャフト 19 接続板 20 バイメタル部 21 可動板 22 OFF釦ばね

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケ−スと一体となった基台部の上部
    は、開閉接触部、下部は操作機構部及び過負荷検出部と
    し、三相電路の過負荷電流を検知して、電路遮断する押
    釦開閉器において、基台部へ組み込まれたON釦と一体
    形成された可動部の脚部の側部に設けた、テ−パ−状の
    係合溝と、前記基台部裏に横方向へ設置され、一端がケ
    −スの側端に位置する復帰ばねにより付勢されたストッ
    パ−と、該ストッパ−は操作機構部のラッチ体と係合
    し、基台部下部の三相接続部にバイメタル部を板厚方向
    が、ケ−ス側面と直角になるように配置し、前記バイメ
    タル部の先端部と可動板の切欠き部とが直角方向になる
    ように配置し、更に前記可動板の一端が、直角方向に、
    ケ−ス側部に回転可能に固定されたア−ムの一端と接触
    し、前記ア−ムの他端が、前記ストッパ−の可動片と接
    触する構造を特徴とする過負荷遮断器付押釦開閉器。
  2. 【請求項2】 ON釦の下方に位置する基台部へ組
    み込まれたOFF釦は、脚部が中央部に突部を有する円
    錐状からなり、前記0FF釦の突部と基台部裏に回転可
    能に配置されたV字型のレバ−の一端と接し、該レバ−
    の他端は、前記ストッパ−の可動片と接する構造を特徴
    とする請求項第1記載の過負荷遮断器付押釦開閉器。
  3. 【請求項3】 ケ−ス側部に、回転可能に固定され
    たア−ムの中央部は、基台部上の孔を介して、電流調整
    ダイアルに連結された構造を特徴とする請求項第1記載
    の過負荷遮断器付押釦開閉器。
JP15167294A 1994-06-09 1994-06-09 過負荷遮断器付押釦開閉器 Expired - Lifetime JP2741008B2 (ja)

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KR100550732B1 (ko) * 1999-04-02 2006-02-08 후지 덴키 가부시끼가이샤 회로 차단기의 열동형 과부하 트리핑 장치

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